田中たなか源三郎げんざぶろう

田中たなか 源三郎げんざぶろう（たなか げんざぶろう、1895年ねん（明治めいじ28年ねん）8月がつ12日にち - 1953年ねん（昭和しょうわ28年ねん）12月24日にち）は、大正たいしょうから昭和しょうわ期きの実業じつぎょう家か、政治せいじ家か。衆議院しゅうぎいん議員ぎいん。

経歴けいれき

兵庫ひょうご県けん明石あかし郡ぐん大久保おおくぼ村むら江井えねい島とう（大久保おおくぼ町まちを経へて現げん明石あかし市し）で生うまれる。同志社大学どうししゃだいがく、法政大学ほうせいだいがくで学まなんだ。

兵庫ひょうご県けん会議かいぎ員いんに選出せんしゅつされ、同どう参事さんじ会員かいいんも務つとめた。1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）4月がつの第だい20回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょで兵庫ひょうご県けん第だい3区くから立憲りっけん政友せいゆう会かい公認こうにんで出馬しゅつばして当選とうせんしたが、1939年ねん（昭和しょうわ14年ねん）8月がつ4日にち、衆議院しゅうぎいん議員ぎいん選挙せんきょ法ほう違反いはん事件じけんの上告じょうこくが大審院だいしんいんで棄却ききゃくされ判決はんけつが確定かくていしたため議員ぎいんを退職たいしょくした。戦後せんご、1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）4月がつの第だい22回かい総そう選挙せんきょで兵庫ひょうご県けん第だい1区くから日本にっぽん自由党じゆうとう公認こうにんで出馬しゅつばして再選さいせんされ、1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）4月がつの第だい23回かい総そう選挙せんきょで兵庫ひょうご県けん第だい3区くから民主党みんしゅとう公認こうにんで出馬しゅつばして当選とうせんし、衆議院しゅうぎいん議員ぎいんに通算つうさん3期き在任ざいにんした。この間あいだ、片山かたやま内閣ないかく・運輸うんゆ政務次官せいむじかん、日本にっぽん自由党じゆうとう政調せいちょう会かい商工しょうこう部長ぶちょう、同どう石炭せきたん部長ぶちょうなどを務つとめた。その後ご、第だい24回かい、第だい25回かい総そう選挙せんきょに立候補りっこうほしたがいずれも落選らくせんした。

また、兵庫ひょうご県けん淡水魚たんすいぎょ養殖ようしょく組合くみあい長ちょう、同どう水産すいさん業ぎょう会かい顧問こもん、中央ちゅうおう水すい産業さんぎょう会かい参与さんよ、日本にっぽん養魚ようぎょ組合くみあい連合れんごう会かい常務じょうむ理事りじ、兵庫ひょうご県けん池ち中ちゅう養殖ようしょく特別とくべつ漁業ぎょぎょう会長かいちょう、三木みき電鉄でんてつ監査かんさ役やく、阪神はんしん産業さんぎょう社長しゃちょうなどを務つとめた。

著作ちょさく

• 『帝國ていこく議會ぎかい報告ほうこく書しょ 第だい71・2回かい』田中たなか源三郎げんざぶろう、1930年ねん。

参考さんこう文献ぶんけん

• のじぎく文庫ぶんこ編へん『兵庫ひょうご県けん人物じんぶつ事典じてん 下巻げかん』のじぎく文庫ぶんこ、1968年ねん。
• 衆議院しゅうぎいん・参議院さんぎいん編へん『議会ぎかい制度せいど百ひゃく年ねん史し - 衆議院しゅうぎいん議員ぎいん名鑑めいかん』大蔵省おおくらしょう印刷いんさつ局きょく、1990年ねん。
• 『国政こくせい選挙せんきょ総覧そうらん 1947-2016』日外にちがいアソシエーツ、2017年ねん。