忍者にんじゃハットリくん+パーマン ちょう能力のうりょくウォーズ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
藤子とうこ不二雄ふじお安孫子あびこ) > 連載れんさい > 忍者にんじゃハットリくん > 忍者にんじゃハットリくん+パーマン ちょう能力のうりょくウォーズ
藤子とうこ不二雄ふじお藤本ふじもと+安孫子あびこ) > 連載れんさい > パーマン > 忍者にんじゃハットリくん+パーマン ちょう能力のうりょくウォーズ
忍者にんじゃハットリくん+パーマン
ちょう能力のうりょくウォーズ
監督かんとく 笹川ささかわひろしそう監督かんとく
原田はらだ益次ますじ
脚本きゃくほん 桜井さくらい正明まさあき
原作げんさく 藤子とうこ不二雄ふじお
出演しゅつえんしゃ ほり絢子あやこ
三輪みわ勝恵かつえ
つるひろみ
神谷かみやあきら
内海うつみ賢二けんじほか
音楽おんがく 菊池きくち俊輔しゅんすけ
主題歌しゅだいか 「ハットリ忍法にんぽうニニンのニン #2」(三田みたゆう&緒方おがた賢一けんいち
撮影さつえい 都島みやこじま雅義まさよし監督かんとく
製作せいさく会社かいしゃ シンエイ動画どうが小学館しょうがくかんテレビ朝日てれびあさひ
配給はいきゅう 東宝とうほう
公開こうかい 日本の旗1984ねん3月17にち
製作せいさくこく 日本の旗 日本にっぽん
言語げんご 日本語にほんご
前作ぜんさく 忍者にんじゃハットリくん ニンニンふるさと作戦さくせんまき(ハットリ)
パーマン バードマンがやってた!!
(パーマン)
【なし】(シリーズ)
つぎさく 忍者にんじゃハットリくん+パーマン 忍者にんじゃ怪獣かいじゅうジッポウVSミラクルたまご
テンプレートを表示ひょうじ

忍者にんじゃハットリくん+パーマン ちょう能力のうりょくウォーズ』(にんじゃハットリくんプラスパーマン ちょうのうりょくウォーズ)は、1983ねん藤子とうこ不二雄ふじお名義めいぎ執筆しっぴつされた漫画まんが作品さくひん、および1984ねん公開こうかいされた劇場げきじょうようアニメ作品さくひん

安孫子あびこゆうのみで執筆しっぴつした『忍者にんじゃハットリくん』と、藤本ふじもとひろしがメインで執筆しっぴつした『パーマン』。当時とうじ人気にんき藤子とうこキャラがゆめ共演きょうえんたしたコラボレーション作品さくひん

概要がいよう[編集へんしゅう]

漫画まんが作品さくひん1983ねん安孫子あびこふでにより『月刊げっかんコロコロコミック』で連載れんさいされた。

忍者にんじゃハットリくん』はすべて安孫子あびこのみで執筆しっぴつされた作品さくひんだが、『パーマン』は1966ねん連載れんさい開始かいし旧作きゅうさく藤本ふじもと安孫子あびこ合作がっさく(パーマン2ごうらの作画さくが安孫子あびこ担当たんとう)、1983ねんから同誌どうし連載れんさいちゅうだった新作しんさく藤本ふじもとのみで執筆しっぴつされていたという事情じじょうがあった。 漫画まんが忍者にんじゃハットリくん+パーマン』は、安孫子あびこ単独たんどく執筆しっぴつしたため、安孫子あびこ作画さくがしたパーマン1ごう活躍かつやくする姿すがためる稀有けう作品さくひんとなった。

執筆しっぴつ当時とうじはコンビ解消かいしょう以前いぜんであったため、藤子とうこ不二雄ふじお名義めいぎとして発表はっぴょうされている。

舞台ぶたい日本にっぽんからアメリカニューヨークへとうみをまたいで展開てんかいする冒険ぼうけん活劇かつげきである。しかし「+パーマン」のタイトルどおり、パーマンたち活躍かつやくはするもののどちらかというとハットリくんたちほう目立めだち、サポートやくといっためんつよい。パーやんとケムマキのこえはどちらもきもづけであるためきもづけやくえんじるのに苦労くろうしたという。

1984ねん3月17にち劇場げきじょうばん中編ちゅうへんアニメが公開こうかい。『ドラえもん のび魔界まかいだい冒険ぼうけん』の同時どうじ上映じょうえいとしてつくられた。アニメでは、げきちゅうテレビ局てれびきょく収録しゅうろくシーンにコンビ解消かいしょうまえの『藤子とうこ不二雄ふじお』がゲストキャラクターとして出演しゅつえんしている。単行本たんこうぼんてんとうちゅうコミックスはん忍者にんじゃハットリくん』13かん収録しゅうろく(「忍者にんじゃ怪獣かいじゅうジッポウVSミラクルたまご」と同時どうじ収録しゅうろく)されたが、現在げんざい絶版ぜっぱん権利けんり問題もんだいのためか、現在げんざい入手にゅうしゅできる『しん忍者にんじゃハットリくん』には収録しゅうろくとなり、まぼろし作品さくひんとなりつつある(『オバケのQ太郎たろう』とはことなり、藤子とうこ・F・雄大ゆうだい全集ぜんしゅうにも収録しゅうろくされていない)。ビデオ・LDもされたがDVD・Blu-rayはされておらず、これ自体じたいまぼろし作品さくひんとなりつつある。また翌年よくねんにも、ハットリくんとパーマンは『忍者にんじゃハットリくん+パーマン 忍者にんじゃ怪獣かいじゅうジッポウVSミラクルたまご』でふたた共演きょうえんをしている。

ちなみに、主題歌しゅだいか1982ねん劇場げきじょう短編たんぺんアニメ『忍者にんじゃハットリくん ニンニン忍法にんぽう絵日記えにっき』の主題歌しゅだいか、『ハットリ忍法にんぽうニニンのニン』のうたである。

予告編よこくへんのナレーションは、同時どうじ上映じょうえい作品さくひんである『ドラえもん のび魔界まかいだい冒険ぼうけん』のだい魔王まおうデマオンやく若山わかやまつるぞう担当たんとうしている(若山わかやまが『魔界まかいだい冒険ぼうけん』の予告編よこくへんナレーションも担当たんとうしているため)。

また、公開こうかい当時とうじ作品さくひんないテレビ番組ばんぐみ司会しかいしゃめいがタンモリであったが、容姿ようしがタモリそのものだったため、映画えいが公開こうかい半年はんとしのテレビ放送ほうそうならびにビデオ発売はつばいされたもののセリフでは「司会しかいしゃ」というだけにあらためられた。

あらすじ[編集へんしゅう]

ある、ケンいちたち川原かわらでラジコン飛行機ひこうきばしてあそんでいると、一人ひとり金髪きんぱつ白人はくじん少女しょうじょたすけをもとめてくる。そこでハットリくんやケムマキ、ツバメはくるまからてきたくろずくめのおとこたちはらおうとするが、「サイコマン」と名乗なのる、仮面かめん戦闘せんとうスーツをにまとったおとこちょう能力のうりょく攻撃こうげきされる。そこへパーマンいちぎょうあらわれて応戦おうせんするが、まるでたない。結局けっきょくシンゾウのなみだパワーでサイコマン一味いちみ撃退げきたいし、そののがれた。

そして少女しょうじょはひとまずケンいちいえれてこられた。その少女しょうじょはユーリーといい、すぐれたちょう能力のうりょくしゃであった。ユーリーはテレビ出演しゅつえんのために来日らいにちしていた。またユーリーは祖国そこくははくし、わかれになったちちあにさがしているのだという。翌日よくじつ、ユーリーはハットリ・パーマンいちぎょうをボディーガードに、ちょう能力のうりょく特番とくばん収録しゅうろくテレビ局てれびきょくへとかう。ところが司会しかいしゃのタンモリがサイコマンのマインドコントロールによりあやつられ、ユーリーとのゲストのちょう能力のうりょく少年しょうねんたち、そしてシンゾウと獅子ししまる集団しゅうだんテレポートをしてどこかへってしまった。そこでシノビノ博士はかせそだてたちょう能力のうりょくサボテン「トゲ次郎じろう」のちからりてさがしたところ、アメリカのニューヨークにいると判明はんめい。ハットリ・パーマンいちぎょう急遽きゅうきょ渡米とべいする。[1]

そこでけていたのは、ちょう能力のうりょく研究けんきゅうのゲラーというおとこであった。ゲラーはサイコマンとともに、世界中せかいじゅうからすぐれたちょう能力のうりょくしゃあつめ、そのパワーを利用りよう世界せかい征服せいふくたくらんでいた。ハットリ・パーマンいちぎょうは、ゲラーとサイコマンの野望やぼうちくためにかう。

こえ出演しゅつえん[編集へんしゅう]

スタッフ[編集へんしゅう]

主題歌しゅだいか[編集へんしゅう]

「ハットリ忍法にんぽうニニンのニン #2」
  • 作詞さくし緒方おがた賢一けんいち作曲さっきょく菊池きくち俊輔しゅんすけうた三田みたゆう緒方おがた賢一けんいち

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ ハットリくんの道具どうぐ航空機こうくうきないめないので、パーマンがはこんだ。