春日かすがえき (北海道ほっかいどう)

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春日かすがえき
かすが
Kasuga
豊城とよき (4.2 km)
所在地しょざいち 北海道ほっかいどう勇払ゆうふつぐん鵡川むかわまち春日しゅんじつ
北緯ほくい4234ふん50.26びょう 東経とうけい14159ふん59.25びょう / 北緯ほくい42.5806278 東経とうけい141.9997917 / 42.5806278; 141.9997917
所属しょぞく事業じぎょうしゃ 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう国鉄こくてつ
所属しょぞく路線ろせん 富内線とみうちせん
キロほど 7.8 km(鵡川むかわ起点きてん
電報でんぽう略号りゃくごう スカ
えき構造こうぞう 地上ちじょうえき
ホーム 1めん1せん
開業かいぎょう年月日ねんがっぴ 1922ねん大正たいしょう11ねん7がつ24にち[1]
廃止はいし年月日ねんがっぴ 1986ねん昭和しょうわ61ねん11月1にち[2]
備考びこう 富内線とみうちせんはいせんともなはいえき[1]
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1975ねん春日かすがえき周囲しゅういやく500m範囲はんいみぎがわ日高ひだかまち方面ほうめん鵡川むかわりにコンクリートせいのホームがえ、駅舎えきしゃがわは1983ねん昭和しょうわ58ねん)にはすで日高ひだかまちがわられて引込線ひきこみせんされていた[3]国土こくど交通省こうつうしょう 国土こくど地理ちりいん 地図ちず空中くうちゅう写真しゃしん閲覧えつらんサービス空中くうちゅう写真しゃしんもと作成さくせい

春日かすがえき(かすがえき)は、北海道ほっかいどう胆振いぶり支庁しちょう勇払ゆうふつぐん鵡川むかわまち春日しゅんじつげんむかわまち)にかつて設置せっちされていた、日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう国鉄こくてつ富内線とみうちせんえきはいえき)である。電報でんぽう略号りゃくごうスカ事務じむ管理かんりコードは▲132302[4]

歴史れきし[編集へんしゅう]

えき構造こうぞう[編集へんしゅう]

廃止はいし時点じてんで、しましきホーム(※片面かためん使用しよう)1めん1せんゆうする地上ちじょうえきであった。ホームは。線路せんろ東側ひがしがわ日高ひだかまち方面ほうめんかって左側ひだりがわ)に存在そんざいした[3]。かつてはしましきホーム1めん2せんゆうする。列車れっしゃ交換こうかん可能かのう交換こうかんえきであった。使つかわれなくなった駅舎えきしゃがわの1せんは、交換こうかん設備せつび運用うんよう廃止はいし鵡川むかわかた転轍機てんてつきおよびホームはしまでの線路せんろ側線そくせんとしてのこっていた(ただし1983ねん昭和しょうわ58ねん時点じてんでは転轍機てんてつきさき、ホームにいたあいだ部分ぶぶん車止くるまど設置せっちされていた[3])。

無人むじんえき簡易かんい委託いたくえき)となっており、有人ゆうじんえき時代じだい駅舎えきしゃ改築かいちくされ、日高本線ひだかほんせん豊郷とよさとえき清畠きよはたえき同型どうけい駅舎えきしゃとなっていた[8]駅舎えきしゃ構内こうない東側ひがしがわ位置いちし、ホームからすこはなれていた。えき自体じたい完全かんぜん無人ぶにんであるが、駅前えきまえ商店しょうてん乗車じょうしゃけんあつか簡易かんい委託いたくえきとなっていた[7]

駅名えきめい由来ゆらい[編集へんしゅう]

とうえき所在しょざいしたより。なお地名ちめいよりさき駅名えきめい春日しゅんじつ名乗なのったとするせつもある[3]きゅう駅名えきめいめぐむべつ(もえべつ)は、アイヌの「モイ・ペツ」(しずかなかわ)に由来ゆらいする。由来ゆらいにはべつせつもある。

利用りようじょうきょう[編集へんしゅう]

  • 1981年度ねんど昭和しょうわ56年度ねんど)の1にちたりの乗降じょうこう客数きゃくすうは38にん[3]

えき周辺しゅうへん[編集へんしゅう]

えきあと[編集へんしゅう]

1999ねん平成へいせい11ねん時点じてんでは駅舎えきしゃ、ホーム、駅名えきめいしるべ残存ざんそんしていた[7]。また簡易かんい委託いたく受託じゅたくしていた駅前えきまえ商店しょうてんには当時とうじ看板かんばん時刻じこくひょう運賃うんちんひょう保存ほぞんされていた[7]。2011ねん平成へいせい23ねん時点じてんではきゅうえき施設しせつについては同様どうようで、駅舎えきしゃはバスの待合まちあいしょとしてさい利用りようされている[10]駅名えきめいしるべなおされている模様もようであった[10]

となりえき[編集へんしゅう]

日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう
富内線とみうちせん
豊城とよきえき - 春日かすがえき - 旭岡あさひがおかえき
かつてとうえき旭岡あさひがおかえき当時とうじなますっぽんえき)とのあいだに、芭呂さわえき(ばろさわえき)が存在そんざいした(1923ねん大正たいしょう12ねん6月12にち開業かいぎょう1943ねん昭和しょうわ18ねん8がつ1にち廃止はいし)。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g h 石野いしのあきら へん停車場ていしゃじょう変遷へんせんだい事典じてん 国鉄こくてつ・JRへん II』(初版しょはんJTB、1998ねん10がつ1にち、865ぺーじISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう公示こうじだい109ごう”. 官報かんぽう. (1986ねん10がつ14にち) 
  3. ^ a b c d e 書籍しょせき国鉄こくてつ全線ぜんせん各駅かくえき停車ていしゃ1 北海道ほっかいどう690えき』(小学館しょうがくかん、1983ねん7がつ発行はっこう)106ページより。
  4. ^ 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう営業えいぎょうきょく総務そうむ へん停車場ていしゃじょう一覧いちらん 昭和しょうわ41ねん3がつ現在げんざい日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう、1966ねん、229ぺーじdoi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022ねん12がつ10日とおか閲覧えつらん 
  5. ^ 官報かんぽう』 1922ねん09がつ28にち 鉄道てつどうしょう彙報いほう地方ちほう鉄道てつどう停留所ていりゅうじょ設置せっち国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション)
  6. ^ “「通報つうほう」●日高本線ひだかほんせん浜厚真はまあつまえきほか17えき駅員えきいん配置はいちについて(旅客りょかくきょく)”. 鉄道てつどう公報こうほう (日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう総裁そうさいしつ文書ぶんしょ): p. 2. (1977ねん1がつ31にち) 
  7. ^ a b c d 書籍しょせき鉄道てつどうはいせんあとあるくVII』(JTBパブリッシング、2000ねん1がつ発行はっこう)64-65ページより。
  8. ^ 書籍しょせき北海道ほっかいどう鉄道てつどうはいせんあと』(ちょ本久もときゅう公洋きみひろ北海道新聞社ほっかいどうしんぶんしゃ、2011ねん9がつ発行はっこう)82,95ページより。
  9. ^ 書籍しょせき北海道ほっかいどう道路どうろ地図ちず 改訂かいていばん』(地勢ちせいどう、1980ねん3がつ発行はっこう)11ページより。
  10. ^ a b 書籍しょせき北海道ほっかいどう鉄道てつどうはいせんあと』(ちょ本久もときゅう公洋きみひろ北海道新聞社ほっかいどうしんぶんしゃ、2011ねん9がつ発行はっこう)82-84ページより。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]