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福田ふくだ進一しんいち

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福田ふくだ 進一しんいち(ふくだ しんいち、1955ねん[1]12月25にち - ) は、日本にっぽんクラシックギター奏者そうしゃ大阪おおさか出身しゅっしん[1]既婚きこん

来歴らいれき

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11さいより斎藤さいとう達也たつやにギターを師事しじ[1]関西大学かんさいだいがく商学部しょうがくぶ中退ちゅうたいしたのち1977ねん6月よりパリ留学りゅうがく[2]エコール・ノルマル音楽おんがくいんにてアルベルト・ポンセ師事しじ[1]し、どう音楽おんがくいん首席しゅせき卒業そつぎょうつづいてイタリアキジアーナ音楽おんがくいんにてオスカー・ギリア師事しじ[1]し、最優秀さいゆうしゅうディプロマを取得しゅとく1981ねん、パリ国際こくさいギターコンクールでグランプリ優勝ゆうしょう[1]。それ以降いこう、ソリストとして世界せかい各地かくち公演こうえんやマスタークラスを開催かいさいするとともに、様々さまざまなオーケストラと協演きょうえんしている[1]

1999ねんNHK放送ほうそうしたB'zのギタリスト松本まつもと孝弘たかひろ特集とくしゅう番組ばんぐみにおける対談たいだん相手あいてとして福田ふくだえらばれ、ギターについての各々おのおのおもいや、ビブラートなどのしん演奏えんそうするギターの価値かちについてあつかたった。この収録しゅうろくにおいて、松本まつもと当時とうじ福田ふくだ愛用あいようしていたギター(ロベール・ブーシェさく)をりて即興そっきょう演奏えんそう披露ひろうしたさいには、エレキギターフォークギターには当然とうぜんついているポジションマークがクラシックギターには伝統でんとうてきにつけられていないため、フィンガリングに苦笑くしょうする一幕ひとまくもみられた。

2007ねん日本にっぽんすぐれた音楽おんがく文化ぶんか世界せかい紹介しょうかいした功績こうせきにより外務がいむ大臣だいじん表彰ひょうしょう受賞じゅしょう[1]

2008ねんレオ・ブローウェルより協奏曲きょうそうきょく『コンチェルト・ダ・レクイエム』を献呈けんていされ、ライン州立しゅうりつフィルハーモニー管弦楽かんげんがくだん世界せかい初演しょえん[1]つづいて作曲さっきょくしゃ自身じしん指揮しきによりコルドバ管弦楽かんげんがくだん再演さいえん[1]。さらに、2011ねんにはサンパウロ交響こうきょう楽団がくだん南米なんべい初演しょえん[1]。また、エドゥアルド・フェルナンデスとの共演きょうえんで、ブローウェルのふたつのギターのための『旅人たびびとたちのソナタ』を世界せかい初演しょえん[1]

2012ねん芸術げいじゅつ選奨せんしょう文部もんぶ科学かがく大臣だいじんしょう受賞じゅしょう[1]同年どうねんドイツ台湾たいわんキューバカナダ北米ほくべいにてツアー開催かいさい[1]

2013ねんにはきたカリフォルニアのメンドシーノ音楽おんがくさいホアキン・ロドリーゴの『アランフェス協奏曲きょうそうきょく』、武満たけみつとおるの『ゆめえんへ』を演奏えんそう[1]

2014ねんアリカンテ大学だいがくにて開催かいさいされた「アリカンテ・ギター・マスター」において客員きゃくいん教授きょうじゅ[1]同年どうねん、セビリア国際こくさいギターフェスティバルにメインゲストとして招待しょうたいされる[1]どうフェスティバルには2016ねんにも招待しょうたいされている[1]

2017ねんからウィーン・フィルハーモニー管弦楽かんげんがくだんもとコンサートマスター、ライナー・キュッヒルとの演奏えんそう活動かつどう開始かいし[1]同年どうねん自伝じでんてきエッセイ「6げんじょうのアリア」を上梓じょうし[1]

2018ねんがつ全米ぜんべい都市としでのソロ・コンサートツアーを開催かいさいし、好評こうひょうはく[1]

2019ねんがつモスクワ、チャイコフスキー・コンサートホールにてスヴェトラーノフ記念きねんロシア国立こくりつ交響こうきょう楽団がくだん共演きょうえん[1]同年どうねんがつ、ブローウェルととも台北たいぺい国際こくさいギターフェスティバルに参加さんか[1]同年どうねんがつジュネーヴ、パリなどのヨーロッパ・ツアーを開催かいさい[1]同年どうねん11がつ公開こうかい映画えいがマチネのわりに」ではクラシックギター監修かんしゅうつとめている[1]。なお、原作げんさくしゃ平野ひらの啓一郎けいいちろうとは2003ねんストックホルム出会であってから交流こうりゅうがある。

人物じんぶつ

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クラシックギターかいかならずしもスポットのあたるジャンルではいが、福田ふくだ度々たびたびメディアに登場とうじょうし、とくにNHKの番組ばんぐみではライブ演奏えんそう披露ひろうすることもある。演奏えんそううまでもなく、大阪おおさか出身しゅっしんならではの軽快けいかいなトークもまた定評ていひょうがある。フランス滞在たいざい期間きかんながいものの南米なんべい音楽おんがくにも造詣ぞうけいふかく、エイトル・ヴィラ=ロボス『ショーロスだい1ばん』はメディアで度々たびたび披露ひろうされる。ルネサンス音楽おんがくから現代げんだい音楽おんがくまで多数たすうのレパートリーをつだけでなく、野平のだい一郎いちろう『アラベスクⅣ』、ブローウェル『悲歌ひか』『ハープとかげ』、セルジオ・アサド『ソナタ』など、献呈けんていされた楽曲がっきょくおおい。

ディスコグラフィーはすでに90まいえ、リリースされてきたレコードすうおよび演奏えんそうジャンルにおいては、日本にっぽんのクラシックギタリストにおいては随一ずいいちであり、第一人者だいいちにんしゃである。近年きんねんではスペイン音楽おんがくだい2しゅう「セビリアふう幻想曲げんそうきょく」が平成へいせい15年度ねんどだい58かい文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつさいしょう優秀ゆうしゅうしょう受賞じゅしょう[1]。2007ねん福田ふくだ進一しんいち・アランフェス協奏曲きょうそうきょく」、2010ねんより近代きんだいギター音楽おんがくちちフランシスコ・タレガ作品さくひんしゅう連続れんぞくリリース[1]。2011ねんあきからは「バッハ作品さくひんしゅう」のシリーズを開始かいしし、2019ねんにはチェロ組曲くみきょく全曲ぜんきょくふくぜんしゅう完結かんけつ予定よてい[1]。さらに、世界せかいレーベルNAXOSから「現代げんだい日本にっぽんのギター音楽おんがく」シリーズをスタートし、2018ねんがつにはだいしゅうがリリースされた[1]

フルートの工藤くどう重典しげのり佐久間さくま由美子ゆみこ、チェロの長谷川はせがわ陽子ようこ、ヴァイオリンの森下もりした幸路さちじ、ジャズギターの渡辺わたなべ香津こうづなど、ジャンルや楽器がっき音楽家おんがくかとの共演きょうえん数多かずおおく、クラシック音楽おんがくかいにおいてひろ認知にんちされている。

教育きょういくしゃとしても、鈴木すずき大介だいすけむら佳織かおりむらそういち大萩おおはぎ康司こうじ松尾まつお俊介しゅんすけらを育成いくせい。2019ねん現在げんざい上海しゃんはい音楽おんがくいん大阪音楽大学おおさかおんがくだいがく[3]エリザベト音楽大学えりざべとおんがくだいがく昭和音楽大学しょうわおんがくだいがくかく音大おんだいのギター客員きゃくいん教授きょうじゅ。さらに東京とうきょう、アレッサンドリア、ハインスベルグ、コブレンツ、全米ぜんべいギター協会きょうかいなど、主要しゅよう国際こくさいギターコンクールの審査しんさいん歴任れきにんしている[1]

脚注きゃくちゅう

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外部がいぶリンク

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