香西こうざいやすし

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香西こうざい やすし(こうさい ゆたか、1933ねん3月22にち - 2018ねん5がつ20日はつか[1])は、日本にっぽん経済けいざい学者がくしゃだい7だい政府せいふ税制ぜいせい調査ちょうさかい会長かいちょう

来歴らいれき人物じんぶつ[編集へんしゅう]

兵庫ひょうごけん出身しゅっしんちち旧制きゅうせい甲南こうなん高等こうとう学校がっこう教授きょうじゅじつ業界ぎょうかいりし、兵庫ひょうご米穀べいこく社長しゃちょうつとめた香西こうざいきよしあにもと住友化学工業すみともかがくこうぎょう社長しゃちょう香西こうざい昭夫あきお旧制きゅうせい甲南こうなん高等こうとう学校がっこう東京大学とうきょうだいがく経済学部けいざいがくぶ卒業そつぎょう経済企画庁けいざいきかくちょういれちょう同庁どうちょう経済けいざい研究所けんきゅうじょ総括そうかつ研究けんきゅうかん東京工業大学とうきょうこうぎょうだいがく教授きょうじゅ東洋とうよう英和えいわ女学院じょがくいん大学だいがく教授きょうじゅ経済けいざい研究所けんきゅうじょ統括とうかつ研究けんきゅうかん在職ざいしょくちゅうの1980ねん、『「日本にっぽん経済けいざい展望てんぼう」への寄与きよ中心ちゅうしんとして』でサントリー学芸がくげいしょう受賞じゅしょう公益社こうえきしゃだん法人ほうじん日本にっぽん経済けいざい研究けんきゅうセンター理事りじちょう一橋大学ひとつばしだいがく経済けいざい研究所けんきゅうじょ客員きゃくいん教授きょうじゅ内閣ないかく経済けいざい社会しゃかい総合そうごう研究所けんきゅうじょ所長しょちょう歴任れきにん

2018ねん5がつ20日はつか老衰ろうすいのため死去しきょ[1]、85さい

主張しゅちょう[編集へんしゅう]

日本にっぽん昭和しょうわ恐慌きょうこうからの脱出だっしゅつ全部ぜんぶ高橋たかはし是清これきよ功績こうせきのようにうのはどうなのか、すでに情勢じょうせいわってきていたことや満州まんしゅう事変じへん勃発ぼっぱつしていたことなどもかんがえないと、評価ひょうかかたよるのではないか」と指摘してきしている[2]

また、「うしなわれた10ねんデフレーションだけで説明せつめいできない。日銀にちぎんはバブルを発生はっせいさせ、バブルぎたかもしれないが、金融きんゆうだけでうしなわれた10ねんすべて説明せつめいするには無理むりがある。産業さんぎょう問題もんだい企業きぎょう失敗しっぱいも、おおきな影響えいきょうとなった。平成へいせい経済けいざい停滞ていたいを『デフレ』というには、あまりにも物価ぶっか低下ていかりつちいぎる。産業さんぎょう自体じたいのほうにおおきな問題もんだいがあって、金融きんゆうはあまり関係かんけいない」としている[2]

著書ちょしょ[編集へんしゅう]

共編きょうへんちょ[編集へんしゅう]

翻訳ほんやく[編集へんしゅう]

  • ウィリアム・A.ニスカネン『レーガノミックス アメリカをえた3000にち日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ 1989
  • ジェイン・ジェイコブズ市場いちば倫理りんり統治とうち倫理りんり日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ 1998、日経にっけいビジネス人文じんぶん 2003。ちくま学芸がくげい文庫ぶんこ 2016
  • ジェイン・ジェイコブズ『経済けいざい本質ほんしつ自然しぜんからまなぶ』植木うえき直子なおこどもやく 日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ 2001、日経にっけいビジネス人文じんぶん 2013 

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b 香西こうざいやすし死去しきょ もと政府せいふ税調ぜいちょう会長かいちょう. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん. (2018ねん5がつ22にち). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30834240S8A520C1CZ8000/ 2018ねん5がつ23にち閲覧えつらん 
  2. ^ a b 連載れんさい/石橋いしばし湛山たんざんかた東洋経済新報社とうようけいざいしんぽうしゃ

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]


先代せんだい
浜田はまだ宏一こういち
内閣ないかく経済けいざい社会しゃかい総合そうごう研究所けんきゅうじょ所長しょちょう
2003ねん - 2005ねん
次代じだい
黒田くろだ昌裕まさひろ