有機ゆうき臭素しゅうそ化合かごう物ぶつ

有機ゆうき臭素しゅうそ化合かごう物ぶつ（ゆうきしゅうそかごうぶつ、Organobromine compound）とは、炭素たんそ-臭素しゅうそ結合けつごうのある有機ゆうき化合かごう物ぶつのことである。

高こう臭素しゅうそ化か有機ゆうき化合かごう物ぶつは、有機ゆうきフッ素ふっそ化合かごう物ぶつの例外れいがいを除のぞき他ほかの有機ゆうきハロゲン化合かごう物ぶつと同様どうように親しん油性ゆせいである。臭素しゅうそは炭素たんそより電気でんき陰性いんせい度どの値ねが大おおきいため、炭素たんそ-臭素しゅうそ結合けつごうの炭素たんそは相対そうたい的てきに電子でんし不足ふそくとなり求もとめ電子でんし的まととなる。

炭素たんそ-ハロゲン結合けつごうは、ハロゲン族ぞくの原子げんし番号ばんごうが大おおきくなるにつれ電気でんき陰性いんせい度どが減少げんしょうし、また原子げんし半径はんけいが増加ぞうかし結合けつごう長ちょうが長ながくなるため弱よわくなる。例たとえば、CH₃XのXがフッ素ふっそ、塩素えんそ、臭素しゅうそ、ヨウ素もとのときの結合けつごう解離かいりエネルギーはそれぞれ115, 83.7, 72.1, 57.6 kcal/mol である。これらの傾向けいこうから、臭素しゅうそはフッ素ふっそや塩素えんそよりも離脱りだつ基もととして優すぐれていることになる。

関連かんれん項目こうもく

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