(Translated by https://www.hiragana.jp/)
東映ラボ・テック - Wikipedia コンテンツにスキップ

東映とうえいラボ・テック

リンクを追加ついか
出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
東映とうえいラボ・テック株式会社かぶしきがいしゃ
Toei Labo Tech Co., Ltd.
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
市場いちば情報じょうほう
東証とうしょう2部ぶ 9732
2007年ねん3月がつ27日にち上場じょうじょう廃止はいし
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
〒182-0022
東京とうきょう都と調布ちょうふ市し国領こくりょう町まち8-9-1
北緯ほくい35度ど38分ふん51.3秒びょう 東経とうけい139度ど34分ふん01.4秒びょう / 北緯ほくい35.647583度ど 東経とうけい139.567056度ど / 35.647583; 139.567056座標ざひょう: 北緯ほくい35度ど38分ふん51.3秒びょう 東経とうけい139度ど34分ふん01.4秒びょう / 北緯ほくい35.647583度ど 東経とうけい139.567056度ど / 35.647583; 139.567056
設立せつりつ 1951年ねん3月17日にち
業種ぎょうしゅ 情報じょうほう・通信つうしん業ぎょう
法人ほうじん番号ばんごう 7012401008226 ウィキデータを編集
事業じぎょう内容ないよう デジタル事業じぎょう、ポスプロ事業じぎょう、フィルムアーカイブ
代表だいひょう者しゃ 中山なかやま正久まさひさ
資本しほん金きん 1億おく円えん
従業じゅうぎょう員数いんずう 約やく200人にん
決算けっさん期き 3月がつ
主要しゅよう株主かぶぬし 東映とうえい株式会社かぶしきがいしゃ
外部がいぶリンク www.toeilab.co.jp ウィキデータを編集
テンプレートを表示ひょうじ

東映とうえいラボ・テック株式会社かぶしきがいしゃ（とうえいラボ・テック、英えい: Toei Labo Tech Co., Ltd.）は、東映とうえいと東映とうえいアニメーションが製作せいさくした映画えいが・テレビ作品さくひんのフィルムのテレシネ・ビデオ編集へんしゅうなどの業務ぎょうむを担当たんとうするポストプロダクションの企業きぎょうである。東映とうえいグループ傘下さんかである。

かつては東京現像所とうきょうげんぞうしょ・東洋とうよう現像げんぞう所しょ（現げん・IMAGICA Lab.）とともに日本にっぽんの3大だい現像げんぞう所しょと呼よばれていた[1]。

概要がいよう

[編集へんしゅう]

東映とうえいおよび東映とうえいアニメーションの作品さくひんのみに留とまらず、他社たしゃ作品さくひんの現像げんぞうも担当たんとうした。また、逆ぎゃくに東映とうえい作品さくひんであっても同社どうしゃで現像げんぞうしていない作品さくひんも存在そんざいする（関連かんれん項目こうもく参照さんしょう）。

テレビアニメにおいては、1970年代ねんだいから1980年代ねんだい前半ぜんはんにかけて、国際こくさい映画えいが社しゃ・葦あしプロダクション・東京とうきょうムービー新しん社しゃなどが制作せいさくした作品さくひんの現像げんぞうも担当たんとうした。

ピンク映画えいがにおいて、東洋とうよう現像げんぞう所しょで現像げんぞうされた日活にっかつロマンポルノにおいても、外部がいぶのプロダクションが製作せいさくした買かい取とりピンク等とうの一部いちぶ作品さくひんは東映とうえい化学かがくで現像げんぞうが行おこなわれていた。撮影さつえいがデジタル化かされた現在げんざいにおいても、オンライン編集へんしゅうや仕上しあげなどで関かかわっている。

映画えいが用ようフィルムでは、1950年代ねんだいにアグフア社しゃ製せいフィルムの現像げんぞうした時期じきもあったが、1960年ねん頃ごろからは、富士ふじフイルムとコダック社しゃ製せいフィルムの現像げんぞうが専せん門もんになる。コダックの純正じゅんせい現像げんぞうに特とく化かした東洋とうよう現像げんぞう所しょが、関西かんさい（京都きょうと）における各かく映画えいが会社かいしゃの現像げんぞう処理しょりを一いち手てに引ひき受うけていたこともあって、時代じだい劇げきの撮影さつえいにはコダックを用もちいる習慣しゅうかんも当然とうぜんの如ごとく定着ていちゃくしていたが、1970年代ねんだい中盤ちゅうばんまでの東映とうえい京都きょうと作品さくひんはコダックの現像げんぞうを東映とうえい化学かがくに依頼いらいすることも多おおかった。東映とうえい化学かがくに現像げんぞうを依頼いらいした作品さくひんでは、タイトルロゴの左側ひだりがわ下かに富士ふじフイルムの表示ひょうじを記しるしており、コダック製せいの現像げんぞう液えきを使つかっていた東洋とうよう現像げんぞう所しょに対たいし、東映とうえい化学かがくでは富士ふじフイルム製せいの現像げんぞう液えきを用もちいて、マゼンタ寄よりの黄色きいろい色彩しきさいに仕上しあげるのが特徴とくちょうであった。富士ふじフイルムによる撮影さつえい→現像げんぞうでも、シアンを強調きょうちょうする東京現像所とうきょうげんぞうしょとは対照たいしょう的てきに、マゼンタを強調きょうちょうする色彩しきさい設定せっていは東映とうえい化学かがくの伝統でんとうであり、その伝統でんとうは現在げんざいの東映とうえいラボ・テックにも継承けいしょうされている。

1980年代ねんだいの後半こうはんには、現像げんぞう済ずみのネガフィルムをテレシネ時じにポジ反転はんてんさせる、「ファイン・ネガ・ビデオシステム」という技術ぎじゅつ（ネガテレシネ）を開発かいはつした。この技術ぎじゅつはフィルム撮影さつえい作品さくひんに多用たようされていた。2000年代ねんだいからは東映とうえいラボ・テックとして「製作せいさく委員いいん会かい」に参加さんかし、制作せいさくへの出資しゅっしも行おこなっていた。

歴史れきし

[編集へんしゅう]
  • 1951年ねん3月 - 小西こにし六ろく写真しゃしん工業こうぎょう（株）かぶしきがいしゃ（現げん・コニカミノルタ）の傍系ぼうけい会社かいしゃとして国産こくさんカラーフィルムの現像げんぞうを目的もくてきとし日本にっぽん色彩しきさい映画えいが株式会社かぶしきがいしゃ（にほんしきさいえいが）を設立せつりつ、カラーフィルムの現像げんぞうを開始かいし。
  • 1959年ねん5月 - 東映とうえいのグループ会社かいしゃとして新しん発足ほっそく[2]。
  • 1960年ねん5月 - 商号しょうごうを東映化学工業とうえいかがくこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ（とうえいかがくこうぎょう）に変更へんこう[2][3][注釈ちゅうしゃく 1]。
  • 1961年ねん10月 - 東京とうきょう証券しょうけん取引とりひき所しょ第だい2部ぶに上場じょうじょう。
  • 1984年ねん10月 - ビデオ事業じぎょうを開始かいし。
  • 1987年ねん8月がつ - 東京とうきょう都と港みなと区く赤坂あかさかに株式会社かぶしきがいしゃ東映とうえい化学かがく赤坂あかさかビデオセンター（とうえいかがくあかさかビデオセンター、TOVIC）を設立せつりつ[注釈ちゅうしゃく 2]。
  • 2002年ねん10月 - 商号しょうごうを東映とうえいラボ・テック株式会社かぶしきがいしゃに変更へんこうし、東京とうきょう都と中央ちゅうおう区く銀座ぎんざに「営業えいぎょう所しょ」を移転いてん。
  • 2006年ねん4月がつ - 子会社こがいしゃの株式会社かぶしきがいしゃジャパン・オリジナル・テクニックを株式会社かぶしきがいしゃ東映とうえいラボ・テック赤坂あかさかビデセンに吸収きゅうしゅう合併がっぺい。
  • 2007年ねん3月 - 東映とうえいの完全かんぜん子会社こがいしゃとなり、上場じょうじょう廃止はいし。
  • 2010年ねん6月がつ - 株式会社かぶしきがいしゃ東映とうえいラボ・テック赤坂あかさかビデオセンターを東映とうえいデジタルラボ株式会社かぶしきがいしゃに社名しゃめい変更へんこうし、東映とうえい東京とうきょう撮影さつえい所しょ内うちの総合そうごうポストプロダクション施設しせつ「東映とうえいデジタルセンター」に移転いてん、デジタル撮影さつえいデータの管理かんりやポスプロ業務ぎょうむを業態ぎょうたいとして変更へんこう。
  • 2017年ねん3月 - 3月31日にちをもってフィルム現像げんぞう及およびプリント業務ぎょうむを終了しゅうりょう。

所属しょぞくスタッフ

[編集へんしゅう]
ビデオ編集へんしゅう技師ぎし
  • 川合かわい元はじめ
  • 菅野かんの祥代さちよ
  • 菊地きくち光洋みつひろ
  • 小山こやま雅史まさし
  • 紺野こんのはるか
  • 酒井さかい美貴子みきこ
  • 長澤ながさわ亮輔りょうすけ
  • 西田にしだ光憲みつのり
  • 原田はらだ脩おさむ

制作せいさくに関与かんよした主おもな作品さくひん

[編集へんしゅう]
アニメ
「東映とうえいアニメーション（旧きゅう・東映動画とうえいどうが）の作品さくひんは作品さくひん履歴りれき」を参照さんしょう
ドラマ
「東映とうえいの作品さくひんは主要しゅようテレビ作品さくひん」を参照さんしょう
映画えいが（東映とうえいおよび東映とうえいアニメーション）
「東映とうえいの映画えいが作品さくひんの一覧いちらん」を参照さんしょう

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

[編集へんしゅう]
  1. ^ 社名しゃめい変更へんこうする2002年ねんまでに同社どうしゃが現像げんぞうした作品さくひんは「東映とうえい化学かがく」「東映とうえい化工かこう」とクレジットした。
  2. ^ 同社どうしゃにてオンライン編集へんしゅうした作品さくひんは「TOVIC」とクレジットしている。

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ 「ゴジラ映画えいがを100倍ばい楽たのしくする 東宝とうほう怪獣かいじゅう映画えいがカルト・コラム 33 東京現像所とうきょうげんぞうしょ合成ごうせいクイズ」『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大だい百科ひゃっか [メカゴジラ編へん]』監修かんしゅう 田中たなか友幸ともゆき、責任せきにん編集へんしゅう 川北かわきた紘一こういち、Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年ねん12月がつ10日とおか、165頁ぺーじ。 
  2. ^ a b 東映とうえい『クロニクル東映とうえい-II 1947-1991』東映とうえい、1992年ねん10月がつ、31頁ぺーじ。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:93017746。 
  3. ^ 東宝とうほう 編へん『東宝とうほう75年ねんのあゆみ 1932 - 2007 資料しりょう編へん』（PDF）東宝とうほう、2010年ねん4月がつ、213頁ぺーじ。 

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]
スタブアイコン

この項目こうもくは、企業きぎょうに関連かんれんした書かきかけの項目こうもくです。この項目こうもくを加筆かひつ・訂正ていせいなどしてくださる協力きょうりょく者しゃを求もとめています（ウィキプロジェクト 経済けいざい）。

取締役とりしまりやく
グループ会社かいしゃ
施設しせつ
関連かんれん人物じんぶつ
関連かんれん項目こうもく
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=東映とうえいラボ・テック&oldid=98132050」から取得しゅとく