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澤田さわだ圭けい佑たすく

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曖昧さ回避 この項目こうもくでは、プロ野球やきゅう選手せんしゅについて記述きじゅつしています。俳優はいゆうの同名どうめいの人物じんぶつについては「澤田さわだ圭けい佑たすく (俳優はいゆう)」をご覧らんください。
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  • 沢田さわだ圭けい佑たすく
澤田さわだ 圭けい佑たすく
千葉ちばロッテマリーンズ #66
2023年ねん10月がつ4日にち 京きょうセラドーム大阪おおさか
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
出身しゅっしん地ち 愛媛えひめ県けん松山まつやま市し[1]
生年月日せいねんがっぴ (1994-04-27) 1994年ねん4月がつ27日にち（30歳さい）
身長しんちょう
体重たいじゅう		 178 cm
96 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき 右みぎ投とう左ひだり打だ
ポジション 投手とうしゅ
プロ入いり 2016年ねん ドラフト8位い
初はつ出場しゅつじょう 2017年ねん3月がつ31日にち
年俸ねんぽう 1940万まん円えん（2024年ねん）[2]
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
この表ひょうについて

澤田さわだ 圭けい佑たすく（さわだ けいすけ、1994年ねん4月がつ27日にち - ）は、愛媛えひめ県けん松山まつやま市し出身しゅっしん[1]のプロ野球やきゅう選手せんしゅ（投手とうしゅ）。右みぎ投とう左ひだり打だ。千葉ちばロッテマリーンズ所属しょぞく。

経歴けいれき

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プロ入いり前まえ

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松山まつやま市立しりつ荏原えばら小学校しょうがっこう在学ざいがく中ちゅうに「砥部とべリトル」で硬式こうしき野球やきゅうを始はじめると、同どう市立しりつ久谷くたに中学校ちゅうがっこうへの進学しんがく後ごは、愛媛えひめ西にしシニアに所属しょぞくした[3]。

愛媛えひめ西にしシニアのエースとして出場しゅつじょうした大会たいかいを大阪桐蔭おおさかとういん高校こうこう硬式こうしき野球やきゅう部ぶ監督かんとくの西谷にしたに浩一こういちが視察しさつしたことをきっかけに、自身じしんの意思いしで同校どうこうへ進学しんがく[4]。3年ねん時じには、エース・藤浪ふじなみ晋すすむ太郎たろうに次つぐ背番号せばんごう10の2番手ばんて投手とうしゅとして、同どう学年がくねんの藤浪ふじなみや水本みずもと弦つる（亜細亜大あじあだい→東邦とうほうガス）、1学年がくねん下かの森友もりとも哉などと共ともに甲子園こうしえん球場きゅうじょうの全国ぜんこく大会たいかいで春はる夏なつ連覇れんぱを経験けいけんした[5]。夏なつの大阪おおさか大会たいかいでは、本ほん調子ちょうしでなかった藤浪ふじなみを好こう救援きゅうえんで支ささえ続つづけながら、チームの全国ぜんこく大会たいかい出場しゅつじょうに貢献こうけん。「9番ばん・投手とうしゅ」として先発せんぱつした全国ぜんこく大会たいかいの3回戦かいせんでは、熊本くまもと代表だいひょうの済々黌せいせいこう打線だせんを相手あいてに2失点しってんの完投かんとう勝利しょうりを挙あげるとともに、打者だしゃとしても大竹おおたけ耕こう太郎たろうから本塁打ほんるいだも記録きろくしている[6]。

大阪桐蔭おおさかとういん高校こうこうで春はる夏なつ制覇せいはを達成たっせいした後のちは、プロ志望しぼう届とどけを提出ていしゅつせずに立教大学りっきょうだいがくへ進学しんがくした。進学しんがく後ごは、1年ねん時じの春はるから東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅうのリーグ戦せんに登板とうばん[6]すると、主おもに先発せんぱつ投手とうしゅとして活躍かつやく。2年ねん時じの秋季しゅうきリーグ戦せんでは、通算つうさん65イニングを投なげて、6完投かんとう、防御ぼうぎょ率りつ1.11、リーグトップの5勝しょうを記録きろくした[7]。3年ねん時じには、春季しゅんきリーグの開幕かいまく戦せんで完投かんとう勝利しょうりを記録きろく[6]。夏なつに開催かいさいされた第だい28回かいユニバーシアード競技きょうぎ大会たいかいでは、日本にっぽん代表だいひょうの一員いちいんとして金きんメダルを獲得かくとくした[8]。

立教大学りっきょうだいがく在学ざいがく中ちゅうには、東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅうのリーグ戦せん69試合しあいに登板とうばんすると、通算つうさんで22勝しょう16敗はい、防御ぼうぎょ率りつ2.24、225奪だつ三振さんしんを記録きろく[9]。通算つうさん投球とうきゅう回かい（300イニング）と通算つうさん勝利しょうり数すう（22勝しょう）は、当時とうじの現役げんえき投手とうしゅでは最もっとも多おおく[6]、4年ねん時じには投手とうしゅとしては上うえ重しげる聡さとし（2002年ねん）以来いらい14年ねんぶりに主将しゅしょうを務つとめている[3]。

大学だいがく4年生ねんせいだった2016年ねんの秋あきにプロ志望しぼう届とどけを日本にっぽん学生がくせい野球やきゅう協会きょうかいへ提出ていしゅつ[5]。10月20日にちに行おこなわれたドラフト会議かいぎでは、オリックス・バファローズから8位い指名しめいを受うけ[10]、契約けいやく金きん2000万まん円えん、年俸ねんぽう700万まん円えん（金額きんがくは推定すいてい）という条件じょうけんで入団にゅうだんした[11]。背番号せばんごうは49。担当たんとうスカウトは由よし田でん慎太郎しんたろう[12]。このドラフト会議かいぎでは、大学だいがくの同期生どうきせいからも、田中たなか和かず基はじめが東北とうほく楽天らくてんゴールデンイーグルスから3位い指名しめいを、田村たむら伊知郎いちろうが埼玉さいたま西武せいぶライオンズから6位い指名しめいされ、それぞれ入団にゅうだんした。

オリックス時代じだい

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オリックス時代じだい
（2021年ねん6月がつ10日とおか 京きょうセラドーム大阪おおさか）

2017年ねんは春季しゅんきキャンプを二に軍ぐんでスタート[13]。キャンプ中ちゅうに右手みぎて中指なかゆび屈こごめ筋すじ腱けん炎えんで離脱りだつした金田かねだ和之かずゆきと入いれ替かわりで一軍いちぐんに昇格しょうかくすると[14]、2月がつ18日にちの対外たいがい試合しあい[15]からオープン戦せんを終おえるまで、9試合しあい（9回かい1/3）の実戦じっせん登板とうばんで無む失点しってんを記録きろくすると、リリーフとして開幕かいまく一軍いちぐん入いりを果はたした[16]。東北とうほく楽天らくてんゴールデンイーグルスとの開幕かいまく戦せん、同点どうてんの11回かい表ひょうからプロ初はつ登板とうばんとなったが、カルロス・ペゲーロに勝かち越こし2点てん本塁打ほんるいだを打うたれ、プロ初はつ黒星くろぼしを喫きっした[17]。5月6日にちに出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょうされて[18]以降いこうは同どう27日にちに再さい登録とうろく[19]、6月2日にちに登録とうろく抹消まっしょう[20]、9月がつ20日はつかに再さい登録とうろくとなり[21]、一軍いちぐんでシーズンを終おえ、ルーキーイヤーは一軍いちぐんで13試合しあいに登板とうばんし、0勝しょう2敗はい・防御ぼうぎょ率りつ4.15という成績せいせきであった[22]。オフに250万まん円えん増ぞうとなる推定すいてい年俸ねんぽう950万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[23]。

2018年ねんは2年ねん連続れんぞくで開幕かいまく一軍いちぐん入いりを果はたすと[24]、開幕かいまくから無む失点しってん投球とうきゅうを続つづけ、5月4日にちの福岡ふくおかソフトバンクホークス戦せんでは1点てんビハインドの8回かい裏うらを三さん者しゃ凡退ぼんたいに抑おさえると、直後ちょくごの攻撃こうげきで逆転ぎゃくてんしてチームが勝利しょうりしたことにより、澤田さわだにプロ初はつ勝利しょうりが記録きろくされた[25]。5月10日にちの北海道ほっかいどう日本にっぽんハムファイターズ戦せんではプロ初はつホールドを挙あげるなど[26]、同どう19日にちの埼玉さいたま西武せいぶライオンズ戦せんで失点しってんを喫きっするまで[27]、開幕かいまくから15試合しあい連続れんぞく無む失点しってんを記録きろく[28]。ただ、5月31日にちの中日ちゅうにちドラゴンズ戦せんで2回かい2失点しってんを喫きっすると[29]、翌よく6月がつ1日にちに出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょうされた[30]。6月21日にちに再さい登録とうろくされ[31]、7月がつ20日はつかの千葉ちばロッテマリーンズ戦せんではホールドを記録きろくしたが[32]、この試合しあい後ごに右みぎ脇腹わきばらの痛いたみを訴うったえ、翌よく21日にちに右みぎ内ない腹はら斜はす筋すじ損傷そんしょうと診断しんだんされ、出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょうされた[33]。8月30日にちに一軍いちぐん復帰ふっきを果はたすと[34]、シーズン終了しゅうりょうまで一軍いちぐんに帯同たいどうし、この年としは47試合しあいの登板とうばんで5勝しょう0敗はい8ホールド・防御ぼうぎょ率りつ2.54を記録きろく[35]。オフに1650万まん円えん増ぞうとなる推定すいてい年俸ねんぽう2600万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[36]。

2019年ねんは3年ねん連続れんぞくで開幕かいまく一軍いちぐん入いりし[37]、先発せんぱつ転向てんこうした山本やまもと由ゆかり伸しんに代かわって8回かいのセットアッパーを務つとめた[38]。5月30日にち終了しゅうりょう時点じてんで22試合しあいに登板とうばんし、2勝しょう2敗はい15ホールド・防御ぼうぎょ率りつ4.79という成績せいせきを残のこしていたが、翌よく31日にちの試合しあい前ぜん練習れんしゅうで右手みぎての違和感いわかんを訴うったえ[39]、検査けんさの結果けっか『右みぎ第だい5中手なかて骨こつ基部きぶ骨折こっせつ』と診断しんだんされ、6月1日にちに出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょうされた[40]。8月22日にちに一軍いちぐん復帰ふっきを果はたしたものの[41]、同どう24日にちの復帰ふっき登板とうばんで右みぎ膝ひざに打球だきゅうが直撃ちょくげきして負傷ふしょう降板こうばんとなり[42]、翌よく8月がつ25日にちに出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょうされた[43]。9月20日にちに再さい登録とうろくされ[44]、この年としは28試合しあいの登板とうばんで2勝しょう2敗はい17ホールド・防御ぼうぎょ率りつ4.85を記録きろく[45]。オフに100万まん円えん増ぞうとなる推定すいてい年俸ねんぽう2700万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[46]。

2020年ねんは新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで120試合しあい制せい・開幕かいまく延期えんきとなったが、6月19日にちの開幕かいまくを一軍いちぐんで迎むかえた[47]。7月15日にちの出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろく抹消まっしょう[48]、8月がつ6日にちの再さい登録とうろくを経へて[49]、同どう23日にちの西武せいぶ戦せん[50]から9月がつ18日にちの西武せいぶ戦せん[51]にかけて7試合しあい連続れんぞく無む失点しってんを記録きろくしていたが、右みぎ肘ひじの違和感いわかんを訴うったえ[52]、検査けんさの結果けっか『右みぎ肘内ひじうち側側そくそく副ふく靭帯じんたいの炎症えんしょう』と診断しんだんされ、翌よく9月がつ19日にちに出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょうされた[53]。そのままシーズンを終おえることとなり、この年としは24試合しあいの登板とうばんで0勝しょう2敗はい・防御ぼうぎょ率りつ3.43という成績せいせきであった[54]。12月3日にちの契約けいやく更改こうかい交渉こうしょうでは、球団きゅうだんから減額げんがく制限せいげん（25%）に迫せまる減俸げんぽうを提示ていじされて保留ほりゅう[55]。澤田さわだは「必要ひつような戦力せんりょくと言いっていただいたけど、自分じぶんが予想よそうしていた金額きんがくとの開ひらきが大おおきかった」と話はなし、同どう16日にちに行いった2度目どめの契約けいやく更改こうかい交渉こうしょうでも「勝利しょうり貢献こうけんが少すくない。（査定さていを）受うけ入いれてほしい」と球団きゅうだんからの提示ていじは変かわらず、澤田さわだからインセンティブを提案ていあん[56]。600万まん円えん減げんとなる推定すいてい年俸ねんぽう2100万まん円えんプラス出来高できだかという条件じょうけんでサインした[57]。

2021年ねんの春季しゅんきキャンプは、育成いくせい・怪我人けがにんを中心ちゅうしんとしたCグループ（舞まい洲しゅう[58]）で春季しゅんきキャンプをスタートし[59]、予定よてい通どおり2月がつ16日にちにキャンプ地ちの宮崎みやざきに合流ごうりゅうしたものの[58][60]、同どう25日にちの練習れんしゅう試合しあいでの登板とうばん後ごに右みぎ肘ひじ痛つうが再発さいはつし[61]、この年としの公式こうしき戦せん初はつ登板とうばんは5月13日にちの二に軍ぐん戦せんであった[62]。6月6日にちに出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくされ[63]、同どう10日とおかの読売よみうりジャイアンツ戦せんでシーズン初はつ登板とうばん[64]。6月23日にちに出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょうされたが[65]、7月がつ3日にちに再さい登録とうろくされ[66]、東京とうきょうオリンピックによる中断ちゅうだん期間きかん後ごも一軍いちぐんに帯同たいどうした[67][68]。ただ、9月2日にちに出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょうされて[69]以降いこうは実戦じっせん登板とうばんが無なくシーズンを終おえ、11月には右みぎ肘ひじのクリーニング手術しゅじゅつを受うけた[70]。この年としは14試合しあいの登板とうばんで0勝しょう0敗はい6ホールド・防御ぼうぎょ率りつ3.86という成績せいせきであり[71]、契約けいやく更改こうかい交渉こうしょうは術後じゅつごのリハビリへ専念せんねんする目的もくてきで代理人だいりにんを初はじめて立たてたものの、年内ねんないの合意ごういには至いたらなかった[72]。

2022年ねん1月がつ19日にちに400万まん円えん減げんとなる推定すいてい年俸ねんぽう1700万まん円えんプラス出来高できだかでサインした[72]。この年としも開幕かいまくを二に軍ぐんで迎むかえると、公式こうしき戦せんでは4月がつ3日にちの二に軍ぐん戦せん[73]に登板とうばんしたのみで、6月13日にちにトミー・ジョン手術しゅじゅつを受うけた[74]。残のこりのシーズンはリハビリに費ついやし、10月4日にちに球団きゅうだんから戦力せんりょく外がい通告つうこくを受うけた[75]。その後ごは現役げんえき続行ぞっこうを希望きぼうし[76]、NPB球団きゅうだんからのオファーを待まちながら自主じしゅトレに励はげんでいた[77]。

ロッテ時代じだい

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2023年ねん1月がつ23日にちに千葉ちばロッテマリーンズと育成いくせい選手せんしゅ契約けいやくを締結ていけつした[78][79]。背番号せばんごうは132[80]。リハビリを経へて、5月がつ10日とおかの二に軍ぐん戦せんで実戦じっせん復帰ふっき[81]。イースタン・リーグでは16試合しあいに登板とうばんし、防御ぼうぎょ率りつ5.28を記録きろくすると、7月がつ27日にちに支配しはい下か選手せんしゅ登録とうろくとなり[82][83]、背番号せばんごうは66へ変更へんこうとなった[84]。8月9日にちに出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくされ[85]、同日どうじつのオリックス・バファローズ戦せんで移籍いせき後ご初はつ登板とうばん（自身じしん1年ねん11か月げつぶりの一軍いちぐん登板とうばん）となり[86]、打者だしゃ2人にんを空振からぶり三振さんしんとサードゴロに打うち取とった[87]。続つづく8月がつ12日にちの西武せいぶ戦せんでは1点てんビハインドの9回かい表ひょうから登板とうばんし、1奪だつ三振さんしんを含ふくむ三さん者しゃ凡退ぼんたいに抑おさえると、直後ちょくごにチームが逆転ぎゃくてんサヨナラ勝がちを収おさめたことで、澤田さわだに移籍いせき後ご初はつ勝利しょうりが記録きろく[88]。一軍いちぐんでは自身じしん1563日にちぶりの白星しろぼしとなった[89]。その後ごもブルペンの一角いっかくを担にない、10月1日にちの西武せいぶ戦せんでは守護神しゅごじん益田ますだ直也なおやが特例とくれい2023で登録とうろく抹消まっしょうとなったことを受うけ、澤田さわだが1点てんリードの9回かい表ひょうに登板とうばん[90]。1イニングを無む失点しってんに抑おさえ、プロ初はつセーブを挙あげた[91]。この年としは17試合しあいの登板とうばんで2勝しょう0敗はい6ホールド2セーブ・防御ぼうぎょ率りつ1.08を記録きろく[92]。CSではソフトバンクとのファーストステージ、オリックスとのファイナルステージに2試合しあいずつ登板とうばんした[93][94]。オフに1500万まん円えん増ぞうとなる推定すいてい年俸ねんぽう1940万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[95]。

2024年ねんは開幕かいまくを一軍いちぐんで迎むかえ[96]、5月終了しゅうりょう時点じてんではチーム2位いの17試合しあいに登板とうばんし、1勝しょう0敗はい8ホールド・防御ぼうぎょ率りつ1.13を記録きろく[97]。6月1日にちの阪神はんしんタイガース戦せんでは延長えんちょう11回かい表ひょうを無む失点しってんに抑おさえて勝利しょうり投手とうしゅとなったが、1イニングで2四球しきゅうを与あたえ[98]、その後ごは2試合しあい連続れんぞく3失点しってんと不安定ふあんていな投球とうきゅうが続つづき[99][100]、同どう10日とおかに出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょうされた[101]。

選手せんしゅとしての特徴とくちょう

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最速さいそく155km/hのストレート[注ちゅう 1]、カットボール、チェンジアップ[103]、2023年ねんのロッテ移籍いせき後ごに習得しゅうとくしたスプリットチェンジ[104]などを投とうじる。

投球とうきゅうフォームは、ボールの出所しゅっしょが見みえにくく独特どくとくの間あいだがある腕うでの振ふり[105]で特徴とくちょう的てきな角度かくどのオーバースロー。2022年ねんに受うけたトミー・ジョン手術しゅじゅつからの復帰ふっき後ごは、特徴とくちょう的てきな角度かくどを残のこしつつ、体からだの連動れんどう性せいを意識いしきした新あらたな投球とうきゅうフォームを確立かくりつした[106]。

大阪桐蔭おおさかとういん高校こうこう在学ざいがく中ちゅうから投球とうきゅうの安定あんてい感かんとコントロールへの評価ひょうかが高たかく、立教大学りっきょうだいがく時代じだいに登板とうばんしていた東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅうのリーグ戦せんでは、1試合しあい平均へいきんの与あずか四死球ししきゅう率りつを1.99にとどめていた[107]。オリックスや楽天らくてんで打撃だげきコーチを務つとめている小谷野こやの栄一えいいちは、オリックスでの現役げんえき時代じだいに、「投球とうきゅうに大たいしたスピードはないのに、投なげる寸前すんぜんまで球たま種しゅが分わからないので、打者だしゃが先さきに反応はんのうしてしまう」という意味いみで澤田さわだの投球とうきゅう術じゅつを「あと出だしジャンケン」と表現ひょうげんしている[105]。

高校こうこう時代じだいには、藤浪ふじなみが伸のび悩なやんでいた2年生ねんせいの夏なつ頃ごろまで、監督かんとくの西谷にしたにから藤浪ふじなみを上回うわまわる評価ひょうかと信頼しんらいを獲得かくとく。藤浪ふじなみが「浪速なにわのダルビッシュ」と呼よばれるまでに成長せいちょうしてから[108]も、高校こうこう球界きゅうかいでは「最強さいきょうの2番手ばんて投手とうしゅ」という異名いみょうで知しられていた。前述ぜんじゅつした投球とうきゅうフォームは、打者だしゃとの間合まあいを意識いしきしながら打うち気きを逸そらすことを、西谷にしたにに教おしえ込こまれたことから編あみ出だされたという[109]。

人物じんぶつ

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大阪桐蔭おおさかとういん高校こうこう時代じだいには、3年生ねんせいの時ときに硬式こうしき野球やきゅう部ぶの副ふく主将しゅしょうを務つとめた。在学ざいがく中ちゅうには、校内こうないでの人気にんきが高たかく、西谷にしたにからも（苗字みょうじにちなんだ愛称あいしょうの）「サワちゃん」と呼よばれるほどであったという[110]。

詳細しょうさい情報じょうほう

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年度ねんど別べつ投手とうしゅ成績せいせき

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年とし

度ど		 球たま

団だん		 登とう

板いた		 先さき

発はつ		 完かん

投とう		 完かん

封ふう		 無む
四よん
球たま		 勝かち

利り		 敗はい

戦せん		 セ
丨
ブ		 ホ
丨
ル
ド		 勝かち

率りつ		 打だ

者もの		 投とう
球たま
回かい		 被ひ
安やす
打だ		 被ひ
本ほん
塁るい
打だ		 与あずか
四よん
球たま		 敬けい

遠とお		 与あずか
死し
球たま		 奪だつ
三さん
振ふ		 暴

投とう		 ボ
丨
ク		 失しつ

点てん		 自じ
責せめ
点てん		 防ぼう
御お
率りつ		 W
H
I
P
2017 オリックス 13 0 0 0 0 0 2 0 0 .000 58 13.0 13 2 6 0 1 5 0 0 6 6 4.15 1.46
2018 47 0 0 0 0 5 0 0 8 1.000 201 49.2 45 5 11 2 1 45 0 0 14 14 2.54 1.13
2019 28 0 0 0 0 2 2 0 17 .500 122 26.0 28 3 15 4 0 19 0 0 14 14 4.85 1.65
2020 24 0 0 0 0 0 2 0 0 .000 87 21.0 16 5 8 2 0 24 0 0 10 8 3.43 1.14
2021 14 0 0 0 0 0 0 0 6 ---- 59 14.0 15 0 3 0 1 14 0 0 6 6 3.86 1.29
2023 ロッテ 17 0 0 0 0 2 0 2 6 1.000 63 16.2 11 1 6 0 0 18 0 0 2 2 1.08 1.02
通算つうさん：6年ねん 143 0 0 0 0 9 6 2 37 .600 590 140.1 128 16 49 8 3 125 0 0 52 50 3.21 1.26
  • 2023年度ねんどシーズン終了しゅうりょう時じ

年度ねんど別べつ守備しゅび成績せいせき

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年とし
度ど		 球たま
団だん		 投手とうしゅ
試ためし

合ごう		 刺とげ

殺ころせ		 補ほ

殺ころせ		 失しつ

策さく		 併

殺ころせ		 守もり
備
率りつ
2017 オリックス 13 0 2 0 0 1.000
2018 47 2 8 0 1 1.000
2019 28 0 3 0 1 1.000
2020 24 2 5 0 0 1.000
2021 14 1 2 0 0 1.000
2023 ロッテ 17 0 1 0 0 1.000
通算つうさん 143 5 21 0 2 1.000
  • 2023年度ねんどシーズン終了しゅうりょう時じ

記録きろく

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初はつ記録きろく
投手とうしゅ記録きろく
打撃だげき記録きろく

背番号せばんごう

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  • 49（2017年ねん - 2022年ねん）
  • 132（2023年ねん - 2023年ねん7月がつ26日にち）
  • 66（2023年ねん7月がつ27日にち - ）

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 2021年ねん7月がつ8日にちの楽天らくてん戦せんにて、浅村あさむら栄さかえ斗とへの5球きゅう目めと島内しまうち宏明ひろあきへの3球きゅう目めで計測けいそくしている[102]。

出典しゅってん

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  1. ^ a b 「阪神はんしん　立大りつだい・沢田さわだをリストアップ　大阪桐蔭おおさかとういんで藤浪ふじなみと春はる夏なつ連覇れんぱを達成たっせい」『スポーツニッポン』2016年ねん6月がつ7日にち。2016年ねん11月1日にち閲覧えつらん。
  2. ^ 「ロッテ - 契約けいやく更改こうかい - プロ野球やきゅう」『日刊にっかんスポーツ』。2023年ねん11月19日にち閲覧えつらん。
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  103. ^ 「藤浪ふじなみ晋すすむ太郎たろうに負まけられない！ ロッテリリーフ陣じんの救世主きゅうせいしゅとなるか？「1球きゅう1球きゅう、一生懸命いっしょうけんめいに投なげる」 “サワネロ”こと澤田さわだ圭けい佑たすくの1563日にちぶりの“地獄じごくボール”」ABEMA TIMES、2023年ねん8月がつ21日にち。2023年ねん12月13日にち閲覧えつらん。
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  106. ^ 「ロッテ・沢田さわだ圭けい佑たすくインタビュー　トミー・ジョン手術しゅじゅつを経へて「新あたらしい自分じぶん」で上あがる幕張まくはりのマウンド／武田たけだ千せん怜れいのアナザーストーリー（６１）（2/3ページ）」『サンケイスポーツ』2023年ねん8月がつ11日にち。2023年ねん12月13日にち閲覧えつらん。
  107. ^ 「大阪桐蔭おおさかとういん最強さいきょうの2番手ばんて・澤田さわだ圭けい佑たすく（オリックス）がドラフト8位いからの逆襲ぎゃくしゅうを目指めざす!」高校こうこう野球やきゅうドットコム、2017年ねん2月がつ27日にち。2017年ねん4月がつ24日にち閲覧えつらん。
  108. ^ 「藤浪ふじなみの盟友めいゆう「大阪桐蔭おおさかとういんの人気にんき者しゃサワちゃん」がオリックスで猛もうアピール（3）」Web Sportiva、2017年ねん3月がつ24日にち。2017年ねん4月がつ24日にち閲覧えつらん。
  109. ^ 「藤浪ふじなみの盟友めいゆう「大阪桐蔭おおさかとういんの人気にんき者しゃサワちゃん」がオリックスで猛もうアピール（4）」Web Sportiva、2017年ねん3月がつ24日にち。2017年ねん4月がつ24日にち閲覧えつらん。
  110. ^ 「藤浪ふじなみの盟友めいゆう「大阪桐蔭おおさかとういんの人気にんき者しゃサワちゃん」がオリックスで猛もうアピール（6）」Web Sportiva、2017年ねん3月がつ24日にち。2017年ねん4月がつ24日にち閲覧えつらん。
  111. ^ 「ロッテの中継なかつぎ右腕うわん・沢田さわだがフルスイングで神宮じんぐうを沸わかせる　九きゅう回かいに登板とうばんし延長えんちょう十じゅう回かいにプロ初はつ打席だせき　空振からぶり三振さんしん」『デイリースポーツ』2024年ねん5月がつ30日にち。2024年ねん5月がつ30日にち閲覧えつらん。

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外部がいぶリンク

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日本の旗 野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょう - 2016 ハーレムベースボールウィーク
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