田中たなか正ただし大だい (造園ぞうえん学者がくしゃ)

田中たなか 正大せいだい（たなか まさひろ、1926年ねん7月がつ5日にち-　）は、日本にっぽんの造園ぞうえん学がく者もの。東京農業大学とうきょうのうぎょうだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ。農学のうがく博士はかせ（京都大学きょうとだいがく）。

来歴らいれき

和歌山わかやま県けんに生うまれる。1949年ねんに、京都大学きょうとだいがく農学部のうがくぶ林はやし学科がっかを卒業そつぎょうする。

東京とうきょうに移うつり、1950年ねん1月がつに東京とうきょう都と世田谷せたがや区立くりつ富士ふじ中学校ちゅうがっこう教諭きょうゆとなる。以後いご、世田谷せたがや区立くりつ八幡やはた中学校ちゅうがっこう（1954年ねん5月がつ）、 豊島としま区立くりつ大塚中おおつかなか学校がっこう（1961年ねん4月がつ）、 清瀬きよせ市立しりつ清瀬きよせ第だい二に中学校ちゅうがっこう（1971年ねん4月がつ）でそれぞれ教諭きょうゆを務つとめた。 1973年ねんから1978年ねんまで、東京とうきょう都と「緑みどりの監視かんし員いん」となる。その傍かたわら、1976年ねんから1978年ねんまで「清瀬きよせの自然しぜんを守まもる会かい」の副ふく会長かいちょうも務つとめた。

1978年ねん4月がつ、東京農業大学とうきょうのうぎょうだいがく短期大学たんきだいがく農業のうぎょう科か教授きょうじゅに就任しゅうにんする。1981年ねん4月がつから1983年ねんまで、農業のうぎょう大学だいがく短期大学たんきだいがく農業のうぎょう科か科か長ちょうとなる。一方いっぽうで1982年ねんから1987年ねんまで信州大学しんしゅうだいがく農学部のうがくぶ非常勤ひじょうきん講師こうし（7月がつから翌よく3月がつの間あいだで）も務つとめた。

1995年ねんに、東京農業大学とうきょうのうぎょうだいがくを退職たいしょくした。

賞しょう歴れき

• 1970年ねん 日本にっぽん造園ぞうえん学会がっかい賞しょう。
• 1983年ねん 国立こくりつ公園こうえん協会きょうかい田村たむら賞しょう
• 1995年ねん日本にっぽん公園こうえん緑地りょくち協会きょうかい北村きたむら賞しょう
• 平成へいせい10年度ねんど第だい17回かい日本にっぽん造園ぞうえん学会がっかい上原うえはら敬二けいじ賞しょう

著書ちょしょ

• 『桂かつら離宮りきゅう』（共著きょうちょ）岩崎いわさき書房しょぼう、1959年ねん
• 『世界せかい建築けんちく全集ぜんしゅうI - III』（共著きょうちょ）平凡社へいぼんしゃ、1959年ねん - 1961年ねん　
• 『造園ぞうえん技術ぎじゅつ』（共著きょうちょ）誠まこと文ぶん堂どう新光しんこう社しゃ、1961年ねん
• 『茶ちゃの建築けんちくと庭にわ』（共著きょうちょ）、1962年ねん
• 『日本にっぽんの造園ぞうえん』（共著きょうちょ）誠まこと文ぶん堂どう新光しんこう社しゃ、1964年ねん
• 『Japanese Architecture and Garden』（共著きょうちょ）国際こくさい文化ぶんか振興しんこう会かい、1965年ねん
• 『禅ぜん寺てらと石庭いしにわ』<原色げんしょく日本にっぽんの美術びじゅつ第だい10巻かん> （共著きょうちょ）、小学館しょうがくかん、1967年ねん（再刊さいかん1980年ねん・1990年ねん・1994年ねん）
• 『日本にっぽんの庭園ていえん』鹿島かしま研究所けんきゅうじょ出版しゅっぱん会かい<SD選書せんしょ23>、1967年ねん
• 『日本にっぽんの美術びじゅつ15』（共著きょうちょ）小学館しょうがくかん、1971年ねん
• 『日本にっぽんの公園こうえん』鹿島かしま研究所けんきゅうじょ出版しゅっぱん会かい<SD選書せんしょ87>、1974年ねん
• 『造園ぞうえん技術ぎじゅつ大成たいせい』（共著きょうちょ）養よう賢堂かしこどう、1978年ねん
• 『日本にっぽんの自然しぜん公園こうえん 自然しぜん保護ほごと風景ふうけい保護ほご』相模さがみ書房しょぼう、1981年ねん
• 『日本にっぽんの歴史れきしと文化ぶんか』（共著きょうちょ）養よう賢堂かしこどう、1987年ねん
• 『東京とうきょうの公園こうえんと原はら地形ちけい』けやき出版しゅっぱん、2005年ねん

参考さんこう文献ぶんけん

• 進士しんし五十八いそや・丸山まるやま宏ひろし「上原うえはら敬二けいじ賞しょう受賞じゅしょう者しゃに聞きく 田中たなか正ただし大だい先生せんせい」『ランドスケープ研究けんきゅう』第だい64巻かん1号ごう、日本にっぽん造園ぞうえん学会がっかい、2000年ねん8月がつ、pp.65 - 68