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竹内たけうちひろしかい

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竹内たけうち ひろしかい(たけうち こうすけ、1947ねん1がつ6にち - 2012ねん5月3にち )は、日本にっぽんスポーツジャーナリストプロレス評論ひょうろん解説かいせつしゃ

もと日本にっぽんスポーツ出版しゅっぱんしゃ代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう、のち顧問こもん。ニックネームは「たましい解説かいせつしゃ」「ミスター・ゴング」「昭和しょうわプロレスの伝道でんどう」「たましいのプロレス請負人うけおいにん」。

来歴らいれき[編集へんしゅう]

静岡しずおかけん熱海あたみにて出生しゅっしょうし、のち東京とうきょう台東たいとうにてそだつ。幼少ようしょう時代じだい力道山りきどうざんによる空前くうぜんのプロレスブームがこり、竹内たけうち例外れいがいではなく、街頭がいとうテレビうつ力道山りきどうざん熱中ねっちゅうした。

1965ねんスボすぼル・マガジン社るまがじんしゃ入社にゅうしゃし、格闘技かくとうぎ専門せんもんである『プロレス&ボクシング』のカメラマンとしてプロレスにたずさわる。記事きじ執筆しっぴつしており、19さいで『プロレス&ボクシング』、『月刊げっかんボディビルマガジン』の編集へんしゅうちょう就任しゅうにんするが、日本にっぽんスポーツ出版しゅっぱんしゃからしん雑誌ざっし創刊そうかんのためにヘッドハンティングされたことをけ、1968ねん日本にっぽんスポーツ出版しゅっぱんしゃ転職てんしょくし、『週刊しゅうかんゴング』の前身ぜんしんである『月刊げっかんゴング』を創刊そうかんする。

ジャイアント馬場ばばしんあいだ寿ことぶきという全日本ぜんにほんプロレスしん日本にっぽんプロレスりょう団体だんたい中枢ちゅうすう人物じんぶつ信頼しんらいされており[1]、1981ねん発生はっせいした全日本ぜんにほん新日本しんにほんとの外国がいこくじん戦争せんそうアブドーラ・ザ・ブッチャータイガー・ジェット・シンスタン・ハンセンらの団体だんたい移籍いせき)を『別冊べっさつゴング』でいちはやくスクープし、よく1982ねんりょう団体だんたい休戦きゅうせん会談かいだん仲介ちゅうかいやくつとめた[1]

編集へんしゅうぎょうかたわら、東京とうきょう12チャンネル放送ほうそうされていた国際こくさいプロレス中継ちゅうけい番組ばんぐみ国際こくさいプロレスアワー』の解説かいせつしゃとしても活躍かつやく。そのハイテンションなしゃべこう視聴しちょうしゃけ、NETテレビワールドプロレスリング』の解説かいせつ兼任けんにんしていた。

また『月刊げっかんゴング』創刊そうかん当時とうじロサンゼルスミル・マスカラスが「なぞ覆面ふくめんレスラー」として話題わだいんでいるというはなし東京とうきょうスポーツ桜井さくらい康雄やすおからいた竹内たけうちは、マスカラスのスターせいにいちはや着目ちゃくもくし、来日らいにちまえから「マスカラス担当たんとう記者きしゃ」を自称じしょう[2]かれを『ゴング』の看板かんばんレスラーに仕立したてて、はつ来日らいにちまでに50かいちかくも特集とくしゅう記事きじんだ。1971ねん、マスカラスは日本にっぽんプロレスはつ来日らいにち期待きたいちがわぬだい活躍かつやくせる。その7ねん1978ねん竹内たけうちも「マスカラス専用せんよう解説かいせつしゃ」として『全日本ぜんにほんプロレス中継ちゅうけい解説かいせつしゃ就任しゅうにんする。以降いこうどう番組ばんぐみのレギュラー解説かいせつしゃつとめる。

全日本ぜんにほんプロレス中継ちゅうけい解説かいせつしゃとしては、先代せんだい山田やまだたかし田鶴浜たつるはまひろし引退いんたいしたのち1990年代ねんだい初期しょきより若林わかばやし健治けんじとの通称つうしょう若竹わかたけコンビ」および、福沢ふくさわあきらとのハイテンションコンビで人気にんきはくす。1992ねん最後さいご放送ほうそうせきからはなれていたが、1999ねん5月2にち東京とうきょうドームおこなわれたジャイアント馬場ばば引退いんたい記念きねん大会たいかいより復帰ふっきし、以降いこう2000ねん全日本ぜんにほん分裂ぶんれつ中継ちゅうけい終了しゅうりょうまでレギュラー解説かいせつしゃつとめた。その直後ちょくごの10がつ9にちしん日本にっぽん東京とうきょうドーム大会たいかい新日本しんにほんvs全日本ぜんにほん対抗たいこうせんおこなわれ、竹内たけうちはゲスト解説かいせつしゃとしていちかいかぎりの『ワールドプロレスリング』復帰ふっきたした。

2000ねん以降いこう全日本ぜんにほん残留ざんりゅうがわ馬場ばば元子もとこ)にき、中継ちゅうけい番組ばんぐみ終了しゅうりょうもタイトルマッチの認定にんてい宣言せんげんでリングにがるなど全日本ぜんにほん応援おうえん以後いごやまいたおれるまで執筆しっぴつ活動かつどうちかられていた。また、国際こくさいプロレスの秘蔵ひぞう映像えいぞう所有しょゆうしていたことから、DVD-BOXとして2005ねんに『伝説でんせつ国際こくさいプロレス 1969-1974 』が竹内たけうち監修かんしゅうのもと発売はつばいされ、2007ねんにはながれ智美ともみ監修かんしゅうのもと発売はつばいされた『不滅ふめつ国際こくさいプロレス 1974-1981』には特典とくてん映像えいぞうのスタジオトークに参加さんかした。

2006ねん12月のう梗塞こうそくたお病床びょうしょうについていた。『週刊しゅうかんゴング』も日本にっぽんスポーツ出版しゅっぱんしゃ事業じぎょう停止ていしともな2007ねん3月28にちごう休刊きゅうかんし、同年どうねん9がつには『週刊しゅうかんゴング』の後継こうけいひとつである『Gリング』の最高さいこう顧問こもん就任しゅうにんしたものの、『Gリング』は2008ねん8がつごうを以って休刊きゅうかんとなった。

2012ねん5月3にち腸閉塞ちょうへいそくのため死去しきょ[3]。65さいぼつ

その[編集へんしゅう]

  • 著書ちょしょは「全日本ぜんにほんプロレス馬場ばば戦略せんりゃく』の真実しんじつ!? 防御ぼうぎょ最大さいだい攻撃こうげきなり!!」「プロレス醜聞しゅうぶん100連発れんぱつ」「昭和しょうわプロレス浪漫ろうまん」「プロレス雑学ざつがく簿」など多数たすう社長しゃちょう時代じだいもゴングに連載れんさい継続けいぞくしていた。
  • 自宅じたくにプロレス関係かんけいのビデオがなんせんほんとあったようで、ホームビデオが普及ふきゅうしていない時代じだいからの中継ちゅうけいビデオをも所持しょじしていた。日本にほんテレビで土曜どよう深夜しんや放送ほうそうしていた番組ばんぐみFULLスポーツこれくしょん』では若林わかばやし健治けんじ当時とうじ実況じっきょうアナウンサー)をいえ招待しょうたいし、このビデオストックのたなまえから中継ちゅうけいしたことがある(1992ねん放送ほうそう)。ストックのなかにはテレビ中継ちゅうけいのない試合しあいみずか会場かいじょう撮影さつえいしたものもあり、前記ぜんき国際こくさいプロレス秘蔵ひぞう映像えいぞうもその一部いちぶである。国際こくさい以外いがいでも、全日本ぜんにほん世界せかい最強さいきょうタッグ決定けっていリーグせん実現じつげんしたジャイアント馬場ばばVS長州ちょうしゅうりょくのタッグ対決たいけつ映像えいぞうなどを所蔵しょぞうしているとかたっていた。ほかにもWWEのポスターもられていたという。
  • FMW(フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング)の名付なづおやでもある。当初とうしょしんあいだ寿ことぶき旗揚はたあげを計画けいかくしていた「格闘技かくとうぎ連合れんごう」(ユニバーサル・プロレスリング)のために竹内たけうちかんがえていた名称めいしょうであったが、親交しんこうのあっただい仁田にったあつしからも旗揚はたあげするしん団体だんたい命名めいめいどう時期じきたのまれ、竹内たけうち大仁田おおにたほうにFMWの名称めいしょう提供ていきょうすることとなったという。ちなみに、大仁田おおにたらがかんがえていた団体だんたいめいは「PWA(パシフィック・レスリング・アライアンス)」で、竹内たけうちは「PWF全日本ぜんにほんプロレスのタイトル管理かんり団体だんたい)とまぎらわしい」と苦言くげんていしている[4]
  • 解説かいせつには「どうもっ!」「ですねっ!」を口癖くちぐせにしていた。
  • 週刊しゅうかんゴング』では、菊池きくちたかし門馬もんま忠雄ただおとの鼎談ていだんさんしゃさんよう」が名物めいぶつ企画きかくだった[5]
  • 国際こくさいプロレスが崩壊ほうかいしたときしん日本にっぽんプロレスへの移籍いせき反対はんたいしていたマイティ井上いのうえ今後こんご進路しんろまよい、竹内たけうち相談そうだんした。竹内たけうち馬場ばばにこのけんについてはなし、井上いのうえ竹内たけうち仲介ちゅうかい馬場ばば会談かいだんしたうえ冬木ふゆき弘道ひろみち(サムソン冬木ふゆき)などをれて全日本ぜんにほんプロレスへ移籍いせきした[6]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b 週刊しゅうかんプロレスSPECIAL 日本にっぽんプロレス事件じけん vol.8』スボすぼル・マガジン社るまがじんしゃ 2015ねん P12 - P13
  2. ^ 週刊しゅうかんゴング増刊ぞうかんごう世界せかいめいレスラー100にん伝説でんせつ!!』P186(2003ねん日本にっぽんスポーツ出版しゅっぱんしゃ
  3. ^ 昭和しょうわのプロレスをめい解説かいせつ評論ひょうろん竹内たけうちひろしかい死去しきょ スポーツニッポン 2012ねん5がつ5にち閲覧えつらん
  4. ^ 『プロレスきょあわ団体だんたい真実しんじつ』P25-26(1998ねん日本にっぽんスポーツ出版しゅっぱんしゃ ISBN 4930943124
  5. ^ その竹内たけうちけて「しんさんしゃさんよう」として継続けいぞくした
  6. ^ わすれじの国際こくさいプロレス』P13 スボすぼル・マガジン社るまがじんしゃ、2014ねん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]