るい

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
るい
ジャンル サスペンス青年せいねん漫画まんが
漫画まんが
作者さくしゃ 松浦まつうらだるま
出版しゅっぱんしゃ 講談社こうだんしゃ
掲載けいさい イブニング
レーベル イブニングKC
発表はっぴょうごう 2013ねん10ごう - 2018ねん17ごう
巻数かんすう ぜん14かん
はなしすう ぜん125+終章しゅうしょうえがろし)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画まんが
ポータル 漫画まんが文学ぶんがく

るい -かさね-』は、松浦まつうらだるまによる日本にっぽん漫画まんが、およびその映像えいぞう作品さくひん。『イブニング』(講談社こうだんしゃ)にて、2013ねん10ごうから[1]2018ねん17ごうまで連載れんさいされた。みにくかおでありながら卓越たくえつした演技えんぎりょくをもつヒロインが、くちづけをした相手あいてかおこええることができる口紅くちべにちから使つかい、他人たにんかおうばいながら舞台ぶたい女優じょゆうとして活躍かつやくしていく姿すがたえがく。スピンオフ小説しょうせつさそえ -いざな-』もあわせて記載きさいする。

2009ねんと2012ねんにイブニング新人しんじんしょうでそれぞれ優秀ゆうしゅうしょう受賞じゅしょうした松浦まつうらだるま連載れんさいデビューさく[2][3]松浦まつうらはつ投稿とうこうさく『チョコレートミントの初恋はつこい』ののちさく構想こうそうちゅうた「キスをしたらかおわる」というアイデアをもとに、「口紅くちべに」というキーアイテムや「美醜びしゅう」というテーマ、そして怪談かいだんるいふち』と、自身じしん経験けいけんしたことのある「演劇えんげき」の要素ようそしていくというかたちつくられた[3][4][5][6]

累計るいけい発行はっこう部数ぶすうは12かん時点じてんで200まん突破とっぱ[7]。2015ねんにはだい39かい講談社こうだんしゃ漫画まんがしょう一般いっぱん部門ぶもんにノミネート[8]されたほか、全国ぜんこく書店しょてんいんえらんだおすすめコミック2015で9[9]つぎにくるマンガ大賞たいしょう2015「これかられてしいマンガ」部門ぶもんで10[10]、マンガ大賞たいしょう2015で10はいるなどの評価ひょうかけている[11]

2014ねん12月16にちには主人公しゅじんこう母親ははおやさそえ」のちをえがいたスピンオフ小説しょうせつさそえ -いざな-』が出版しゅっぱんされている[12]

2017ねん実写じっしゃ映画えいが製作せいさく発表はっぴょうされ[13]、2018ねん9がつ7にち公開こうかいされた[14]

あらすじ[編集へんしゅう]

いま伝説でんせつ女優じょゆうふちとおるむすめふちるいは、ははとはてもつかないみにく容姿ようし原因げんいん周囲しゅうい人間にんげんから心無こころな仕打しうちをつづけてきた。そんなるいはあるときははのこした一本いっぽん口紅くちべにに「くちづけをした相手あいてかおえるちから」があることをる。そのちから使つかって舞台ぶたいったるいは、ははゆずりの演技えんぎりょく発揮はっきして芝居しばいたのしさや美貌びぼうからよろこびをおぼえると同時どうじに、はは他人たにんかおうばってきていたのだと直感ちょっかんする。

やがてはは協力きょうりょくしゃ羽生田はにゅうだ釿互出会であったるいは、かれ協力きょうりょくもと無名むめい美人びじん女優じょゆう丹沢たんざわニナかおうばって女優じょゆうとして活躍かつやくしていく。しかしそこに「本物ほんものふちとおる」のむすめ野菊のぎくあらわれる。野菊のぎくははからすべてをうばいやったさそえるいはは本名ほんみょう)をうらみ、彼女かのじょむすめであるるいへの復讐ふくしゅうかんがえていた。野菊のぎく自身じしん素性すじょうかくしてるいちかづき、るい女優じょゆうさきしゅとして活動かつどうするための協力きょうりょくしゃとしてうが、羽生田はにゅうだによって素性すじょう思惑おもわく看破かんぱされ、監禁かんきんされてしまう。

るい高校こうこう時代じだい先輩せんぱいでもある女優じょゆう五十嵐いがらしいくとダブルキャストの舞台ぶたい仕事しごとはいる。しかし上演じょうえん前日ぜんじつ野菊のぎく自身じしん情夫じょうふてんさきゆう五十嵐いがらしいく協力きょうりょくるいもとから逃亡とうぼうする。野菊のぎくうしなさきしゅとして活動かつどうできなくなったるいは、消息しょうそくつ。るい自身じしんのルーツであるはは足跡あしあと辿たどり、ひとつの決意けついかためる。それぞれのおもいをむねふたた対峙たいじしたるい野菊のぎくは、「つぎ舞台ぶたい最後さいごにする」というるい約束やくそくもとさきしゅ復帰ふっきさせる。

こうしてはははは出生しゅっしょうである「しゅいわお」の伝承でんしょうをモチーフにした舞台ぶたい・『あかつきひめ』にうつくしい巫女ふじょやくとしてのぞむことになったるいだったが、稽古けいこつづけるなかでいくえんじるみにく鬼女きじょみずからの姿すがたかさねてしまい、演技えんぎ出来できなくなる。その結果けっかあかつきひめ』は公演こうえん中止ちゅうしとなるが、るい意志いしさそえ遺志いしれた羽生田はにゅうだによって『よいあかつきひめ』として再始動さいしどうるいは「るい」そのままの姿すがた鬼女きじょやくとして舞台ぶたいち、「るい」として舞台ぶたいえんじきる。

だが、舞台ぶたいりたるいっていたのは丹沢たんざわニナの母親ははおや・紡美による復讐ふくしゅうだった。るい口紅くちべに永久えいきゅう交換こうかんからだまるごとえられ、「女優じょゆうふちかさね」ころしの汚名おめいて、余生よせいおくることをれる。

登場とうじょう人物じんぶつ[編集へんしゅう]

主要しゅよう人物じんぶつ[編集へんしゅう]

ふち るい(ふち かさね)[ちゅう 1]
ほんさく主人公しゅじんこうそむけたくなるようなみにくかおと、小学しょうがく5ねん西沢にしざわイチカとのいさかいで出来できみぎほおおおきな傷跡きずあと特徴とくちょうてきである。その外見がいけん原因げんいん周囲しゅういからしいたげられつづけたため、自身じしん容姿ようしコンプレックスいている。
母親ははおやゆずりの突出とっしゅつした演技えんぎりょく演劇えんげき舞台ぶたいたいしての執着しゅうちゃくち、はは遺品いひんである「くちづけをした相手あいて一定いってい時間じかんがおえるちからった口紅くちべに」を使つかい、他人たにんかおうばいながら女優じょゆうとして名声めいせいていく。徐々じょじょ女優じょゆうとしてのかお内面ないめんにズレをかん演技えんぎができなくなるが、最後さいご自身じしんい「るい」として舞台ぶたいった。しかし、すべての真相しんそうった丹沢たんざわ紡美に復讐ふくしゅうされ、世間せけんからわすられることになった。
女優じょゆう丹沢たんざわ ニナ(たんざわ ニナ)
るい同名どうめい若手わかて女優じょゆう丹沢たんざわニナ」のかおわった姿すがた烏合うごう演出えんしゅつ作品さくひんかもめ』で主役しゅやくえんじたこときっかけに脚光きゃっこうび、「ふちとおる再来さいらい」とひょうされるほどの女優じょゆうとして活躍かつやくしたが、ニナの死亡しぼうともなってかお使つかえなくなったために姿すがたし、世間せけんてきには失踪しっそうというあつかいをける。
女優じょゆうさきしゅ(さき)
ニナの死後しごるい野菊のぎくかお使用しようして活動かつどうした姿すがた。「ふちとおるうつし」というみでデビューし、世界せかいてき有名ゆうめい演出えんしゅつである富士原ふじはらとどまったことで、実力じつりょく人気にんき女優じょゆうとして活躍かつやくしていく。しかしある舞台ぶたい高校こうこう時代じだい以来いらい疎遠そえんとなっていたいく再会さいかいし、それがきっかけでいち時期じき舞台ぶたいからはなれることとなってしまう。
のち野菊のぎく取引とりひきをし、羽生田はにゅうだ脚本きゃくほん演出えんしゅつがける舞台ぶたいあかつきひめ』を最後さいご演劇えんげきにするとして復帰ふっき。しかしうつくしい巫女ふじょあかつきえんじようとするもえんじきれず、公演こうえんまえ降板こうばん姿すがたす。
野菊のぎく(のぎく)
本物ほんものとおる」のむすめるい異母いぼいもうとははゆずりの美貌びぼうをもつことから、「女優じょゆうふちとおる」に執着しゅうちゃくするちちあずかによって長年ながねん自宅じたく幽閉ゆうへいされて性的せいてき虐待ぎゃくたいけていた。そういった境遇きょうぐうからうつくしさや芝居しばい嫌悪けんおしており、また幼少ようしょうははさそえかおえている現場げんば目撃もくげきしてさそえ所業しょぎょうったことから、はは自分じぶん不幸ふこういやったさそえのことをつようらんでいる。
自身じしん境遇きょうぐうえかねてちち撲殺ぼくさつしたさい異母いぼあねるい存在そんざいり、いえてからは娼婦しょうふとして生計せいけいてながら、さそへの復讐ふくしゅうるいげようとかんがえて行動こうどうしていく。
丹沢たんざわ ニナ(たんざわ ニナ)
若手わかて美人びじん女優じょゆうねむひめ症候群しょうこうぐんわずらっている。女優じょゆうとして名声めいせいのこすことと、自身じしん女優じょゆう目指めざすきっかけとなった演出えんしゅつ烏合うごう演出えんしゅつ作品さくひんるというゆめあきらめられず、るい自分じぶんかお名前なまえし、「女優じょゆう丹沢たんざわニナ」として活動かつどうさせていく。
結果けっかとしてのぞみはすべかなうものの、烏合うごうをめぐってるい対立たいりつ烏合うごうかれていたのが「女優じょゆう丹沢たんざわニナ」であったことや「女優じょゆう丹沢たんざわニナ」が自分じぶん実力じつりょく以上いじょう活躍かつやくしたこと、またねむひめ症候群しょうこうぐん徐々じょじょ悪化あっか自身じしんがほぼ活動かつどうできなくなったことですべてを「女優じょゆう丹沢たんざわニナ」にられたとかんじて精神せいしん自殺じさつはかる。
一命いちめいめて植物しょくぶつ状態じょうたいとなったのちるい羽生田はにゅうだによって「女優じょゆう丹沢たんざわニナ」の「材料ざいりょう」として利用りようされつづけていたが、ある意識いしきのみをもどし、自分じぶん意志いし唯一ゆいいつづいた野菊のぎくたのんで自殺じさつげる(殺害さつがいされる)。その彼女かのじょ遺体いたい羽生田はにゅうだによって秘密裏ひみつり処理しょりされたため、世間せけんてきあつかいは死亡しぼうではなく失踪しっそうとなっている。
五十嵐いがらし いく(いがらし いく)
るい高校こうこう時代じだい所属しょぞくしていた演劇えんげき部長ぶちょうぐでおもいやりがある。高校生こうこうせいのころからプロの役者やくしゃとして活動かつどうしている。
演劇えんげき時代じだい出演しゅつえんした舞台ぶたい・『銀河ぎんが鉄道てつどうよる』にてるい画策かくさく意識いしきあいだわられたことがあり、その影響えいきょうで「周囲しゅうい期待きたいする五十嵐いがらしいくるい)の演技えんぎ」と「五十嵐いがらしいく本来ほんらい演技えんぎ」とのながくるしみ、一時いちじ役者やくしゃみちあきらめようともかんがえていた。しかし「女優じょゆう丹沢たんざわニナ」の演劇えんげき感化かんかされてさい奮起ふんきし、富士原ふじはら演出えんしゅつする舞台ぶたいにおいてさきしゅ競演きょうえんすることになり、そのさい野菊のぎく行方ゆくえさがしていたてんさきからさきしゅ正体しょうたいおしえられ、以後いごるい凶行きょうこうめるべく野菊のぎくてんさき協力きょうりょくしていくようになる。
羽生田はにゅうだ 釿互(はぶた きんご)
演出えんしゅつさそえ同郷どうきょうで、血縁けつえんじょうさそえ従兄弟いとこにあたる。さそえ過去かこ口紅くちべに秘密ひみつ数少かずすくない人物じんぶつ
さそえ心酔しんすいしており、彼女かのじょきていたころは舞台ぶたい大道具おおどうぐとしてはたらきながら、「女優じょゆうふちとおる」としての活動かつどうをサポートしていた。また、この時期じき演出えんしゅつとしてあずか富士原ふじはら師事しじしていたこともあり、そのえん富士原ふじはらとは交流こうりゅうがある。
さそえ死後しご彼女かのじょ遺志いしいでるい協力きょうりょくしゃとなり、るい女優じょゆうとして活動かつどうするためのかお(ニナや野菊のぎく)の用意よういや、事務所じむしょ設立せつりつしてのマネージメントやプロデュース、そして「口紅くちべにによるかお永久えいきゅう交換こうかん」の方法ほうほうさぐるなど、るい一流いちりゅう女優じょゆうにすべく様々さまざま活動かつどうをしていく。
てんさき ゆう(あまがさき ゆうと)
高校こうこう教師きょうし中学生ちゅうがくせい時代じだいのいじめが原因げんいんかお火傷かしょうあとがある。自分じぶん嘲笑ちょうしょうするおんな生徒せいとたちを「こわす」妄想もうそうにふけるなか野菊のぎく出会であい、肉体にくたい関係かんけいをもつこととえに野菊のぎく復讐ふくしゅう協力きょうりょくしていく。
当初とうしょはおたがいに利害りがい関係かんけいのみでっていたが、野菊のぎく自分じぶんおなじように火傷かしょうったことでじょううつり、利用りよううだけの関係かんけいから一転いってんして恋人こいびとのような関係かんけいになる。以後いご野菊のぎく協力きょうりょくしつつも、復讐ふくしゅうをやつす彼女かのじょあんじている。
さそえ(いざな)[ちゅう 2]
るいはは故人こじんるい同様どうようみにく容姿ようしぬし
しゅいわおというむら出身しゅっしんで、むらのこる「丙午ひのえうまとしまれたみにく女児じょじころす」という因習いんしゅうけてころされそうになっていたという過去かこをもつ。しゅいわかお交換こうかんするちからをもつしゅ顔料がんりょう入手にゅうしゅしたのち、羽生田はにゅうだのぞ村人むらびと全員ぜんいん殺害さつがいしてむらはなってまちへとる。そこでしょう劇場げきじょう活動かつどうする劇団げきだんいんとおる出会であい、彼女かのじょかお使つかって「女優じょゆうふちとおる」として名声めいせいていく。
女優じょゆうふちとおる」にかれた演出えんしゅつ海道かいどうあずか恋人こいびと同士どうしとなり結婚けっこんもするが、るい出産しゅっさんしたことでさそえとおる関係かんけい露見ろけんし、以降いこう仮面かめん夫婦ふうふとしてごしていた。最期さいごあずかによりかわとされたるいたすけて死亡しぼうしたとされていたが、このさい死亡しぼうしたのは「本物ほんものふちとおる」であり、さそえ自身じしんあずかにより監禁かんきんされ徐々じょじょ衰弱すいじゃくするも、なかなかなないことにごうやしたあずかいのちけた羽生田はにゅうだにより「本物ほんものとおる」だとおもわれたままころされている。
女優じょゆうふち とおる(ふち すけよ)
さそえ同名どうめい劇団げきだんいんふちとおる」のかおわった姿すがたさそえ演技えんぎりょくとおる美貌びぼうによって注目ちゅうもくび、当時とうじ新進しんしん気鋭きえいであった海道かいどうあずかかれるかたち様々さまざま舞台ぶたいへと出演しゅつえんし、のちに「伝説でんせつ女優じょゆう」とひょうされるほどの人気にんき女優じょゆうとなっていく。しかし舞台ぶたいマクベス』にてマクベス夫人ふじんえんじたのちに姿すがたす。
ふち とおる(ふち すけよ)
野菊のぎくはは故人こじんしょう劇場げきじょう活動かつどうする劇団げきだんいんで、女優じょゆうまかされていた。しかし演技えんぎつたなく、本人ほんにん役者やくしゃよりも衣装いしょう制作せいさくつよ意欲いよくっていた。劇場げきじょうにて空腹くうふくたおれた浮浪ふろうしゃさそえ介抱かいほうし、その美貌びぼうひとあまさからさそえ標的ひょうてきとなる。
口紅くちべに効果こうかった当初とうしょは「自分じぶん自身じしん演技えんぎするよりも劇団げきだん仲間なかまきゃくよろこぶし自分じぶん衣装いしょう制作せいさくができる」とさそえ自分じぶんかお使つかって舞台ぶたいつことをむしろ応援おうえんしていたが、おもじんであるあずかが「女優じょゆうふちとおる」となったさそえ結婚けっこんしたことから複雑ふくざつおもいをいだき、あずかが「女優じょゆうふちとおる」の真相しんそうるように仕向しむける(ただし仕向しむけたと羽生田はにゅうだ推測すいそくしているのみで真意しんい不明ふめい)。
そのさそえ拒絶きょぜつするあずか関係かんけい野菊のぎくもうけるにまでいたるが、さそえのような才能さいのう知性ちせいっていないとして失望しつぼうされ、「女優じょゆうふちとおる」の「材料ざいりょう」として地下ちかしつ監禁かんきんされるようになる。
さそえけいらいでるいとともにあずかのもとからそうとするが、かわとされたるいたすけ、周囲しゅうい人間にんげんには「女優じょゆうふちとおる」だとおもまれたまま濁流だくりゅうまれて死亡しぼうした。

その人物じんぶつ[編集へんしゅう]

西沢にしざわ イチカ(にしざわ イチカ)
るい小学校しょうがっこう時代じだいのクラスメイトで、るいはじめて口紅くちべにちから使つかってかおえた人物じんぶつかお交換こうかん返却へんきゃくのトラブルで死亡しぼうしている。
表向おもてむきは活発かっぱつ美少女びしょうじょでクラスのリーダーてき存在そんざいだが、実際じっさい陰湿いんしつ狡猾こうかつ性格せいかくで、るいいじめの首謀しゅぼうしゃ学芸がくげいかい演劇えんげきではるい主役しゅやく推薦すいせんし、本番ほんばん失敗しっぱいさせて観客かんきゃくまえはじをかかせようと画策かくさくしていた。
ふち ほう(ふち みねよ)
るい伯母おばで、ははくしたるい未成年みせいねん後見人こうけんにん血縁けつえんてきには「本物ほんものとおる」のあねであるため、野菊のぎく伯母おばたる。表向おもてむきはめいるい手厚てあつくいたわる聡明そうめいこころやさしい伯母おばえんじているが、実際じっさい利己りこてき性格せいかくで、さそえ遺産いさんのみを目当めあてとしてるいのことは冷遇れいぐうしていた。るいかおえられ、るいだとおもわれているニナ)が植物しょくぶつ状態じょうたいとなったさいも、延命えんめい介護かいごしぶるなどの冷淡れいたん態度たいどしめす。
丹沢たんざわ 紡美(たんざわ つぐみ)
ニナのはは。「女優じょゆう丹沢たんざわニナ」が本物ほんものむすめではないと確信かくしんして周囲しゅうい人間にんげんうったえるが、だれにもしんじてもらえずカプグラ症候群しょうこうぐんうたがいをかけられ、しんんでいく。
最期さいごは「るい」の芝居しばいと「本物ほんもの丹沢たんざわニナ」がのこした日記にっきから自身じしんかんがえが間違まちがっていなかったという確証かくしょうて、るいくだす。
烏合うごう れいふとし(うごう れいた)
ニナが女優じょゆうこころざすきっかけとなった演出えんしゅつわかくして演出えんしゅつとして成功せいこうしたが、順調じゅんちょうすぎることにぎゃく不満ふまんいだき、まっている。
自身じしん演出えんしゅつつとめる舞台ぶたいかもめ』のオーディションにあらわれた「女優じょゆう丹沢たんざわニナ」に魅力みりょくかんじ、主役しゅやく採用さいよう稽古けいこすすめるうちに「女優じょゆう丹沢たんざわニナ」と恋愛れんあい関係かんけい発展はってんするが、「女優じょゆう丹沢たんざわニナ」のわりに逢瀬おうせにやってきた本物ほんもののニナに違和感いわかんおぼえ、プラトニックな関係かんけいのまま終局しゅうきょくする。
雨野あまの さる彦(うの のぶひこ)
人気にんき若手わかて実力じつりょく俳優はいゆう舞台ぶたい『かもめ』で「女優じょゆう丹沢たんざわニナ」に興味きょうみち、彼女かのじょ自分じぶん出演しゅつえんする予定よてい舞台ぶたいサロメ』のヒロインにす。稽古けいこにおいては「女優じょゆう丹沢たんざわニナ」の演技えんぎについてきびしくひょうしたが、本番ほんばんむかえるころには演技えんぎりょくたかめた彼女かのじょみとめ、『サロメ』の最終さいしゅう公演こうえん交際こうさいはじめる。
女優じょゆう丹沢たんざわニナ」の失踪しっそうともな関係かんけいわるが、その『マクベス』で共演きょうえんすることになったさきしゅたいして、失踪しっそうした「女優じょゆう丹沢たんざわニナ」の面影おもかげかんるなど、存在そんざいにかけていた様子ようすえがかれている。
海道かいどう あずか(かいどう あたえ)
るい野菊のぎく父親ちちおや気鋭きえい演出えんしゅつとして活動かつどうし、しょう劇場げきじょう脚光きゃっこうびていた「女優じょゆうふちとおる」を見出みいだし、ちょう一流いちりゅう女優じょゆうへとそだげた。
女優じょゆうふちとおる」と結婚けっこんるい誕生たんじょうによってさそえとおる関係かんけいり、「自分じぶん理想りそうとしていた女性じょせい本当ほんとうはこの存在そんざいしていなかった」という事実じじつから精神せいしんみ、隠遁いんとん生活せいかつおくる。その容姿ようし理由りゆうさそえるいははむすめ迫害はくがいし、じつむすめである野菊のぎく幽閉ゆうへい強姦ごうかんするなどの非道ひどうおこなった結果けっか野菊のぎく撲殺ぼくさつされて最期さいごむかえる。
富士ふじはら 佳雄よしお(ふじはら よしお)
世界せかいてき有名ゆうめいなベテラン演出えんしゅつで、「女優じょゆうふちとおる」や羽生田はにゅうだとは旧知きゅうちなかびょう単位たんい緻密ちみつ演出えんしゅつこころがけ、役者やくしゃあじすのが上手うまい。舞台ぶたい初日しょにち来賓らいひんこわがる小心しょうしんいちめんもある。
平坂ひらさか 千草ちぐさ(ひらさか ちぐさ)
さそえそだてのおや故人こじんしゅいわおむらそとからとついできた人間にんげんで、助産じょさんなどとして活動かつどうしていた。さそえしんゆるしていた唯一ゆいいつ人物じんぶつで、「女優じょゆうふちとおる」としてきるようになってからもそのおんわすれられていない。羽生田はにゅうだたいしてもやさしくせっしていたことがかたられており、さそえ羽生田はにゅうだのことを「しゅいわおにまつわるもの」として嫌悪けんおしつつもくださないのは、そういったえんがあるため。
けやき なみ乃(つき なみの)
さそえはじめてかおうばった相手あいてで、なぎ相思相愛そうしそうあい関係かんけいにあった美少女びしょうじょさそえによって殺害さつがいされている。
海道かいどう なぎ(かいどう なぎ)
海道かいどうあずかおとうと考古こうこ学者がくしゃ古代こだいしゅ顔料がんりょうについて研究けんきゅうしていた。調査ちょうさ一環いっかんとしておとずれたしゅいわおむらなみ乃と出会であ恋仲こいなかとなり、同時どうじさそえからもおもいをせられていた。『るい本編ほんぺんでは行方ゆくえ不明ふめいとなっており、所属しょぞくしていた研究けんきゅうしつ野菊のぎく手元てもとに、資料しりょう手記しゅきのこされているのみとなっている。

用語ようご[編集へんしゅう]

口紅くちべに
ほんさくのキーアイテム。くちびるって他人たにんとくちづけするとかお交換こうかんできる。口紅くちべになおしもう一度いちどくちづけするとかおもどる。かお変身へんしん持続じぞく時間じかん平均へいきんやく12あいだ[15]でそれをぎると自然しぜんかおもどる。材料ざいりょうにはいざながまれたしゅいわ発見はっけんされた鉱物こうぶつ顔料がんりょうにちべに」が使用しようされている。海道かいどうなぎ手帳てちょうには口紅くちべに原料げんりょう鉱物こうぶつほか複数ふくすう人間にんげん血液けつえき使つかわれているとしるされている。
かお永久えいきゅう交換こうかんするためには「にちべに」に両者りょうしゃの「つきべに血液けつえき)」をってくちづけすることが必要ひつよう永久えいきゅう交換こうかんするとかおだけでなく全身ぜんしんわる[16]

書誌しょし情報じょうほう[編集へんしゅう]

  • 松浦まつうらだるまるい -かさね-』 講談社こうだんしゃイブニングKC〉、ぜん14かん
    1. 2013ねん10がつ23にち発行はっこう同日どうじつ発売はつばい[17])、ISBN 978-4-06-352485-7
    2. 2014ねん1がつ23にち発行はっこう同日どうじつ発売はつばい[18])、ISBN 978-4-06-352497-0
    3. 2014ねん5がつ23にち発行はっこう同日どうじつ発売はつばい[19])、ISBN 978-4-06-354516-6
    4. 2014ねん10がつ23にち発行はっこう同日どうじつ発売はつばい[20])、ISBN 978-4-06-354539-5
    5. 2015ねん3がつ23にち発行はっこう同日どうじつ発売はつばい[21])、ISBN 978-4-06-354564-7
    6. 2015ねん7がつ23にち発行はっこう同日どうじつ発売はつばい[22])、ISBN 978-4-06-354583-8
    7. 2015ねん11がつ20日はつか発行はっこう同日どうじつ発売はつばい[23])、ISBN 978-4-06-354598-2
    8. 2016ねん4がつ22にち発行はっこう同日どうじつ発売はつばい[24])、ISBN 978-4-06-354615-6
    9. 2016ねん8がつ23にち発行はっこう同日どうじつ発売はつばい[25])、ISBN 978-4-06-354632-3
    10. 2016ねん12月22にち発行はっこう同日どうじつ発売はつばい[26]ISBN 978-4-06-354649-1
    11. 2017ねん6がつ23にち発行はっこう同日どうじつ発売はつばい[27])、ISBN 978-4-06-354667-5
    12. 2017ねん10がつ23にち発行はっこう同日どうじつ発売はつばい[28])、ISBN 978-4-06-354691-0
    13. 2018ねん4がつ23にち発行はっこう同日どうじつ発売はつばい[29])、ISBN 978-4-06-511133-8
      • 短編たんぺん小説しょうせつづけとくそうばん 同日どうじつ発売はつばい[30]ISBN 978-4-06-511252-6
    14. 2018ねん9がつ7にち発行はっこう同日どうじつ発売はつばい[31])、ISBN 978-4-06-512567-0
  • 松浦まつうらだるま『松浦まつうらだるま「るい画集がしゅう べににじ』 2018ねん9がつ7にち発売はつばい[32]ISBN 978-4-06-513569-3

小説しょうせつさそえ -いざな-』[編集へんしゅう]

さそえ -いざな-』は、『るい -かさね-』のスピンアウト小説しょうせつ2014ねん12月16にちほしうみしゃから発売はつばい[33]著者ちょしゃ原作げんさく漫画まんが作者さくしゃ松浦まつうらだるまであり、同氏どうし小説しょうせつデビューさくとなっている[34]刊行かんこうさいにはミステリー作家さっかあやつじ行人こうじんからコメントがせられ、「漫画まんがばなれした本格ほんかくてき文章ぶんしょうりょく」として絶賛ぜっさんされた[34]

あらすじ(小説しょうせつ[編集へんしゅう]

とある雷雨らいうよるしゅいわお(あけいわ)というむら一人ひとりみにく女児じょじまれる。「いざな」と名付なづけられたその少女しょうじょは、むらつたわる「丙午ひのえうまとしまれたみにく女児じょじころせ」という因習いんしゅう沿ってころされそうになっていたが、ははかづら出産しゅっさんった助産じょさん平坂ひらさか千草ちぐさによってたすけられ、その存在そんざいかくされながらそだつ。そうして18さいまで成長せいちょうしたいざなは、ある自分じぶんかくまっていたがために千草ちぐさ村八分むらはちぶにされていたということをってしまう。しゅいわおむら因習いんしゅう村人むらびとたちにはげしいにくしみをおぼえたいざなは、むらつたわるしゅ顔料がんりょうにちべに(ひべに)」のちから使つかい、しゅいわお人間にんげんたちに復讐ふくしゅうをする。

登場とうじょう人物じんぶつ小説しょうせつ[編集へんしゅう]

いざな
かづらのむすめまれたときからみにく容姿ようしをしていたために、むらつたわる因習いんしゅう沿ってころされそうになっていた。そだてのおやである千草ちぐさのことをとてもよくしたっている。
平坂ひらさか 千草ちぐさ(ひらさか ちぐさ)
いざなのそだてのおやしゅいわお出身しゅっしんではなく、そとからとついできた人間にんげんおっとむすめがいたがどちらとも死別しべつしている。おっときていたころは診療しんりょうしょ看護かんごとしてはたらいており、現在げんざいでも多少たしょう怪我けが病気びょうきであれば診療しんりょうおこない、そこでられる謝礼しゃれい生活せいかつしにしていた。
けやき かづら(つき かづら)
いざなのはは。いざなとおなじくみにく容貌ようぼうをしていたために、因習いんしゅうしんじるははささこうによって「丙午ひのえうまとしむかもしれないから」としてむらがいされて生活せいかつしていたが、18さいのときに帰郷ききょうし、しゅすな野家のや男性だんせいとのあいだにいざなをもうける。いざなを出産しゅっさんした直後ちょくご偽装ぎそうするために焼身しょうしん自殺じさつげた。
しゅすな 釿互(すさの きんご)
しゅすな野家のや長男ちょうなん不倫ふりんすえつくった。その出自しゅつじゆえ学校がっこう自宅じたくでも爪弾つまはじきにされていた。そうした境遇きょうぐう不憫ふびんおもった千草ちぐさをかけられて、いざなともう。のちに「羽生田はにゅうだ」といういえ養子ようしとしてられ、「羽生田はにゅうだ釿互」となる。
けやき ささこう(つき ささえ)
かづらのははで、いざなの祖母そぼにあたる老婆ろうば
けやき なみ乃(つき なみの)
さそえおなねんまれた見目みめうるわしい少女しょうじょ。釿互からは「容姿ようしさをはなにかけ、調子ちょうしっているいややつ」とひょうされていた。
海道かいどう なぎ(かいどう なぎ)
考古学こうこがく専門せんもんとする研究けんきゅうしゃ男性だんせい中国ちゅうごく古文書こもんじょしるされている「にちしゅ(ひしゅ)」とばれるしゅ顔料がんりょうさがしており、しゅいわおむらつたわる神楽かぐらにちべに巫女ふじょ」にそのヒントをかんじ、調査ちょうさをしていた。

書誌しょし情報じょうほう小説しょうせつ[編集へんしゅう]

さそえ -いざな-』 ちょ - 松浦まつうらだるま / - 松浦まつうらだるま / 発行はっこう -ほしうみしゃほしうみしゃFICTIONS

  • 2014ねん12月15にち発行はっこう(2014ねん12月16にち発売はつばい[33])、ISBN 978-4-06-139910-5

実写じっしゃ映画えいが[編集へんしゅう]

るい-かさね-
監督かんとく 佐藤さとう祐市ゆういち
脚本きゃくほん 黒岩くろいわつとむ
原作げんさく 松浦まつうらだるまるい-かさね-』
製作せいさく 上原うえはら寿一ひさいち
橋本はしもと芙美ふみ
片山かたやま怜子れいこ
出演しゅつえんしゃ 土屋つちやふとしおおとり
よし京子きょうこ
筒井つつい真理子まりこ
生田いくた智子さとこ
横山よこやまひろし特別とくべつ出演しゅつえん
村井むらい國夫くにお
だんれい
浅野あさの忠信ただのぶ
音楽おんがく 菅野かんのゆうさとる
主題歌しゅだいか AimerBlack Bird
撮影さつえい 谷川たにがわ創平そうへい
編集へんしゅう 田口たぐち拓也たくや
制作せいさく会社かいしゃ 共同きょうどうテレビジョン
製作せいさく会社かいしゃ 映画えいがるい製作せいさく委員いいんかい
配給はいきゅう 東宝とうほう
公開こうかい 日本の旗2018ねん9月7にち
上映じょうえい時間じかん 112ふん
製作せいさくこく 日本の旗 日本にっぽん
言語げんご 日本語にほんご 
興行こうぎょう収入しゅうにゅう 5.3おくえん[35]
テンプレートを表示ひょうじ

2018ねん9月7にち公開こうかい[14]佐藤さとう祐市ゆういち監督かんとく土屋つちやふとしおおとりよし京子きょうこがダブル主演しゅえんつとめた。

だい18かいヌーシャテル国際こくさいファンタスティック映画えいがさいで「観客かんきゃくしょう」を受賞じゅしょう[36]

キャスト[編集へんしゅう]

出典しゅってん[37]参照さんしょう

スタッフ[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 作中さくちゅうでは「ふちかさね」と表記ひょうきされている。
  2. ^ 作中さくちゅうでは「いざな」と平仮名ひらがな表記ひょうきされている。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ イブニング|最新さいしんごう講談社こうだんしゃコミックプラス - ウェイバックマシン(2014ねん2がつ26にちアーカイブぶん
  2. ^ 田中たなか圭一けいいち×『るい松浦まつうらだるま先生せんせいインタビュー”. Book Live (2015ねん11月27にち). 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  3. ^ a b 勝手かって読書どくしょ伝説でんせつVol.21 松浦まつうらだるまインタビュー&『るい―かさね―』ガイド”. ひかりTVブック (2015ねん2がつ2にち). 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  4. ^ こわされた」から『るい』ははじまった。松浦まつうらだるまインタビュー(1) - コミックDAYS-編集へんしゅうブログ-”. コミックDAYS (2018ねん2がつ5にち). 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  5. ^ わたしは「できない事務じむいん」だった。松浦まつうらだるまインタビュー(2) - コミックDAYS-編集へんしゅうブログ-”. コミックDAYS (2018ねん2がつ6にち). 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  6. ^ ひと運命うんめいをもえる“美醜びしゅう” その本質ほんしつえがく『るい』はこうしてまれた〈松浦まつうらだるまインタビュー前編ぜんぺん”. ほんのひきだし (2017ねん8がつ28にち). 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  7. ^ 豪華ごうか共演きょうえんしゃ姿すがたも 『るい-かさね-』ポスタービジュアル&特報とくほう公開こうかい”. ぴあ映画えいが生活せいかつ (2018ねん3がつ29にち). 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  8. ^ だい39かい講談社こうだんしゃ漫画まんがしょうに14作品さくひんがノミネート、受賞じゅしょうさく発表はっぴょうは5月12にち”. コミックナタリー (2015ねん4がつ3にち). 2015ねん4がつ3にち閲覧えつらん
  9. ^ 書店しょてんいんえらんだマンガランキング2015、だい1は「魔法使まほうつかいのよめ”. コミックナタリー (2015ねん2がつ4にち). 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  10. ^ つぎにくるマンガ大賞たいしょう」1かがやいたのは「ぼくのヒーローアカデミア」”. コミックナタリー (2015ねん2がつ6にち). 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  11. ^ マンガ大賞たいしょう2015は東村あずまむらアキコ「かくかくしかじか」に決定けってい”. コミックナタリー (2015ねん3がつ24にち). 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  12. ^ 松浦まつうらだるまみずからが執筆しっぴつする『るい —かさね—』の小説しょうせつばんさそえ —いざな—』、ぼしうみしゃFICTIONSより12.15発売はつばい決定けってい”. イブニング公式こうしきサイト モアイ (2014ねん10がつ23にち). 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  13. ^ るい」2018ねん実写じっしゃ映画えいが口紅くちべにちから演劇えんげきかいをのしがる物語ものがたり”. コミックナタリー (2017ねん6がつ23にち). 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  14. ^ a b c d e 横山よこやまひろしだんれい、浅野あさの忠信ただのぶ土屋つちやふとしおおとり×よし京子きょうこるい-かさね-」に出演しゅつえん. 映画えいがナタリー. (2018ねん3がつ29にち). https://natalie.mu/eiga/news/275622 2024ねん4がつ23にち閲覧えつらん 
  15. ^ 2かん15
  16. ^ 14かん125
  17. ^ るい(1)』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  18. ^ るい(2)』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  19. ^ るい(3)』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  20. ^ るい(4)』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  21. ^ るい(5)』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  22. ^ るい(6)』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  23. ^ るい(7)』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  24. ^ るい(8)』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  25. ^ るい(9)』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  26. ^ るい(10)』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  27. ^ るい(11)』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  28. ^ るい(12)』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  29. ^ るい(13)』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  30. ^ るい(13)とくそうばん』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  31. ^ るい(14)』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん9がつ7にち閲覧えつらん
  32. ^ 松浦まつうらだるま「るい画集がしゅう べににじ』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃコミックプラス”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん9がつ7にち閲覧えつらん
  33. ^ a b さそえ』(松浦まつうら だるま)|講談社こうだんしゃBOOK倶楽部くらぶ”. 講談社こうだんしゃ. 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  34. ^ a b るい番外ばんがいへん松浦まつうらだるまが小説しょうせつデビュー”. コミックナタリー (2014ねん10がつ23にち). 2018ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  35. ^ キネマ旬報きねまじゅんぽう』2019ねん3がつ下旬げじゅん特別とくべつごう p.41
  36. ^ 土屋つちやふとしおおとり×よし京子きょうこ主演しゅえんるい」スイス・ヌーシャテル映画えいがさい観客かんきゃくしょう受賞じゅしょう!”. 映画えいが.com (株式会社かぶしきがいしゃエイガ・ドット・コム). (2018ねん7がつ23にち). https://eiga.com/news/20180723/15/ 2018ねん7がつ24にち閲覧えつらん 
  37. ^ 『『るい-かさね-』劇場げきじょうパンフレット』東宝とうほう、2018ねん9がつ7にち、28ぺーじ 
  38. ^ a b 実写じっしゃ映画えいがるい」キャスト発表はっぴょうふちるいやくよし京子きょうこ丹沢たんざわニナやく土屋つちやふとしおおとり”. コミックナタリー (2017ねん8がつ2にち). 2017ねん8がつ2にち閲覧えつらん
  39. ^ a b c 『『るい-かさね-』劇場げきじょうパンフレット』東宝とうほう、2018ねん9がつ7にち、28ぺーじ 
  40. ^ 映画えいがるい-かさね-」”. 生田いくた智子さとこオフィシャルブログ (2018ねん3がつ30にち). 2018ねん7がつ7にち閲覧えつらん
  41. ^ 高橋たかはし光臣みつおみ”. 2024ねん4がつ23にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

作中さくちゅう引用いんようされた戯曲ぎきょく文学ぶんがく作品さくひん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]