妻つま側がわ

切妻きりづま造づくり

妻つま側がわ（つまがわ）は、勾配こうばい屋根やねのかけられた建築けんちく物ぶつの棟むねに、直角ちょっかく方向ほうこうに平行へいこう材ざいが渡わたされる両りょう側面そくめんのことである。単たんに妻つま（つま）ともいう。これに対たいして、棟むねに平行へいこうに平行へいこう材ざいが渡わたされる両りょう側面そくめんを平たいら側がわ（ひらがわ）という。

建築けんちくにおいては妻つま側がわに渡わたされる梁はりのことを「妻つま梁はり（つまばり）」、妻つま側がわの壁かべの事ことを「妻つま壁かべ（つまかべ）」という。

日本にっぽん建築けんちくにおいて長手ながて方向ほうこうを正面しょうめんと捉とらえる事ことが多おおい。妻つま（つま）とは、そで・わき・端はしなどの側面そくめんのことをいうため、簡単かんたんに言いってしまえば、建物たてものの短たん手て部分ぶぶんが妻つま側がわである。一方いっぽうで妻つま側がわを正面しょうめんとする建物たてもののことを「妻つま入いり（つまいり）」という。代表だいひょう的てきなものに切妻きりづま造づくりがある。

関連かんれん項目こうもく

• 切妻きりづま造づくり
• 切妻きりづま屋根やね
• 平ひら入いれ
• 日本にっぽん建築けんちく史し