松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょ

松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょ

松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょ前まえ
種類しゅるい	映画えいがスタジオ
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん 〒247-0056 神奈川かながわ県けん鎌倉かまくら市し大船おおふな6-1-1
設立せつりつ	1936年ねん1月がつ15日にち
業種ぎょうしゅ	サービス業ぎょう
事業じぎょう内容ないよう	映画えいが製作せいさく
所有しょゆう者しゃ	松竹しょうちく

松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょ（しょうちくおおふなさつえいじょ）は、1936年ねん1月がつ15日にちから2000年ねん6月30日にちまで神奈川かながわ県けん鎌倉かまくら市し大船おおふなにあった映画えいがスタジオ。現代げんだい劇げきを担当たんとうしていた。

概要がいよう

蒲田かまたからの移転いてん

1936年ねん（昭和しょうわ11年ねん）1月がつ、それまで松竹しょうちくは東京とうきょう市し蒲田かまた区く（現げん・東京とうきょう都と大田おおた区く）の蒲田かまた撮影さつえい所しょで撮影さつえいをしていたが、町まち工場こうじょうの多おおい蒲田かまたでは騒音そうおんがトーキーの撮影さつえいに差さし障さわるという理由りゆうから大船おおふなに移転いてんする。当時とうじは神奈川かながわ県けん鎌倉かまくら郡ぐん大船おおふな町まち（1948年ねん（昭和しょうわ23年ねん）6月がつ鎌倉かまくら市しに編入へんにゅう）であり、一帯いったいは元もと競馬けいば場じょう跡地あとちであった。大船おおぶねではハリウッドのような世界せかい的てき映画えいが都市とし建設けんせつを目指めざし、宅地たくち開発かいはつを行おこなうなど新あたらしい町まちづくりも始はじめられた。実業じつぎょう家か菅原通すがはらどおり済ずみが移転いてんを支援しえんし地元じもとと交渉こうしょうを進すすめた。

1月がつ16日にち朝あさ、監督かんとくや俳優はいゆう、松竹しょうちくの幹部かんぶや従業じゅうぎょう員いんたちを乗のせた乗用車じょうようしゃとボンネットバス約やく40台だいの車列しゃれつは、蒲田かまたを出発しゅっぱつし、六郷ろくごう橋きょう、横浜よこはまを経由けいゆして大船おおぶねに到着とうちゃくした。開所かいしょ式しきでは大谷おおや竹次郎たけじろう社長しゃちょうが「大船おおふな映画えいがも当然とうぜん日本にっぽん映画えいがを代表だいひょうするものでなければならない」と語かたった。

移転いてん時じには、新聞しんぶん社しゃから寄贈きぞうされた桜さくらの苗木なえぎ1200本ほんを植樹しょくじゅした。そのため桜さくらの名所めいしょとして撮影さつえい所しょで毎年まいとしのように桜さくら祭まつりが開催かいさいされた。

誕生たんじょうした作品さくひん

スタジオでは、同時どうじに8作品さくひんの映画えいが撮影さつえいが可能かのうであり、事務所じむしょ、現像げんぞう場じょう、録音ろくおん室しつなど49棟むねの施設しせつを有ゆうし、世界せかい有数ゆうすうの規模きぼだった。移転いてん後ごの初はつ製作せいさく映画えいがは1936年ねん4月がつに公開こうかいされた『家族かぞく会議かいぎ』である。

移転いてん翌年よくねんの1937年ねんに日にち中ちゅう戦争せんそうが始はじまり、1938年ねんには興行こうぎょう時間じかんの短縮たんしゅくなどを定さだめた映画えいが法ほうが施行しこうされ、大船おおぶねでも戦意せんい高揚こうよう映画えいがの撮影さつえいが始はじまった。「愛染あいぞめかつら」（1938年ねん公開こうかい）の大だいヒットで、大船おおふな撮影さつえい所しょの名前なまえが全国ぜんこくに知しられるようになった。

小津おつ安あん二郎じろうもこの撮影さつえい所しょで製作せいさくを行おこない、1936年ねんに『一人ひとり息子むすこ』、戦後せんごの1949年ねんには『晩春ばんしゅん』、1951年ねんに『麦秋ばくしゅう』を発表はっぴょう。1953年ねんには『東京とうきょう物語ものがたり』が生うまれた。

1951年ねんには日本にっぽん初はつの長編ちょうへんカラー作品さくひん「カルメン故郷こきょうに帰かえる」が製作せいさくされた。

大船おおぶねで撮影さつえいされた作品さくひんは、1953年ねんに54本ほん、1959年ねんには56本ほんを数かぞえ、次々つぎつぎと映画えいがを生うみ出だす「夢ゆめの工場こうじょう」といわれた。最盛さいせい期きには1200人にんのスタッフが詰つめ、監督かんとくの名なを冠かんした4、5組くみのチームが同時どうじに動うごいていた。

松竹しょうちくの看板かんばん映画えいがだった『男おとこはつらいよ』シリーズはこのスタジオで製作せいさくされた。

テレビドラマでは、テレビ朝日てれびあさひの2時じ間あいだドラマ『土曜どようワイド劇場げきじょう』の人気にんきシリーズだった『江戸川えどがわ乱歩らんぽの美女びじょシリーズ』が大船おおぶね撮影さつえい所しょで制作せいさくされており、撮影さつえい所しょのあった大船おおぶねを含ふくむ鎌倉かまくら市内しないや、近隣きんりんの藤沢ふじさわ市しなどもロケ地ちに使つかわれている。1990年代ねんだいになると、松竹しょうちく京都きょうと映画えいがが担当たんとうしていた『赤あかかぶ検事けんじ奮戦ふんせん記き』や『江戸えど中町なかまち奉行ぶぎょう所しょ』が大船おおぶね撮影さつえい所しょに移管いかんされ、当該とうがい作品さくひんのテイストが変かわった事象じしょうが起おきた。

1986年ねん、撮影さつえい所しょ創立そうりつ50周年しゅうねんを記念きねんし、ワーナー・ブラザース社しゃと姉妹しまいスタジオ提携ていけいを結むすんだ。また、50周年しゅうねん記念きねん作品さくひんとして「キネマの天地てんち」が製作せいさくされた。「キネマの天地てんち」の野外やがいセットは横浜よこはま市し金沢かなざわ区くの住宅じゅうたく造成ぞうせい地ちにつくられ、1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）ごろの松竹しょうちく蒲田かまた撮影さつえい所しょが再現さいげんされた。

テーマパークの開設かいせつと撮影さつえい所しょの閉鎖へいさ

1995年ねんに敷地しきちの一部いちぶにテーマパーク「鎌倉かまくらシネマワールド」を開設かいせつするが3年ねんで閉鎖へいさした。ここで展示てんじされていた『男おとこはつらいよ』のセットの一部いちぶは、東京とうきょう都と葛飾かつしか区く柴又しばまたにある「葛飾かつしか柴又しばまた寅とらさん記念きねん館かん」に移設いせつされた。跡地あとちを取得しゅとくした鎌倉かまくら女子じょし大学だいがくの一部いちぶにもパネルが置おかれていたが、2010年代ねんだいに保存ほぞんのために撤去てっきょされた。

渥美あつみ清きよしの死後しご、『男おとこはつらいよ』シリーズの続行ぞっこう不可能ふかのうなどにより松竹しょうちくの経営けいえいは悪化あっかし、1999年ねん10月、2000年ねん6月がつ30日にちをもっての閉鎖へいさを発表はっぴょうし、実施じっしされた。大手おおて映画えいが会社かいしゃの撮影さつえい所しょとしては、1986年ねんの大映だいえい京都きょうと撮影さつえい所しょに次ついで戦後せんご2例れい目めの完全かんぜん閉鎖へいさである。

本ほん撮影さつえい所しょで撮影さつえいされた最後さいごの作品さくひんは山田やまだ洋次ようじ『十じゅう五ご才さい 学校がっこうIV』（2000年ねん公開こうかい）で、2000年ねん4月がつ10日とおかにクランクインし、6月23日にちに撮影さつえい所しょでの最終さいしゅうカットを収録しゅうろくした。6月26日にちに閉所式しきが開催かいさいされ、近隣きんりん住民じゅうみんも含ふくめ約やく700人にんが参加さんかした。鈴木すずき清きよし順じゅん、三さん國連こくれん太郎たろう、丹波たんば哲郎てつろう、小山こやま明子あきこらが出席しゅっせきし、倍ばい賞しょう千恵子ちえこがあいさつをした。式典しきてんの一環いっかんで、撮影さつえい所しょに隣接りんせつする鎌倉かまくら芸術げいじゅつ館かんホールにて、蒲田かまた撮影さつえい所しょからの引越ひっこし映像えいぞうや松竹しょうちく映画えいが約やく40本ほんのダイジェストを含ふくめた「大船おおふな映画えいが総集編そうしゅうへん」が上映じょうえいされた。2000年ねん7月がつにはNHKで『十じゅう五ご才さい 学校がっこうIV』のスタッフを追おったドキュメンタリー「さよなら映画えいがのふるさと 大船おおぶね撮影さつえい所しょ」が放送ほうそうされた。撮影さつえい所しょでの総そう作成さくせい本数ほんすうは1,495本ほんであった。

『男おとこはつらいよ』終了しゅうりょう後ごの松竹しょうちくの主力しゅりょく映画えいがだった『釣つりバカ日誌にっし』は東映とうえい東京とうきょう撮影さつえい所しょ（東京とうきょう都と練馬ねりま区く）で撮影さつえいされていた。

撮影さつえい所しょの閉鎖へいさ後ご、江東こうとう区く新木場しんきばに約やく1万まん平方へいほうメートルの用地ようちを確保かくほし、新しんスタジオを建設けんせつする計画けいかくがあったが、頓挫とんざしている（ネガ・プリント倉庫そうこのみが完成かんせいした）。

現在げんざい、松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょがあったことを示しめすものは、「松竹しょうちく通どおり」という通とおりの名前なまえと、イトーヨーカドー大船おおぶね店てんすぐ近ちかくの「松竹しょうちく前まえ」という交差点こうさてん名めい・バス停ばすてい名めい・「松竹しょうちく前ぜん町内ちょうない会かい」、及および砂押すなおし川がわに架かかる「松竹しょうちく大通だいつう橋きょう」「松竹しょうちく第だい二に号ごう橋きょう」などの橋はし名めいだけである。

撮影さつえい所しょのプロダクション機能きのうは、松竹しょうちく本社ほんしゃ内ないに設立せつりつされた「映像えいぞう製作せいさく部ぶ・新しん撮影さつえい所しょ準備じゅんび室しつ」を経へて、「松竹しょうちく撮影さつえい所しょ株式会社かぶしきがいしゃ」と、松竹しょうちく本社ほんしゃ内ないの「映像えいぞう企画きかく部ぶ・演出えんしゅつグループ」に分離ぶんりされている。

年表ねんぴょう

• 1934年ねん（昭和しょうわ9年ねん）：大船おおぶねで地鎮祭じちんさい、松竹しょうちく映画えいが都市とし株式会社かぶしきがいしゃ創立そうりつ。
• 1936年ねん（昭和しょうわ11年ねん）：大船おおふな撮影さつえい所しょ開所かいしょ、敷地しきち3万まん坪つぼ。城戸きど四郎しろう所長しょちょう。
• 1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）：敗戦はいせん。従業じゅうぎょう員いん組合くみあい結成けっせい。
• 1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）：第だい3、第だい4ステージ焼失しょうしつ。
• 1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）：1月がつ16日にち未明みめいの火災かさいにより、事務所じむしょ本館ほんかんが全焼ぜんしょう・焼失しょうしつ。
• 1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）：特撮とくさつステージ完成かんせい。
• 1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん）：定年ていねん制せい切きり下さげ（55歳さい）反対はんたいスト。292名めい退社たいしゃ。
• 1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）：第だい9、10ステージ完成かんせい。
• 1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）：合理ごうり化か反対はんたい闘争とうそう。162名めい退社たいしゃ。
• 1976年ねん（昭和しょうわ51年ねん）：撮影さつえい所しょ合理ごうり化かへ、機構きこう改革かいかく。6月、26名めい1年間ねんかんの自宅じたく待機たいき。
• 1977年ねん（昭和しょうわ52年ねん）：大船おおふな撮影さつえい所しょを分離ぶんり、松竹しょうちく映像えいぞう(株かぶ)（4月がつ7日にち設立せつりつ）となる。
• 1981年ねん（昭和しょうわ56年ねん）：6月がつ、大船おおふなショッピングセンターオープン。
• 1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん）：4月がつ8日にち、(株かぶ)大船おおふな撮影さつえい所しょ設立せつりつ。
• 1991年ねん（平成へいせい3年ねん）：6月がつ、松竹しょうちく映像えいぞう(株かぶ)は(株かぶ)大船おおふな撮影さつえい所しょに移行いこう。プロデューサーは本社ほんしゃ映画えいが制作せいさく部ぶへ移動いどうして企画きかく・製作せいさくを一本いっぽん化か。
• 1993年ねん（平成へいせい5年ねん）：10月、鎌倉かまくら芸術げいじゅつ館かん開館かいかん。
• 1995年ねん（平成へいせい7年ねん）：10月がつ10日とおか、鎌倉かまくらシネマワールドオープン。
• 1996年ねん（平成へいせい8年ねん）：8月がつ13日にち、撮影さつえい所しょ第だい9ステージで「渥美あつみ清きよし（4日にち死去しきょ）さんお別わかれ会かい」。
• 1998年ねん（平成へいせい10年ねん）：12月16日にち、鎌倉かまくらシネマワールド閉鎖へいさ。
• 1999年ねん（平成へいせい11年ねん）：大船おおふな撮影さつえい所しょ敷地しきちを鎌倉かまくら女子大じょしだい学がくに全面ぜんめん売却ばいきゃく。10月27日にち発表はっぴょう、12月契約けいやく書しょ締結ていけつ。
• 2000年ねん（平成へいせい12年ねん）：6月30日にち、大船おおふな撮影さつえい所しょ閉鎖へいさ。10月31日にち、(株かぶ)大船おおふな撮影さつえい所しょ解散かいさん。
• 2003年ねん（平成へいせい15年ねん）：4月がつ、鎌倉かまくら女子じょし大学だいがく大船おおぶねキャンパス開校かいこう。

大船おおぶね調ちょう

撮影さつえい所長しょちょうの城戸きど四郎しろうは「松竹しょうちく大船おおぶね調ちょう」という独特どくとくのスタイルを大船おおぶねで確立かくりつした。かつて俳優はいゆうといえば男優だんゆうのことだったが、城戸きどは邦画ほうが界かいで初はじめてホームドラマに欠かかせない女優じょゆうを起用きようし、「大船おおぶね調ちょう」の素地そじとなった。また、制作せいさく費ひをかけたくない木戸きどは、費用ひようのかさむロケを避さけてセット撮影さつえいを優先ゆうせんした。このことが、ホームドラマや喜劇きげきのつくりやすさにつながった。大船おおぶね調ちょうの代表だいひょう的てきな作品さくひんとして、「東京とうきょう物語ものがたり」など一連いちれんの小津おつ安あん二郎じろう作品さくひんや「男おとこはつらいよ」「喜よろこびも悲かなしみも幾いく歳月さいげつ」などがあげられる。撮影さつえい所しょ名めいを冠かんした言葉ことばはほかの映画えいが会社かいしゃの作品さくひんには見みられない。元もと松竹しょうちくプロデューサーの升ます本ほん喜き年ねんは、大船おおぶね調ちょうについて「ささやかな笑わらいや悲かなしみ、日常にちじょうを描えがいた作品さくひん。いわばホームドラマだ」と述のべ、テレビにホームドラマが増ふえたことで「大船おおぶね調ちょう」のお株かぶを奪うばわれたと評ひょうしている。

施設しせつ

• 映画えいがスタジオ
• 鎌倉かまくらシネマワールド - テーマパークとして作つくられた
• 神奈川かながわメディアセンター - 鎌倉かまくら市し大船おおぶね6丁目ちょうめ3番ばん53号ごう 大船おおぶね松竹まつたけビル　撮影さつえい所しょの敷地しきち内ない（裏山うらやまの反対はんたい側がわ）にあったポストプロダクションスタジオ。

  会社かいしゃ設立せつりつは1994年ねん11月16日にち。建物たてもの完成かんせいは1996年ねん3月がつ29日にち。神奈川かながわ県けんなどの出資しゅっしで設立せつりつされた第だい三さんセクター会社かいしゃ。ケーブルテレビの番組ばんぐみ制作せいさく・支援しえんが主しゅ業務ぎょうむだった。2007年ねん7月がつ、松竹しょうちくが全ぜん株かぶを買かい取とり100%子会社こがいしゃとし「(株かぶ)松竹しょうちくデジタルセンター」とした上うえで高輪たかなわに全ぜん機能きのうを移転いてん、退去たいきょした。同どう一いち建物たてものに松竹しょうちくが出資しゅっしした「株式会社かぶしきがいしゃ鎌倉かまくらケーブルコミュニケーションズ」が存在そんざいし、事業じぎょう譲渡じょうと（2007年ねん2月がつ）・商号しょうごう変更へんこう（2012年ねん10月がつ）の後のちも「ジェイコム鎌倉かまくら」「ジェイコム湘南しょうなん・神奈川かながわ」として存続そんぞくした。

• 大船おおふな社宅しゃたく - 鎌倉かまくら市し大船おおぶね2丁目ちょうめ23番ばん7号ごう

  敷地しきち内外ないがい周辺しゅうへんにいくつもの松竹しょうちくの社宅しゃたくがあったが、その最後さいごまで残のこっていたもの。4階かい建だて。2012年ねん1月がつ23日にちに売却ばいきゃくされ、現在げんざいは別べつのマンションが建たっている。

• 信貴山しぎさん（しぎさん）社しゃ - 撮影さつえい所内しょないにあった毘沙門天びしゃもんてんで、蒲田かまたから移うつされてきた。2002年ねん6月がつの撮影さつえい所しょ閉鎖へいさ時じに魂たましいを抜ぬく遷座せんざ式しきが行おこなわれた。

  松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょ落成らくせい記念きねんの碑いしぶみ - 信貴山しぎさん社内しゃないにあった石碑せきひ。撮影さつえい所しょ閉鎖へいさ後ごは隣接りんせつする砂押すなおし川がわプロムナードに移設いせつされている。表ひょうには「櫻樹さくらぎ壱いち千せん貳に百ひゃく本ほん／贈おく 松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょ落成らくせい記念きねん／昭和しょうわ十じゅう一いち年ねん四よん月がつ一いち八はち日にち」の文字もじが、裏うらには桜さくらを寄贈きぞうした10社しゃの新聞しんぶん社名しゃめい（東京とうきょう日び々新聞しんぶん社しゃ　國民こくみん新聞しんぶん社しゃ　日本にっぽん電報でんぽう通信つうしん社しゃ　東京とうきょう朝日新聞あさひしんぶん社しゃ　報知ほうち新聞しんぶん社しゃ　都と新聞しんぶん社しゃ　讀賣新聞よみうりしんぶん社しゃ　中外ちゅうがい商業しょうぎょう新報しんぽう社しゃ　東京とうきょう毎夕まいゆう新聞しんぶん社しゃ　時事新報じじしんぽう社しゃ）が刻きざまれている。

• 山やま蒼あお（さんそう）稲荷いなり神社じんじゃ - 鎌倉かまくら市し大船おおぶね2丁目ちょうめ21番ばん6号ごう

  1934年ねん（昭和しょうわ9年ねん）、松竹しょうちくが撮影さつえい所しょを建設けんせつ・進出しんしゅつするにあたって丘おかの上うえにあった社殿しゃでんを現在地げんざいちに遷うつした。369平方へいほうメートルの土地とちは松竹しょうちくの所有しょゆうで、神社じんじゃや社務しゃむ所しょ兼けん集会しゅうかい所しょは地元じもと町会ちょうかいが建たてたもの。2019年ねんには「松竹しょうちく前ぜん町内ちょうない会かい」をはじめとする地元じもと住民じゅうみんらが石いし製せいの鳥居とりいを新調しんちょうした。

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  松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょ落成らくせい記念きねんの碑いしぶみ
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  山やま蒼あお稲荷いなり神社じんじゃ 外がい鳥居とりい
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  山やま蒼あお稲荷いなり神社じんじゃ 境内けいだい
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  山やま蒼あお稲荷いなり神社じんじゃ 由緒ゆいしょ碑ひ
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  松竹しょうちく第だい二に号ごう橋きょう

鎌倉かまくら映画えいが塾じゅく

次世代じせだいの映画えいが界かいを担になう人材じんざいを育そだてるため、1992年ねん5月がつ、大船おおふな撮影さつえい所内しょないに開設かいせつされた。プロデューサー、ディレクター、シナリオライター、カメラマン・ライトマン、アートデザイナー、録音ろくおん・編集へんしゅうの6コースが設置せっちされ、入塾にゅうじゅく料りょうは20万まん円えん、授業じゅぎょう料りょうは年とし60万まん円えんだった。二に年ねん制せいで、一いち年ねん目めは技術ぎじゅつ論ろんや映画えいが史しなどについて学まなび、二に年ねん目めはシナリオ、映画えいが製作せいさくなどの実習じっしゅうを行おこなった。初代しょだい塾長じゅくちょうは松竹しょうちく社長しゃちょうの奥山おくやま融とおるで、監督かんとくの山田やまだ洋次ようじ、野村のむら芳太郎よしたろう、小栗おぐり康平やすひら、脚本きゃくほん家かの山田やまだ太一たいち、カメラマンの川又かわまた昂のぼる、高羽たかは哲夫てつお、プロデューサーの奥山おくやま和由かずよしら、現役げんえきやOBの映画えいがスタッフが講師こうしをつとめた。募集ぼしゅう人員じんいんは高校こうこう卒業そつぎょう以上いじょうの約やく50人にんで、開設かいせつ当初とうしょは定員ていいんの4倍ばいを超こえる応募おうぼがあったが、やがて入塾にゅうじゅく希望きぼう者しゃは減へっていき、1999年ねん春はるの募集ぼしゅうは行おこなわれず、大船おおふな撮影さつえい所しょの閉鎖へいさもあって2000年ねん3月がつに閉校へいこうした。3月24日にちの卒業そつぎょう式しきでは、最後さいごの卒業生そつぎょうせい13人にんが自主じしゅ製作せいさく作品さくひん「アー　ユー　レディ？」を発表はっぴょうした。卒業生そつぎょうせいは延のべ200人にんほどだった。閉校へいこう時じの塾長じゅくちょうは脇田わきた茂しげるがつとめていた。

跡地あとち利用りよう

戦後せんご、撮影さつえい所しょの敷地しきちに様々さまざまな施設しせつが建たてられた。1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）12月9日にち、撮影さつえい所しょの正門せいもん左側ひだりがわの一部いちぶの敷地しきちに30レーンの「大船おおふな松竹まつたけボーリング場じょう」が開場かいじょうした。このボウリング場じょうは1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）8月がつに閉鎖へいさされ、そこに同年どうねん11月がつから1979年ねん（昭和しょうわ54年ねん）10月がつまで「三越みつこし大船おおぶねファニチャーセンター」が営業えいぎょうした。

1981年ねん（昭和しょうわ56年ねん）には、撮影さつえい所しょ西側にしがわ（大船おおふな駅えき側がわ）の敷地しきちに商業しょうぎょう施設しせつ「松竹しょうちく大船おおぶねショッピングセンター」[1]が竣工しゅんこう。これは松竹しょうちく不動産ふどうさん部ぶ業務ぎょうむの第だい一いち号ごうであった。北側きたがわのA棟とうにはイトーヨーカドー大船おおぶね店てん、南側みなみがわのB棟とう1階かいには大船おおぶね三越みつこしエレガンス（後ご、鎌倉かまくら三越みつこし。小型こがた店舗てんぽ）が核かくテナントとして、B棟とう2階かいには「味あじの街まちスタジオシティ」として14店てんの飲食いんしょく店舗てんぽが入居にゅうきょし、6月3日にちに開店かいてんした。ショッピングセンターからは2009年ねん3月1日にちに三越みつこしが閉店へいてん・撤退てったいし、跡地あとちには現在げんざいBOOKOFF SUPER BAZAAR 鎌倉かまくら大船おおぶね店てんが入居にゅうきょしている。

1993年ねん（平成へいせい5年ねん）10月がつ1日にちに開館かいかんした鎌倉かまくら芸術げいじゅつ館かんも、当初とうしょは大船おおぶね撮影さつえい所しょの敷地しきちの一部いちぶを賃貸ちんたいして建設けんせつされた。

2000年ねんの完全かんぜん閉鎖へいさにともなって、残のこっていた敷地しきちを学校がっこう法人ほうじん鎌倉かまくら女子じょし大学だいがくに売却ばいきゃくし、現在げんざいこの場所ばしょには鎌倉かまくら女子じょし大学だいがくと鎌倉かまくら女子じょし大学だいがく短期大学たんきだいがく部ぶの大船おおぶねキャンパスとして使用しようされている。

所属しょぞくした人物じんぶつ

あ

• 厚田あつた雄つよし春はる
• 阿部あべ勉つとむ
• 石堂いしどう淑よし朗ろう
• 磯田いそだ啓二けいじ
• 今村いまむら昌平しょうへい
• 大島おおしま渚なぎさ
• 大庭おおば秀雄ひでお
• 小栗おぐり康平やすひら
• 小津おつ安あん二郎じろう

か

• 川島かわしま雄三ゆうぞう
• 川邊かわべ一いち外がい
• 川又かわまた昂のぼる
• 城戸きど四郎しろう
• 木下きのした惠めぐみ介かい
• 五ご所しょ平之ひらの助すけ
• 小林こばやし久三きゅうぞう

さ

• 斎藤さいとう良輔りょうすけ
• 佐々木ささき康やすし
• 篠田しのだ正浩まさひろ
• 渋谷しぶや実みのる
• 島津しまつ保次郎やすじろう
• 新藤しんどう兼人かねと
• 鈴木すずき清きよし順じゅん

た

• 高羽たかは哲夫てつお

な

• 西河にしかわ克己かつみ
• 野村のむら芳太郎よしたろう

は

• 橋田はしだ壽賀子すがこ
• 平松ひらまつ恵美子えみこ

ま

• 三上みかみ真一郎しんいちろう
• 三さん國連こくれん太郎たろう
• 本木もとぎ克かつ英えい

やらわ

• 山田やまだ太一たいち
• 山田やまだ洋次ようじ
• 山内やまうち静夫しずお
• 吉田よしだ喜重よししげ
• 吉田よしだ剛つよし
• 笠智りゅうち衆しゅう

参考さんこう文献ぶんけん

• 脇田わきた茂しげる 監修かんしゅう「松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょ物語ものがたり」『マイウエイ』第だい19号ごう、はまぎん産業さんぎょう文化ぶんか振興しんこう財団ざいだん、1995年ねん7月がつ。 
• 『松竹しょうちく百ひゃく年ねん史し　本ほん史し』松竹しょうちく、1996年ねん11月。 NCID BN15512362。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:97075904。 
• 『松竹しょうちく百ひゃく年ねん史し　映像えいぞう資料しりょう・各種かくしゅ資料しりょう・年表ねんぴょう』松竹しょうちく、1996年ねん11月。 NCID BN15512362。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:97075904。 
• 森田もりた郷さと平ひらめ「松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょのことあれこれ」『郷土きょうど神奈川かながわ』第だい39号ごう、神奈川かながわ県立けんりつ図書館としょかん、2001年ねん3月がつ、13-24頁ぺーじ。 
• 山内やまうち静夫しずお『松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょ覚おぼえ書がき 小津おつ安あん二郎じろう監督かんとくとの日々ひび』かまくら春秋しゅんじゅう社しゃ、2003年ねん6月がつ。ISBN 978-4774002330。 
• 森もり田郷たごう平ひら 大嶺おおみね俊しゅん順じゅん 編へん『思おもひ出で55話わ 松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょ』集英社しゅうえいしゃ新書しんしょ、2004年ねん8月がつ。ISBN 9784087202533。 
• 鎌倉かまくら市し中央ちゅうおう図書館としょかん近代きんだい史し資料しりょう収集しゅうしゅう室しつ 編へん『幻まぼろしの田園でんえん都市としから松竹しょうちく映画えいが都市としへ～大正たいしょう・昭和しょうわの大船おおふな町まちの記憶きおくから～』鎌倉かまくら市し中央ちゅうおう図書館としょかん〈鎌倉かまくら近代きんだい史し資料集しりょうしゅう 第だい13集しゅう〉、2005年ねん3月がつ。 NCID BA87109589。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:20768727。 
• 『松竹しょうちく百ひゃく十じゅう年ねん史し』松竹しょうちく、2006年ねん2月がつ。 NCID BA78851713。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:21114533。 
• 神奈川かながわ新聞しんぶん社しゃ湘南しょうなん総局そうきょく『湘南しょうなんのすたるぢぃin昭和しょうわ』神奈川新聞社かながわしんぶんしゃ販売はんばい局きょく、2010年ねん2月がつ、18頁ぺーじ。 
• 『松竹しょうちく百ひゃく二に十じゅう年ねん史し』松竹しょうちく、2016年ねん3月がつ。 NCID BB21103680。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:22725007。 

関連かんれん文献ぶんけん

• 高峰たかみね三枝子みえこ『人生じんせいは花はないろ女おんないろ わたしの銀幕ぎんまく女優じょゆう50年ねん』主婦しゅふと生活社せいかつしゃ、1986年ねん。ISBN 9784391109276。 「第だい2章しょう 懐なつかしの松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょ」
• 山本やまもと若菜わかな『松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょ前ぜん松尾まつお食堂しょくどう』中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ、1986年ねん。ISBN 9784120015267。 中公ちゅうこう文庫ぶんこ 2000年ねん。ISBN 9784122036512
• 笠智りゅうち衆しゅう『俳優はいゆうになろうか 私わたしの履歴りれき書しょ』日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ、1987年ねん。ISBN 9784532094423。 

大船おおふな撮影さつえい所しょ（小津おつ先生せんせいの演出えんしゅつ法ほう、五所ごしょ平之ひらの助監督じょかんとく、清水しみずオヤジの演技えんぎ指ゆび動どう、木下きのした監督かんとくの処女しょじょ作さく）

• 升ます本ほん喜き年ねん『松竹しょうちく映画えいがの栄光えいこうと崩壊ほうかい 大船おおぶねの時代じだい』平凡社へいぼんしゃ、1988年ねん。ISBN 9784795233775。 
• 『日本にっぽんの名めい随筆ずいひつ 別巻べっかん5 映画えいが』作品社さくひんしゃ、1991年ねん。ISBN 9784878938252。 笠智りゅうち衆しゅう「大船おおぶね撮影さつえい所しょ（抄しょう）」
• 佐々木ささき康やすし『佐々木ささき康やすしの悔くいなしカチンコ人生じんせい』けやき出版しゅっぱん、1993年ねん。ISBN 9784905942207。  大衆たいしゅう娯楽ごらく作品さくひんへの道みちを決意けつい―大船おおふな撮影さつえい所しょ時代じだい
• 丸岡まるおか澄夫すみお『かながわシネマ風土記ふどき』神奈川新聞社かながわしんぶんしゃ〈かもめ文庫ぶんこ〉、1993年ねん。ISBN 9784876451647。 
• 斉藤さいとう正夫まさお、田中たなか康かん義よし、宮川みやがわ昭司しょうじ、山田やまだ太一たいち、吉田よしだ剛つよしほか 編へん『人ひとは大切たいせつなことも忘わすれてしまうから 松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょ物語ものがたり』マガジンハウス、1995年ねん。ISBN 9784838702695。 
• 山田やまだ太一たいち『逃にげていく街まち』マガジンハウス、1998年ねん。ISBN 9784838708826。 新潮しんちょう文庫ぶんこ、2001年ねん ISBN 9784838702695。大船おおぶね撮影さつえい所しょでの思おもい出でを書かいた部分ぶぶんがある
• 吉村よしむら英夫ひでお『松竹しょうちく大船おおぶね映画えいが 小津おつ安あん二郎じろう、木下きのした恵めぐみ介かい、山田やまだ太一たいち、山田やまだ洋次ようじが描えがく“家族かぞく”』創そう土ど社しゃ、2000年ねん。ISBN 9784789300117。 
• 荒井あらい富雄とみお『松竹しょうちく大船おおぶね大島おおしま組ぐみ プロデューサー奮戦ふんせん記き』現代書館げんだいしょかん、2000年ねん。ISBN 9784768476864。 
• 大澤おおさわ光男みつお『福祉ふくしと社会しゃかいと人生じんせいと 鎌倉かまくらからのメッセージ12章しょう』日新にっしん報道ほうどう、2001年ねん。ISBN 9784817404909。  さらば大船おおぶね撮影さつえい所しょ
• 中村なかむら公彦きみひこ『映画えいが美術びじゅつに賭かけた男おとこ』草くさ思おもえ社しゃ、2001年ねん。ISBN 9784794210951。 
• 村松むらまつ友とも視し『今平いまひら犯科はんか帳ちょう 今村いまむら昌平しょうへいとは何者なにもの』日本にっぽん放送ほうそう出版しゅっぱん協会きょうかい、2003年ねん。ISBN 9784140807996。  大船おおふな撮影さつえい所しょ
• 加藤かとう厚子あつこ「松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょと湘南しょうなんの風景ふうけい」『藤沢ふじさわ市し史し研究けんきゅう』第だい37号ごう、藤沢ふじさわ市し文書ぶんしょ館かん、2004年ねん、CRID 1130282268591803520。 
• 清田きよた昌弘まさひろ『かまくら今昔こんじゃく抄しょう 60話わ』冬ふゆ花はな社しゃ、2007年ねん。ISBN 9784925236331。 
• 升ます本ほん喜き年ねん『映画えいがプロデューサー風雲ふううん録ろく 思おもい出での撮影さつえい所しょ、思おもい出での映画えいが人じん』草くさ思おもえ社しゃ、2012年ねん。ISBN 9784794219329。 
• 山田やまだ太一たいち『月日つきひの残像ざんぞう』新潮社しんちょうしゃ、2013年ねん。ISBN 9784103606086。 新潮しんちょう文庫ぶんこ、2016年ねん。ISBN 9784101018270、大船おおふな撮影さつえい所しょの思おもい出でについて書かかれた部分ぶぶんがある
• 升ます本ほん喜き年ねん『小津おつも絹きぬ代だいも寅とらさんも 城戸きど四郎しろうのキネマの天地てんち』新潮社しんちょうしゃ、2013年ねん。ISBN 9784103333210。 
• 荒井あらい富雄とみお『松竹しょうちく青春せいしゅん物語ものがたり 忘わすれ得えぬ戦後せんご松竹しょうちく黄金おうごん期き』大空おおぞら出版しゅっぱん、2013年ねん。ISBN 9784903175430。 
• ミスターＫ 編へん『Walk de 柏尾川かしおがわ 上巻じょうかん』神奈川新聞社かながわしんぶんしゃ、2014年ねん。 松竹しょうちく大船おおぶね撮影さつえい所しょ
• 河野こうの真理まり江こう『日本にっぽんの<メロドラマ>映画えいが 撮影さつえい所しょ時代じだいのジャンルと作品さくひん』森もり話はなし社しゃ、2021年ねん。ISBN 9784864051576。 プロトタイプとしての「松竹しょうちく大船おおぶね調ちょうメロドラマ」の誕生たんじょう

関連かんれん項目こうもく

• 大船おおふな音頭おんど
• 砂押すなおし川がわ (神奈川かながわ県けん) - 近ちかくを流ながれる川かわ
• 葛飾かつしか柴又しばまた寅とらさん記念きねん館かん - 映画えいが『男おとこはつらいよ』で使つかわれた大船おおぶね撮影さつえい所しょのセットが移設いせつ、併設へいせつの「山田やまだ洋次ようじミュージアム」には大船おおぶね撮影さつえい所しょを再現さいげんしたジオラマが展示てんじされている。
• 松竹しょうちくシナリオ研究所けんきゅうじょ