小山こやま知一ともかず

小山こやま 知一ともかず
生誕せいたん	福島ふくしま県けん耶麻やま郡ぐん慶徳けいとく村むら
出身しゅっしん校こう	東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法科ほうか大学だいがく法律ほうりつ学科がっか（独どく法ほう）
職業しょくぎょう	佐賀さが県知事けんちじ 高知こうち県知事けんちじ 文部省もんぶしょう学務がくむ局長きょくちょう
配偶はいぐう者しゃ	野口のぐち鶴子つるこ

小山こやま 知一ともかず（こやま ちいち、1893年ねん（明治めいじ26年ねん）7月がつ17日にち - 没年ぼつねん不明ふめい）は、日本にっぽんの官僚かんりょう。佐賀さが県知事けんちじ、高知こうち県知事けんちじ、文部省もんぶしょう普通ふつう学務がくむ局長きょくちょうを歴任れきにんした。

生涯しょうがい

現在げんざいの福島ふくしま県けん喜多方きたかた市し出身しゅっしん。会津あいづ中学ちゅうがく、四よん高だかを経へて、東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく在学ざいがく中ちゅうに文官ぶんかん高等こうとう試験しけんに合格ごうかくし、1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）卒業そつぎょう。

経歴けいれき

官かん歴れき前半ぜんはんは警視庁けいしちょう警部けいぶ、同どう保安ほあん部ぶ保安ほあん課長かちょう、愛知あいち県けん警察けいさつ部ぶ特高とっこう課長かちょうなどの警察けいさつ関係かんけい。その後ご福岡ふくおか県けん内務ないむ部ぶ社会しゃかい課長かちょう、高知こうち県けん学務がくむ部長ぶちょう、 岩手いわて県けん経済けいざい部長ぶちょうなどを歴任れきにん。岩手いわて県けん在任ざいにん中ちゅうには、国民こくみん健康けんこう保険ほけん課長かちょうの石原いしはら幹みき市郎いちろうを説得せっとくし、国民こくみん健康けんこう保険ほけん制度せいどでは全国ぜんこくでも他たに例れいを見みない、農林水産省のうりんすいさんしょう所管しょかんの産業さんぎょう組合くみあい代行だいこうによる、国保こくほ事業じぎょうの運営うんえいを奨励しょうれいする。1937年ねん 、第だい32代だい佐賀さが県けん知事ちじに就任しゅうにん。知事ちじとして愛国あいこく行進こうしんの先頭せんとうに立たつなど、当時とうじの世相せそうを反映はんえいし軍事ぐんじ色しょくの強つよい活動かつどうなども行おこなう。また、当時とうじの文部省もんぶしょうが推進すいしんする教学きょうがく練ねり成なりの方針ほうしんのもと、1938年ねん3月がつには佐賀さが県けん学務がくむ部ぶに軍事ぐんじ援護えんご課かを設置せっちするが、これは後任こうにん知事ちじの人事じんじにも大おおきな影響えいきょうを与あたえた。 1939年ねん（昭和しょうわ14年ねん）には 文部省もんぶしょう普通ふつう学務がくむ局長きょくちょうに就任しゅうにんし、同年どうねん12月、第だい35代だい高知こうち県知事けんちじに転てんじた。戦後せんごは公職こうしょく追放ついほうとなり、弁護士べんごしを務つとめる。

人物じんぶつ

佐賀さが県知事けんちじ時代じだいには「非常時ひじょうじタンク知事ちじ」の異名いみょうがあった。妻つまは関東かんとう都と督とく府ふ軍医ぐんい部長ぶちょうを務つとめた野口のぐち詮かい太郎たろうの長女ちょうじょ、鶴子つるこ。日本にっぽん不動産ふどうさん銀行ぎんこう初代しょだい頭取とうどり星野ほしの喜代治きよじ、日本にっぽん育英いくえい会かい理事りじ長ちょう水野みずの敏雄としおは中学ちゅうがく時代じだいの同級生どうきゅうせいである。

栄典えいてん

• 1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）8月がつ15日にち - 紀元きげん二に千せん六ろく百ひゃく年ねん祝典しゅくてん記念きねん章あきら

参考さんこう文献ぶんけん

• 歴代れきだい知事ちじ編纂へんさん会かい編へん『新編しんぺん日本にっぽんの歴代れきだい知事ちじ』歴代れきだい知事ちじ編纂へんさん会かい、1991年ねん。
• 『大衆たいしゅう人事じんじ録ろく 東京とうきょう篇へん』第だい13版はん、1939年ねん。
• 福島ふくしま県立けんりつ会津あいづ高等こうとう学校がっこう同窓どうそう会員かいいん名簿めいぼ、1960年ねん。
• 秦はた郁いく彦編へん『日本にっぽん官僚かんりょう制せい総合そうごう事典じてん：1868 - 2000』東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2001年ねん。

外部がいぶリンク

• コトバンク 野口のぐち詮かい太郎たろう