遠山とおやま暉あきら男おとこ

遠山とおやま暉あきら男おとこ

遠山とおやま 暉あきら男おとこ（とおやま / とうやま てるお、1893年ねん（明治めいじ26年ねん）9月がつ1日にち - 1957年ねん（昭和しょうわ32年ねん）1月がつ11日にち）は、日本にっぽんの教育きょういく者しゃ、実業じつぎょう家か、政治せいじ家か。衆議院しゅうぎいん議員ぎいん、埼玉さいたま県けん北足立きたあだち郡ぐん横曽根よこそね村長そんちょう。旧姓きゅうせい・磯部いそべ。

経歴けいれき

埼玉さいたま県けん秩父ちちぶ郡ぐん白鳥しらとり村むら（現げん:秩父ちちぶ郡ぐん長瀞ながとろ町まち）で、豪農ごうのう・磯部いそべ春吉はるきちの二男じなんとして生うまれる。1915年ねん、埼玉さいたま県けん師範しはん学校がっこうを卒業そつぎょう。

卒業そつぎょう後ご、北足立きたあだち郡ぐん横曽根よこぞね尋常じんじょう小学校しょうがっこう訓導くんどう、蕨わらび小学しょうがく校長こうちょうを務つとめた。北足立きたあだち郡ぐん横曽根よこぞね村むら（現げん:川口かわぐち市し）の遠山とおやま善之助ぜんのすけの養子ようしとなり、教職きょうしょくを退任たいにん。

横曽根よこぞね村むら助役じょやく、同どう村長そんちょう、埼玉さいたま県けん会議かいぎ員いん、同どう副ふく議長ぎちょう、同どう議長ぎちょう、川口かわぐち市し会議かいぎ員いん、同どう議長ぎちょうなどを務つとめた。1942年ねん4月がつ、第だい21回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（翼賛よくさん選挙せんきょ）で埼玉さいたま県けん第だい一いち区くから翼賛よくさん政治せいじ体制たいせい協議きょうぎ会かいの推薦すいせんを受うけ出馬しゅつばして当選とうせんし、衆議院しゅうぎいん議員ぎいんを一いち期き務つとめた。この間あいだ、大政たいせい翼賛よくさん会かい埼玉さいたま県けん支部しぶ常務じょうむ委員いいん、同どう理事りじ、埼玉さいたま県けん翼賛よくさん壮年そうねん団だん顧問こもん、翼賛よくさん政治せいじ会かい政調せいちょう商工しょうこう委員いいん、同どう文部もんぶ兼務けんむ委員いいんなどを歴任れきにんした。

また、1937年ねんから鋳物いもの業ごうを営いとなみ、日本にっぽん鉄鋼てっこう工業こうぎょう取締役とりしまりやくを務つとめた。

戦後せんご、推薦すいせん議員ぎいんのため、公職こうしょく追放ついほうとなる。後のちに追放ついほう解除かいじょとなったが、再ふたたび立候補りっこうほすることはなかった。

参考さんこう文献ぶんけん

• 埼玉さいたま県けん教育きょういく委員いいん会かい編へん『埼玉さいたま人物じんぶつ事典じてん』埼玉さいたま県けん、1998年ねん。
• 衆議院しゅうぎいん・参議院さんぎいん『議会ぎかい制度せいど百ひゃく年ねん史し - 衆議院しゅうぎいん議員ぎいん名鑑めいかん』大蔵省おおくらしょう印刷いんさつ局きょく、1990年ねん。
• 『翼賛よくさん議員ぎいん銘めい鑑かん』議会ぎかい新聞しんぶん社しゃ、1943年ねん。
• 人事じんじ興信所こうしんじょ編へん『人事じんじ興信録こうしんろく』第だい14版はん 下か、1943年ねん。