日本国にっぽんこく憲法けんぽうだい69じょう

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(にほんこく(にっぽんこく)けんぽう だい69じょう)は、日本国にっぽんこく憲法けんぽうだい5しょう内閣ないかく」にある条文じょうぶんで、衆議院しゅうぎいんによる内閣ないかく不信任ふしんにん決議けつぎ効果こうかについて規定きていする。

条文じょうぶん[編集へんしゅう]

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だいろくじゅうきゅうじょう
内閣ないかくは、衆議院しゅうぎいん不信任ふしんにん決議けつぎあん可決かけつし、また信任しんにん決議けつぎあん否決ひけつしたときは、じゅうにち以内いない衆議院しゅうぎいん解散かいさんされないかぎり、そう辞職じしょくをしなければならない。

沿革えんかく[編集へんしゅう]

大日本帝国だいにっぽんていこく憲法けんぽう[編集へんしゅう]

東京とうきょう法律ほうりつ研究けんきゅうかい p.6

だいじゅうじょう
天皇てんのう行政ぎょうせい各部かくぶ官制かんせい及文武官ぶかん俸給ほうきゅうていメ及文武官ぶかん任免にんめんただしシ此ノ憲法けんぽうまた法律ほうりつ特例とくれいヲ掲ケタルモノハ各々おのおの其ノ條項じょうこう

憲法けんぽう改正かいせい要綱ようこう[編集へんしゅう]

憲法けんぽう改正かいせい要綱ようこう国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん日本国にっぽんこく憲法けんぽう誕生たんじょう」。

だいななじょう所定しょてい衆議院しゅうぎいん解散かいさん同一どういつ事由じゆうもとツキいのちスルコトヲとくサルモノトスルコト
じゅう
だいじゅうじょうだいいちこう規定きていあらため国務こくむかく大臣だいじん天皇てんのう輔弼ほひつ帝国ていこく議会ぎかいたいシテ其ノせめにんスルモノトシ且軍ノ統帥とうすいづけまたどうシキむね明記めいきスルコト
じゅういち
衆議院しゅうぎいんニ於テ国務こくむかく大臣だいじんたいスル不信任ふしんにん議決ぎけつシタルトキハ解散かいさんアリタル場合ばあいじょがい其ノしょくとめルコトヲとくサルむね規定きていしつらえクルコト(要綱ようこう参照さんしょう

GHQ草案そうあん[編集へんしゅう]

「GHQ草案そうあん国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん日本国にっぽんこく憲法けんぽう誕生たんじょう」。

日本語にほんご[編集へんしゅう]

だいじゅうななじょう
内閣ないかく国会こっかいぜん議員ぎいん多数決たすうけつヲ以テ不信任ふしんにんあん決議けつぎ通過つうかシタルまた信任しんにんあん通過つうかセサリシじゅうにち以内いない辞職じしょくまた国会こっかい解散かいさんいのちスヘシ国会こっかい解散かいさんいのちセラレタルトキハ解散かいさんにちヨリさんじゅうにちヨリしょうカラスよんじゅうにちちょうエサル期間きかんない特別とくべつ選挙せんきょぎょうフヘシしんタニ選挙せんきょセラレタル国会こっかい選挙せんきょにちヨリさんじゅうにち以内いない召集しょうしゅうスヘシ

英語えいご[編集へんしゅう]

Article LVII.
Within ten days after the passage of a resolution of non-confidence or the failure to pass a resolution of confidence by a majority of the total membership of the Diet, the Cabinet shall resign or order the Diet to dissolve. When the Diet has been ordered dissolved a special election of a new Diet shall be held not less than thirty days nor more than forty days after the date of dissolution. The newly elected Diet shall be convoked within thirty days after the date of election.

憲法けんぽう改正かいせい草案そうあん要綱ようこう[編集へんしゅう]

憲法けんぽう改正かいせい草案そうあん要綱ようこう国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん日本国にっぽんこく憲法けんぽう誕生たんじょう」。

だいろくじゅう
内閣ないかく衆議院しゅうぎいんニ於テ不信任ふしんにん決議けつぎあん可決かけつまた信任しんにん決議けつぎあん可決かけつセザルトキハじゅうにち以内いない衆議院しゅうぎいん解散かいさんナキげんそう辞職じしょくためスコトヲようスルコト

憲法けんぽう改正かいせい草案そうあん[編集へんしゅう]

憲法けんぽう改正かいせい草案そうあん国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん日本国にっぽんこく憲法けんぽう誕生たんじょう」。

だいろくじゅうじょう
内閣ないかくは、衆議院しゅうぎいん不信任ふしんにん決議けつぎあん可決かけつし、また信任しんにん決議けつぎあん否決ひけつしたときは、じゅうにち以内いない衆議院しゅうぎいん解散かいさんされないかぎり、そう辞職じしょくをしなければならない。

実例じつれい[編集へんしゅう]

内閣ないかく不信任ふしんにん決議けつぎ可決かけつは、憲法けんぽう施行しこう4かいだい2吉田よしだ内閣ないかくだい4吉田よしだ内閣ないかくだい2大平おおひら内閣ないかく宮澤みやざわ内閣ないかく)あり、いずれも内閣ないかく衆議院しゅうぎいん解散かいさんしている。

判例はんれい[編集へんしゅう]

  • 苫米地とまべち事件じけん最高裁さいこうさい判例はんれい 昭和しょうわ35ねん06がつ08にち憲法けんぽう7じょう憲法けんぽう76じょう憲法けんぽう81じょう
    衆議院しゅうぎいん解散かいさん効力こうりょくは、訴訟そしょう前提ぜんてい問題もんだいとしても、裁判所さいばんしょ審査しんさ権限けんげんそとにある。

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]