プラットホーム
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プラットホーム(
ここではプラットホームと
規格
[高 さ
[1200-1275 | 907-954 | - | 925-970 | 1007 | |
1200-1275 | 1185 | - | 1185-1250 | 1185 | |
1100 | 760 | 920 | 760 | 760 |
- (「
列車 」は客車 列車 の意 。高 さはいずれも軌条 面 上 からの測定 。)
こうしたホーム
これ
なお、
その
他国 の場合
- ドイツ
標準軌 の鉄道 には「鉄道 建設 ・運転 規則 」(略称 、EBO)でホーム高 さが定 められている[12]。- 「Sバーン
専用 」:96cm - 「
一般 用 」:76cm(実際 は38 - 96cmまで様々 なものがある) 路面 電車 は別 の法規 のため、この規定 は適用 されない[注釈 7]。
- 「Sバーン
長 さ
[プラットホームの
形状 と配置
[単式 ホーム
[
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0f/TakoSt-2.jpg/220px-TakoSt-2.jpg)
プラットホームの
- 1-1:1
面 1線 。他 にポイントも側線 もない駅 については「棒 線 駅 」と呼 ばれることもある(例 :下狛 駅 )。 - 1-2:2
面 2線 。「上下 方向 別 単式 ホーム」とも呼 ばれる(例 :原宿 駅 )。複線 の路線 で上下 線 の線路 が離 れている場合 (例 :土合 駅 )や、上下 2層 になっている場合 (例 :東 鷲宮 駅 )に用 いられるが、図示 の配置 以外 に2つの単式 ホームがともに両 線 の間 に配置 される場合 (例 :下地 駅 )もある。
![単式ホームの図](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/41/Platform_layout_1.png)
相対 式 ホーム
[
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/25/JR_East_J%C5%ABj%C5%8D_Station_Platform_20230205.jpg/220px-JR_East_J%C5%ABj%C5%8D_Station_Platform_20230205.jpg)
- 2-1:
単線 の路線 で列車 交換 の可能 な駅 。一線 スルーの場合 にも用 いられることが多 い(例 :棚倉 駅 )。 - 2-2:
複線 の路線 で待避 線 のない駅 (例 :法隆寺 駅 )。「相対 式 ホーム」と言 えばこちらを指 す場合 が多 い。この場合 も「棒 線 駅 」と呼 ばれることがある。上下 線 の間 に留置 ・待避 線 を入 れた例 もある。 - 2-3:
複線 の路線 で、通過 列車 用 の本線 と停車 列車 用 の副 本線 があり、追 い抜 きの可能 な駅 (例 :宇都宮 駅 新幹線 ホーム)。新幹線 の途中 駅 に多 く見 られるため、新幹線 型 配線 と呼 ばれることもある[注釈 8]。 - 2-4:
方向 別 複々線 の路線 で外側 線 にのみプラットホームのある駅 (例 :向洋 駅 )。相対 式 ホームの図
千鳥 式 ホーム
[![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/7c/UtsunomiyaUniv-Yotocampus_Tramstop.jpg/220px-UtsunomiyaUniv-Yotocampus_Tramstop.jpg)
島 式 ホーム
[![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/60/Noda_station_platform_1.jpg/220px-Noda_station_platform_1.jpg)
プラットホーム
島 式 1面
[- 3-1:
単線 の路線 で列車 交換 の可能 な駅 (例 :新屋 駅 )。上 り列車 用 と下 り列車 用 で線路 を分 けるのが一般 的 だが、上下 線 の区別 をなくし一線 スルー化 した駅 (3-1′) もある。 - 3-2:
複線 の路線 で待避 線 のない駅 (例 :大阪城 北詰 駅 )。プラットホームの前後 にカーブができる。 - 3-3:
方向 別 複々線 の路線 で内側 線 にのみプラットホームのある駅 (例 :JR総持寺 駅 )。 - 3-4:
複線 の路線 で、停車 列車 用 の副 本線 として島 式 ホームを中央 に配置 し、通過 列車 用 の本線 がその両 外側 に配置 される駅 (例 :三島 駅 )。追 抜 きの可能 な駅 では、相互 接続 する場合 には5-1のような配線 としたり相互 接続 しない場合 には2-3のような配線 とすることが多 いが、高架 などの立地 条件 によりこのような特殊 な配線 にすることがある。停車 列車 の折 り返 しがダイヤにとらわれないという利点 がある。
![島式ホームの図](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Platform_layout_3.png)
島 式 2面
[- 5-1:
複線 の路線 で、列車 待避 の際 に相互 接続 が可能 な配置 (例 :新浦安 駅 )。内側 2線 を本線 、外側 2線 を待避 線 とするほかに、外側 が本線 となるものもあり、この場合 は内側 2線 を折 り返 しに用 いることがある。一部 の新幹線 駅 (例 :高崎 駅 )では、さらに通過 列車 用 の線路 が中央 に2本 追加 された構造 となっている(2-3の外側 に線路 が追加 され、島 式 2面 になった構造 とも言 える)。用地 などの関係 上 、島 式 ホーム1面 2線 を二 層 化 して2面 4線 とする場合 もある(例 :副 都心 線 東新宿 駅 )。 - 5-2:
方向 別 複々線 の快速 ・優等 列車 停車 駅 、あるいは2つの路線 が同 一方向 に並行 する駅 である(例 :三ノ宮 駅 )。用地 などの関係 上 、島 式 ホーム1面 2線 を二 層 化 して2面 4線 とする場合 もある。
![島式ホーム(2面4線)の図](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/9b/Platform_layout_5.png)
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単式 と島 式 の複 合
[![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/c7/JR_East_Ujiie_Station_Platform_20221127.jpg/200px-JR_East_Ujiie_Station_Platform_20221127.jpg)
4-1と4-2は
- 4-1 :
上下 線 のどちらか一方 のみ待避 可能 となる。単式 と島 式 の内側 が本線 、島 式 の外側 (分岐 側 )が待避 線 とする例 が多 い(例 :石岡 駅 )。単式 と島 式 外側 が本線 、島 式 内側 が待避 線 とする例 も存在 する(例 :宝塚 駅 )。
- 4-2 :
待避 線 へ分岐 した後 に渡 り線 を入 れて、中 線 を両方向 の列車 待避 や折 り返 しに使 う場合 がこの構造 (例 :聖高原 駅 )。
なお、
単式 ホーム外側 に待避 線 を設 けて2面 4線 とした例 (熊谷 駅 など)。島 式 ホーム外側 を廃止 し、相対 式 ホーム2面 2線 とした例 (石和 温泉 駅 など)。島 式 ホーム内側 を廃止 し、単式 ホーム2面 2線 とした例 (小千谷 駅 など)。島 式 ホームを廃止 し、単式 ホーム1面 1線 とした例 (紀和 駅 など)。単式 ホームを廃止 し、島 式 ホーム1面 2線 とした例 (軽井沢 駅 など)。
![単式と島式の複合型(2面3線・3面4線)の図](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/1a/Platform_layout_4.png)
特殊 な配置
[櫛形 ホームの起点 ・終着駅 (後述 )- 6-1:2
面 3線 。各 線路 の間 にプラットホームを配置 し、中 線 を両 ホームで共有 する(例 :JR川越 駅 )。両側 のドア扱 いをすることで折 り返 し列車 が運用 しやすい。これに単式 ホームを追加 した3面 3線 の配線 もみられる。また6-2と複 合 した4面 3線 も存在 する。 - 6-2:3
面 2線 。相対 式 2面 2線 の中央 に島 式 ホームをはさんだ形 で、両方向 の列車 が両側 のドアを開閉 する。このとき、乗車 用 と降車 用 のホームを分 けることが多 い(例 :名鉄 名古屋 駅 、多客 時 のみの総合 運動公園 駅 )。両面 のドアを開閉 する配線 の図
切 欠 きホーム
[![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d5/Tokushima_Railway_Station_%28west_view%29.jpg/200px-Tokushima_Railway_Station_%28west_view%29.jpg)
![切欠きホームの図](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e0/Platform10.png)
櫛形 ホーム
[![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/ce/Tennoji_sta01s3872.jpg/220px-Tennoji_sta01s3872.jpg)
日本 の場合 、路線 網 の連続 性 が強 いJRではあまり多 くないが、上野 駅 、天王寺 駅 、高松 駅 、門司 港 駅 などが挙 げられる。私鉄 では終点 駅 でよくみられる。大手 私鉄 では大 きなターミナル[注釈 10](ターミナルという語 は、「終点 の」乗 り換 え駅 、が原義 )を持 つことも多 い。
![櫛形ホームの図](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/97/Platform11.png)
乗 り場 の呼称
[1つの
安全 対策
[![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f7/Screen_doors_of_JR_Nishi-Funabashi_Station_Platform_002.jpg/220px-Screen_doors_of_JR_Nishi-Funabashi_Station_Platform_002.jpg)
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/2a/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E9%98%B2%E8%AD%B7%E6%9F%B5-dsc30948.jpg/200px-%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E9%98%B2%E8%AD%B7%E6%9F%B5-dsc30948.jpg)
(
プラットホームからの
線 ・点字 ブロック
[プラットホーム
柵
[プラットホーム
ホームドア
[プラットホームと
ホームセンサー
[![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4f/Tobu-railway-ogose-line-Nishi-oya-station-platform.jpg/200px-Tobu-railway-ogose-line-Nishi-oya-station-platform.jpg)
プラットホームの
これは、プラットホーム
その他
[非常 通報 ボタン:転落 などに気 づいた乗客 が押 し、乗務 員 や駅員 に知 らせると共 に列車 の入線 や発車 を止 める。退避 スペース:転落 した際 の退避 スペースをプラットホーム下 に設 ける。線路 脱出 ステップの設置 :線路 に転落 しても昇 りやすいよう、プラットホーム側壁 に昇降 ステップを設 けたもの。関係 者 専用 の構内 踏切 からホームに上 がるためのステップを兼 ねていることがある。転落 検知 マット:特 に急 カーブ上 にホームがある場合 、プラットホーム下部 の線路 横 に転落 感知 マットを設 けて人 が転落 したことを知 らせるもの。退避 スペースがない箇所 にあることもある。道床 の低 床 化 :道床 を低 くし、レールとの間 に空間 をあけ、転落 者 を道床 に落 として轢断 しにくくする。ロンドン地下鉄 などで採用 されている。転落 事故 や接触 事故 を防 ぐ目的 で大 規模 駅 やカーブによりホームと車両 の間 に隙間 がある駅 では、視覚 的 にわかるように列車 が接近 する際 にホームに設置 された発光 部 や回転 灯 が光 るようになっている場合 がある。また視覚 障害 者 のために足元 への注意 を喚起 するアナウンスが常時 流 れていることもある。可動 式 ホーム・ギャップフィラー:列車 が到着 すると同時 に、プラットホーム端 部 が伸 び、プラットホームと列車 との隙間 を極力 減 らす。
脚注
[注釈
[- ^ アメリカの
古典 客車 を妻 面 から見 ると車体 の下方 にハの字 型 にこのステップが突 き出 ているのが分 かる。構造 の例 として(近藤 2007) p.95図 VI-9「Vestibule付 きのプルマン寝台 車 」(1880年 )・p.237図 XVI-9「1920年代 の典型 的 な客車 (1925年 )」など参照 。 - ^
使用 の実例 として(近藤 2007) p.238図 XVI-11B「プルマン客車 に乗 る旅客 」(1962年 )・p.239図 XVI-13「アムトラックの西部 の観光 路線 『スーパーライナー』」など参照 。 - ^
国鉄 の電動 車 はモーターのスペースの都合 で最初 期 のものを除 き910mm車輪 を採用 しており(朝倉 希一 「技術 随筆 汽車 の今昔 6」『鉄道 ファン Vol.19 218』1979年 6月 号 、交友 社 、1979年 、雑誌 06459-6、P81。)これだけで客車 ホームの床 面 より高 い。 - ^
例 としては国鉄 福知山線 は阪 鶴 鉄道 という私鉄 が国有 化 された路線 のため、国有 化 後 ホーム高 さを760mmまでかさ上 げしたものの、1960年代 になっても両 端 にこれより低 い平坦 部分 が残 っており、地面 から登 っていくと2段階 に分 けて勾配 が存在 するようになっていた。
(坂本 守 「プラットホームの表情 」『レイアウト・モデリング』機 芸 出版 社 、1972年 、p.18。元 記事 は『鉄道 模型 趣味 』197号 に掲載 ) - ^
旧式 の客車 で側面 一帯 にステップがあるのは乗員 の走行 中 の移動 用 で昇降 には使用 しない。 - ^
都市 部 の旅客 鉄道 路線 では段差 の小 さいホームも多 く見 ることができる。 - ^
路面 電車 の規定 は「路面 電車 建設 ・運転 規則 」(略称 、BOStrab)だが、これにはホーム高 さの規定 はない。 - ^
国鉄 時代 に計画 された東海道 ・山陽 ・東北 ・上越 新幹線 の途中 駅 で多 く見 られる。近年 の整備 新幹線 では運行 本数 の都合 上 、通過 線 を設 けない2-2の型 の配線 が多 くなっている。 - ^
島 式 ホームの駅 で前後 方向 に敷地 の余裕 がある場合 、ホームを延長 して中央 を境 に島 式 ホームの片側 ずつを柵 で封鎖 し、相対 式 ホームを縦列 配置 したような運用 をする場合 もある。梅島 駅 [13]・名古屋 駅 (名古屋 市営 地下鉄 東山 線 )[14]・三河豊田 駅 [15]など。 - ^
東京 都内 では池袋 駅 (東武 東上本線 、西武 池袋 線 )、浅草 駅 (東武 伊勢崎線 )、新宿 駅 (京王 京王線 、小田急 小田原線 )、渋谷 駅 (京王 井 の頭線 )、蒲田 駅 (東急 池上線 、東急 多摩川線 )、大阪 市内 では大阪 梅田 駅 (阪急 阪神 )、難波 駅 (南海 )、大阪 上本 町 駅 (近鉄 大阪 線 )、大阪 阿部 野 橋 駅 (近鉄 南大阪線 )などが当 てはまる。
出典
[- ^ a b 『
鉄道 辞典 』日本 国有 鉄道 、1958年 。上 p.783「乗降 場 」・3:軌条 上面 からの高 さ - ^ 『
完全 版 !鉄道 用語 辞典 -鉄道 ファンも鉄道 マンも大 重宝 』高橋 政 士 、講談社 、2017年 、ISBN 978-4-06-220769-0。p.226「高床 (こうしょう)ホーム」・470「低 床 (ていしょう)ホーム」 - ^ 『
鉄道 辞典 』日本 国有 鉄道 、1958年 。上 p.254「貨物 積 降 場 」・直 扱ホーム - ^ 『
鉄道 辞典 』日本 国有 鉄道 、1958年 。上 p.254「貨物 積 降 場 」・貨物 ホーム - ^ 『
鉄道 辞典 』日本 国有 鉄道 、1958年 。下 p.1148「低 床 ホーム」 - ^ 1966
年 11月26日 運輸省 令 第 60号 - ^ 1956
年 4月 17日 運輸省 令 第 21号 - ^ 1987
年 3月 2日 運輸省 令 第 14号 - ^
通達 :2003年 4月 11日 国鉄 技 第 17号 - ^
建築 限界 と車両 限界 の変遷 , p. 50-54. - ^
高畠 潔 『蒸気 機関 車 と文化 』成山 堂 書店 〈続 イギリスの鉄道 のはなし /高畠 潔 著 〉、2005年 、149頁 。ISBN 4425961013。 NCID BA75038166。全国 書誌 番号 :20976725 。 - ^
阪井 清志 「トラムトレイン導入 のための計画 ・事業 調整 の仕組 みとハードウェア開発 に関 する研究 」『土木 計画 学 研究 ・論文 集 』第 25巻 第 2号 、土木 学会 、2008年 、441-450頁 、doi:10.2208/journalip.25.441、NAID 130004039598。 - ^ “
梅島 駅 ”.東武鉄道 . 2020年 6月 6日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2020年 10月 4日 閲覧 。 - ^ “
駅 構内 図 ・名古屋 駅 ”.名古屋 市 交通 局 . 2020年 6月 20日 時点 の名古屋 オリジナルよりアーカイブ。2020年 10月 4日 閲覧 。 - ^ “
愛知 環状 鉄道 、三河豊田 駅 で6月 15日 から乗車 位置 を変更 ”. レイル・ラボ (2019年 6月 6日 ). 2020年 6月 20日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2020年 10月 4日 閲覧 。 - ^
井上 孝司 『配線 略図 で広 がる鉄 の世界 』秀和 システム、2009年 、84頁 。
参考 文献
[白土 貞夫 『ちばの鉄道 一 世紀 』崙書房 、1996年 7月 10日 第 1刷 発行 、1996年 10月 15日 第 2刷 発行 、ISBN 978-4845510276近藤 喜代太郎 「アメリカの鉄道 史 ―SLが作 った国 ―」、成山 堂 書店 、2007年 、ISBN 978-4425961313。芳賀 昭弘 ,榎本 衛 ,石塚 弘道 「ホーム付近 の建築 限界 と車両 限界 の変遷 」『鉄道 総研 報告 』第 25巻 第 1号 、研 友 社 、2011年 1月 、49-54頁 、ISSN 09142290、NAID 40017444018。