鄭てい珉台

鄭てい 珉台
Min-Tae Chung

サムスン・ライオンズ 二に軍ぐん投手とうしゅコーチ #79
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	大韓民国だいかんみんこく
出身しゅっしん地ち	仁川にがわ広域こういき市し
生年月日せいねんがっぴ	(1970-03-01) 1970年ねん3月1日にち（54歳さい）
身長しんちょう 体重たいじゅう	183 cm 90 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	右みぎ投とう右みぎ打だ
ポジション	投手とうしゅ
プロ入いり	1991年ねん KBO1次じドラフト
初はつ出場しゅつじょう	KBO / 1992年ねん NPB / 2001年ねん8月がつ12日にち
最終さいしゅう出場しゅつじょう	KBO / 2008年ねん4月がつ18日にち NPB / 2002年ねん8月がつ30日にち
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
選手せんしゅ歴れき
東山ひがしやま高等こうとう学校がっこう 漢かん陽ひ大だい学校がっこう 太平洋たいへいようドルフィンズ 現代げんだいユニコーンズ (1992 - 2000) 読売よみうりジャイアンツ (2001 - 2002) 現代げんだいユニコーンズ (2003 - 2007) 起亜きあタイガース (2008)
コーチ歴れき
ヒーローズ ネクセン・ヒーローズ (2009 - 2012) ロッテ・ジャイアンツ (2013 - 2014) ハンファ・イーグルス (2015 - 2020) サムスン・ライオンズ (2024 - )
国際こくさい大会たいかい
代表だいひょうチーム	大韓民国だいかんみんこく
五輪ごりん	2000年ねん
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オリンピック
男子だんし 野球やきゅう
銅どう	2000	野球やきゅう

チョン・ミンテ
各種かくしゅ表記ひょうき
ハングル：	정민태
漢字かんじ：	鄭てい珉台
発音はつおん：	チョンミンテ
ロろーマ字まじ：	Chung Mintae
本人ほんにん表記ひょうき：	Jung Min-Te

鄭てい 珉台（チョン・ミンテ、ハングル：정민태、1970年ねん3月1日にち - ）は、大韓民国だいかんみんこくの仁川にがわ広域こういき市し出身しゅっしんの元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅ（投手とうしゅ）。右みぎ投なげ右みぎ打うち。

経歴けいれき

アマチュア時代じだい

漢かん陽ひ大だい学校がっこう時代じだいは韓国かんこく代表だいひょうチームの右みぎのエースとして、1990年ねんアジア競技きょうぎ大会たいかいなど数々かずかずの国際こくさい大会たいかいで活躍かつやくした。

太平洋たいへいよう・第だい一いち次じ現代げんだい時代じだい

1991年ねんシーズンオフ、地域ちいき優先ゆうせんドラフト（1次じドラフト）で太平洋たいへいようドルフィンズの指名しめいを受うけ、エース候補こうほの期待きたいを背負せおいながら入団にゅうだん。しかし、入団にゅうだん前ぜん兵役へいえき逃のがれを試こころみたことが発覚はっかくして逮捕たいほされた。釈放しゃくほうはされたが、大事だいじなキャンプの時期じきを拘置こうち所しょで送おくったことでトレーニング不足ふそくの状態じょうたいで開幕かいまくを迎むかえる。明あきらかに調整ちょうせい不足ふそくであったにもオープン戦せんから登板とうばんを強行きょうこうしたが、肘ひじを痛いためてリタイア。この肘ひじの負傷ふしょうが原因げんいんでプロ入いり後ご最初さいしょの2シーズンは不本意ふほんいな成績せいせきで終おわる。

1994年ねん、8勝しょうを挙あげて、ようやく先発せんぱつローテーションに定着ていちゃく。しかし、打線だせんの援護えんご不足ふそくで二に桁けた勝利しょうりには至いたらず。

チームが現代げんだいに売却ばいきゃくされた1996年ねんに15勝しょうを挙あげ、チームの韓国かんこくシリーズ進出しんしゅつに貢献こうけん。入団にゅうだん5年ねん目めで初はじめて二に桁けた勝利しょうりを挙あげると同時どうじに入団にゅうだん当時とうじに期待きたいされていたエースとしての力量りきりょうを発揮はっきし始はじめる。

それからは5年ねん連続れんぞく二に桁けた勝利しょうりと200投球とうきゅうイニングを超こえる大車輪だいしゃりんの活躍かつやくで韓国かんこくを代表だいひょうする右腕うわんとしてチームを牽引けんいんし、1998年ねん、2000年ねんの韓国かんこくシリーズ優勝ゆうしょうに貢献こうけんした。

1999年ねんは20勝しょう投手とうしゅにもなる。シーズン20勝しょうはその後ご2007年ねんに斗山とさんベアーズのダニエル・リオスが22勝しょうを挙あげるまで出でなかった。20勝しょうを挙あげた1999年ねんシーズンオフに日本にっぽん進出しんしゅつを試こころみたが、海外かいがいリーグへ進出しんしゅつできる資格しかくを得えるに1年ねん足たりず、優勝ゆうしょうを逃のがした現代げんだい球団きゅうだんの反対はんたいで頓挫とんざ。

読売よみうり時代じだい

2000年ねん、海外かいがいリーグ進出しんしゅつ資格しかくを獲得かくとくして、韓国かんこくシリーズ優勝ゆうしょうの後のち、再ふたたび日本にっぽん進出しんしゅつを訴うったえた。球団きゅうだんの了承りょうしょうを得えて、2000年ねんオフに読売よみうりジャイアンツに移籍いせき。

日本にっぽん入いりの際さい、デザイナーのアンドレ・キムがデザインした奇抜きばつな衣装いしょうを着きて空港くうこうに降おり立たったため、日本にっぽん報道陣ほうどうじんの注目ちゅうもくを集あつめた。入団にゅうだん当時とうじ、既すでに趙ちょう成しげる珉と鄭てい珉哲の2人ふたりが在籍ざいせきしており、自身じしんの加入かにゅうにより韓国かんこく人じん投手とうしゅ3人にんとなった。韓国かんこく人じんの投手とうしゅだけでも一軍いちぐんの投手とうしゅ枠わくを超こえてしまい、韓国かんこく人じん投手とうしゅ同士どうしの削けずり合あいの競争きょうそうが不可避ふかひになったため、両者りょうしゃは彼かれの入団にゅうだんを快こころよく思おもわなかったという。

移籍いせき1年ねん目めの2001年ねんは足あしの故障こしょうで活躍かつやくできず、翌よく2002年ねんもリリーフのみの登板とうばんにとどまり、期待きたいされた結果けっかを残のこせないまま退団たいだんした。

第だい二に次じ現代げんだい時代じだい

2003年ねん、古巣ふるす現代げんだいユニコーンズに復帰ふっき。いきなり17勝しょうを挙あげて最多さいた勝かちを獲得かくとくするも翌年よくねん以降いこうは調子ちょうしを落おとし、2005年ねんから現役げんえきを引退いんたいした2008年ねんまで4年ねん連続れんぞくで勝かち星ぼしなしが続つづいた。

アマチュア時代じだいは韓国かんこく代表だいひょうチームのエースとして活躍かつやくしたが、プロに入はいってからは国際こくさい試合しあいではこれと言いった活躍かつやくは見みせなかった。2000年ねん、韓国かんこく代表だいひょうの先発せんぱつとしてシドニー五輪ごりんグループリーグの日本にっぽん戦せんに登板とうばんし、沖おき原はら佳典よしのりに先頭せんとう打者だしゃ本塁打ほんるいだを浴あびた後のち、中村なかむら紀洋のりひろの打球だきゅうを足あしに受うけ降板こうばんした。2003年ねんのアテネ五輪ごりん予選よせんでは台湾たいわん戦せんに先発せんぱつ登板とうばんし、不安定ふあんていな投球とうきゅう内容ないようで4回かい2失点しってんで降板こうばんしチームを勝利しょうりに導みちびけなかった。

2008年ねんに現代げんだいユニコーンズの解散かいさんの後のち、ウリ・ヒーローズと契約けいやく交渉こうしょうをしたが、70%超ちょうの削減さくげん幅はばの提示ていじを呑のめず、自由じゆう契約けいやく選手せんしゅとして放出ほうしゅつを要求ようきゅう。2008年ねん3月がつ3日にちにウリ側がわがこれを了承りょうしょうして、自由じゆう契約けいやく選手せんしゅとして公示こうじされた。このため、彼かれは、ウリ･ヒーローズに所属しょぞくされることなくチームを去さることになった。

起亜きあ時代じだい

退団たいだん後ごにはSKワイバーンズと起亜きあタイガースが獲得かくとくに名乗なのり出でて、既すでに強力きょうりょくな投手とうしゅ陣じんが確立かくりつしているSKより、前年ぜんねん最下位さいかいで登板とうばんチャンスがあると見みられる起亜きあタイガースとウリ側がわの提示ていじ額がくと大差たいさない年俸ねんぽう7000万まんウォンで契約けいやくした。

だが、一軍いちぐんでは1試合しあいしか登板とうばんできずほとんど二に軍ぐん暮くらしで、2008年ねん7月がつに中継なかつぎでの一軍いちぐん昇格しょうかくを打診だしんされたが後輩こうはいの機会きかいを奪うばうことになり迷惑めいわくがかかると述のべて突如とつじょ現役げんえき引退いんたいを表明ひょうめい。

引退いんたい後ご

同年どうねん10月がつ、現代げんだいで監督かんとくを務つとめた金きむ始はじめ眞しんがヒーローズの新しん監督かんとくに就任しゅうにんしたことにより、ソウル・ヒーローズ（2010年ねんよりネクセン・ヒーローズ）の投手とうしゅコーチに就任しゅうにんし、指導しどう者しゃの道みちを歩あゆみ始はじめた。

なお、現代げんだいでの実績じっせきを称となえ、シーズン中ちゅうの2009年ねん8月がつ、現役げんえき引退いんたい表明ひょうめいから1年ねん以上いじょう経たってソウルの手てによって引退いんたいセレモニーが本拠地ほんきょち・木き洞ほら野球やきゅう場じょうで行おこなわれた。

2012年ねんシーズン終了しゅうりょう後ご、ネクセンの投手とうしゅコーチを退任たいにん。

2013年ねんよりロッテ・ジャイアンツの投手とうしゅコーチに転任てんにん。

2015年ねんよりハンファ・イーグルスの二に軍ぐん投手とうしゅコーチになった。

2016年ねん4月がつ13日にちより一軍いちぐん、2017年ねん6月がつ14日にちより三軍さんぐん（育成いくせい軍ぐん）に配置はいち転換てんかん。

2017年ねん12月よりハンファの二に軍ぐん投手とうしゅコーチに再任さいにん。

2019年ねん10月がつよりハンファの一軍いちぐん投手とうしゅコーチとなったが、2020年ねん6月がつ、再ふたたびハンファの三軍さんぐんに配置はいち転換てんかんし同年どうねん限かぎりで退団たいだん。

2023年ねんはSPOTVの解説かいせつを務つとめ、2024年ねんよりサムスン・ライオンズのコーチとなる。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ投手とうしゅ成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	登とう 板いた	先さき 発はつ	完かん 投とう	完かん 封ふう	無む 四よん 球たま	勝かち 利り	敗はい 戦せん	セ 丨 ブ	ホ 丨 ル ド	勝かち 率りつ	打だ 者もの	投とう 球たま 回かい	被ひ 安やす 打だ	被ひ 本ほん 塁るい 打だ	与あずか 四よん 球たま	敬けい 遠とお	与あずか 死し 球たま	奪だつ 三さん 振ふ	暴 投とう	ボ 丨 ク	失しつ 点てん	自じ 責せめ 点てん	防ぼう 御お 率りつ	W H I P
1992	太平洋たいへいよう 現代げんだい	7	2	0	0	0	1	3	0	--	.250	110	26.0	21	3	13	0	0	21	1	0	13	11	3.81	1.31
1993		5	0	0	0	0	0	0	0	--	----	41	9.1	11	0	4	0	0	7	0	0	7	7	6.75	1.61
1994		25	25	5	0	0	8	9	0	--	.471	619	145.1	159	7	38	0	2	91	5	0	66	60	3.72	1.36
1995		28	28	8	3	0	8	14	0	--	.364	796	188.0	187	8	58	3	4	115	7	0	92	77	3.69	1.30
1996		30	29	4	2	0	15	9	0	--	.625	834	210.1	180	15	45	4	3	127	4	1	67	57	2.44	1.07
1997		31	31	8	1	0	13	13	0	--	.500	886	219.0	189	15	51	2	7	159	3	1	97	81	3.33	1.10
1998		28	28	5	2	0	17	9	0	--	.654	825	200.2	184	18	49	1	2	159	9	0	77	63	2.83	1.16
1999		33	29	7	0	0	20	7	3	--	.741	936	230.2	208	24	63	3	4	178	5	0	69	65	2.54	1.17
2000		29	29	3	1	0	18	6	0	0	.750	846	207.0	192	21	66	2	1	153	7	0	85	80	3.48	1.25
2001	巨人きょじん	10	3	0	0	0	2	0	0	--	1.000	81	19.0	21	2	3	0	1	14	1	0	13	13	6.16	1.26
2002		17	0	0	0	0	0	1	0	--	.000	89	19.2	24	4	7	1	1	14	0	1	14	14	6.41	1.58
2003	現代げんだい	29	29	1	0	0	17	2	0	0	.895	741	177.0	179	17	42	1	5	122	3	0	76	65	3.31	1.25
2004		28	28	1	0	0	7	14	0	0	.333	721	165.2	193	21	42	0	8	123	9	0	109	92	5.00	1.42
2005		8	5	0	0	0	0	3	0	0	.000	120	26.2	34	2	6	0	1	13	1	0	19	14	4.73	1.50
2006		1	0	0	0	0	0	0	0	0	----	9	2.0	2	1	1	0	0	1	0	0	1	1	4.50	1.50
2007		7	6	0	0	0	0	6	0	0	.000	103	19.2	35	5	11	1	1	6	1	0	29	28	12.81	2.34
2008	起亜きあ	1	1	0	0	0	0	1	0	0	.000	19	3.2	5	1	2	0	1	3	0	0	6	6	14.73	1.91
KBO：15年ねん		290	270	42	9	0	124	96	3	0	.564	7606	1831.0	1779	158	491	17	39	1278	55	2	813	707	3.48	1.24
NPB：2年ねん		27	3	0	0	0	2	1	0	--	.667	170	38.2	45	6	10	1	2	28	1	1	27	27	6.28	1.42

• 各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう
• 太平洋たいへいよう（太平洋たいへいようドルフィンズ）は、1996年ねんに現代げんだい（現代げんだいユニコーンズ）に球団きゅうだん名めいを変更へんこう

タイトル

KBO

• 最多さいた勝しょう：3回かい （1999年ねん、2000年ねん、2003年ねん）

表彰ひょうしょう

KBO

• 韓国かんこくシリーズMVP：2回かい （1998年ねん、2003年ねん）
• ゴールデングラブ賞しょう：3回かい （1998年ねん、1999年ねん、2003年ねん）

記録きろく

NPB

• 初はつ登板とうばん・初はつ先発せんぱつ：2001年ねん8月がつ12日にち、対たいヤクルトスワローズ22回戦かいせん（東京とうきょうドーム）、3回かい4失点しってん
• 初はつ奪だつ三振さんしん：同上どうじょう、1回かい表ひょうに真中まなか満みつるから
• 初はつ勝利しょうり：2001年ねん9月がつ16日にち、対たい中日ちゅうにちドラゴンズ28回戦かいせん（ナゴヤドーム）、5回かい裏うらに3番手ばんてとして救援きゅうえん登板とうばん、2回かい無む失点しってん

背番号せばんごう

• 20 （1992年ねん - 2000年ねん、2003年ねん - 2007年ねん）
• 51 （2001年ねん - 2002年ねん）
• 64 （2008年ねん）
• 77 （2009年ねん - 2012年ねん）
• 74 （2013年ねん - 2014年ねん）
• 76 （2015年ねん - 2020年ねん）
• 79 （2024年ねん - ）

関連かんれん項目こうもく

• オリンピックの野球やきゅう競技きょうぎ・メダリスト一覧いちらん
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• アジア・オセアニア・アフリカ出身しゅっしんの日本にっぽんプロ野球やきゅう外国がいこく人じん選手せんしゅ一覧いちらん#韓国かんこく
• 読売よみうりジャイアンツの選手せんしゅ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 個人こじん年度ねんど別べつ成績せいせき 鄭てい珉台 - NPB.jp 日本にっぽん野球やきゅう機構きこう