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酸化さんかぶつ

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酸化さんかぶつ(さんかぶつ、えい: oxide)は、酸素さんそとそれより電気でんき陰性いんせいちいさい元素げんそからなる化合かごうぶつである。酸化さんかぶつちゅう酸素さんそ原子げんし酸化さんかすうは−2である。酸素さんそは、ほとんどすべての元素げんそ酸化さんかぶつ生成せいせいする。ガスについては、ヘリウム (He)、ネオン (Ne) そしてアルゴン (Ar) の酸化さんかぶつはいまだられていないが、キセノン (Xe) の酸化さんかぶつさん酸化さんかキセノン)はられている。一部いちぶ金属きんぞく酸化さんかぶつケイ素けいそ酸化さんかぶつケイ酸けいさんしお)などはセラミックスともばれる。

性質せいしつ[編集へんしゅう]

典型てんけい元素げんそ酸化さんかぶつは、周期しゅうきひょうぞく特有とくゆう性質せいしつしめす(詳細しょうさいしたしめかく元素げんそぞく酸化さんかぶつこうくわしい)。

典型てんけい元素げんそ

酸化さんかぶつ種類しゅるい[編集へんしゅう]

酸化さんかぶつブレンステッドないしはブレンステッド塩基えんきとしての性質せいしつしめす。さんとしての性質せいしつのみをしめすものを酸性さんせい酸化さんかぶつ塩基えんきとしての性質せいしつのみをしめすものを塩基えんきせい酸化さんかぶつ、そしてさんとしても塩基えんきとしても反応はんのうするものを両性りょうせい酸化さんかぶつぶ。(みず H2O や一酸化いっさんか窒素ちっそ NO などは酸性さんせい塩基えんきせいしめさないため、中性ちゅうせい酸化さんかぶつばれることがある。)金属きんぞく元素げんそ酸化さんかぶつ塩基えんきせい酸化さんかぶつ非金属ひきんぞく元素げんそ酸化さんかぶつ酸性さんせい酸化さんかぶつ、その中間ちゅうかん元素げんそ酸化さんかぶつ両性りょうせい酸化さんかぶつとなることがおおい。両性りょうせい酸化さんかぶつとして、ここではアルミニウムれいしめす。

さんとして反応はんのう
塩基えんきとして反応はんのう

金属きんぞく酸化さんかぶつ物性ぶっせい多様たようであり、身近みぢか製品せいひん酸化さんかぶつふくまないものをつけるほうが困難こんなんなほどである。 電気でんきてき特性とくせいれいってみても、絶縁ぜつえんたい金属きんぞくどう程度ていどしるべでんりつゆうする電子でんし伝導でんどうたい、イオン伝導でんどうたいちょう伝導でんどうたい高温こうおんちょう伝導でんどう)、ねつでん変換へんかん素子そしつよ誘電ゆうでんたいつよ磁性じせいたいなど、その物性ぶっせい用途ようと多岐たきにわたる。具体ぐたいてきには、二酸化にさんかケイ素けいそ SiO2絶縁ぜつえんたいとして半導体はんどうたい素子そし基礎きそであるトランジスタもちいられ、イットリウムバリウムどう酸化さんかぶつ代表だいひょうてき高温こうおんちょう伝導でんどうたいであるイットリウムけいちょう伝導でんどうたいであり、コバルト酸化さんかぶつ有望ゆうぼうねつでん変換へんかん材料ざいりょうかんがえられている。

酸化さんか鉱物こうぶつ[編集へんしゅう]

鉱物こうぶつがくにおいて、金属きんぞく元素げんそ酸素さんそ結合けつごうしている鉱物こうぶつ酸化さんか鉱物こうぶつ(さんかこうぶつ、えい: oxide mineral)という。石英せきえい (SiO2)、磁鉄鉱じてっこう (Fe2+Fe3+2O4)、コランダム (Al2O3)などがある。

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]