1962年ねんの西鉄にしてつライオンズ

1962年ねんの西鉄にしてつライオンズ
成績せいせき
パシフィック・リーグ3位い
62勝しょう68敗はい6分ふん 勝率しょうりつ.477
本拠地ほんきょち
都市とし	福岡ふくおか県けん福岡ふくおか市し
球場きゅうじょう	平和へいわ台だい野球やきゅう場じょう
球団きゅうだん組織そしき
経営けいえい母体ぼたい	西日本鉄道にしにっぽんてつどう
監督かんとく	中西なかにし太ふとし（選手せんしゅ兼任けんにん）
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1962年ねんの西鉄にしてつライオンズでは、1962年ねんの西鉄にしてつライオンズの動向どうこうをまとめる。

この年としの西鉄にしてつライオンズは、中西なかにし太ふとし選手せんしゅ兼任けんにん監督かんとくの1年ねん目めのシーズンである。

概要がいよう

1959年ねん限かぎりで三原みはら脩おさむ監督かんとくが勇退ゆうたい、その後ごを継ついだ川崎かわさき徳次とくじ監督かんとくの時代じだいは優勝ゆうしょうを期待きたいされつつも2年ねん連続れんぞくの3位いに終おわったことから川崎かわさき監督かんとくが辞任じにんして三原みはらの娘むすめ婿むこである中西なかにし太ふとし（中西なかにしは三原みはらの長女ちょうじょと結婚けっこんし戸籍こせき上じょうの名前なまえも三原みはら太ふとしになっていた）が選手せんしゅ兼任けんにんながら29歳さいの若わかさで監督かんとくに就任しゅうにんし、選手せんしゅ兼任けんにんで豊田とよだ泰光やすみつ助監督じょかんとくと稲尾いなお和久かずひさ投手とうしゅコーチが支ささえることになった。中西なかにし監督かんとくは開幕かいまくオーダーに黄金おうごん期きの主力しゅりょく選手せんしゅである豊田とよだ・高倉たかくら照幸てるゆき・城戸きど則のり文ぶん・田中たなか久寿ひさとし男おとこ・和田わだ博実ひろみなどをスタメンに入いれるが、シーズンが始はじまると前年ぜんねん優勝ゆうしょうの南海なんかいがスタートダッシュで躓つまずき、前年ぜんねん2位いの東映とうえいが代かわって快かい進撃しんげきを繰くり広ひろげた。チームは開幕かいまくダッシュの東映とうえいや6月がつ以降いこう立たち直なおった南海なんかいの後塵こうじんを拝はいする苦くるしい戦たたかいで、最後さいごは大毎だいまい・阪急はんきゅうとの3位い争あらそいに勝かち62勝しょう68敗はい6分ふんと負まけ越こしながらAクラス入いりしたが、初はつ優勝ゆうしょうの東映とうえいに16ゲームも離はなされて中西なかにし監督かんとくの1年ねん目めは終了しゅうりょうした。シーズン終了しゅうりょう後ご、主砲しゅほうの豊田とよだが国鉄こくてつへ移籍いせきし、チームは転換期てんかんきを迎むかえることになる。

チーム成績せいせき

レギュラーシーズン

開幕かいまくオーダー

1	中なか	高倉たかくら照幸てるゆき
2	三さん	城戸きど則のり文ぶん
3	右みぎ	田中たなか久寿ひさとし男おとこ
4	遊ゆう	豊田とよだ泰光やすみつ
5	捕と	和田わだ博実ひろみ
6	左ひだり	玉造たまつくり陽二ようじ
7	一いち	田辺たなべ義三よしぞう
8	二に	滝たき内ない弥わたる瑞生ずいしょう
9	投とう	稲尾いなお和久かずひさ

1962年ねんパシフィック・リーグ順位じゅんい変動へんどう

順位じゅんい	4月終了しゅうりょう時じ		5月終了しゅうりょう時じ		6月終了しゅうりょう時じ		7月がつ終了しゅうりょう時じ		8月がつ終了しゅうりょう時じ		最終さいしゅう成績せいせき
1位い	東映とうえい	--	東映とうえい	--	東映とうえい	--	東映とうえい	--	東映とうえい	--	東映とうえい	--
2位い	西鉄にしてつ	4.5	大毎だいまい	6.0	大毎だいまい	9.5	阪急はんきゅう	15.0	南海なんかい	10.5	南海なんかい	5.0
3位い	阪急はんきゅう	6.5	阪急はんきゅう	6.0	阪急はんきゅう	12.5	大毎だいまい	16.0	阪急はんきゅう	13.0	西鉄にしてつ	16.0
4位い	大毎だいまい	6.5	西鉄にしてつ	9.0	近鉄きんてつ	14.0	南海なんかい	17.0	西鉄にしてつ	14.0	阪急はんきゅう	18.0
5位い	近鉄きんてつ	8.5	近鉄きんてつ	11.5	西鉄にしてつ	14.5	近鉄きんてつ	19.5	大毎だいまい	17.5	大毎だいまい
6位い	南海なんかい	10.0	南海なんかい	15.5	南海なんかい	18.5	西鉄にしてつ	19.5	近鉄きんてつ	20.0	近鉄きんてつ	21.0

1962年ねんパシフィック・リーグ最終さいしゅう成績せいせき

順位じゅんい	球団きゅうだん	勝かち	敗はい	分ぶん	勝率しょうりつ	差さ
1位い	東映とうえいフライヤーズ	78	52	3	.600	優勝ゆうしょう
2位い	南海なんかいホークス	73	57	3	.562	5.0
3位い	西鉄にしてつライオンズ	62	68	6	.477	16.0
4位い	毎日まいにち大映だいえいオリオンズ	60	70	2	.462	18.0
4位い	阪急はんきゅうブレーブス	60	70	1	.462	18.0
6位い	近鉄きんてつバファローズ	57	73	1	.438	21.0

オールスターゲーム1962

詳細しょうさいは「1962年ねんのオールスターゲーム (日本にっぽんプロ野球やきゅう)」を参照さんしょう

コーチ	ファン投票とうひょう	監督かんとく推薦すいせん	補充ほじゅう選手せんしゅ
中西なかにし太ふとし	豊田とよだ泰光やすみつ	稲尾いなお和久かずひさ 高倉たかくら照幸てるゆき 和田わだ博実ひろみ	河合かわい保彦やすひこ

• 取とり消けし線せんは出場しゅつじょう辞退じたい

できごと

• 3月5日にち：前年ぜんねん限かぎりで監督かんとくを辞任じにんした川崎かわさき徳次とくじの引退いんたい試合しあいが行おこなわれる（平和へいわ台だい球場きゅうじょう）。対戦たいせん相手あいては川崎かわさきが移籍いせき前まえに所属しょぞくしていた巨人きょじん。だが当とうの川崎かわさきはコーチスボックスで指揮しきを取とるだけで、投打とうだ参加さんかはしなかった。「指揮しきを取とるだけ」の引退いんたい試合しあいは1959年ねん2月がつ28日にちの「近鉄きんてつ×巨人きょじん」（日生にっせい球場きゅうじょう）での千葉ちば茂しげる（この年としから近鉄きんてつ監督かんとく）に次ついで2人ふたり目め。

表彰ひょうしょう選手せんしゅ

リーグ・リーダー
受賞じゅしょう者しゃなし

ベストナイン
選手せんしゅ名めい	ポジション	回数かいすう
稲尾いなお和久かずひさ	投手とうしゅ	2年ねん連続れんぞく4度目どめ
豊田とよだ泰光やすみつ	遊撃手ゆうげきしゅ	4年ねん連続れんぞく6度目どめ