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海戦かいせんじゅつ

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海戦かいせんじゅつ(かいせんじゅつ、英語えいご: naval tactics)は、海戦かいせんにおいて艦隊かんたい効果こうかてき運用うんようする戦術せんじゅつである。海軍かいぐん戦術せんじゅつともう。

陸戦りくせん航空こうくうせんもちいられる戦術せんじゅつとはその内容ないようおおきくことなるために区別くべつして理解りかいされている。

概説がいせつ[編集へんしゅう]

海戦かいせんじゅつとは海戦かいせんにおける戦術せんじゅつであり、任務にんむ達成たっせいするために戦場せんじょうおよび戦場せんじょう付近ふきん地域ちいきにおける艦隊かんたい陣形じんけい運動うんどう射撃しゃげきなどを指導しどうする科学かがく技術ぎじゅつであると定義ていぎされる。

また海軍かいぐん部隊ぶたい気象きしょう海象せいうち影響えいきょう補給ほきゅう問題もんだいから陸軍りくぐん部隊ぶたいのように一定いってい地域ちいきにおいて長期間ちょうきかん対峙たいじすることが出来できず、短期たんき決戦けっせんとなる。そのために戦果せんか圧倒的あっとうてき勝利しょうりと、壊滅かいめつてき敗北はいぼくきょくする特徴とくちょうられる。さらに陸軍りくぐん部隊ぶたいのように地形ちけいてき優位ゆういつことがむずかしく、そのうえ兵器へいき物量ぶつりょうしつ優劣ゆうれつ明確めいかく勝敗しょうはいあらわれる。したがって彼我ひが戦闘せんとうでの優劣ゆうれつランチェスターの法則ほうそくがそのまま適用てきようされることになる[1]。したがって戦闘せんとう大勢おおぜい戦略せんりゃく配備はいびによっていかにすぐれた戦力せんりょく集結しゅうけつさせるかによってまる。しかし実際じっさいてき発見はっけんして艦隊かんたい戦術せんじゅつ運動うんどうおこない、てき撃滅げきめつする戦闘せんとうにおいては海戦かいせんじゅつ有用ゆうようせい発揮はっきされる。

海戦かいせんでは戦場せんじょう海洋かいよう河川かせんみずうみなどの水域すいいきであり、そこで活動かつどうする戦闘せんとう単位たんい艦船かんせんとなり、その集合しゅうごうたいとして戦闘せんとうおこな場合ばあいには艦隊かんたいとして運用うんようされる。艦船かんせん通常つうじょうそれ自体じたいふくあいてき兵器へいきシステムを装備そうびしており、また陸上りくじょう戦力せんりょくのように戦力せんりょく細分さいぶんするなどの多様たよう運用うんようおこなうことはできない。ここではおもたい水上すいじょう戦闘せんとうについてべるが、海上かいじょう作戦さくせんにおいては対空たいくう戦闘せんとうたいせん戦闘せんとう航空こうくうせん航空こうくう打撃だげきせん電子でんしせん情報じょうほうせんなども同時どうじ遂行すいこうされる[2]定量ていりょうてき戦闘せんとうりょく優劣ゆうれつだけでなくその連絡れんらく連携れんけい運用うんようてき優劣ゆうれつによって劣勢れっせい戦力せんりょく優勢ゆうせい戦力せんりょくやぶることも可能かのうであるとかんがえられ、また歴史れきしもこれを実証じっしょうしている。てき部隊ぶたいだい部分ぶぶん撃沈げきちん捕獲ほかく戦闘せんとう不能ふのうによって戦闘せんとう勝敗しょうはいまる。

詳細しょうさい海戦かいせん参照さんしょうされたい。

歴史れきし[編集へんしゅう]

海戦かいせんじゅつ歴史れきし船舶せんぱく技術ぎじゅつてき発展はってん呼応こおうして進歩しんぽしてきた。

近代きんだいてき海戦かいせんじゅつ研究けんきゅうについては、陸軍りくぐん戦術せんじゅつ研究けんきゅう進展しんてん技術ぎじゅつ躍進やくしんによって19世紀せいき後半こうはんからおこなわれるようになり、コロムが1891ねんに『海戦かいせんろん』をしてその海戦かいせんじゅつ研究けんきゅう先駆さきがけとなった。19世紀せいきになると、アルフレッド・セイヤー・マハン戦史せんし研究けんきゅうもとづいた『海上かいじょう権力けんりょく史論しろん』をして海軍かいぐん戦略せんりゃく戦術せんじゅつ理論りろん包括ほうかつてきろんじた。ダリューは『海戦かいせんろん』において陸海りくかいぐん戦術せんじゅつ本質ほんしつてき共通きょうつうしているとろんじ、また当時とうじおこなわれていたきょほう装備そうびした部隊ぶたいによる決戦けっせん小規模しょうきぼ部隊ぶたいによる奇襲きしゅうをめぐる論争ろんそうきょほう主義しゅぎ支持しじした。ロシア海軍かいぐんステパン・マカロフ陸海りくかい戦術せんじゅつことなるものであり、またきょほう主義しゅぎ批判ひはんして奇襲きしゅう攻撃こうげき支持しじしていた。日本にっぽん海軍かいぐんにおいては佐藤さとう鉄太郎てつたろう戦史せんし研究けんきゅうからてき海軍かいぐんりょく撃滅げきめつこそが重要じゅうようだとかんがえた[3]

基礎きそ概念がいねん[編集へんしゅう]

海戦かいせんじゅつ基礎きそ概念がいねん中心ちゅうしんげる。戦術せんじゅつ#たたかいの原則げんそく参照さんしょうのこと[4]

  • せんそく - 海上かいじょう作戦さくせんにおける任務にんむ達成たっせいのための各種かくしゅ行動こうどう基本きほん要領ようりょう戦闘せんとう教義きょうぎ
  • せんぜい - 戦闘せんとうにおける戦力せんりょく行動こうどうにおける優勢ゆうせいであり、攻勢こうせい守勢しゅせいがある。
  • 戦機せんき - せんぜい攻守こうしゅ転換てんかんする
  • せんさく - 戦術せんじゅつ実施じっしするための画策かくさく陣形じんけい使用しよう速力そくりょく基本きほん方針ほうしんてき味方みかた識別しきべつ方法ほうほうかく部隊ぶたい任務にんむ戦闘せんとう開始かいし運動うんどうなどをさだめる。
  • 艦隊かんたい - 2せき以上いじょう軍艦ぐんかんから編成へんせいされる海軍かいぐん部隊ぶたい狭義きょうぎには海軍かいぐん部隊ぶたい編制へんせいじょう単位たんいであり、艦隊かんたい下位かいには戦隊せんたいぐんかれる場合ばあいがある。
  • 戦略せんりゃく - 海軍かいぐんにおける狭義きょうぎ意味いみでは、てき離隔りかくした状況じょうきょうにおいて部隊ぶたい効果こうかてき運用うんようする術策じゅっさく
  • 戦術せんじゅつ - 海軍かいぐんにおける狭義きょうぎ意味いみでは、てき接触せっしょくした状況じょうきょうにおいて部隊ぶたい効果こうかてき運用うんようする術策じゅっさく
  • たたかえつとむ - 海軍かいぐん部隊ぶたいにおける戦闘せんとう遂行すいこうするための航海こうかい機関きかん砲術ほうじゅつ機雷きらい飛行ひこうなどのしょ業務ぎょうむ
  • 海象せいうち気象きしょう - 海象せいうちとは海洋かいよう状況じょうきょうであり、気象きしょうとは大気たいき状況じょうきょうである。艦隊かんたい運動うんどうおおきく影響えいきょうする。
  • 制海権せいかいけん - その海域かいいき支配しはいけんであり、海軍かいぐんりょくによって支配しはい実行じっこうされる。
  • 制空権せいくうけん - その空域くういきにおける優勢ゆうせいであり、空軍くうぐんりょくによって実行じっこうされる。
  • おもたい直衛なおえ - おもたいとはじゅう装備そうび艦艇かんていから部隊ぶたい直衛なおえとはおもたい周縁しゅうえんうらないして警戒けいかいなどをおこな部隊ぶたい
  • 航行こうこう序列じょれつ - 航行こうこうするための艦隊かんたい隊形たいけいである。
  • 警戒けいかい航行こうこう序列じょれつ - よう警戒けいかい地域ちいきにおいて航行こうこうするための艦隊かんたい隊形たいけいである。
  • 戦闘せんとう序列じょれつ - 戦闘せんとうするための艦隊かんたい隊形たいけいである。
  • 攻撃こうげき - 火砲かほうミサイルなどの火力かりょくてきたいして使用しようすること。
  • 機動きどう - 部隊ぶたい位置いち変更へんこうすること。てき発見はっけんしてからおこなせってき機動きどうてき交戦こうせんはじめてからおこな戦場せんじょう機動きどうがある。
  • 展開てんかい - 艦隊かんたい序列じょれつ状況じょうきょうおうじて変更へんこうするための運動うんどう
  • 追撃ついげき退却たいきゃく - 追撃ついげきとは退却たいきゃくするてきたいするさらなる攻撃こうげき退却たいきゃくとは戦闘せんとう劣勢れっせいかれておこな後退こうたい
  • 小破しょうはちゅうやぶ大破たいは - 小破しょうはとは相当そうとう時間じかんようせず整備せいび部隊ぶたい修理しゅうり出来でき程度ていど損傷そんしょうちゅうやぶとは相当そうとう時間じかんようする程度ていど損傷そんしょう大破たいは整備せいび部隊ぶたいでは修理しゅうり不可能ふかのう程度ていど損傷そんしょう
  • 基地きち - 部隊ぶたい支援しえんするための根拠地こんきょち戦時せんじにおいて外国がいこく設置せっちする前進ぜんしん基地きちなどがある。

原則げんそく[編集へんしゅう]

海戦かいせんじゅつ原則げんそくろんには陸軍りくぐん戦術せんじゅつ共通きょうつうしているという立場たちば共通きょうつうしていないという立場たちばがある。現在げんざいまでに以下いかのような原則げんそくろんじられている。

18世紀せいきのロシア海軍かいぐん黒海こっかい艦隊かんたい司令しれいかんフョードル・ウシャコフは海戦かいせんじゅつ原則げんそくろんじている[5]

  • てき兵力へいりょく一部いちぶ自己じこぜん戦力せんりょく集中しゅうちゅうすること。
  • 予期よきしていない行動こうどうてき撃破げきはにとっておおきな価値かちがあること。
  • 損傷そんしょうした艦船かんせんには積極せっきょくてき支援しえん必要ひつようであること。

19世紀せいきアメリカ海軍かいぐんアルフレッド・セイヤー・マハンは『海上かいじょう権力けんりょく史論しろん』において海軍かいぐん戦略せんりゃくなどを包括ほうかつした理論りろん体系たいけい構築こうちくしただけでなく、海戦かいせんじゅつ原則げんそくについても考察こうさつした。これには陸軍りくぐん戦術せんじゅつについて考察こうさつしたジョミニの理論りろん類似るいじしている[6]

  • 目標もくひょう原則げんそく
  • 集中しゅうちゅう原則げんそく

日本にっぽん海軍かいぐん戦術せんじゅつ学者がくしゃ秋山あきやま真之まさゆき戦史せんし研究けんきゅうとうから日本にっぽん海軍かいぐん教義きょうぎ研究けんきゅう開発かいはつした。

  • 攻勢こうせい - せんぜい攻勢こうせい維持いじして積極せっきょくてき攻撃こうげきすること。
  • 先制せんせい - てきよりもさきんじて機動きどう攻撃こうげきすること。
  • 集中しゅうちゅう - てき一部いちぶぜん戦力せんりょく攻撃こうげきすること。
  • 決戦けっせん - 決定的けっていてき戦果せんかもとめててき撃滅げきめつすること。
  • 天候てんこう地形ちけい利用りよう - 部隊ぶたい特性とくせいたたかかたおうじて天候てんこう地形ちけい十分じゅうぶん利用りようすること。
  • 奇襲きしゅう - てき不意ふいいて攻撃こうげきすること。
  • 独断どくだん専行せんこう - 部隊ぶたい指揮しきかん状況じょうきょうおうじ、自己じこ任務にんむ権限けんげん考慮こうりょして適切てきせつ独断どくだんおこなうこと。
  • 勇断ゆうだん決行けっこう

戦闘せんとうりょく[編集へんしゅう]

戦闘せんとうりょくとは戦力せんりょく戦闘せんとう遂行すいこうする能力のうりょくであり、海戦かいせんじゅつにおいては攻撃こうげきりょく防御ぼうぎょりょくうん動力どうりょく通信つうしんりょくの4要素ようそからなり、それぞれりょくじゅつりょくの2つの側面そくめんつものとしてかんがえることができる。りょくとは物的ぶってき戦闘せんとうりょく要素ようそであり、じゅつりょくとは人的じんてき戦闘せんとうりょく要素ようそである。

  • 攻撃こうげきりょく - 艦艇かんていまたは艦隊かんたい攻撃こうげきおこな能力のうりょく火砲かほう水雷すいらいひとしりょくとそれらを操作そうさする砲術ほうじゅつ水雷すいらいじゅつじゅつりょくからる。
  • 防御ぼうぎょりょく - 防御ぼうぎょおこな能力のうりょく装甲そうこう防水ぼうすい区画くかくとうりょくダメージコントロール戦闘せんとう準備じゅんびとうじゅつりょくからる。
  • うん動力どうりょく - 運動うんどうおこな能力のうりょく推進すいしん機関きかんこうかじ機関きかんとうりょく運用うんようじゅつ機関きかんじゅつとうじゅつりょくからる。
  • 通信つうしんりょく - 情報じょうほう伝達でんたつおこな能力のうりょく信号しんごう通信つうしんとうりょくじゅつりょくからる。

軍艦ぐんかんでは一般いっぱんてきに、攻撃こうげき防御ぼうぎょ運動うんどう通信つうしん基本きほんてき比率ひりつが5:2:2:1であると秋山あきやま真之まさゆきろんじている。戦闘せんとうりょくおおむ攻撃こうげきりょく代表だいひょうされ、りょくじゅつりょくせきあらわす。たとえば12もんほうと100はつちゅう20はつ命中めいちゅうりつ命中めいちゅうりつ20%)の攻撃こうげきりょくは240としてかんがえる[7]

かんしゅ[編集へんしゅう]

艦艇かんてい海戦かいせんにおいて戦闘せんとう単位たんいであるが、その設計せっけい装備そうびから航空こうくう母艦ぼかん巡洋艦じゅんようかん駆逐くちくかん、フリゲート、潜水艦せんすいかんとうかんしゅ分類ぶんるいされ、さらに排水はいすいりょうによってその規模きぼ区分くぶんされる。以下いかにいくつかかんしゅをあげる。

  • 航空こうくう母艦ぼかん - 航空機こうくうき離着陸りちゃくりく可能かのう滑走かっそう甲板かんぱんじょうそなえて航空こうくう作戦さくせん支援しえん可能かのう艦艇かんていす。
  • 潜水せんすいかん - 潜行せんこうすることが可能かのう艦艇かんていす。
  • 戦艦せんかん - 基準きじゅん排水はいすいりょう一般いっぱんてき巡洋艦じゅんようかんよりもおおきい艦艇かんていす。歴史れきしてきには19世紀せいき以降いこう強力きょうりょく火砲かほう装備そうびしただい規模きぼ艦艇かんていであったが、航空こうくう母艦ぼかん出現しゅつげんともな海戦かいせんじゅつ変化へんかによって現代げんだいではけんかんされていない。
  • 巡洋艦じゅんようかん - 基準きじゅん排水はいすいりょうおおむね20,000トン以下いか艦艇かんていす。歴史れきしてきにはフリゲートに装甲そうこうそなえた装甲そうこうフリゲートであったが、19世紀せいきには遠洋えんよう航海こうかいてきした艦艇かんていとして発展はってんした。
  • 駆逐くちくかん - 基準きじゅん排水はいすいりょうおおむね8,000トン以下いか艦艇かんていす。歴史れきしてきには水雷すいらいてい駆逐くちくする艦艇かんていであったが、現代げんだいでは対空たいくうたいせん戦闘せんとう装備そうび汎用はんようてき艦艇かんていとなっている。
  • フリゲート - 基準きじゅん排水はいすいりょうおおむね5,000トン以下いか艦艇かんていす。歴史れきしてきには軽量けいりょう快速かいそく艦艇かんていをフリゲートとしていた。
  • コルベット - 基準きじゅん排水はいすいりょうおおむね1,000トン以下いか艦艇かんていす。歴史れきしてきには沿岸えんがん警備けいびとう目的もくてきもちいられる小型こがた艦艇かんていし、だい世界せかい大戦たいせんでもミサイル、魚雷ぎょらい爆雷ばくらいとう装備そうびしたコルベットが建造けんぞうされている。

戦艦せんかん巡洋艦じゅんようかん駆逐くちくかん、フリゲート、コルベットの区別くべつ明瞭めいりょう定義ていぎもとづいたものではなく、時代じだいによってもその内容ないよう名称めいしょうおおきくことなる。

作戦さくせん部隊ぶたい以上いじょうなかでも航空こうくう母艦ぼかんあるいは巡航じゅんこうミサイル装備そうびした大型おおがた巡洋艦じゅんようかん時代じだいによっては戦艦せんかん)を中心ちゅうしんとして巡洋艦じゅんようかん駆逐くちくかん、フリゲート、潜水せんすいかん掃海そうかいてい航空機こうくうきなどで編成へんせいされる。また基地きちからとおはなれて活動かつどうする外洋がいよう艦隊かんたい洋上ようじょう補給ほきゅう兵力へいりょくである給油きゅうゆかんきゅうへいかん工作こうさくかんなどを艦隊かんたいくわえ、これらをつうじて基地きちからの後方こうほう支援しえんけて作戦さくせん行動こうどうおこなうことが出来できるようになっている。これらは対空たいくうたいかんたいせん能力のうりょく有機ゆうきてき結合けつごうさせうる航行こうこう序列じょれつ航行こうこうするようにつとめ、また艦艇かんていによって最高さいこう速力そくりょくことなるので陣形じんけいみだれがしょうじないように使用しよう速力そくりょくもっとおそ艦艇かんてい速力そくりょく統一とういつする。

陣形じんけい[編集へんしゅう]

陣形じんけいとは艦隊かんたい隊形たいけいであり、基準きじゅんかんかん基準きじゅんとしてかくかん一定いってい配置はいちうらないさせる。陣形じんけい陣形じんけいれつすう形状けいじょう正面しょうめん間隔かんかくじょおよ旗艦きかん配置はいちから構成こうせいされる。

れつすうには正面しょうめんたいしていちれつあるいは複数ふくすうれつうらないくらいするものがあり、正面しょうめんはばから縦列じゅうれつ横列おうれつはしごれつがある。たとえばもっと基本きほんてき陣形じんけい進行しんこう方向ほうこうかってたていちれつならたん縦陣じゅうじんがあり、これはもっと柔軟じゅうなん運動うんどう可能かのう陣形じんけいである。さらに航行こうこう序列じょれつとしてしばしばもちいられるれつ並列へいれつしたふく縦陣じゅうじん縦陣じゅうじんからかくかん前方ぜんぽうかんみぎまたはひだり後方こうほうななめでならはしごじん進行しんこう方向ほうこうかってよこいちれつならよこじん基本きほんてき戦闘せんとう陣形じんけいとしてげることが出来できる。

歴史れきしてきれば、よこじんから火砲かほう導入どうにゅうにより縦陣じゅうじん海上かいじょう護衛ごえいせんでは方陣ほうじん航空こうくう母艦ぼかん登場とうじょうによりおもたい中心ちゅうしん円周えんしゅうじょう直衛なおえうらないさせた輪形りんけいじんなどがられる[8]

航空こうくう母艦ぼかん登場とうじょうによって先述せんじゅつした輪形りんけいじん一般いっぱんてきもちいられている。これは空母くうぼ中心ちゅうしんとして前後ぜんご両翼りょうよく戦闘せんとう艦艇かんてい配置はいちする陣形じんけいとして使用しようされており、北大西洋きたたいせいよう条約じょうやく機構きこうにおける海上かいじょう作戦さくせん教範きょうはんるいにおいても輪形りんけいじん基本きほんてき陣形じんけいとして採用さいようしている。

戦闘せんとう行動こうどう[編集へんしゅう]

運動うんどう[編集へんしゅう]

運動うんどうとはかくかん速力そくりょく回転かいてんりょくもとづいた戦術せんじゅつてき機動きどうであり、海戦かいせんじゅつにおいては艦隊かんたい陣形じんけい維持いじしながら前進ぜんしん後退こうたい回転かいてんすることであり、戦闘せんとうにおいてもっと優位ゆうい位置いちめるようにする戦闘せんとう行動こうどうである。艦艇かんてい速力そくりょくとは推進すいしん機関きかんによる前後ぜんご方向ほうこうへの運動うんどう能力のうりょくであり、ぜんそくはらそくはんそく微速びそく段階だんかいがある。回転かいてんりょくとはかじかくによってしょうじる艦艇かんてい左右さゆう方向ほうこうへの運動うんどう能力のうりょくである。この速力そくりょく回転かいてんりょくもちいて艦隊かんたい運動うんどうさせる一定いってい方法ほうほう運動うんどうほうう。

運動うんどうほうには大別たいべつして行進こうしんおよ停止ていし速力そくりょく変換へんかんおよ距離きょり変換へんかん一斉いっせいかいあたま正面しょうめん変換へんかん陣形じんけい変換へんかんがある。もっと基本きほんてき運動うんどうほう行進こうしんおよ停止ていしである。これは艦隊かんたい前後ぜんご方向ほうこうたいして速力そくりょく運動うんどうするものである。また速力そくりょく変換へんかんおよ距離きょり変換へんかん基本きほんてき運動うんどうほうとしてげられ、これは艦隊かんたい伸縮しんしゅく変更へんこうする運動うんどうほうである。正面しょうめん変換へんかんとは一斉いっせいかいあたまによって陣形じんけい正面しょうめん変更へんこうする運動うんどうほうであり、正面しょうめんななめに変更へんこうするはす行進こうしん側面そくめん変更へんこうする側面そくめん行進こうしん背面はいめん変更へんこうするてんまわりがある。

これらの運動うんどうほう駆使くしして海上かいじょう作戦さくせんにおいて艦隊かんたい陣形じんけい位置いち戦闘せんとう優位ゆうい運用うんようする。応用おうようてき運動うんどうほうとして乙字おつじ運動うんどうなどがある。乙字おつじ運動うんどうとは一般いっぱんてきよう警戒けいかい海域かいいきにおける警戒けいかい戦場せんじょうにおける回避かいひ行動こうどうとしてもちいられる運動うんどうであり、進行しんこう方向ほうこう左右さゆうななめにえる。また縦陣じゅうじんから一斉いっせいかいあたましてよこじん変更へんこうし、つづいて一斉いっせい攻撃こうげきおこな運動うんどうもある。

攻撃こうげき[編集へんしゅう]

攻撃こうげきとは海戦かいせんじゅつにおいてはおも火砲かほう魚雷ぎょらい・ミサイルなどの砲戦ほうせん魚雷ぎょらいせん手段しゅだんを以って、機動きどうあわせておこなわれる。海戦かいせんにおいては攻撃こうげき原則げんそくとしては先制せんせい奇襲きしゅう特定とくてい目標もくひょうへの一斉いっせい射撃しゃげきかんがえられている。これは海戦かいせんにおいて攻撃こうげき回避かいひ無力むりょくすることが非常ひじょう困難こんなんであり、また戦闘せんとう単位たんい限定げんていされてひとつの攻撃こうげき成功せいこうした戦果せんか即座そくざたたかえぜいおおきく左右さゆうるためである。一斉いっせい特定とくてい目標もくひょう攻撃こうげきすることの意義いぎとはゆうする最大限さいだいげん火力かりょくを以って攻撃こうげき成果せいか確実かくじつ獲得かくとくするためである。

防御ぼうぎょ[編集へんしゅう]

攻撃こうげきへの防御ぼうぎょ艦艇かんてい構造こうぞう装備そうびなどによってことなる。基本きほんてき艦艇かんてい防護ぼうごてき索敵さくてきたいするステルスせい静粛せいしゅくせいなどの能力のうりょくふく構造こうぞう防御ぼうぎょりょく基本きほん要素ようそである。また電子でんしせん能力のうりょく、ミサイルせん能力のうりょく損害そんがい発生はっせいした場合ばあい応急おうきゅう工作こうさく能力のうりょく防御ぼうぎょにおいて発揮はっきされる[9]

たたかえつとむ[編集へんしゅう]

たたかえつとむとは戦術せんじゅつ実施じっしするためのしょ業務ぎょうむである。

索敵さくてき[編集へんしゅう]

てき現在げんざい位置いち精確せいかく探知たんちする索敵さくてきは、現代げんだいにおいてはレーダー人工じんこう衛星えいせい航空機こうくうき潜水せんすいかん陸地りくち情報じょうほう機関きかん海底かいてい設置せっちされている音響おんきょう探知たんちセンサーなどがおおきく貢献こうけんしている。

索敵さくてき洋上ようじょう監視かんし哨戒しょうかい電子でんしせんなどによっておこなわれる。索敵さくてきによって的確てきかく戦術せんじゅつ情報じょうほうおお収集しゅうしゅうして分析ぶんせきすることで、初動しょどう優位ゆういせいることができる。索敵さくてき能力のうりょく優劣ゆうれつ位置いち情報じょうほう有無うむ直接的ちょくせつてきつながるため、つづ攻撃こうげき成否せいひおおきくかかわる。航空こうくう母艦ぼかん航空機こうくうき搭載とうさいしていることから一般いっぱんてき索敵さくてき能力のうりょくきわめてたかく、かつ高度こうど打撃だげきりょくゆうしている。

海上かいじょう封鎖ふうさ[編集へんしゅう]

海上かいじょう封鎖ふうさとは海上かいじょう戦力せんりょくによっててき沿岸えんがん所定しょてい区域くいきにつながる海上かいじょう交通こうつう途絶とぜつさせる作戦さくせん行動こうどうである。これには平時へいじ封鎖ふうさ戦時せんじ封鎖ふうさがあるが、戦時せんじ封鎖ふうさでは戦時せんじ国際こくさいほう(1909ねん海戦かいせん法規ほうきかんするロンドン宣言せんげん)の海戦かいせん法規ほうきもとづいて第三国だいさんごく船舶せんぱくであっても封鎖ふうさおかすことはできず、捕獲ほかくされる。平時へいじ封鎖ふうさではこのかぎりではないが、国籍こくせき確認かくにんするための臨検りんけん可能かのうである。

海上かいじょう封鎖ふうさ法的ほうてき行為こういでもあるために中立ちゅうりつこく船舶せんぱくたいして違法いほうせいうためには一定いってい手続てつづきをようする。封鎖ふうさ交戦こうせんこく政府せいふ海上かいじょう封鎖ふうさ部隊ぶたい指揮しきかんにより宣言せんげんされ、しかもその海上かいじょう封鎖ふうさ実力じつりょくともなって継続けいぞくてき実施じっしされ、かつすべての船舶せんぱくたいしてひとしくおこなわれることが必要ひつようである。その事例じれいとしてはだい世界せかい大戦たいせんにおいてイギリスドイツ全面ぜんめん封鎖ふうさ対抗たいこうして1939ねん11月と1940ねん7がつ中立ちゅうりつこく船舶せんぱくとその貨物かもつ捕獲ほかく没収ぼっしゅうする措置そち宣言せんげんしている。

水陸すいりく両用りょうよう作戦さくせん[編集へんしゅう]

水陸すいりく両用りょうよう作戦さくせんとは海上かいじょう戦力せんりょく陸上りくじょう戦力せんりょく上陸じょうりく部隊ぶたい)、航空こうくう戦力せんりょく海上かいじょうからてき支配しはいする沿岸えんがんたいしておこな作戦さくせん行動こうどうであり、陸上りくじょうにおける侵攻しんこう海上かいじょう航空こうくう戦力せんりょく前進ぜんしん基地きち確保かくほてき後方こうほう上陸じょうりくして方面ほうめんにおける陸上りくじょう作戦さくせん促進そくしんてき戦力せんりょく撃滅げきめつなどを目的もくてきとしておこなう。水陸すいりく両用りょうよう作戦さくせん統合とうごう作戦さくせんであるために非常ひじょうにその遂行すいこう困難こんなんであるが、機動きどうせい融通ゆうずうせい利点りてんがあり、特定とくてい海岸かいがん地域ちいき戦力せんりょく集中しゅうちゅうさせることが可能かのうである。

しかしながら上陸じょうりくにはこれを排除はいじょしようとするてき高度こうど陣地じんち防御ぼうぎょける危険きけんせいたかい。この水陸すいりく両用りょうよう作戦さくせん専門せんもんとする海軍かいぐん部隊ぶたいとして海兵かいへいたい設置せっちされている場合ばあいもある。

上陸じょうりく作戦さくせん特別とくべつ必要ひつよう海上かいじょう戦力せんりょく揚陸ようりくよう艦船かんせんがある。だい世界せかい大戦たいせんちゅう発展はってんしたもので、アメリカでは揚陸ようりく指揮しきかん揚陸ようりく輸送ゆそうかん高速こうそく輸送ゆそうかん戦車せんしゃ揚陸ようりくかん歩兵ほへい揚陸ようりくていなどがあり、接岸せつがん能力のうりょくとくした艦艇かんていである。せんれいとしてだいいち世界せかい大戦たいせんガリポリ作戦さくせんだい世界せかい大戦たいせんオーバーロード作戦さくせん太平洋戦争たいへいようせんそうにおける数々かずかず上陸じょうりく作戦さくせん朝鮮ちょうせん戦争せんそうでの仁川にがわ上陸じょうりく作戦さくせんなどがげられる。陸海空りくかいくう指揮しき通信つうしん統一とういつ適切てきせつ上陸じょうりくよう装備そうび制海権せいかいけんおよび航空こうくう優勢ゆうせい確保かくほ奇襲きしゅうによる電撃でんげきてき上陸じょうりく水陸すいりく両用りょうよう作戦さくせん成功せいこう要因よういんであるとかんがえられている。

沿岸えんがん防衛ぼうえい[編集へんしゅう]

沿岸えんがん防衛ぼうえいとは自国じこく領土りょうどうみ境界きょうかいせんである沿岸えんがん防衛ぼうえいすることによっててき海軍かいぐんりょくから国土こくど防衛ぼうえいすることである。海岸かいがんたもてるい建設けんせつすることにはじまるが、のち軍事ぐんじ土木どぼく工学こうがく技術ぎじゅつすすむにつれて要塞ようさいすすんだ。しかし陸上りくじょう部隊ぶたい固定こていてき沿岸えんがん配備はいびして防衛ぼうえいすることだけでなく、海上かいじょう部隊ぶたい沿岸えんがん防衛ぼうえいには19世紀せいき初頭しょとうまで主要しゅよう役割やくわりたしていた。

てき海上かいじょう戦力せんりょく警戒けいかいし、もし上陸じょうりく企図きとしたならばこれを海上かいじょうにおいて撃滅げきめつすることを任務にんむとしていた。長距離ちょうきょりかんほう射撃しゃげき可能かのうとなると沿岸えんがん要塞ようさいはよりすすみ、だい世界せかい大戦たいせんまでは連続れんぞくてき国境こっきょう防衛ぼうえいのための要塞ようさい建設けんせつされている。

しかし空軍くうぐんりょく登場とうじょうによってそれらの防御ぼうぎょ施設しせつ惰弱だじゃくであったために戦後せんごにはこのような要塞ようさい軽視けいしされるようになった。沿岸えんがん防衛ぼうえいは、てき侵攻しんこう準備じゅんびとその移動いどう察知さっち海上かいじょう航空こうくう戦力せんりょくによる海上かいじょう阻止そし沿岸えんがん海域かいいきにおける機雷きらい敷設ふせつてきちゃく上陸じょうりく想定そうていしたたい上陸じょうりく作戦さくせん準備じゅんびなどによって遂行すいこうされる。

船団せんだん護衛ごえい[編集へんしゅう]

船団せんだん護衛ごえいとは戦時せんじにおいて戦闘せんとう目的もくてき船舶せんぱく航行こうこう海軍かいぐん空軍くうぐん部隊ぶたいによって護衛ごえいする作戦さくせん行動こうどうである。近世きんせい以降いこう戦時せんじ国際こくさいほう中立ちゅうりつ法規ほうきによって中立ちゅうりつこく軍艦ぐんかん護衛ごえいしたかれた船舶せんぱく臨検りんけん免除めんじょ主張しゅちょうすることが可能かのうであった。

だいいち世界せかい大戦たいせんにおいては船団せんだん護衛ごえい利害りがいについて議論ぎろんがあったが、ドイツが交戦こうせんこくだけでなく中立ちゅうりつこく商船しょうせんへも無制限むせいげん潜水せんすいかんせんおこなうことを宣言せんげんしたために船団せんだん護衛ごえい不可欠ふかけつなものとなり、その護衛ごえい制度せいど発達はったつとともに有効ゆうこうせいこう戦争せんそう実証じっしょうされた。

船団せんだん商船しょうせん指定していされたとおりに陣形じんけい形成けいせいして護衛ごえいかんはその先頭せんとう両翼りょうよく配置はいちされる。潜水せんすいかん攻撃こうげき対処たいしょできる駆逐くちくかんなどが有効ゆうこうであるが、航空こうくう母艦ぼかんによる航空こうくう援護えんご現在げんざいではおこなうことができる。

船舶せんぱく護衛ごえいだいいち世界せかい大戦たいせんだい世界せかい大戦たいせんにおいてしばしばおこなわれた。

戦史せんし海戦かいせんじゅつ[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 防衛大学校ぼうえいだいがくこう防衛ぼうえいがく研究けんきゅうかいへん軍事ぐんじがく入門にゅうもん』(かや書房しょぼう、2000ねん)183 - 184ぺーじ
  2. ^ 防衛大学校ぼうえいだいがくこう防衛ぼうえいがく研究けんきゅうかいへん軍事ぐんじがく入門にゅうもん』(かや書房しょぼう、2000ねん)183 - 191ぺーじ
  3. ^ フランク・B・ギブニーへん『ブリタニカ国際こくさい百科ひゃっか事典じてん 1 - 20』(ティービーエス・ブリタニカ、1972ねん
  4. ^ 山内やまうち大蔵たいぞう内田うちだ丈一郎じょういちろう海軍かいぐん辞典じてん』(今日きょう話題わだいしゃ昭和しょうわ60ねん)と邉正ぎょう防衛ぼうえい用語ようご辞典じてん』(国書刊行会こくしょかんこうかい平成へいせい12ねん)を参考さんこう作成さくせい
  5. ^ 防衛大学校ぼうえいだいがくこう防衛ぼうえいがく研究けんきゅうかいへん軍事ぐんじがく入門にゅうもん』(かや書房しょぼう、2000ねん)135ぺーじ参考さんこうにした。ウシャコフの理論りろん戦略せんりゃく戦術せんじゅつ混合こんごうされている部分ぶぶんもあるが、戦術せんじゅつ分野ぶんや限定げんていして記述きじゅつしている。
  6. ^ 防衛大学校ぼうえいだいがくこう防衛ぼうえいがく研究けんきゅうかいへん軍事ぐんじがく入門にゅうもん』(かや書房しょぼう、2000ねん)135 - 136ぺーじ
  7. ^ 戸高とだか一成いっせいへん秋山あきやま真之まさゆき戦術せんじゅつ論集ろんしゅう』(中央公論ちゅうおうこうろんしんしゃ、2005ねん基本きほん戦術せんじゅつ戦闘せんとうりょくこう参照さんしょう
  8. ^ 戸高とだか一成いっせいへん秋山あきやま真之まさゆき戦術せんじゅつ論集ろんしゅう』(中央公論ちゅうおうこうろんしんしゃ、2005ねん)、山内やまうち大蔵たいぞう内田うちだ丈一郎じょういちろう海軍かいぐん辞典じてん』(今日きょう話題わだいしゃ昭和しょうわ60ねん)を参照さんしょう
  9. ^ ジェイムズ・F・ダニガンちょおか芳輝よしきやくしん戦争せんそうのテクノロジー』(河出かわで書房しょぼう、1992ねん)208ぺーじ

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 戸高とだか一成いっせいへん秋山あきやま真之まさゆき戦術せんじゅつ論集ろんしゅう』(中央公論ちゅうおうこうろんしんしゃ、2005ねん
  • 防衛大学校ぼうえいだいがくこう防衛ぼうえいがく研究けんきゅうかいへん軍事ぐんじがく入門にゅうもん』(かや書房しょぼう、2000ねん
  • 松村まつむら劭『さんせんねん海戦かいせん』(中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ、2006ねん
  • ジェイムズ・F・ダニガンちょおか芳輝よしきやくしん戦争せんそうのテクノロジー』(河出かわで書房しょぼう、1992ねん
  • 山内やまうち大蔵たいぞう内田うちだ丈一郎じょういちろう海軍かいぐん辞典じてん』(今日きょう話題わだいしゃ昭和しょうわ60ねん
  • フランク・B・ギブニーへん『ブリタニカ国際こくさい百科ひゃっか事典じてん 1 - 20』(ティービーエス・ブリタニカ、1972ねん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

戦術せんじゅつ