宍草氏し

宍草氏し
本姓ほんせい	清和せいわ源はじめ氏し細川ほそかわ氏し庶流
家いえ祖そ	不明ふめい
種別しゅべつ	武家ぶけ
著名ちょめいな人物じんぶつ	細川ほそかわ治之はるゆき
凡例はんれい / Category:日本にっぽんの氏族しぞく

宍草氏し（かくさし）は、清和せいわ源はじめ氏し細川ほそかわ氏しの庶流にあたる武家ぶけ。鹿しか草そう・完かん草そう・莞ふとい草そうとも。

概要がいよう

宍草氏し（鹿しか草そう・完かん草そう・莞ふとい草そう）は斯波しば氏しの被官ひかんを務つとめた。『太平たいへい記き』によると、延のべ元もと3年ねん/建たて武たけし5年ねん閏うるう7月がつ2日にち（1338年ねん8月がつ17日にち）に鹿しか草そう（完かん草そう）彦太郎ひこたろう（公おおやけ相しょう）と細川ほそかわ出羽守でわのかみが新田にった義貞よしさだを討うち取とっている。貞治さだはる2年ねん（1363年ねん）には斯波しば義よし種しゅが若狭わかさ守護しゅごとなり、守護しゅご代だいとして莞ふとい草そう上野うえの介かいが入国にゅうこくした。康かん暦れき2年ねん（1380年ねん）には斯波しば義よし将しょうが越前えちぜん守護しゅごとなり、鹿しか草そう出羽守でわのかみが入国にゅうこくした。文明ぶんめい年間ねんかんには鹿しか草そう兵部ひょうぶ大輔だいすけ入道にゅうどうと子この弥三郎やさぶろうが高野たかの郷きょうを拠点きょてんとして活動かつどうしている。斯波しば氏しが衰退すいたいすると室町むろまち幕府ばくふ奉公ほうこう衆しゅに転てんじた。明あかり応おう元年がんねん（1492年ねん）に室町むろまち幕府ばくふの外様とざま衆しゅとして細川ほそかわ宍草刑部おさかべ大輔だいすけ（治之はるゆき）が見みえる。治之はるゆきは永えい正ただし6年ねん（1509年ねん）6月がつ17日にちに如意ヶ嶽にょいがだけの戦たたかいで敗北はいぼくした細川ほそかわ澄きよし元もとに同行どうこうし阿波あわ国こくへと下向げこうし、細川ほそかわ晴はる元もとと共ともに活動かつどうしている。