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かえで信号しんごうじょう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
かえで信号しんごうじょう
信号しんごうじょう風景ふうけい(2005ねん5がつ
かえで
Kaede
地図
所在地しょざいち 北海道ほっかいどう夕張ゆうばりかえで
北緯ほくい4255ふん54びょう 東経とうけい1425ふん31びょう / 北緯ほくい42.93167 東経とうけい142.09194 / 42.93167; 142.09194座標ざひょう: 北緯ほくい4255ふん54びょう 東経とうけい1425ふん31びょう / 北緯ほくい42.93167 東経とうけい142.09194 / 42.93167; 142.09194
所属しょぞく事業じぎょうしゃ 北海道旅客鉄道ほっかいどうりょかくてつどう(JR北海道ほっかいどう
所属しょぞく路線ろせん 石勝線せきしょうせん
キロほど 48.7 km(みなみ千歳ちとせ起点きてん
電報でんぽう略号りゃくごう カテ
えき構造こうぞう 地上ちじょう
ホーム 3めん3せん*(旅客りょかくあつか廃止はいし
開業かいぎょう年月日ねんがっぴ 1981ねん昭和しょうわ56ねん10月1にち旅客りょかくえき[1]
備考びこう *:うち1せん占冠しむかっぷかたまり
**:かえでえきとしての日付ひづけ
2004ねん平成へいせい16ねん3月13にち信号しんごうじょう格下かくさ[1]
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かつてのかえでえき風景ふうけいうえ信号しんごうじょう風景ふうけいのように、現在げんざい駅舎えきしゃ存在そんざいしない。
(2003ねん9がつ
キハ40がたから整理せいりけん
かえでえき時代じだいえき構内こうない様子ようす

かえで信号しんごうじょう(かえでしんごうじょう)は、北海道ほっかいどう夕張ゆうばりかえでにある北海道旅客鉄道ほっかいどうりょかくてつどう(JR北海道ほっかいどう石勝線せきしょうせん信号しんごうじょうである。電報でんぽう略号りゃくごうカテ[2]。かつては旅客りょかくえきだったが、利用りようしゃ減少げんしょうにより、2004ねん信号しんごうじょう格下かくさげされた[3][4]

歴史れきし

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石勝線せきしょうせん建設けんせつより同地どうちには停車場ていしゃじょう設置せっち計画けいかくされており[5]開業かいぎょうにあたって、先立さきだって廃止はいしされた夕張線ゆうばりせん登川のぼりかわ支線しせんにあったかえでえき(2代目だいめ)および登川のぼりかわえき代替だいたいとして、かえでえき(3代目だいめ)として開業かいぎょうした。そうした経緯けいいから、とうえき発着はっちゃく列車れっしゃはすべてしん夕張ゆうばり方面ほうめんへのかえ運転うんてんであり、占冠しむかっぷ方面ほうめんかう列車れっしゃはすべて客扱きゃくあつかいをおこなっていなかった。

開業かいぎょうは1にち6往復おうふく普通ふつう列車れっしゃ発着はっちゃくしていたものの[2]利用りようしゃ減少げんしょうともなげん便びんかえして2000ねんには早朝そうちょう運行うんこうされる1往復おうふくのみとなり、その1往復おうふく2001ねん7がつ1にちからは日曜にちよう運休うんきゅうとなった。旅客りょかくえきとしての末期まっき利用りようきゃくは1にち1にんという状況じょうきょう公共こうきょう交通こうつう機関きかんとしての役割やくわりえたと判断はんだんされたことから、2004ねん3月12にち営業えいぎょうをもって信号しんごうじょう格下かくさげされた[4]

年表ねんぴょう

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信号しんごうじょうめい由来ゆらい

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地名ちめいより。付近ふきんかえでおおいことからの名称めいしょう[11]

構造こうぞう

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開業かいぎょう時点じてんでは4せんゆうしており南千歳みなみちとせかたから新得しんとくかたかって左手ひだりてから以下いかのように配置はいちされていた[12]

  • とうえきかえようきゅう3番線ばんせん
  • くだ本線ほんせんきゅう1番線ばんせん
  • 上下じょうげふく本線ほんせん後年こうねん廃止はいし撤去てっきょ
  • のぼ本線ほんせんきゅう2番線ばんせん

1995ねん平成へいせい7ねん)に実施じっしされた石勝線せきしょうせん高速こうそく工事こうじともな構内こうない改良かいりょうにより上下じょうげふく本線ほんせん廃止はいしされ、とうえき客扱きゃくあつかいも終了しゅうりょうによりきゅう3番線ばんせん使用しよう停止ていしされたため、くだ本線ほんせんのぼ本線ほんせんのみが営業えいぎょう使用しようされている[7]

もともととうえき両開りょうびら分岐ぶんき採用さいようされており、高速こうそく工事こうじさいしてかたひら分岐ぶんきによる1せんスルーではスノーシェルターの大幅おおはば改築かいちく必要ひつようであること、とうえき構内こうない半径はんけい700 m (キハ283けい場合ばあいでも通過つうか速度そくど120 km/h)の曲線きょくせんとなっていることから、南千歳みなみちとせかた新得しんとくかたともに20ばん両開りょうびら分岐ぶんき採用さいようして、本線ほんせん通過つうか速度そくどを80 km/h から 120 km/hに向上こうじょうさせている[13][7]

旅客りょかくえき時代じだいは3番線ばんせん駅舎えきしゃ単式たんしきホームもうしん夕張ゆうばり方面かたも普通ふつう列車れっしゃののりばとして使用しようしていた。上下じょうげ本線ほんせん旅客りょかくあつかいで使用しようする定期ていき列車れっしゃはなかったものの相対そうたいしきホーム設置せっちされ[12]、また跨線橋こせんきょう存在そんざいした。3番線ばんせん現在げんざい側線そくせんとして、保線ほせんよう車両しゃりょう留置とめおきとう使用しようされている。

楓駅ホーム構造

現在げんざい国道こくどう274ごうは、石勝線せきしょうせん開通かいつうわるかたち廃止はいしされた登川のぼりかわ支線しせんのルートを転用てんようしたものである。そのため石勝線せきしょうせん営業えいぎょう開始かいしするまえ登川のぼりかわ支線しせんが3番線ばんせん北側きたがわわき並行へいこうするかたちはしっていた。なお登川のぼりかわ支線しせんきゅうかえでえきとう信号しんごうじょうよりも1kmほどしん夕張ゆうばりえききゅう紅葉山もみじやまえき)よりに存在そんざいした。

周辺しゅうへん

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かえで駅前えきまえバス停ばすてい(2003ねん8がつ

となり施設しせつ

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北海道旅客鉄道ほっかいどうりょかくてつどう(JR北海道ほっかいどう
石勝線せきしょうせん
しん夕張ゆうばりえき (K20) - (かえで信号しんごうじょう) - (オサワ信号しんごうじょう) - (ひがしオサワ信号しんごうじょう) - (清風山せいふうざん信号しんごうじょう) - *鬼峠おにとうげ信号しんごうじょう - 占冠しむかっぷえき (K21)
*けしせん廃止はいし信号しんごうじょう

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ ただし7にち定期ていき列車れっしゃ運休うんきゅう

出典しゅってん

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  1. ^ a b c d 曽根そねさとる監修かんしゅう しる朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん分冊ぶんさつ百科ひゃっか編集へんしゅう へん週刊しゅうかん 歴史れきしでめぐる鉄道てつどうぜん路線ろせん 国鉄こくてつ・JR』 24ごう 石勝線せきしょうせん千歳ちとせせん札沼線さっしょうせん朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか〉、2009ねん12月27にち、15ぺーじ 
  2. ^ a b c みちひさしあたらしい動脈どうみゃく 石勝線せきしょうせん プロフィールと撮影さつえいガイド”. 鉄道てつどうジャーナル 16 (1(通巻つうかん179)): 22-27. (1982-01-01). 
  3. ^ a b 平成へいせい16ねん3がつダイヤ改正かいせいについて』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道ほっかいどうりょかくてつどう、2003ねん12月26にちオリジナルの2003ねん12月31にち時点じてんにおけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20031231131233/https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2003/031226.pdf2014ねん7がつ5にち閲覧えつらん 
  4. ^ a b c 「JR年表ねんぴょう」『JR気動車きどうしゃ客車きゃくしゃ編成へんせいひょう '04年版ねんばん』ジェー・アール・アール、2004ねん7がつ1にち、184ぺーじISBN 4-88283-125-2 
  5. ^ 岩田いわた伸雄のぶお (1974-01). 石勝線せきしょうせん建設けんせつ工事こうじ現況げんきょう (PDF). 建設けんせつ機械きかい (日本建設にほんけんせつ機械きかい協会きょうかい) 20 (287): pp.11-17. オリジナルの2018-09-17時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180917143240/http://jcma.heteml.jp/bunken-search/wp-content/uploads/1974/jcma-1974_01.pdf. 
  6. ^ “「通報つうほう」●石勝線せきしょうせんかえでえきほか1えき駅員えきいん配置はいちについて(旅客りょかくきょく)”. 鉄道てつどう公報こうほう (日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう総裁そうさいしつ文書ぶんしょ): p. 2. (1981ねん8がつ26にち) 
  7. ^ a b c 三木みき, いちきょ20ばん両開りょうびら分岐ぶんき敷設ふせつ」『日本にっぽん鉄道てつどう施設しせつ協会きょうかい』、日本にっぽん鉄道てつどう施設しせつ協会きょうかい、1996ねん8がつ、28-30ぺーじdoi:10.11501/3255409 
  8. ^ 藤島ふじしま, しげるJR北海道ほっかいどうにおける130km/h高速こうそく」『鉄道てつどう電気でんき技術ぎじゅつだい8かんだい4ごう日本にっぽん鉄道てつどう電気でんき技術ぎじゅつ協会きょうかい、1997ねん3がつ、68-71ぺーじdoi:10.11501/3314045ISSN 0915-9231 
  9. ^ a b 石勝線せきしょうせんかえでえき営業えいぎょう終了しゅうりょうともな臨時りんじ列車れっしゃ運転うんてんについて』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道ほっかいどうりょかくてつどう、2004ねん2がつ25にちオリジナルの2005ねん3がつ7にち時点じてんにおけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20050307211752/https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2003/040225.pdf2014ねん7がつ5にち閲覧えつらん 
  10. ^ “さよならかえでえき 最終さいしゅう列車れっしゃ230にん乗車じょうしゃ 夕張ゆうばり”. 北海道新聞ほっかいどうしんぶん (北海道新聞社ほっかいどうしんぶんしゃ). (2004ねん3がつ12にち)
  11. ^ 太田おおた幸夫ゆきお北海道ほっかいどうえき 878ものがたり ~駅名えきめいのルーツ探求たんきゅう~』(1はん富士ふじコンテム、札幌さっぽろ、2004ねん2がつ29にち、68ぺーじISBN 4-89391-549-5 
  12. ^ a b 渡辺わたなべ節雄せつお (1981-12). “国鉄こくてつ石勝線せきしょうせん開業かいぎょうについて”. 鉄道てつどうピクトリアル (電気でんきしゃ研究けんきゅうかい) 31 (12): pp.13-18. doi:10.11501/3294531. ISSN 0040-4047. 
  13. ^ 在来ざいらいせん最長さいちょう高速こうそく分岐ぶんき」 JR北海道ほっかいどう 石勝線せきしょうせんかえでえき設置せっち 120キロ通過つうか可能かのう”. 交通こうつう新聞しんぶん (交通こうつう新聞しんぶんしゃ): p. 3. (1995ねん7がつ27にち) 
  14. ^ 夕張ゆうばり地区ちくダイヤ改正かいせいのおらせ”. 夕張ゆうばり鉄道てつどう. 2017ねん9がつ23にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2017ねん11月25にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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