木下きのした富美子とみこ

日本にっぽんの政治せいじ家か 木下きのした 富美子とみこ きのした ふみこ
生年月日せいねんがっぴ	(1966-10-13) 1966年ねん10月13日にち（57歳さい）
出生しゅっしょう地ち	日本にっぽん 愛知あいち県けん名古屋なごや市し
出身しゅっしん校こう	東京外国語大学とうきょうがいこくごだいがく外国がいこく語ご学部がくぶ卒業そつぎょう
前ぜん職しょく	博報堂はくほうどう広報こうほう室しつ
所属しょぞく政党せいとう	（都民とみんファーストの会かい→） 無所属むしょぞく
公式こうしきサイト	木下きのしたふみこ（都議会とぎかい議員ぎいん）公式こうしきサイト
東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいん
選挙せんきょ区く	板橋いたばし区く選挙せんきょ区く
当選とうせん回数かいすう	2回かい
在任ざいにん期間きかん	2017年ねん7月がつ23日にち - 2021年ねん11月22日にち

木下きのした 富美子とみこ（きのした ふみこ、1966年ねん10月13日にち - ）は、日本にっぽんの政治せいじ家か。元もと東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいん（2期き）。活動かつどう名めいおよび議員ぎいん名簿めいぼ上じょうの表記ひょうきは木下きのした ふみこ。

来歴らいれき

生おい立たち・学生がくせい時代じだい

愛知あいち県けん名古屋なごや市しに生うまれた。出身しゅっしん地ちは同市どうし千種ちくさ区くとされる。自由ヶ丘じゆうがおか幼稚園ようちえん、名古屋なごや市立しりつ富士見台ふじみだい小学校しょうがっこう、名古屋なごや市立しりつ千種ちくさ台だい中学校ちゅうがっこう、名古屋なごや市立しりつ向陽こうよう高等こうとう学校がっこうと、幼稚園ようちえんから高校こうこうまで地元じもとで過すごし、1985年ねん、東京外国語大学とうきょうがいこくごだいがく外国がいこく語ご学部がくぶスペイン語ご学科がっか入学にゅうがくを機きに上京じょうきょう。1年間ねんかん休学きゅうがくし、アルバイトで貯ためた資金しきんで渡わたり西にし。マドリードにてスペイン語ご・スペイン文化ぶんかを学まなぶ。通訳つうやく案内あんない士し（英語えいご）の資格しかくを取得しゅとく。

博報堂はくほうどう勤務きんむ時代じだい

1990年ねん、株式会社かぶしきがいしゃ博報堂はくほうどう入社にゅうしゃ。入社にゅうしゃ4年ねん目めから3年間ねんかん香川かがわ県けん高松たかまつ市しに赴任ふにん。1999年ねん、出産しゅっさん・育児いくじに伴ともなう休業きゅうぎょうを経へて広報こうほう室しつに復帰ふっき。2003年ねんに当時とうじ環境かんきょう大臣だいじんであった小池こいけ百合子ゆりこが手掛てがけた地球ちきゅう温暖おんだん化か対策たいさく国民こくみん運動うんどう「クールビズ」キャンペーンに参画さんかく。地域ちいきブランディングを専門せんもんとする「地ちブランド」プロジェクトを立たち上あげる。「みんなの力ちからで未来みらいを創つくる」に携たずさわる。2012年ねん〜14年ねん内閣ないかく府ふ男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく局きょくに出向しゅっこう。女性じょせいの活躍かつやく促進そくしん政策せいさく、ダイバーシティ政策せいさくの企画きかく立案りつあんを担当たんとう。広報こうほうの責任せきにん者しゃを務つとめる。2015年ねん〜17年ねん内閣ないかく官房かんぼうまち・ひと・しごと創そう生せい本部ほんぶより派遣はけんされ、北海道ほっかいどう江差えさし町まち顧問こもん（非常勤ひじょうきん）となる。豊島としま区長くちょう主催しゅさいのとしまF1会議かいぎ出席しゅっせきがきっかけとなり、2015年ねん、豊島としま区く国際こくさいアート＆カルチャー都市とし懇話こんわ会かい委員いいんに就任しゅうにん。

2016年ねん10月がつ、小池こいけ百合子ゆりこ都知事とちじが主宰しゅさいする政治せいじ塾じゅく「希望きぼうの塾じゅく」が開講かいこう。同どう塾じゅくに入塾にゅうじゅく。

東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいん

2017年ねん3月がつ28日にち、都民とみんファーストの会かいは2017年ねん東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいん選挙せんきょの板橋いたばし区く選挙せんきょ区くに下村しもむら博文ひろぶみの元もと秘書ひしょの平たいら慶けい翔しょうを擁立ようりつしたと発表はっぴょう。さらに4月がつ21日にち、木下きのしたを同どう選挙せんきょ区くの2人ふたり目めの公認こうにん候補こうほに決定けっていした。同年どうねん7月がつ2日にちに行おこなわれた都議とぎ選せんに同どう選挙せんきょ区くより立候補りっこうほし、得票とくひょう数すう（39,230票ひょう）1位いにて初はつ当選とうせんした（平たいらも3位いで当選とうせん）。同月どうげつ23日にち、東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいんに就任しゅうにん。同年どうねん、東京とうきょう都議会とぎかい都市とし整備せいび委員いいん会かい委員いいん、東京とうきょう都と男女だんじょ平等びょうどう参画さんかく審議しんぎ会かい委員いいん、板橋いたばし区く消防しょうぼう団だん運営うんえい委員いいん会かい委員いいんに選任せんにん。2018年ねん、都民とみんファーストの会かい東京とうきょう都議とぎ団だん副ふく幹事かんじ長ちょう就任しゅうにん、東京とうきょう都議会とぎかい厚生こうせい委員いいん会かい委員いいん、東京とうきょう都と観光かんこう事業じぎょう審議しんぎ会かい委員いいん。2019年ねん、都民とみんファーストの会かい東京とうきょう都議とぎ団だん副ふく政調せいちょう会長かいちょう就任しゅうにん、東京とうきょう都議会とぎかい厚生こうせい委員いいん会かい理事りじ、東京とうきょう都と消費しょうひ生活せいかつ審議しんぎ会かい委員いいん。2020年ねん、東京とうきょう都議会とぎかい総務そうむ委員いいん会かい委員いいん、東京とうきょう都と動物どうぶつ愛護あいご審議しんぎ会かい委員いいん、東京とうきょう都と中小ちゅうしょう企業きぎょう対策たいさく審議しんぎ会かい委員いいんを歴任れきにん。

東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん都市とし工学こうがく専攻せんこう「都市とし持続じぞく再生さいせい学がくコース」（東大とうだいまちづくり大学院だいがくいん）に入学にゅうがく、2022年ねん2月がつ現在げんざい同どうコース修士しゅうし課程かてい1年ねんに在学ざいがく中ちゅう。

2期き目めの再選さいせん直後ちょくごに浮上ふじょうした進退しんたい問題もんだい

2021年ねん7月がつ4日にちに行おこなわれた東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいん選挙せんきょで都民とみんファーストの会かいは、前述ぜんじゅつの平ひら慶けい翔しょうを板橋いたばし区く選挙せんきょ区くから千代田ちよだ区く選挙せんきょ区くに国替くにがえさせ 、木下きのしたはそのままとした。投開票とうかいひょうの結果けっか、得票とくひょう数すう（29,767票ひょう）3位いで再選さいせんした。

しかし、投開票とうかいひょう翌日よくじつの5日にちに、後述こうじゅつの選挙せんきょ期間きかん中ちゅうの無む免許めんきょ運転うんてん事故じこが報道ほうどうで明あきらかになった。都民とみんファーストの会かいはこれを受うけ「明確めいかくな法律ほうりつ違反いはんで、公人こうじんとしてあるまじき行為こうい」とした上うえで、7月がつ6日にち付づけで木下きのしたを除名じょめい処分しょぶんとした。

詳細しょうさいは「#無む免許めんきょ運転うんてん事故じこ」を参照さんしょう

7月がつ15日にち、自民じみん・公明こうめい・共産きょうさん・立憲りっけん民主みんしゅの各党かくとうおよび一人ひとり会派かいはは、木下きのしたに対たいする議員ぎいん辞職じしょく勧告かんこく決議けつぎ案あんを共同きょうどう提出ていしゅつする方針ほうしんを固かためた。都民とみんファーストの会かいも同調どうちょうし、改選かいせん後ごの任期にんき初日しょにちの7月がつ23日にちの臨時りんじ会かいで全会ぜんかい一致いっちで可決かけつされた。木下きのしたはこの日ひの臨時りんじ会かいも欠席けっせきした。

9月4日にち、東京とうきょう新聞しんぶんは、木下きのしたが当選とうせん後ご一いち度ども公おおやけの場ばに姿すがたを見みせていないこと、木下きのしたが立たち上あげた一人ひとり会派かいは「SDGs東京とうきょう」の控室ひかえしつのラックが未み回収かいしゅうの郵便ゆうびん物ぶつや配布はいふ資料しりょうで山積やまづみになっていること、木下きのしたには議員ぎいん報酬ほうしゅう81万まん7600円えんと政務せいむ活動かつどう費ひ50万まん円えんが2か月げつ分ぶん、計けい約やく264万まん円えんが支払しはらわれたことなどを報ほうじた。都議会とぎかいには、木下きのしたの議員ぎいんの身分みぶんを失うしなわせる除名じょめい決議けつぎを求もとめる陳情ちんじょうが出だされている。

9月17日にち、警視庁けいしちょうは自動車じどうしゃ運転うんてん死傷ししょう処罰しょばつ法ほう違反いはん（無む免許めんきょ過失かしつ運転うんてん致傷ちしょう）や道路どうろ交通こうつう法ほう違反いはん（報告ほうこく義務ぎむ違反いはん）の疑うたがいで木下きのしたを書類しょるい送検そうけんした。

9月28日にち、都議会とぎかいは木下きのしたに対たいする2度目どめの辞職じしょく勧告かんこく決議けつぎ案あんを全会ぜんかい一致いっちで可決かけつ。これに対たいし木下きのしたは同日どうじつ、ホームページにて議員ぎいん継続けいぞくを表明ひょうめい。

10月4日にち、都議会とぎかいは正せい副ふく議長ぎちょう名めいで、木下きのしたに対たいし、議長ぎちょう室しつに訪おとずれ見解けんかいを明あきらかにするよう「召喚しょうかん状じょう」を送おくった。10月11日にち、木下きのしたは召喚しょうかん状じょうは受うけ取とらず、メールで「体調たいちょうが戻もどらないので、議会ぎかいに行いく見込みこみが立たたない」と回答かいとうした。10月13日にち、木下きのしたは一いち度ども姿すがたを現あらわさないまま都議会とぎかい定例ていれい会かいが閉会へいかいした。

10月14日にち、都議会とぎかいは木下きのしたに2度目どめの召喚しょうかん状じょうを送付そうふ。

11月5日にち、都議会とぎかいは木下きのしたに3度目どめの召喚しょうかん状じょうを送付そうふ。

11月9日にち、この日ひ、木下きのしたは再選さいせん後ご初はじめて登庁とうちょう、公おおやけの場ばに姿すがたを見みせた。その際さいに面会めんかいした三宅みやけ茂樹しげき議長ぎちょうから辞職じしょく勧告かんこくを受うけたが、議員ぎいん活動かつどうを継続けいぞくすることで失うしなった信頼しんらいを取とり戻もどしたいとの意向いこうを示しめした。その後ごに開ひらかれる予定よていだった所属しょぞくする公営こうえい企業きぎょう委員いいん会かいへ出席しゅっせきしようとしたが、同どう委員いいん会かいの理事りじが「辞職じしょく勧告かんこくを無視むししたまま議員ぎいんとして委員いいん会かいで質問しつもんするのは納得なっとくしがたい」と抗議こうぎし、理事りじ会かいを開あけなくなったため、同どう委員いいん会かいも開ひらかれないまま流会りゅうかいした。議長ぎちょうとの面会めんかいを終おえて報道陣ほうどうじんから取材しゅざいを受うけた木下きのしたは、「辞職じしょくを求もとめる声こえ」がある一方いっぽうで「続つづけてほしいという声こえがあるのも事実じじつ」と主張しゅちょう。また、車くるまは事故じこ後ごに処分しょぶんしており、今後こんごは免許めんきょを再さい取得しゅとくせず運転うんてんはしない考かんがえを示しめしたが、無む免許めんきょ運転うんてんをした理由りゆうは警察けいさつが捜査そうさ中ちゅうなので話はなせないとした。再選さいせん後ごのそれぞれ3か月げつ分ぶんが支払しはらわれている費用ひようについては、議員ぎいん報酬ほうしゅうはボランティア団体だんたいに寄付きふしたといい、政務せいむ活動かつどう費ひは都とに返還へんかんするつもりであるとした。

11月22日にち、都議会とぎかいの三宅みやけ茂樹しげき議長ぎちょうに辞表じひょうを提出ていしゅつし、受理じゅりされた。

無む免許めんきょ運転うんてん事故じこ

事故じこで発覚はっかくした複数ふくすうの容疑ようぎと本人ほんにんの対応たいおう

2021年ねん東京とうきょう都議とぎ選せん期間きかん中ちゅうの7月がつ2日にち午前ごぜん7時半じはんごろに板橋いたばし区く高島平たかしまだいら3丁目ちょうめの「高島平たかしまだいら二に丁目ちょうめ交差点こうさてん」で車くるまをバックさせて衝突しょうとつ事故じこを起おこしていたこと、免許めんきょ停止ていし期間きかん中ちゅうの無む免許めんきょ状態じょうたいであったことが、投票とうひょう翌日よくじつの7月がつ5日にちに報道ほうどうされた。この事故じこにより車くるまを運転うんてんしていた50代だいの男性だんせいと同乗どうじょう者しゃの妻つまが軽傷けいしょうを負おった。

7月がつ下旬げじゅん、TBSの取材しゅざいに応おうじて男性だんせいが証言しょうげんした事故じこの詳細しょうさいや再現さいげん映像えいぞうがYouTubeで公開こうかいされた。事故じこ前まえ、交差点こうさてんの右折うせつレーンで木下きのしたの車くるまが先頭せんとう、男性だんせいの車くるまが後続こうぞくにいて右折うせつ待まちをしていた。交差点こうさてんには右折うせつ専用せんようの矢印やじるし信号しんごうが設置せっちされているが、矢印やじるしが点灯てんとうしても動うごかない木下きのしたに向むけて男性だんせいはクラクションを鳴ならした。反応はんのうした木下きのしたの車くるまは急きゅう後退こうたいして男性だんせいの車くるまにぶつかってきた。次つぎに信号しんごうが青あおになった途端とたん、木下きのしたの車くるまは右折うせつ待まちをすることなく交差点こうさてんを直進ちょくしんしていったため、「逃にげられた」と思おもった男性だんせいの車くるまも後ごを追おって直進ちょくしんした。200メートルほど先さきの次つぎの信号しんごうの手前てまえで男性だんせいの車くるまが追おい越こし、前まえに出でて止とめると木下きのしたの車くるまも止とまった。逃にげたと断定だんていして理由りゆうを聞きいた男性だんせいに対たいし、木下きのしたは「逃にげてない」と否定ひていしていたという。

事故じこ後ご、警視庁けいしちょうはあて逃にげの可能かのう性せいも視野しやに入いれて捜査そうさを開始かいしした。

木下きのしたはメディアの取材しゅざいに「大おおきな事故じこではまったくない」「2月がつごろに免許めんきょ停止ていしになったが、事故じこ当日とうじつは停止ていし期間きかんが終おわったと勘違かんちがいをしていた」「選挙せんきょ活動かつどう中ちゅうで、選挙せんきょ対策たいさく本部ほんぶには（事故じこを起おこしたことを）話はなしたが、他たには説明せつめいできていなかった」などのコメントを出だした。これに対たいし、交通こうつう事故じこを専せん門もんの一ひとつとする弁護士べんごしは新聞しんぶん紙上しじょうで「免まぬかれ停とま期間きかん中ちゅうは免許めんきょ証しょうが取とり上あげられている状態じょうたいのため、期間きかんを勘違かんちがいしたという話はなしはにわかに信しんじがたい」と指摘してきした。

同日どうじつ午後ごご、都民とみんファーストの会かいは木下きのしたを「当面とうめんの間あいだ、党員とういん資格しかく停止ていし処分しょぶんとする」と発表はっぴょう。同日どうじつ夜よるには「除名じょめい処分しょぶん」とすることを決定けっていした。この日ひ、木下きのしたは産経新聞さんけいしんぶんの取材しゅざいに対たいし、「仕事しごとをしていくことで期待きたいに応こたえたい」として議員ぎいん辞職じしょくはしない考かんがえを示しめした。7月6日にち、板橋いたばし区役所くやくしょで行おこなわれた当選とうせん証書しょうしょ付与ふよ式しきを無断むだん欠席けっせきした。木下きのしたは前日ぜんじつの除名じょめい処分しょぶんの決定けっていに対たいして弁明べんめいをしなかったため、都民とみんファーストの会かいは同日どうじつ付づけで木下きのしたを正式せいしきに除名じょめいした。除名じょめい処分しょぶんを受うけ、木下きのしたは7月がつ7日にちまでに一人ひとり会派かいはである「SDGs東京とうきょう」を立たち上あげた。この件けんで小池こいけは、7月がつ9日にちの定例ていれい会見かいけんの際さいに「新あたらしい会派かいはを作つくるという出処しゅっしょ進退しんたいの選択肢せんたくしがあることに私わたしは大変たいへん驚おどろいた」とコメントしている。

7月がつ7日にち、小池こいけは木下きのしたの問題もんだいについて、報道陣ほうどうじんの取材しゅざいに「それは論外ろんがいです。この後のちの対応たいおうの仕方しかたについてもよく自分じぶんを律りっされることが重要じゅうようだ」との思おもいを語かたった。同日どうじつ、都民とみんファーストの会かいの荒木あらき千陽ちはる代表だいひょうは「出処しゅっしょ進退しんたいについての熟考じゅっこうを求もとめたい」として、議員ぎいん辞職じしょくを求もとめる考かんがえを示しめした。7月8日にち、木下きのしたは自身じしんの公式こうしきサイトの各かくページを取とり下さげ、「都民とみんの皆様みなさまへ」と題だいし謝罪しゃざい文ぶんのテキストだけを掲載けいさい。「捜査そうさ中ちゅうの案件あんけんなので、弁護士べんごしの助言じょげんを受うけて、それが整理せいりされた段階だんかいで説明せつめいしたい」と記しるした。

7月がつ9日にち、東京とうきょう新聞しんぶんが報ほうじたところによると、木下きのしたの進退しんたい問題もんだいについて、7月がつ8日にち夕方ゆうがたまでに都議会とぎかい局きょくや都と選挙せんきょ管理かんり委員いいん会かいに「辞職じしょくするべきだ」「給与きゅうよが出でるのはけしからん」など430件けん以上いじょうの抗議こうぎが寄よせられたという。東京とうきょう新聞しんぶんはまた、7月がつ14日にち、木下きのしたが謝罪しゃざい文ぶんをホームページに載のせただけで公おおやけの場ばに姿すがたを現あらわしていないことに言及げんきゅうし、「説明せつめい責任せきにんを放棄ほうきしている」と指摘してき。同どう記事きじでジャーナリストの鈴木すずき哲夫てつおは「謝罪しゃざい文ぶんは一方いっぽう的てきに出だしているだけ。会見かいけんなどで、負託ふたくを受うけている有権者ゆうけんしゃが思おもう『なぜ』に答こたえることができないのであれば、辞職じしょくするしかないだろう」とコメントした。

無む免許めんきょ運転うんてん常習じょうしゅうの立件りっけんと検察けんさつによる認定にんてい

9月17日にち、警視庁けいしちょうは自動車じどうしゃ運転うんてん死傷ししょう処罰しょばつ法ほう違反いはん（無む免許めんきょ過失かしつ運転うんてん致傷ちしょう）や道路どうろ交通こうつう法ほう違反いはん（報告ほうこく義務ぎむ違反いはん）の疑うたがいで木下きのしたを書類しょるい送検そうけんした。また、警視庁けいしちょうによる捜査そうさの結果けっか、木下きのしたが5月から6月がつの間あいだにも都内とないで計けい6回かいの無む免許めんきょ運転うんてんをしていたことが防犯ぼうはんカメラの解析かいせきなどから判明はんめい。道路どうろ交通こうつう法ほう違反いはん（無む免許めんきょ運転うんてん）容疑ようぎでも書類しょるい送検そうけんした。捜査そうさ関係かんけい者しゃによると、起訴きそを求もとめる「厳重げんじゅう処分しょぶん」の意見いけんがついたという。

11月19日にち、東京とうきょう地検ちけんは都議とぎ選せん期間きかん中ちゅうなどの計けい7回かいの無む免許めんきょ運転うんてんの罪つみで木下きのしたを在宅ざいたく起訴きそした。自動車じどうしゃ運転うんてん処罰しょばつ法ほう違反いはん（過失かしつ運転うんてん致傷ちしょう）を起訴きそ猶予ゆうよ、道交法どうこうほう違反いはん（報告ほうこく義務ぎむ違反いはん）は容疑ようぎ不十分ふじゅうぶんでいずれも不ふ起訴きそ処分しょぶんとした。

2022年ねん1月がつ25日にち、東京とうきょう地裁ちさいで初はつ公判こうはんが開ひらかれ、木下きのしたは罪状ざいじょう認否にんぴの答弁とうべんにおいて、無む免許めんきょ運転うんてんを7回かいしたとされる道交法どうこうほう違反いはんの起訴きそ事実じじつを認みとめた。この日ひ、検察けんさつ側がわが明あきらかにしたところによれば、木下きのしたは2021年ねん4月がつから150日間にちかんの免許めんきょ停止ていし処分しょぶんを受うけており、 2017年ねんから2021年ねんの4年間ねんかんで交通こうつう違反いはんを12回かい、免許めんきょ停止ていしは4回かい目めであった。検察けんさつ側がわは、この違反いはん歴れきをもって起訴きそ事実じじつ以前いぜんに、「交通こうつう法規ほうきを順守じゅんしゅする意識いしきが欠落けつらくしている」、「常習じょうしゅう性せいがある」などとし、法令ほうれいを順守じゅんしゅする立場たちばの都議とぎでありながら「極きわめて悪質あくしつ」とした上うえで懲役ちょうえき10月がつを求刑きゅうけいした。被告人ひこくにん質問しつもんでは、無む免許めんきょ運転うんてん7回かいの中なかでも木下きのしたが主張しゅちょうする「6月がつ末まつに選挙せんきょがあり、ポスターの貼はり替がえは車くるまでしかできませんでした」との理由りゆうに対たいし、2021年ねん6月がつに車くるまで都議会とぎかいに行いっていたことが検察けんさつ側がわによって指摘してきされた。また、木下きのしたは免許めんきょ停止ていし処分しょぶんを受うけた4月がつから原付げんつきバイクを、5月からは車くるまの無む免許めんきょ運転うんてんを開始かいししていたという。検察けんさつ側がわから違反いはんを重かさねた理由りゆうを問とわれると「おっしゃるほどたくさんでしょうか」とき返きかえす場面ばめんもあった。裁判官さいばんかんからは自身じしんの運転うんてん適正てきせいについて、違反いはんを繰くり返かえす前まえに顧かえりみることはなかったのかと問とわれると、「免許めんきょ停止ていし期間きかんを運転うんてんせず過すごしたり、罰金ばっきんを払はらったりすることで償つぐないをしているものと認識にんしきを持もっていました。」と当時とうじの心境しんきょうを述のべた。

2月がつ15日にち、東京とうきょう地裁ちさいは木下きのしたに対たいし懲役ちょうえき10か月げつ、執行しっこう猶予ゆうよ3年ねんの有罪ゆうざい判決はんけつをい渡いわたした。

無む免許めんきょ事故じこ発覚はっかく後ごに報ほうじられた諸しょ問題もんだい

主要しゅようメディア等とう

産経新聞さんけいしんぶんによると、木下きのしたの選挙せんきょ応援おうえんに関かかわっていた板橋いたばし区く議ぎの南雲なぐも由子ゆうこは、事故じこを起おこした直後ちょくごの木下きのしたから連絡れんらくを受うけ、警察けいさつ署しょに誰だれかを来きたさせてほしいと頼たのまれた際さいに、実際じっさいとは異ことなる「今回こんかいの事故じこで免許めんきょ停止ていしになった」との説明せつめいを受うけたと言いい、「全力ぜんりょくで応援おうえんした分ぶん、心しんからショックを受うけた」などと自身じしんの公式こうしきサイトに記しるしていたことが報ほうじられた。

木下きのしたの選挙せんきょ事務所じむしょにおいて、板橋いたばし区く議会ぎかい議員ぎいんを12期き48年ねん務つとめた故人こじんの橋本はしもと祐幸ゆうこうによる為ため書がき（応援おうえんメッセージ）が貼はり出だされていたことについて、橋本はしもとの娘むすめで木下きのしたと同おなじ板橋いたばし区くから都議とぎ選せんに出馬しゅつばし落選らくせんした橋本はしもと久美くみは無断むだん使用しようであるとして抗議こうぎし、産経新聞さんけいしんぶんの取材しゅざいに対たいし「こんな人じんに負まけたと思おもうと大変たいへん悔くやしい」と語かたったことが報ほうじられた。

同おなじ選挙せんきょ区くから出馬しゅつばしていた他ほかの候補者こうほしゃたちの証言しょうげんによると、選挙せんきょ期間きかん中ちゅうに木下きのしたが自みずから選挙せんきょカーを運転うんてんする姿すがたが目立めだっていたことから、無む免許めんきょ事故じこ発覚はっかくとなる前まえの時点じてんでその様子ようすが不思議ふしぎがられており、「『運転うんてんしてくれるスタッフがいないのか』と候補者こうほしゃたちの間あいだで話題わだいになっていた」ようであると産経新聞さんけいしんぶんが報ほうじた。

東京とうきょう都と公安こうあん委員いいん会かいは2021年ねん11月12日にち、木下きのしたの違反いはんの累積るいせき点数てんすうに基もとづき運転うんてん免許めんきょを取とり消けす行政ぎょうせい処分しょぶんを決定けっていした。欠格けっかく期間きかんは5年ねんに設定せっていされた。道交法どうこうほうに定さだめられた制度せいどによって処分しょぶんに先立さきだつ「意見いけんの聴取ちょうしゅ」の場ばが警視庁けいしちょうで用意よういされたが、指定していのあった同日どうじつ午前ごぜん、木下きのしたは欠席けっせきしていた。

その他た

週刊文春しゅうかんぶんしゅん

都民とみんファーストの会かいが除名じょめい処分しょぶんを下くだした7月がつ6日にち、木下きのしたは選対せんたい関係かんけい者しゃに「この度たびの事故じこにつきまして」と題だいするグループメッセージを送信そうしん。自民党じみんとう関係かんけい者しゃから情報じょうほうを入手にゅうしゅしたという木下きのしたは、メッセージの中なかで「自民党じみんとうが辞職じしょくキャンペーンを張はっています。7/4より3ヶ月かげつ以内いないに辞職じしょくすれば、次点じてんの候補者こうほしゃが繰くり上あげ当選とうせんできるためです。公民こうみん権けん停止ていしとなるような事案じあんではないので、本人ほんにんを追おい込こむ作戦さくせんとのこと。下村しもむら博文ひろぶみ氏し含ふくむ自民党じみんとう3役やくが総力そうりょくで号令ごうれいを出だしているが、3ヶ月かげつでだめなら諦あきらめる。との話はなしだそうです」と書かきした。また、除名じょめい処分しょぶんに関かんして「昨晩さくばん都民とみんファーストの会かい本部ほんぶに呼よばれ、幹部かんぶと話はなしあいがもたれました。（略りゃく）私わたしと党とうを切きり離はなすため一旦いったん『除名じょめい』処分しょぶんとなりましたが、自民党じみんとうのキャンペーンのことなども承知しょうちで、うまく流ながれを回復かいふくできればとの話はなしをされました」と述のべ、逃にげ切きれば復ふく党とうできるとの見解けんかいを示しめした。

東京とうきょうスポーツ

木下きのしたは自身じしんのSNSにオートバイで活動かつどうしている様子ようすを4月がつから掲載けいさいしていたが、当該とうがい投稿とうこうをいずれも7月がつ7日にちまでに削除さくじょした。

SAKISIRU（サキシル）

木下きのしたの選挙せんきょスタッフが7月がつ2日にちに公職こうしょく選挙せんきょ法ほう違反いはんに問とわれる可能かのう性せいがある「20時じ以降いこうのビラ配くばり」をしていた疑うたがいが報ほうじられている。

木下きのしたが選挙せんきょ事務所じむしょで使用しようしていた自身じしんと小池こいけ百合子ゆりこ都知事とちじの顔写真かおじゃしんと名前なまえが入はいった看板かんばんについて、公職こうしょく選挙せんきょ法ほうに定さだめられた規格きかくを大おおきく逸脱いつだつし、上述じょうじゅつの20時じ過すぎのビラ配くばりよりも違法いほう性せいが悪質あくしつと指摘してきされている。

木下きのしたは告示こくじ日びから投票とうひょう前日ぜんじつまでの選挙せんきょ運動うんどう期間きかん中ちゅうにFacebookに記事きじ広告こうこくを出稿しゅっこうしており、公職こうしょく選挙せんきょ法ほう違反いはん（選挙せんきょ期間きかん中ちゅうの候補者こうほしゃ個人こじんによる有料ゆうりょうネット広告こうこく規制きせい違反いはん）が指摘してきされている。

タイムライン

2021年ねん - 2022年ねん

7月がつ2日にち	午前ごぜん7時半じはんごろ、板橋いたばし区く高島平たかしまだいら3丁目ちょうめの交差点こうさてんで車くるまをバックさせて衝突しょうとつ事故じこを起おこす。
7月がつ4日にち	都議会とぎかい板橋いたばし区く選挙せんきょ区くより再選さいせん。
7月がつ5日にち	選挙せんきょ期間きかん中ちゅうの無む免許めんきょ事故じこの報道ほうどう。
	都民とみんファーストの会かいが木下きのしたを除名じょめい処分しょぶんとすることを決定けってい。
7月がつ6日にち	都民とみんファーストの会かいから正式せいしきに除名じょめい。
	一人ひとり会派かいはである「SDGs東京とうきょう」を立たち上あげる。
7月がつ23日にち	1度目どめの辞職じしょく勧告かんこく決議けつぎが都議会とぎかいの臨時りんじ会かいにて全会ぜんかい一致いっちで決議けつぎされる。
9月17日にち	無む免許めんきょ過失かしつ運転うんてん致傷ちしょうなどの疑うたがいで書類しょるい送検そうけん。
9月28日にち	都議会とぎかい定例ていれい会かいが開会かいかい、2度目どめの辞職じしょく勧告かんこく決議けつぎが全会ぜんかい一致いっちで決議けつぎされる。
	木下きのしたがホームページ上じょうで議員ぎいん継続けいぞくを表明ひょうめい。
10月4日にち	都議会とぎかいの議長ぎちょう室しつに訪おとずれるよう正ただし副ふく議長ぎちょう名義めいぎで「召喚しょうかん状じょう」が出だされる。
10月13日にち	都議会とぎかい定例ていれい会かいが閉会へいかい、体調たいちょう不良ふりょうを理由りゆうに「召喚しょうかん状じょう」には応おうじず議会ぎかいを欠席けっせき。
11月19日にち	無む免許めんきょ運転うんてんの罪つみで在宅ざいたく起訴きそ。
11月22日にち	都議会とぎかい議員ぎいんを辞職じしょく。
1月がつ25日にち	初はつ公判こうはんが開ひらかれ起訴きそ事実じじつを認みとめた木下きのしたに対たいし、懲役ちょうえき10か月げつが求刑きゅうけいされる。
2月がつ15日にち	懲役ちょうえき10か月げつ、執行しっこう猶予ゆうよ3年ねんの有罪ゆうざい判決はんけつがい渡いわたされた。

人物じんぶつ

• シングルマザーとして働はたらきながら娘むすめを育そだてている。
• 趣味しゅみは食たべ歩あるき、旅行りょこう、カラオケ、スキー。
• 高校こうこう時代じだいの髪型かみがたは聖子せいこちゃんカットであったことが当時とうじの写真しゃしんとともにFNNによって報ほうじられている。また、FNNの取材しゅざいに応おうじた高校こうこうの同級生どうきゅうせいの話はなしによると、木下きのしたには語学ごがく堪能たんのうで成績せいせき優秀ゆうしゅうの印象いんしょうがあり、課外かがい活動かつどうにおいても卒業そつぎょうアルバムの制作せいさく担当たんとう委員いいんを買かって出でては、写真しゃしん集あつめや編集へんしゅう作業さぎょうを取とり仕切しきるなどしていたという。

著書ちょしょ

共著きょうちょ

• 『地ちブランド 日本にっぽんを救すくう地域ちいきブランド論ろん』弘文こうぶん堂どう（2006年ねん）博報堂はくほうどう地ちブランドプロジェクト 編著へんちょ
• 『幸しあわせの新あたらしいものさし 一足ひとあし先さきに次つぎの豊ゆたかさを見みつけた11人にん』PHP総研そうけん（2010年ねん）博報堂はくほうどう大学だいがく幸しあわせのものさし編集へんしゅう部ぶ著ちょ
• 『未来みらいにつなげる地方ちほう創そう生せい 23の小ちいさな自治体じちたいの戦略せんりゃくづくりから学まなぶ』日経にっけいBP（2016年ねん）内閣ないかく府ふ 地方ちほう創そう生せい人材じんざい支援しえん制度せいど 派遣はけん者しゃ編集へんしゅうチーム 編へん

外部がいぶリンク

• 木下きのしたふみこ（都議会とぎかい議員ぎいん）公式こうしきサイト
  • 2017年ねん4月がつ28日にち 00:56:38 UTC 時点じてんに始はじまる各かくアーカイブ - ウェイバックマシン
• 🌲木下きのしたふみこ東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいん/板橋いたばし区く🌳 (@kinoshitafumiko) - X（旧きゅうTwitter） - 2021年ねん7月がつ11日にち現在げんざい、非公開ひこうかいアカウント。
  • Twitter 2021年ねん7月がつ5日にち 21:03:35 UTC 時点じてんのGoogleキャッシュに基もとづくアーカイブ - archive.today
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  • Facebook 2017年ねん5月がつ23日にち 11:30:32 UTC 時点じてんのアーカイブ - archive.today
  • Facebook 2017年ねん6月がつ27日にち 04:20:13 UTC 時点じてんのアーカイブ - archive.today
  • Facebook 2017年ねん8月がつ4日にち 12:52:10 UTC 時点じてんのアーカイブ - archive.today
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