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穂別ほべつえき

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
穂別ほべつえき
ほべつ
Hobetsu
豊田とよだ (6.3 km)
(8.2 km) 富内とみうち
所在地しょざいち 北海道ほっかいどう勇払ゆうふつぐん穂別ほべつまちげんむかわまち穂別ほべつ
北緯ほくい4245ふん36.47びょう 東経とうけい1428ふん7.18びょう / 北緯ほくい42.7601306 東経とうけい142.1353278 / 42.7601306; 142.1353278座標ざひょう: 北緯ほくい4245ふん36.47びょう 東経とうけい1428ふん7.18びょう / 北緯ほくい42.7601306 東経とうけい142.1353278 / 42.7601306; 142.1353278
所属しょぞく事業じぎょうしゃ 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう国鉄こくてつ
所属しょぞく路線ろせん 富内線とみうちせん
キロほど 37.3 km(鵡川むかわ起点きてん
電報でんぽう略号りゃくごう ホツ
えき構造こうぞう 地上ちじょうえき
ホーム 1めん1せん
開業かいぎょう年月日ねんがっぴ 1923ねん大正たいしょう12ねん11月11にち[1]
廃止はいし年月日ねんがっぴ 1986ねん昭和しょうわ61ねん11月1にち[2]
備考びこう 富内線とみうちせんはいせんともなはいえき[1]
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1975ねん穂別ほべつえき周囲しゅういやく750m範囲はんいみぎ上側うわがわ日高ひだかまち方面ほうめん国土こくど交通省こうつうしょう 国土こくど地理ちりいん 地図ちず空中くうちゅう写真しゃしん閲覧えつらんサービス空中くうちゅう写真しゃしんもと作成さくせい

穂別ほべつえき(ほべつえき)は、かつて北海道ほっかいどう胆振いぶり支庁しちょう勇払ゆうふつぐん穂別ほべつまちげんむかわまちべつ設置せっちされていた、日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう国鉄こくてつ富内線とみうちせんえきはいえき)である[1]電報でんぽう略号りゃくごうホツ事務じむ管理かんりコードは▲132306[3]

歴史れきし[編集へんしゅう]

  • 1923ねん大正たいしょう12ねん11月11にち - 北海道ほっかいどう鉱業こうぎょう鉄道てつどう金山かなやませんなますっぽんえき旭岡あさひがおかえき) - あたり富内とみうちえき富内とみうちえきあいだ延伸えんしん開通かいつうともない、開業かいぎょう[4][5]一般いっぱんえき[1]
  • 1924ねん大正たいしょう13ねん3月3にち - 北海道ほっかいどう鉱業こうぎょう鉄道てつどう社名しゃめい北海道ほっかいどう鉄道てつどう(2代目だいめ)に改称かいしょうし、それにともなどう鉄道てつどうえきとなる[5]
  • 1929ねん昭和しょうわ4ねん)- 鵡川むかわ木材もくざいりゅうおくべつ土場どじょうまでとなる[6]
  • 1931ねん昭和しょうわ6ねん)7がつ - 王子製紙おうじせいし陸揚りくあげ網場あば中島なかじま付近ふきんもうけ、穂別ほべつ - 富内とみうちあいだから分岐ぶんきするせん敷設ふせつして原木げんぼく輸送ゆそうおこな協定きょうていむす[7]敷設ふせつ時期じき不明ふめい作業さぎょう距離きょり全国ぜんこく専用せんようせん一覧いちらん昭和しょうわ25年版ねんばんおよびどう32ねんばんで 2.3km。)。
  • 1943ねん昭和しょうわ18ねん8がつ1にち - 北海道ほっかいどう鉄道てつどう戦時せんじ買収ばいしゅうにより国有こくゆうされ、路線ろせんめい富内線とみうちせん改称かいしょう、それにともな同線どうせんえきとなる[5]
  • 1948ねん昭和しょうわ23ねん) - 穂別ほべつ炭鉱たんこうからの貨物かもつ石炭せきたんあつか開始かいし。1956ねんやく5,000t/つき規模きぼとなるものの、1965ねん閉山へいざん
  • 1982ねん昭和しょうわ57ねん10月1にち - 貨物かもつあつかいを廃止はいし[1]
  • 1984ねん昭和しょうわ59ねん2がつ1にち - 荷物にもつあつかいを廃止はいし[1]
  • 1986ねん昭和しょうわ61ねん11月1にち - 富内線とみうちせん全線ぜんせん廃止はいしともない、はいえきとなる[2][5]

えき構造こうぞう[編集へんしゅう]

廃止はいし時点じてんで、単式たんしきホーム1めん1せんゆうする地上ちじょうえきであった。ホームは、線路せんろ北側きたがわ日高ひだかまち方面ほうめんかって左手ひだりてがわ)に存在そんざいした[8]。そのほかホームをゆうさないふく本線ほんせんを1せん本線ほんせん日高ひだか町方まちかた構内こうないはし部分ぶぶんから分岐ぶんきふく本線ほんせん中間なかま部分ぶぶん合流ごうりゅうする側線そくせんふく本線ほんせん鵡川むかわかたから分岐ぶんき日高ひだか町方まちかたびるまりの側線そくせん本線ほんせん日高ひだか町方まちかたのホーム手前てまえから駅舎えきしゃがわ分岐ぶんき駅舎えきしゃ東側ひがしがわホームせつ部分ぶぶん貨物かもつホームへの貨物かもつ側線そくせんかく1せんゆうしていた[8]

職員しょくいん配置はいちえきとなっており、駅舎えきしゃ構内こうない北側きたがわ位置いちし、ホーム中央ちゅうおう部分ぶぶんせっしていた[8]

駅名えきめい由来ゆらい[編集へんしゅう]

とうえき所在しょざいした地名ちめいより。地名ちめいは、アイヌの「ポン・ペッ」(pon-pet ちいさなかわ)に由来ゆらいするというせつがある。門別もんべつ登別のぼりべつといった地名ちめいおなじく、アイヌの「ペッ」(pet がわ)がふくまれている。

利用りようじょうきょう[編集へんしゅう]

  • 1981年度ねんど昭和しょうわ56年度ねんど)の1にちたりの乗降じょうこう客数きゃくすうは369にん[8]
  • 1926ねん大正たいしょう15ねん)の主要しゅよう貨物かもつ取扱とりあつかいりょうは、木材もくざいやく156,000せき木炭もくたんやく229,000ひょう[9]。(木材もくざいいちせき0.2783m3、ミズナラの比重ひじゅう0.67で換算かんさんしてやく29,000t、木炭もくたんは1ひょう15kg換算かんさんやく3,400t)

えき周辺しゅうへん[編集へんしゅう]

えきあと[編集へんしゅう]

1999ねん平成へいせい11ねん時点じてんではひろ公園こうえんとなっており、鉄道てつどう官舎かんしゃっていた場所ばしょには芝生しばふえられていた[11]。2011ねん平成へいせい23ねん時点じてんでも同様どうようで、線路せんろあと散策さんさく転用てんようされており、公園こうえんめいは「ふれあい公園こうえん」であった[12]

また、1999ねん平成へいせい11ねん時点じてんではえきあととみ内方ないほうに「37 1/2」のキロポスト残存ざんそんしていた[11]。2011ねん平成へいせい23ねん時点じてんではえきあと豊田とよだかた線路せんろあとまれた枕木まくらぎ残存ざんそんしており、ちかくの線路せんろあとには枕木まくらぎさい利用りようしたしがらみ残存ざんそんしていた[12]

となりえき[編集へんしゅう]

日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう
富内線とみうちせん
豊田とよだえき - 穂別ほべつえき - 富内とみうちえき

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f 石野いしのあきら へん停車場ていしゃじょう変遷へんせんだい事典じてん 国鉄こくてつ・JRへん II』(初版しょはんJTB、1998ねん10がつ1にち、866ぺーじISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう公示こうじだい109ごう”. 官報かんぽう. (1986ねん10がつ14にち) 
  3. ^ 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう営業えいぎょうきょく総務そうむ へん停車場ていしゃじょう一覧いちらん 昭和しょうわ41ねん3がつ現在げんざい日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう、1966ねん、229ぺーじdoi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022ねん12がつ10日とおか閲覧えつらん 
  4. ^ 官報かんぽう』 1923ねん11がつ20日はつか 鉄道てつどうしょう彙報いほう地方ちほう鉄道てつどう運輸うんゆ開始かいし国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション)
  5. ^ a b c d 今尾いまおめぐみかい監修かんしゅう)『日本にっぽん鉄道てつどう旅行りょこう地図ちずちょう』 1 北海道ほっかいどう新潮社しんちょうしゃ、2008ねん、30ぺーじISBN 978-4-10-790019-7 
  6. ^ 北海道ほっかいどう山林さんりん 北海道ほっかいどう編纂へんさん発行はっこう 1953ねん発行はっこう、P950
  7. ^ 王子製紙おうじせいししゃ だい4かん 昭和しょうわ34ねん発行はっこう P204。網場あばおよび引込ひきこせん状況じょうきょう国土こくど地理ちりいん 地図ちず空中くうちゅう写真しゃしん閲覧えつらんサービス USA-M1147-39確認かくにんすることができる。北海道ほっかいどう山林さんりん 昭和しょうわ28ねん発行はっこうによると、元々もともとわんさかえ付近ふきんとめ網場あばまでりゅうながし、そこからいかだんで鵡川むかわげていたが、流域りゅういき農地のうち開拓かいたくされてながれおくによる堤防ていぼう決壊けっかいによる住民じゅうみんとのトラブルもえ、また灌漑かんがい用水ようすい取水しゅすいよう堰堤えんていつくられるなどながれ障害しょうがいえたため、当所とうしょ陸揚りくあげもうじょうから鉄道てつどう利用りようすることになった。
  8. ^ a b c d 書籍しょせき国鉄こくてつ全線ぜんせん各駅かくえき停車ていしゃ1 北海道ほっかいどう690えき』(小学館しょうがくかん1983ねん7がつ発行はっこう)107ページより。
  9. ^ 穂別ほべつまち』325ぺーじ 1968年刊ねんかん 穂別ほべつまち役場やくば
  10. ^ a b 書籍しょせき北海道ほっかいどう道路どうろ地図ちず 改訂かいていばん』(地勢ちせいどう1980ねん3月発行はっこう)11ページより。
  11. ^ a b 書籍しょせき鉄道てつどうはいせんあとあるくVII』(JTBパブリッシング2000ねん1月発行はっこう)65ページより。
  12. ^ a b 書籍しょせき北海道ほっかいどう鉄道てつどうはいせんあと』(ちょ本久もときゅう公洋きみひろ北海道新聞社ほっかいどうしんぶんしゃ2011ねん9月発行はっこう)85-87ページより。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]