梁りょう玹種

梁りょう 玹種
Yang Hyeon-Jong

起亜きあタイガース #54
起亜きあタイガース時代じだい (2015年ねん)
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	大韓民国だいかんみんこく
出身しゅっしん地ち	光州こうしゅう広域こういき市し
生年月日せいねんがっぴ	(1988-03-01) 1988年ねん3月1日にち（36歳さい）
身長しんちょう 体重たいじゅう	183 cm 91 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	左ひだり投とう左ひだり打だ
ポジション	投手とうしゅ
プロ入いり	2007年ねん 2次じドラフト1巡じゅん目め
初はつ出場しゅつじょう	KBO / 2007年ねん4月がつ7日にち MLB / 2021年ねん4月がつ26日にち
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
光州こうしゅう東成ひがしなり高等こうとう学校がっこう 起亜きあタイガース (2007 - 2020) テキサス・レンジャーズ (2021) 起亜きあタイガース (2022 - )
国際こくさい大会たいかい
代表だいひょうチーム	大韓民国だいかんみんこく
WBC	2017年ねん、2023年ねん
プレミア12	2019年ねん
この表ひょうについて この表ひょうはテンプレートを用もちいて表示ひょうじしています。編集へんしゅう方法ほうほうはTemplate:Infobox baseball playerを参照さんしょうしてください。 ■プロジェクト:野球やきゅう選手せんしゅ  ■テンプレート

獲得かくとくメダル
韓国かんこく
WBSCプレミア12
銀ぎん	2019	野球やきゅう

ヤン・ヒョンジョン
各種かくしゅ表記ひょうき
ハングル：	양현종
漢字かんじ：	梁りょう玹種
発音はつおん：	ヤンヒョンジョン
ロろーマ字まじ：	Yang Hyeon-Jong

梁りょう 玹種（ヤン・ヒョンジョン、韓かん: 양현종、1988年ねん3月1日にち - ）は、韓国かんこくの光州こうしゅう広域こういき市し出身しゅっしんのプロ野球やきゅう選手せんしゅ（投手とうしゅ）。左ひだり投とう左ひだり打だ。KBOリーグの起亜きあタイガース所属しょぞく。

経歴けいれき

高校こうこう時代じだい

大韓民国だいかんみんこく光州こうしゅう広域こういき市し出身しゅっしん。光州こうしゅう東成ひがしなり(ドンソン)高等こうとう学校がっこう時代じだいから150km/hの速球そっきゅうを持もち、金廣かねひろ鉉と並ならんで当時とうじの韓国かんこく高校こうこう野球やきゅうで最高さいこうの左腕さわんであると称しょうされた。同校どうこうのチームメイトには同おなじく投手とうしゅの韓かん基はじめ周しゅうがおり、二に枚まい看板かんばんのエースであった。2005年ねん春はる、大統領だいとうりょう杯はい全国ぜんこく高校こうこう野球やきゅう大会たいかいでチームは優勝ゆうしょう。翌よく2006年ねん春はるの大会たいかいでは準じゅん優勝ゆうしょう。同年どうねん夏なつの鳳凰ほうおう大だい旗はた全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう大会たいかいでも準じゅん優勝ゆうしょうし、梁はりは大会たいかい最高さいこう投手とうしゅの表彰ひょうしょうを受うける。同年どうねん秋あき、WBSC U-18ワールドカップ代表だいひょうチームに参加さんか、キューバで行おこなわれた大会たいかいでも好投こうとうし、チームは優勝ゆうしょう。自身じしんは左腕さわん投手とうしゅ部門ぶもんで大会たいかいベストナインの表彰ひょうしょうを受うけた。

第だい一いち次じ起亜きあ時代じだい

光州こうしゅう東成ひがしなり高等こうとう学校がっこう時代じだい卒業そつぎょう後ご、出身しゅっしん地ち光州こうしゅうを本拠地ほんきょちとする起亜きあタイガースに入団にゅうだん。

2007年ねん1年ねん目めから速球そっきゅう派は左腕さわんの即そく戦力せんりょくとして先発せんぱつとして起用きようされたが、チーム事情じじょうですぐに中継なかつぎに回まわる。

2008年ねんシーズン前半ぜんはんは試合しあい中盤ちゅうばんに打うち込こまれる試合しあいが多おおかった。しかし、曺凡鉉監督かんとくは彼かれを育成いくせいを兼かねて起用きようし続つづける。シーズン後半こうはんは最低限さいていげんの働はたらきを見みせたが未み勝利しょうりに終おわった。

2009年ねんは先発せんぱつローテーションに定着ていちゃく。7月がつにやや調子ちょうしを落おとすが、その後ご、復調ふくちょうする。シーズン通つうじて12勝しょうを記録きろくし起亜きあの左ひだりのエースに成長せいちょう。また、前身ぜんしんのヘテを通つうじ球団きゅうだん史上しじょう、金きむ廷洙（キム・ジョンス）以来いらいとなる左ひだり投手とうしゅの二に桁けた勝利しょうりを記録きろくし、チームの1997年ねん以来いらい12年ねんぶりの韓国かんこくシリーズ優勝ゆうしょうにも貢献こうけんした。同年どうねん11月がつ14日にちに日本にっぽんシリーズ優勝ゆうしょうチームの読売よみうりジャイアンツとの日にち韓かんクラブチャンピオンシップに先発せんぱつ登板とうばんし、5回かいと3分ぶんの2を1失点しってんと好投こうとうした。

2010年ねんはチーム最多さいた、自己じこ最多さいたの16勝しょうを記録きろくし、最多さいた勝しょう争あらそいにも加くわわったが1勝しょう差さで逃のがした。同年どうねんの広州こうしゅうアジア大会たいかい韓国かんこく代表だいひょうにも選えらばれ、準決勝じゅんけっしょう中国ちゅうごく戦せんで勝利しょうり投手とうしゅとなり、優勝ゆうしょうに貢献こうけんしたため兵役へいえき免除めんじょ資格しかくを得えた。

2011年ねんは成績せいせきが悪化あっかし7勝しょうにとどまった。

2012年ねんは1勝しょうのみにとどまった。

2013年ねんは故障こしょうで夏場なつばに離脱りだつしたが、主おもに先発せんぱつで9勝しょうと復活ふっかつした。

2014年ねんは2010年ねんに並ならぶ自己じこ最多さいたタイの16勝しょうを記録きろく。9月には仁川にがわアジア大会たいかい韓国かんこく代表だいひょうに選えらばれ、準決勝じゅんけっしょうの中国ちゅうごく戦せんに先発せんぱつ登板とうばんし、2大会たいかい連続れんぞくで優勝ゆうしょうメンバーとなった。オフの11月にはMLB挑戦ちょうせんの意思いしを表明ひょうめいし、ポスティングシステムの行使こうしを申請しんせいしたが、起亜きあが入札にゅうさつ額がく（非ひ公表こうひょう）を不服ふふくとし、破棄はきとなった。

2015年ねんは15勝しょうを挙あげ、自身じしん初はつとなる個人こじんタイトルの最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつ(2.44)を受賞じゅしょうした。

2016年ねんは10勝しょう12敗はいと負まけ越こし、防御ぼうぎょ率りつも1点てん以上いじょう悪化あっかした。オフにに初はじめてFAとなり、MLBから身分みぶん照会しょうかいもあったが、契約けいやく金きん7億おく5千せん万まんウォン、年俸ねんぽう15億おくウォンの条件じょうけんで起亜きあと再さい契約けいやくを結むすんだ。

2017年ねんはシーズン開幕かいまく前まえの3月がつに開催かいさいされた第だい4回かいワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国かんこく代表だいひょうに選出せんしゅつされた。1次じラウンドの3月がつ9日にちのチャイニーズタイペイ戦せんに先発せんぱつ登板とうばんしたが、勝敗しょうはいはつかなかった。

シーズンでは自身じしん初はつのシーズン20勝しょうを達成たっせいし、同おなじく初はつの最多さいた勝しょう投手とうしゅとなった。同年どうねんの韓国かんこくシリーズでは第だい2戦せんで完封かんぷう勝利しょうりを記録きろくし、第だい5戦せんの9回かい裏うらに登板とうばんし胴上どうあげ投手とうしゅとなり韓国かんこくシリーズMVPを受賞じゅしょうした。オフにはKBOシーズンMVPを受賞じゅしょうし、史上しじょう初はじめてKBOシーズンMVPと韓国かんこくシリーズMVPを受賞じゅしょうした選手せんしゅとなった。

2019年ねんは4年ねんぶり2度目どめの最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつ（2.29）の個人こじんタイトルを受賞じゅしょうした。11月には第だい2回かいWBSCプレミア12の韓国かんこく代表だいひょうに選出せんしゅつされた。同どう大会たいかいでは決勝けっしょう戦せんなど3試合しあいに先発せんぱつした。韓国かんこくは決勝けっしょうで日本にっぽんに敗やぶれ、準じゅん優勝ゆうしょうとなったが、同どう大会たいかいは東京とうきょうオリンピック予選よせんを兼かねており、開催かいさい国こくである日本にっぽんを除のぞきアジア・オセアニア最さい上位じょういだったため韓国かんこくは出場しゅつじょう権けんを獲得かくとくした。2020年ねんオフシーズンに自身じしん2度目どめのFAとなり、MLB移籍いせきに挑戦ちょうせんした。

レンジャーズ時代じだい

2021年ねん2月がつ13日にちにテキサス・レンジャーズとマイナー契約けいやくを結むすんだ。

同年どうねんは開幕かいまくをマイナーで迎むかえた。4月26日にちにメジャー契約けいやくを結むすんでアクティブ・ロースター入いりし、MLBに初はじめて昇格しょうかくした。同日どうじつのロサンゼルス・エンゼルス戦せんで3回かい途中とちゅうに降板こうばんしたジョーダン・ライルズに変かわって2番手ばんてとして登板とうばんし、メジャーデビューを果はたした。4回かい1/3を投なげたが、中継なかつぎ投手とうしゅでデビュー戦せんに4回かい1/3を投なげたのは1988年ねん9月がつ16日にちのスティーブ・ウィルソンの5回かい1/3に次ついで球団きゅうだん史上しじょう2番目ばんめに長ながかった。6月17日にちにDFAとなり、19日にちにマイナー契約けいやくで傘下さんかのAAA級きゅうラウンドロック・エクスプレスへ配属はいぞくされた。

シーズン最終さいしゅう盤ばんの9月がつ4日にちにレンジャーズから契約けいやくを解除かいじょされた。最終さいしゅう的てきにメジャーでは通算つうさん12試合しあいに登板とうばん(先発せんぱつ4試合しあい)して35.1イニングを投なげ0勝しょう3敗はい防御ぼうぎょ率りつ5点てん台だい25奪だつ三振さんしん、マイナーでは通算つうさん10試合しあいに登板とうばん(先発せんぱつ9試合しあい)して45イニングを投なげ0勝しょう3敗はい防御ぼうぎょ率りつ5点てん台だい42奪だつ三振さんしんの成績せいせきにとどまり、MLBとその傘下さんかのマイナーリーグでは1勝しょうも挙あげられないまま10月がつ5日にちに帰国きこくした。

第だい二に次じ起亜きあ時代じだい

2021年ねん12月24日にちに古巣ふるすの起亜きあと2022年ねんからの4年ねん契約けいやくを結むすんだ。

2023年ねん5月27日にち、LGツインズ戦せんでKBO史上しじょう単独たんどく2位い（起亜きあタイガース史上しじょう1位い）の個人こじん通算つうさん162勝しょうを記録きろくした。

2023年ねん10月がつ17日にち、KBO初はつの9年ねん連続れんぞく170イニングという大だい記録きろくを達成たっせいした。

プレースタイル・人物じんぶつ

2019年ねんの投球とうきゅうデータ

球たま種しゅ	配分はいぶん %	平均へいきん球速きゅうそく km/h
フォーシーム	57	144
チェンジアップ	22	130
スライダー	17	130
カーブ	04	121

左ひだりのオーバースローから最速さいそく154km/hのストレートとスライダー、チェンジアップを投なげる。

選手せんしゅ生活せいかつの間あいだ、負傷ふしょうがほとんどなく、手術しゅじゅつは一いち度どもしたことがない。 そのためか、韓国かんこくのファンは「KBOバーランダー」と呼よんでいる。

視力しりょくが極端きょくたんに悪わるく、プレーする時ときには常つねにスポーツゴーグルをかけている。

現在げんざいは視力しりょく矯正きょうせい手術しゅじゅつをしたが、ゴーグルをスター性せいと思おもって使つかい続つづけているという。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ投手とうしゅ成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	登とう 板いた	先さき 発はつ	完かん 投とう	完かん 封ふう	無む 四よん 球たま	勝かち 利り	敗はい 戦せん	セ 丨 ブ	ホ 丨 ル ド	勝かち 率りつ	打だ 者もの	投とう 球たま 回かい	被ひ 安やす 打だ	被ひ 本ほん 塁るい 打だ	与あずか 四よん 球たま	敬けい 遠とお	与あずか 死し 球たま	奪だつ 三さん 振ふ	暴 投とう	ボ 丨 ク	失しつ 点てん	自じ 責せめ 点てん	防ぼう 御お 率りつ	W H I P
2007	起亜きあ	31	6	0	0	--	1	2	0	0	.333	217	49.2	39	7	31	1	2	48	2	0	24	23	4.17	1.41
2008		48	9	0	0	--	0	5	0	5	.000	340	75.2	77	4	48	0	1	56	3	0	49	49	5.83	1.65
2009		29	24	0	0	--	12	5	0	1	.706	627	148.2	133	14	58	0	2	139	3	0	55	52	3.15	1.28
2010		30	30	1	1	--	16	8	0	0	.667	748	169.1	169	9	98	0	6	145	3	0	84	80	4.25	1.58
2011		28	23	1	0	--	7	9	0	0	.438	492	106.1	116	9	69	0	4	74	2	0	74	74	6.18	1.74
2012		28	5	0	0	--	1	2	0	2	.333	201	41.0	51	3	31	0	4	26	0	0	25	23	5.05	2.00
2013		19	16	1	0	--	9	3	0	0	.750	443	104.2	99	10	43	0	6	95	3	1	38	36	3.10	1.36
2014		29	29	0	0	--	16	8	0	0	.667	732	171.1	162	12	77	1	4	165	5	0	85	81	4.25	1.39
2015		32	31	1	1	--	15	6	0	1	.714	756	184.1	150	18	78	0	7	157	6	0	52	50	2.44	1.24
2016		31	31	3	0	--	10	12	0	0	.455	850	200.1	191	19	77	2	7	146	6	2	96	82	3.68	1.34
2017		31	31	1	0	--	20	6	0	0	.769	808	193.1	209	17	45	0	0	158	14	0	88	74	3.44	1.31
2018		29	29	3	0	--	13	11	0	0	.542	772	184.1	199	21	43	1	2	152	5	0	88	85	4.15	1.31
2019		29	29	2	2	--	16	8	0	0	.667	731	184.2	165	6	33	0	2	163	1	0	56	47	2.29	1.07
2020		31	31	0	0	--	11	10	0	0	.524	746	172.1	180	13	64	5	2	149	7	0	99	90	4.70	1.41
2022		30	30	0	0	--	12	7	0	0	.632	743	175.1	170	14	50	1	5	141	3	0	86	75	3.85	1.25
2023		29	29	0	0	--	9	11	0	0	.450	729	171.0	181	13	48	1	1	133	5	0	78	68	3.58	1.34
KBO：16年ねん		484	343	13	4	--	168	113	0	9	.598	9935	2332.1	2291	189	893	12	51	1947	61	3	1077	988	3.81	1.36

• 2023年度ねんどシーズン終了しゅうりょう時じ
• 年度ねんど別べつの太字ふとじはリーグ最高さいこう

背番号せばんごう

• 37（2007年ねん - 2008年ねん）
• 54（2009年ねん - 2020年ねん、2022年ねん - ）
• 36（2021年ねん）

代表だいひょう歴れき

• 2010年ねんアジア競技きょうぎ大会たいかい野球やきゅう韓国かんこく代表だいひょう
• 2014年ねんアジア競技きょうぎ大会たいかい野球やきゅう韓国かんこく代表だいひょう
• 2017 ワールド・ベースボール・クラシック韓国かんこく代表だいひょう
• 2018年ねんアジア競技きょうぎ大会たいかい韓国かんこく代表だいひょう
• 2019 WBSCプレミア12 韓国かんこく代表だいひょう

関連かんれん項目こうもく

• メジャーリーグベースボールの選手せんしゅ一覧いちらん Y
• 韓国かんこく出身しゅっしんのメジャーリーグベースボール選手せんしゅ一覧いちらん
• 韓国かんこく人じんメジャーリーガー

外部がいぶリンク

• 選手せんしゅの通算つうさん成績せいせきと情報じょうほう MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
• Hyeon-Jong Yang stats MiLB.com （英語えいご）
• 選手せんしゅの各国かっこく通算つうさん成績せいせき KBO