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葉栗はぐり郡ぐん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
曖昧さ回避 この項目こうもくでは、愛知あいち県けん西部せいぶ(尾張おわり国こく)に存在そんざいした郡ぐんについて説明せつめいしています。1580年代ねんだいに本郡ほんぐの北部ほくぶ地域ちいきが分離ぶんりされて成立せいりつし、美濃みの国こくに編入へんにゅうされた新あたらしい郡ぐんについては「羽栗はぐり郡ぐん」をご覧らんください。
愛知あいち県けん葉栗はぐり郡ぐんの位置いち

葉栗はぐり郡ぐん（はぐりぐん）は、愛知あいち県けん（尾張おわり国こく）にあった郡ぐん。

郡ぐん域いき

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1878年ねん（明治めいじ11年ねん）に行政ぎょうせい区画くかくとして発足ほっそくした当時とうじの郡ぐん域いきは、下記かきの区域くいきにあたる。

  • 一宮いちのみや市しの一部いちぶ（木曽川きそがわ町まち各かく町まち、高田たかだ、佐千原さちはら、浅井あさい町まち各かく町まち以北いほく）
  • 江南えな市しの一部いちぶ（松竹しょうちく町まち各かく町まち、前飛保まえひぼ町まち各かく町まち、久野くの町まち各かく町まち、小杁おいり町まち各かく町まち以北いほく）

歴史れきし

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古代こだい

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郡ぐん名めいは字画じかくのとおり栗ぐりの木きが多数たすう自生じせいしていた状態じょうたいから名付なづけられたという説せつや、｢ハグ（剥はぐ）・リ（古代こだいの接尾せつび語ご）｣で｢浸食しんしょくされやすい自然しぜん堤防ていぼう｣を意味いみしたという説せつなどがある。藤原ふじわら京きょうからは「尾お治国ちこく羽栗はぐり評ひょう ・人にん椋むく椅部刀がたな良りょう」と書かかれた木簡もっかんが出土しゅつどしており、この羽栗はぐり評ひょうが後ごの葉栗はぐり郡ぐんである[1]。701年ねんの大宝たいほう律令りつりょうの制定せいていにより評ひょうは郡ぐんとなった。927年ねん成立せいりつの延喜えんぎ式しきには葉栗はぐり（はくり）郡ぐんとの記載きさいがみられる[2]。

郷さと

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938年ねん頃ころに成立せいりつした和名わみょう類聚るいじゅう抄しょうに「葉栗はぐり郡ぐん」の郷さととして掲載けいさいされているのは以下いかの通とおり[3]。ただし読よみが特定とくていできるものについては括弧かっこ内ないに記載きさいした。

  • 葉栗はぐり（はくり）
  • 河沼かわぬま（かわぬ）
  • 大毛おおけ（おおけ）
  • 村國むらくに（むらくに）
  • 若栗わかぐり（わかくり）

式内しきない社しゃ

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『延喜えんぎ式しき』神かみ名めい帳ちょうに記しるされる郡ぐん内ないの式内しきない社しゃ。

神かみ名めい帳ちょう 比定ひてい社しゃ 集成しゅうせい
社名しゃめい 読よみ 格かく 付記ふき 社名しゃめい 所在地しょざいち 備考びこう
尾張おわり国こく葉栗はぐり郡ぐん 10座ざ（並なみ小しょう）
穴太あのう部ぶ神社じんじゃ アナホヘノ 小しょう （論ろん）賀茂かも神社じんじゃ 愛知あいち県けん一宮いちのみや市し木曽川きそがわ町まち玉ノ井たまのい
（論ろん）天神てんじん神社じんじゃ 岐阜ぎふ県けん岐阜ぎふ市し柳津やないづ町まち北塚きたづか
阿おもね遅おそ加か神社じんじゃ アチカノ 小しょう 阿おもね遅おそ加か神社じんじゃ 岐阜ぎふ県けん羽島はしま市し足近あぢか町まち直道なおみち
若栗わかぐり神社じんじゃ ワカクリノ 小しょう 若栗わかぐり神社じんじゃ 愛知あいち県けん一宮いちのみや市し島村しまむら
黒田くろだ神社じんじゃ クロタノ 小しょう 籠かご守もり勝手かって神社じんじゃ 愛知あいち県けん一宮いちのみや市し木曽川きそがわ町まち黒田くろだ
大野おおの神社じんじゃ オホノノ 小しょう 大野おおの神社じんじゃ 愛知あいち県けん一宮いちのみや市し浅井あさい町まち大野おおの
石作いしづくり神社じんじゃ イシツクリノ 小しょう 石作いしづくり神社じんじゃ 岐阜ぎふ県けん羽島はしま郡ぐん岐南ぎなん町まち三宅みやけ
宇夫須那神社じんじゃ ウフスナノ 小しょう
川島かわしま神社じんじゃ カハシマノ 小しょう （論ろん）川島かわしま神社じんじゃ 愛知あいち県けん江南えな市し宮田みやた町まち四ツ谷よつや
（論ろん）白しろ鬚ひげ神社じんじゃ 岐阜ぎふ県けん各務原かがみはら市し川島かわしま笠田かさだ
（論ろん）榎えのき神社じんじゃ 岐阜ぎふ県けん各務原かがみはら市し川島かわじま松倉まつくら
伊い富とみ利部かがぶ神社じんじゃ イフリヘノ 小しょう 伊い富とみ利部かがぶ神社じんじゃ 愛知あいち県けん一宮いちのみや市し木曽川きそがわ町まち門間かどま
大毛おおけ神社じんじゃ オオケノ 小しょう 大毛おおけ神社じんじゃ 愛知あいち県けん一宮いちのみや市し大毛おおけ
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近世きんせい

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安土あづち桃山ももやま時代じだいまで郡ぐん域いきは広ひろかったが、1586年ねん（天正てんしょう14年ねん）の木曽川きそがわの大だい洪水こうずいにより、美濃みの国こくとの境さかいに流ながれていた木曽川きそがわが葉栗はぐり郡ぐん内ないのほぼ中央ちゅうおうを流ながれるようになった。この為ため、豊臣とよとみ秀吉ひでよしの命いのちにより、1589年ねん（天正てんしょう17年ねん）に新あたらしい木曽川きそがわを尾張おわり国こくと美濃みの国こくの境さかいとし、美濃みの国こく側がわを羽栗はぐり郡ぐんに改称かいしょうした。同時どうじに中島なかじま郡ぐん・海うみ西郡にしごおりも2国こくにまたがる郡ぐんとなったが、こちらは改称かいしょうされていない。

近世きんせい以降いこうの沿革えんかく

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知行ちぎょう 村むら数すう 村むら名めい
藩はん領りょう 尾張おわり名古屋なごや藩はん 38村むら 門間かどま村むら、富塚とみつか村むら、西浅井にしあざい村むら、東浅井ひがしあざい村むら、河端かわばた村むら、西海にしうみ戸村とむら、江森えもり村むら、島村しまむら、笹野ささの村むら、大日だいにち比ひ野村のむら、小しょう日にち比ひ野村のむら、松竹しょうちく村むら、●前飛保まえひぼ村むら、後飛保うしろひぼ村むら、村久野むらくの村むら、鹿子島かのこじま村むら、小杁おいり村むら、宮田みやた村むら、前野まえの村むら、尾関おぜき村むら[4]、黒岩くろいわ村むら、河田こうだ村むら、大野おおの村むら、極楽寺ごくらくじ村むら、田所たどころ村むら、杉山すぎやま村むら、高田たかだ村むら、大毛おおけ村むら、黒田くろだ村むら、内割田うちわりでん村むら、外割田そとわりでん村むら、三さん法ぽう寺村てらむら、玉野井たまのい村むら、里小牧さとこまき村むら、中島なかじま村むら、曽根そね村むら、更屋敷さらやしき村むら、北方きたかた村むら
名古屋なごや藩はん・尾張おわり犬山いぬやま藩はん[5] 1村むら 草井くさい村むら
名古屋なごや藩はん・美濃みの今尾いまお藩はん[6] 2村むら 光明寺こうみょうじ村むら、佐千原さちはら村むら

町村ちょうそん制せい以降いこうの沿革えんかく

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1.飛ひ保ほ村むら 2.村久野むらくの村むら 3.小しょう草くさ鹿しか村むら 4.宮田みやた村むら 5.瑞穂みずほ村むら 6.光明寺こうみょうじ村むら 7.北方きたかた村むら 8.里小牧さとこまき村むら 9.玉ノ井たまのい村むら 10.黒田くろだ村むら 11.大だい田島たじま村むら 12.佐千原さちはら村むら 13.浅井あさい村むら（紫むらさき：一宮いちのみや市し 赤あか：江南えな市し）
  • 明治めいじ22年ねん（1889年ねん）10月1日にち - 町村ちょうそん制せい施行しこうにより、下記かきの各かく村むらが発足ほっそく。（13村むら）
    • 飛ひ保ほ村むら ← 前飛保まえひぼ村むら、後飛保うしろひぼ村むら、松竹しょうちく村むら（現げん・江南えな市し）
    • 村久野むらくの村むら（単独たんどく村むら制せい。現げん・江南えな市し）
    • 小しょう草くさ鹿しか村むら ← 草井くさい村むら、小杁おいり村むら、鹿子島かのこじま村むら（現げん・江南えな市し）
    • 宮田みやた村むら（単独たんどく村むら制せい。現げん・江南えな市し）
    • 瑞穂みずほ村むら ← 尾関おぜき村むら、大野おおの村むら、前野まえの村むら、河田こうだ村むら、黒岩くろいわ村むら、極楽寺ごくらくじ村むら（現げん・一宮いちのみや市し）
    • 光明寺こうみょうじ村むら ← 光明寺こうみょうじ村むら、更屋敷さらやしき村むら、笹野ささの村むら、田所たどころ村むら（現げん・一宮いちのみや市し）
    • 北方きたかた村むら ← 北方きたかた村むら、中島なかじま村むら（現げん・一宮いちのみや市し）
    • 里小牧さとこまき村むら（単独たんどく村むら制せい。現げん・一宮いちのみや市し）
    • 玉ノ井たまのい村むら（玉野井たまのい村むらが単独たんどく村むら制せい。現げん・一宮いちのみや市し）
    • 黒田くろだ村むら ← 黒田くろだ村むら、外割田そとわりでん村むら、門間かどま村むら、内割田うちわりでん村むら、曽根そね村むら、三さん法ぽう寺村てらむら（現げん・一宮いちのみや市し）
    • 大田おおた島村しまむら ← 島村しまむら、大毛おおけ村むら、高田たかだ村むら、杉山すぎやま村むら（現げん・一宮いちのみや市し）
    • 佐千原さちはら村むら ← 佐千原さちはら村むら、富塚とみつか村むら（現げん・一宮いちのみや市し）
    • 浅井あさい村むら ← 大日だいにち比ひ野村のむら、西海にしうみ戸村とむら、河端かわばた村むら、小しょう日にち比ひ野村のむら、江森えもり村むら、東浅井ひがしあざい村むら、西浅井にしあざい村むら（現げん・一宮いちのみや市し）
  • 明治めいじ24年ねん（1891年ねん）
    • 4月がつ1日にち - 郡ぐん制せいが施行しこうされる[7]。郡ぐんごとに郡ぐん役所やくしょを置おくよう改あらためられたが、葉栗はぐり郡ぐん役所やくしょは当分とうぶんの間あいだ丹羽たんば郡ぐん役所やくしょ（丹羽たんば郡ぐん小折こおり村むら）内ないに置おかれた[8]。
    • 6月22日にち - 葉栗はぐり郡ぐん役所やくしょ位置いちが葉栗はぐり郡ぐん大田おおた島村しまむら大字だいじ島村しまむらに定さだめられる[9]。
    • 9月23日にち - 郡ぐん役所やくしょの仮かり庁舎ちょうしゃを大だい田島たじま村むらの東林寺とうりんじ内ないに移うつす[10]。
    • 10月29日にち - 郡ぐん役所やくしょの仮かり庁舎ちょうしゃを大田おおた島村しまむら大字だいじ島村しまむら94番ばん戸どに移うつす[10]。
  • 明治めいじ27年ねん（1894年ねん）
    • 12月14日にち - 郡ぐん役所やくしょ庁舎ちょうしゃを大田おおた島村しまむら大字だいじ島村しまむら地ち内ないで新築しんちく移転いてんする[10]。
    • 12月24日にち - 黒田くろだ村むらが町制ちょうせい施行しこうして黒田くろだ町まちとなる。（1町まち12村むら）
  • 明治めいじ28年ねん（1895年ねん）9月30日にち - 小しょう草くさ鹿しか村むらが分割ぶんかつし、一部いちぶ（草井くさい）に草井くさい村むら、残部ざんぶ（小杁おいり・鹿子かのこ島とう）に小鹿おしか村むらがそれぞれ発足ほっそく。（1町まち13村むら）
  • 明治めいじ33年ねん（1900年ねん）7月がつ9日にち - 浅井あさい村むらが町制ちょうせい施行しこうして浅井あさい町まちとなる。（2町まち12村むら）
  • 明治めいじ39年ねん（1906年ねん）5月がつ10日とおか - 以下いかの町村ちょうそんの統合とうごうが行おこなわれる。いずれも新設しんせつ合併がっぺい。（2町まち4村むら）
    • 黒田くろだ町まち ← 黒田くろだ町まち［黒田くろだ・門間かどま・内割田うちわりでん・外割田そとわりでん・三さん法ほう寺てら］、里小牧さとこまき村むら、玉ノ井たまのい村むら
    • 葉栗はぐり村むら ← 大田おおた島村しまむら、光明寺こうみょうじ村むら、佐千原さちはら村むら
    • 宮田みやた村むら ← 飛ひ保ほ村むら、宮田みやた村むら
    • 草井くさい村むら ← 草井くさい村むら、小鹿おしか村むら、村久野むらくの村むら
    • 浅井あさい町まち ← 瑞穂みずほ村むら、浅井あさい町まち
    • 北方きたかた村むら ← 北方きたかた村むら、黒田くろだ町まち［曽根そね］
  • 明治めいじ43年ねん（1910年ねん）2月がつ11日にち - 黒田くろだ町まちが改称かいしょうして木曽川きそがわ町まちとなる。
  • 大正たいしょう12年ねん（1923年ねん）4月がつ1日にち - 郡ぐん制せいが廃止はいしされる[11]。郡ぐん長ちょうおよび郡ぐん役所やくしょは存続そんぞく[12]。
  • 大正たいしょう13年ねん（1924年ねん）12月15日にち - 宮田みやた村むらが町制ちょうせい施行しこうして宮田みやた町まちとなる。（3町まち3村むら）
  • 大正たいしょう15年ねん（1926年ねん）7月がつ1日にち - 郡ぐん長ちょうおよび郡ぐん役所やくしょが廃止はいしされる[12]。これを以もって郡ぐんは行政ぎょうせい機関きかんではなくなり、単たんなる地理ちり的てき名称めいしょうとなる[13]。
  • 昭和しょうわ15年ねん（1940年ねん）8月がつ1日にち - 葉栗はぐり村むらが一宮いちのみや市しに編入へんにゅう。（3町まち2村むら）
  • 昭和しょうわ29年ねん（1954年ねん）6月1日にち - 宮田みやた町まち・草井くさい村むらが丹羽たんば郡ぐん古知野こちの町まち・布袋ほてい町まちと合併がっぺいして江南えな市しが発足ほっそくし、郡ぐんより離脱りだつ。（2町まち1村むら）
  • 昭和しょうわ30年ねん（1955年ねん）
    • 1月がつ1日にち - 浅井あさい町まちが一宮いちのみや市しに編入へんにゅう。（1町まち1村むら）
    • 4月がつ1日にち - 北方きたかた村むらが一宮いちのみや市しに編入へんにゅう。（1町まち）
  • 平成へいせい17年ねん（2005年ねん）4月がつ1日にち - 木曽川きそがわ町まちが一宮いちのみや市しに編入へんにゅう。同日どうじつ葉栗はぐり郡ぐん消滅しょうめつ。

変遷へんせん表ひょう

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自治体じちたいの変遷へんせん
明治めいじ22年ねん以前いぜん 明治めいじ22年ねん10月がつ1日にち
町村ちょうそん制せい施行しこう 		明治めいじ22年ねん - 明治めいじ33年ねん 明治めいじ34年ねん - 大正たいしょう15年ねん 昭和しょうわ元年がんねん - 昭和しょうわ64年ねん 平成へいせい元年がんねん - 現在げんざい 現在げんざい
草井くさい村むら 小しょう草くさ鹿しか村むら 明治めいじ28年ねん9月がつ30日にち
分立ぶんりつ 草井くさい村むら 		明治めいじ39年ねん5月がつ1日にち
合併がっぺい 草井くさい村むら 		昭和しょうわ29年ねん6月がつ1日にち
合併がっぺい 江南えな市し
（一部いちぶ） 		江南えな市し
（一部いちぶ） 		江南えな市し
小杁おいり村むら 明治めいじ28年ねん9月がつ30日にち
分立ぶんりつ 小鹿おしか村むら
鹿子島かのこじま村むら
村久野むらくの村むら 村久野むらくの村むら 村久野むらくの村むら
宮田みやた村むら 宮田みやた村むら 宮田みやた村むら 明治めいじ39年ねん5月がつ1日にち
合併がっぺい 宮田みやた村むら 		大正たいしょう13年ねん2月がつ15日にち
町制ちょうせい 宮田みやた町まち
前飛保まえひぼ村むら 飛ひ保ほ村むら 飛ひ保ほ村むら
後飛保うしろひぼ村むら
松竹しょうちく村むら
大毛おおけ村むら 大田おおた島村しまむら 大田おおた島村しまむら 明治めいじ39年ねん5月がつ1日にち
合併がっぺい 葉栗はぐり村むら 		昭和しょうわ15年ねん8月がつ1日にち
一宮いちのみや市しに編入へんにゅう 		一宮いちのみや市し
（一部いちぶ） 		一宮いちのみや市し
高田たかだ村むら
島村しまむら
杉山すぎやま村むら
光明寺こうみょうじ村むら 光明寺こうみょうじ村むら 光明寺こうみょうじ村むら
笹野ささの村むら
更屋敷さらやしき村むら
田所たどころ村むら
佐千原さちはら村むら 佐千原さちはら村むら 佐千原さちはら村むら
富塚とみつか村むら
西浅井にしあざい村むら 浅井あさい村むら 明治めいじ33年ねん7月がつ9日にち
町制ちょうせい 浅井あさい町まち 		明治めいじ39年ねん5月がつ1日にち
合併がっぺい 浅井あさい町まち 		昭和しょうわ30年ねん1月がつ1日にち
一宮いちのみや市しに編入へんにゅう
東浅井ひがしあざい村むら
河端かわばた村むら
西海にしうみ戸村とむら
江森えもり村むら
大日だいにち比ひ野村のむら
小しょう日にち比ひ野村のむら
前ぜん野村のむら 瑞穂みずほ村むら 瑞穂みずほ村むら
小関こぜき村むら
黒岩くろいわ村むら
河田こうだ村むら
大だい野村のむら
極楽寺ごくらくじ村むら
北方きたかた村むら 北方きたかた村むら 北方きたかた村むら 北方きたかた村むら 北方きたかた村むら 昭和しょうわ30年ねん4月がつ1日にち
一宮いちのみや市しに編入へんにゅう
中島なかじま村むら
曽根そね村むら 黒田くろだ村むら 明治めいじ27年ねん12月27日にち
町制ちょうせい 黒田くろだ町まち 		明治めいじ39年ねん5月がつ10日とおか
境界きょうかい変更へんこう
北方きたかた村むらに編入へんにゅう
黒田くろだ村むら 明治めいじ39年ねん5月がつ10日とおか
合併がっぺい 黒田くろだ町まち 		明治めいじ43年ねん2月がつ10日とおか
改称かいしょう 木曽川きそがわ町まち 		木曽川きそがわ町まち 平成へいせい17年ねん4月がつ1日にち
一宮いちのみや市しに編入へんにゅう
門間かどま村むら
内割田うちわりでん村むら
外割田そとわりでん村むら
三さん法ぽう寺村てらむら
里小牧さとこまき村むら 里小牧さとこまき村むら 里小牧さとこまき村むら
玉ノ井たまのい村むら 玉ノ井たまのい村むら 玉ノ井たまのい村むら

行政ぎょうせい

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歴代れきだいの丹羽たんば葉栗はぐり郡ぐん長ちょうは以下いかの通とおり。

代だい 氏名しめい 任命にんめい年月日ねんがっぴ 転うたて免めん年月日ねんがっぴ 転うたて免めん 備考びこう
1 岡田おかだ孤こ鹿しか 1878年ねん（明治めいじ11年ねん） 1879年ねん（明治めいじ12年ねん） 依願いがん免めん本官ほんかん
2 松山まつやま義よし根ね 1879年ねん（明治めいじ12年ねん） 1886年ねん（明治めいじ19年ねん）
3 戸田とだ仙せん橘たちばな 1886年ねん（明治めいじ19年ねん）8月がつ25日にち[14] 1891年ねん（明治めいじ24年ねん）4月がつ1日にち 丹羽たんば郡ぐん長ちょう兼けん葉栗はぐり郡ぐん長ちょうへ転任てんにん[15]

歴代れきだいの葉栗はぐり郡ぐん長ちょうは以下いかの通とおり[16]。

代だい 氏名しめい 任命にんめい年月日ねんがっぴ 転うたて免めん年月日ねんがっぴ 転うたて免めん 備考びこう
1 戸田とだ仙せん橘たちばな 1891年ねん（明治めいじ24年ねん）4月がつ1日にち 1893年ねん（明治めいじ26年ねん）1月がつ25日にち 免めん兼官けんかん[17] 丹羽たんば郡ぐん長ちょうと兼任けんにん[15]
2 塩田しおだ義雄よしお 1893年ねん（明治めいじ26年ねん）1月がつ25日にち 1900年ねん（明治めいじ33年ねん）9月がつ27日にち 八名やな郡ぐん長ちょうへ転任てんにん[18]
3 宮崎みやざき鼎かなえ 1900年ねん（明治めいじ33年ねん）9月がつ27日にち 1908年ねん（明治めいじ41年ねん）7月がつ10日とおか 依願いがん免めん本官ほんかん[19]
4 高木たかぎ良輔りょうすけ 1908年ねん（明治めいじ41年ねん）7月がつ10日とおか 1913年ねん（大正たいしょう2年ねん）6月がつ16日にち 依願いがん免めん本官ほんかん[20]
5 上野うえの録ろく二郎じろう 1913年ねん（大正たいしょう2年ねん）6月がつ16日にち 1916年ねん（大正たいしょう5年ねん）6月がつ14日にち 東春日井ひがしかすがい郡ぐん長ちょうへ転任てんにん[21]
6 堀江ほりえ貞二ていじ 1916年ねん（大正たいしょう5年ねん）6月がつ14日にち 1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）3月がつ31日にち 海部かいふ郡ぐん長ちょうへ転任てんにん[22]
7 板津いたつ森もり三郎さぶろう 1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）3月がつ31日にち 1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）8月がつ24日にち 海部かいふ郡ぐん長ちょうへ転任てんにん[23]
8 深野ふかの三次みつじ 1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）8月がつ24日にち[23] 1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）12月19日にち 依願いがん免めん本官ほんかん[24]
9 犬飼いぬかい薫かおる 1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）12月19日にち[24] 1924年ねん（大正たいしょう13年ねん）2月がつ27日にち 西加茂にしかも郡ぐん長ちょうへ転任てんにん[25]
10 本田ほんだ専せん次郎じろう 1924年ねん（大正たいしょう13年ねん）2月がつ27日にち[25] 1924年ねん（大正たいしょう13年ねん）12月17日にち 依願いがん免めん本官ほんかん[26]
11 大村おおむら半はん一いち 1924年ねん（大正たいしょう13年ねん）12月17日にち[26] 1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）7月がつ1日にち 廃はい官かん[27]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ “木簡もっかん庫こ”. 奈良なら文化財ぶんかざい研究所けんきゅうじょ. 2020年ねん11月7日にち閲覧えつらん。
  2. ^ “延喜えんぎ式しき : 校訂こうてい. 下巻げかん 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション”. 2020年ねん11月2日にち閲覧えつらん。巻まき二に十じゅう二に 民みん部ぶ式しき 上じょう 29ページ
  3. ^ “倭名わみょう類るい聚鈔 20巻かん3 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション”. 2020年ねん11月2日にち閲覧えつらん。43ページ
  4. ^ 記載きさいは小関こぜき村むら。
  5. ^ 尾張おわり藩はん附ふ家老がろう成瀬なるせ氏し領りょうが慶応けいおう4年ねん1月がつ24日にち（1868年ねん2月がつ17日にち）に立たて藩はん。
  6. ^ 尾張おわり藩はん附ふ家老がろう竹腰たけこし氏し領りょうが慶応けいおう4年ねん1月がつ24日にち（1868年ねん2月がつ17日にち）に立たて藩はん。
  7. ^ 愛知あいち縣けん 1914, p. 31.
  8. ^ 愛知あいち縣けん 1914, pp. 41–42.
  9. ^ 「告示こくじ第だい九きゅう十じゅう五ご號ごう」『愛知あいち県けん令達れいたつ類聚るいじゅう 全ぜん』明治めいじ二に十じゅう四よん年ねん、愛知あいち県けん、3頁ぺーじ、1892年ねん4月がつ29日にち。NDLJP:788176/108。 
  10. ^ a b c 愛知あいち縣けん 1914, p. 42.
  11. ^ 愛知あいち縣けん 1930, pp. 58–59.
  12. ^ a b 愛知あいち縣けん 1930, pp. 67–68.
  13. ^ 愛知あいち縣けん 1930, p. 70.
  14. ^ 「叙任じょにん及辞令れい 明治めいじ十じゅう九きゅう年ねん八はち月がつ二に十じゅう五ご日にち」『官報かんぽう』第だい949号ごう、内閣ないかく官報かんぽう局きょく、287頁ぺーじ、1886年ねん8月がつ28日にち。NDLJP:2944175/2。 
  15. ^ a b 「叙任じょにん及辞令れい 明治めいじ二に十じゅう四よん年ねん四よん月がつ一いち日にち」『官報かんぽう』第だい2325号ごう、内閣ないかく官報かんぽう局きょく、33頁ぺーじ、1891年ねん4月がつ4日にち。NDLJP:2945585/1。 
  16. ^ 愛知あいち縣けん葉栗はぐり郡ぐん役所やくしょ 1921, p. 27–28.
  17. ^ 「叙任じょにん及辞令れい 明治めいじ二に十じゅう六ろく年ねん一いち月がつ二に十じゅう六ろく日にち」『官報かんぽう』第だい2871号ごう、内閣ないかく官報かんぽう局きょく、250頁ぺーじ、1893年ねん1月がつ26日にち。NDLJP:2946136/4。 
  18. ^ 「叙任じょにん及辞令れい 明治めいじ三さん十じゅう三さん年ねん九きゅう月がつ二に十じゅう七なな日にち」『官報かんぽう』第だい1161号ごう、印刷いんさつ局きょく、466頁ぺーじ、1900年ねん9月がつ28日にち。NDLJP:2948468/4。 
  19. ^ 「叙任じょにん及辞令れい 明治めいじ四よん十じゅう一いち年ねん七なな月がつ十じゅう日にち」『官報かんぽう』第だい7512号ごう、印刷いんさつ局きょく、292頁ぺーじ、1908年ねん7月がつ11日にち。NDLJP:2950859/4。 
  20. ^ 「叙任じょにん及辞令れい 大正たいしょう二に年ねん六ろく月がつ十じゅう六ろく日にち」『官報かんぽう』第だい264号ごう、印刷いんさつ局きょく、448–449頁ぺーじ、1913年ねん6月がつ17日にち。NDLJP:2952362/5。 
  21. ^ 「叙任じょにん及辞令れい 大正たいしょう五ご年ねん六ろく月がつ十じゅう四よん日にち」『官報かんぽう』第だい1161号ごう、印刷いんさつ局きょく、341頁ぺーじ、1916年ねん6月がつ15日にち。NDLJP:2953271/2。 
  22. ^ 「叙任じょにん及辞令れい 大正たいしょう八はち年ねん三さん月がつ三さん十じゅう一いち日にち」『官報かんぽう』第だい1996号ごう、印刷いんさつ局きょく、54頁ぺーじ、1919年ねん4月がつ1日にち。NDLJP:2954110/28。 
  23. ^ a b 「叙任じょにん及辞令れい 大正たいしょう十じゅう年ねん八はち月がつ二に十じゅう四よん日にち」『官報かんぽう』第だい2721号ごう、印刷いんさつ局きょく、671頁ぺーじ、1921年ねん8月がつ25日にち。NDLJP:2954836/2。 
  24. ^ a b 「叙任じょにん及辞令れい 大正たいしょう十じゅう年ねん十二月じゅうにがつ十じゅう九きゅう日にち」『官報かんぽう』第だい2816号ごう、印刷いんさつ局きょく、475頁ぺーじ、1921年ねん12月20日にち。NDLJP:2954932/2。 
  25. ^ a b 「叙任じょにん及辞令れい 大正たいしょう十じゅう三さん年ねん二に月がつ二に十じゅう七なな日にち」『官報かんぽう』第だい3453号ごう、印刷いんさつ局きょく、445頁ぺーじ、1924年ねん2月がつ29日にち。NDLJP:2955601/2。 
  26. ^ a b 「叙任じょにん及辞令れい 大正たいしょう十じゅう三さん年ねん十二月じゅうにがつ十じゅう七なな日にち」『官報かんぽう』第だい3698号ごう、印刷いんさつ局きょく、487–489頁ぺーじ、1924年ねん12月18日にち。NDLJP:2955846/2。 
  27. ^ 「廃はい官かん」『官報かんぽう』第だい4171号ごう、内閣ないかく印刷いんさつ局きょく、495–496頁ぺーじ、1926年ねん7月がつ19日にち。NDLJP:2956322/2。 

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 「第だい二に編へん 行政ぎょうせい」『愛知あいち縣けん史し』 上卷じょうかん、愛知あいち縣けん、1914年ねん。NDLJP:1899248/127。 
  • 『葉栗はぐり郡ぐん紀要きよう』愛知あいち縣けん葉栗はぐり郡ぐん役所やくしょ、1921年ねん3月がつ28日にち。 NCID BN10345616。 
  • 愛知あいち縣けん『愛知あいち縣けん史し』 第だい四よん卷かん、愛知あいち縣けん、1930年ねん1月がつ31日にち。NDLJP:1230079。 
  • 「角川かどかわ日本にっぽん地名ちめい大だい辞典じてん」編纂へんさん委員いいん会かい 編へん『角川かどかわ日本にっぽん地名ちめい大だい辞典じてん』 23 愛知あいち県けん、角川書店かどかわしょてん、1989年ねん3月がつ8日にち。ISBN 4040012305。 
  • 旧きゅう高こう旧領きゅうりょう取調とりしらべ帳ちょうデータベース

関連かんれん項目こうもく

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西にし三さん河かわ
東ひがし三さん河かわ

*印しるしは消滅しょうめつ。#1 1913年ねん合併がっぺい。

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