竹田 青 嗣
『〈
名前
[略歴
[1986
2005
人物
[学生 の頃 、自分 の民族 の問題 と政治 をきっかけとして、独学 で哲学 、現代 思想 を学 び、特 に30歳 前 にエトムント・フッサールの現象 学 に影響 を受 け、現象 学 を〈思考 の原理 〉であると定義 して独自 の現象 学 を探求 し、俗 に竹田 現象 学 とも呼 ばれている。哲学 についての著述 はフッサールに関係 したものが多 いが、一般 的 に難解 に陥 りがちなこうした哲学 を噛 み砕 き、分 かり易 く読者 に提供 することに長 けている。そのため哲学 的 著述 も専門 的 なものではなく、読者 を限定 せず、幅広 い読者 層 を対象 とした入門 書 的 なものが多 い。ニーチェ思想 の「力 への意志 」を現代 思想 のルーツとして捉 え、ニーチェを高 く評価 している。- 2017
年 に主著 となる『欲望 論 』第 1巻 「意味 の原理 論 」、第 2巻 「価値 の原理 論 」を講談社 より上梓 。原稿 用紙 2,000枚 を超 える大著 であり、従来 の哲学 史 からの乗 り越 えを目指 す竹田 思想 の集大成 となっている。第 3巻 も近年 刊行 予定 。
思想
[近代 哲学 の伝統 的 な問題 意識 、すなわち認識 問題 、倫理 学 を引 き継 ぐ現象 学 ・存在 論 (フッサール、ハイデッガー、メルロー=ポンティほか)- 「
言語 論 的 転回 」の指標 のもと、伝統 哲学 の形而上学 性 に対 する批判 の上 に哲学 批判 を展開 する分析 哲学 (ラッセル、ウィトゲンシュタイン、クワインほか) 反 ヘーゲル、反 マルクス主義 を旗印 として、徹底的 相対 主義 を武器 に現代 社会 批判 をめがけたポストモダン思想 (デリダ、ドゥルーズ、フーコーほか)
フッサールの
著書
[単 著
[- 『<
在日 >という根拠 ――李 恢成・金石 範 ・金 鶴泳 』(国文 社 1983年 /ちくま学芸 文庫 1995年 ) - 『
陽水 の快楽 ――井上 陽水 論 』(河出書房新社 1986年 /のち文庫 、ちくま文庫 1999年 ) - 『
意味 とエロス』(作品社 1986年 )のちちくま学芸 文庫 - 『<
世界 >の輪郭 』(国文 社 1987年 ) - 『
現代 思想 の冒険 』(毎日新聞社 1987年 /ちくま学芸 文庫 1992年 ) - 『
世界 という背理 ――小林 秀雄 と吉本 隆明 』(河出書房新社 1988年 /[講談社 学術 文庫 1996年 ) - 『
夢 の外部 』(河出書房新社 1989年 /[講談社 学術 文庫 ] 1998年 『現代 批評 の遠近 法 ―夢 の外部 』) - 『
現象 学 入門 』(日本 放送 出版 協会 NHKブックス 1989年 ) - 『ニューミュージックの
美神 たち Love songに聴 く美 の夢 』(飛鳥新社 1989年 ) - 『
批評 の戦後 と現在 ――竹田 青 嗣対談 集 』(平凡社 1990年 ) - 『
自分 を知 るための哲学 入門 』(筑摩書房 1990年 /ちくま学芸 文庫 1993年 ) - 『「
自分 」を生 きるための思想 入門 ――人生 は欲望 ゲームの舞台 である』芸文社 1992年 /ちくま文庫 2005年 ) - 『はじめての
現象 学 』海鳥 社 1993年 ) - 『エロスの
世界 像 』三省堂 (1993年 のち講談社 学術 文庫 ) - 『
恋愛 論 』(作品社 1993年 のちちくま文庫 ) - 『ニーチェ
入門 』(ちくま新書 1994年 ) - 『ハイデガー
入門 』講談社 選書 メチエ 1995年 )のち講談社 学術 文庫 - 『
恋愛 というテクスト』(海鳥 社 1996年 ) - 『エロスの
現象 学 』(海鳥 社 1996年 ) - 『
世界 の「壊 れ」を見 る』(海鳥 社 1997年 ) - 『
現代 社会 と「超越 」』(海鳥 社 1998年 ) - 『プラトン
入門 』(ちくま新書 1999年 のちちくま学芸 文庫 ) - 『
言語 的 思考 へ――脱 構築 と現象 学 』(径書房 2001年 )のち講談社 学術 文庫 - 『
哲学 ってなんだ――自分 と社会 を知 る』(岩波ジュニア新書 2002年 ) - 『
現象 学 は「思考 の原理 」である』(ちくま新書 2004年 ) - 『
近代 哲学 再考 ――「ほんとう」とは何 か・自由 論 』(径書房 2004年 ) - 『
愚 か者 の哲学 -愛 せない場合 は通 り過 ぎよ』(主婦 の友社 2004年 /『自分 探 しの哲学 』 2007年 ) - 『
人間 的 自由 の条件 ――ヘーゲルとポストモダン思想 』講談社 2004年 ) - 『
現象 学 は<思考 の原理 >である』(ちくま新書 2004年 ) - 『
人間 の未来 -ヘーゲル哲学 と現代 資本 主義 』(ちくま新書 、2009年 ) - 『
哲学 は資本 主義 を変 えられるか ヘーゲル哲学 再考 』(角川 ソフィア文庫 ) - 『
中学生 からの哲学 「超 」入門 ―自分 の意志 を持 つということ』(ちくまプリマー新書 、2009年 ) - 『
完全 解読 カント『純粋 理性 批判 』』(講談社 選書 メチエ、2010年 ) - 『
超 解読 !はじめてのカント『純粋 理性 批判 』』(講談社 現代新書 、2011年 ) - 『
完全 解読 フッサール『現象 学 の理念 』』(講談社 選書 メチエ、2012年 ) - 『
超 解読 !はじめてのフッサール『現象 学 の理念 』』(講談社 現代新書 、2012年 ) - 『はじめての
哲学 賢者 たちは何 を考 えたのか?』(PHP研究所 2014年 ) - 『
欲望 論 第 1巻 「意味 」の原理 論 』(講談社 2017年 ) - 『
欲望 論 第 2巻 「価値 」の原理 論 』(講談社 2017年 ) - 『
哲学 とは何 か』(NHKブックス NHK出版 , 2020.4
共編 著
[- (
丸山 圭 三郎 )『丸山 圭 三郎 記号 学 批判 ――<非 在 >の根拠 』(作品社 1985年 ) - (
岸田 秀 )『物語 論 批判 ――世界 ・欲望 ・エロス』作品社 1985年 ) - (
小 阪 修平 ・志賀 隆生 )『わかりたいあなたのための現代 思想 ・入門 』(JICC出版 局 1990年 ) - (
小 浜 逸郎 ・橋爪 大 三郎 ・村瀬 学 ・瀬尾 育 生 )『試 されることば』(JICC出版 局 1991年 ) - (
橋爪 大 三郎 )『自分 を活 かす思想 ・社会 を生 きる思想 ―思考 のルールと作法 』径書房 1994年 ) - (
小林 よしのり・橋爪 大 三郎 )『ゴーマニズム思想 講座 正義 ・戦争 ・国家 論 -自分 と社会 をつなぐ回路 』径書房 1997年 ) - (
加藤 典 洋 )『二 つの戦後 から』(筑摩書房 1998年 ) - (
西 研 共編 著 『はじめての哲学 史 ――強 く深 く考 えるために』有斐閣 1998年 ) - (
加藤 典 洋 ・橋爪 大 三郎 )『天皇 の戦争 責任 』(径書房 2000年 ) - (
西 研 )『よみがえれ、哲学 』(日本 放送 出版 協会 2004年 ) - (
西 研 )『完全 解読 ヘーゲル「精神 現象 学 」』講談社 2007年 ) - (
山 竹 伸二 )『フロイト思想 を読 む-無意識 の哲学 』(日本 放送 出版 協会 2008年 ) - 『
知識 ゼロからの哲学 入門 』(現象 学 研究 会 共著 幻冬舎 、2008年 ) - (
橋爪 大 三郎 )『低 炭素 革命 と地球 の未来 環境 、資源 、そして格差 の問題 に立 ち向 かう哲学 と行動 』(ポット出版 2009年 ) - (
西 研 )『超 解読 !はじめてのヘーゲル『精神 現象 学 』』(講談社 現代新書 、2010年 ) - (
西 研 、本郷 和人 )『歴史 と哲学 の対話 』(講談社 、2013年 ) - 『
超 解読 !はじめてのヘーゲル『法 の哲学 』』西 研 共著 (講談社 現代新書 2020.12 - 『
現象 学 とは何 か哲学 と学問 を刷新 する』西 研 共 編著 ,石川 輝吉 [ほか] [著 ].河出書房新社 , 2020.12