NCR (企業きぎょう)

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NCR Corporation
種類しゅるい 公開こうかい会社かいしゃ NYSENCR
本社ほんしゃ所在地しょざいち アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくジョージアしゅうダルース[1]
設立せつりつ 1884ねん[2]1997ねん
業種ぎょうしゅ 情報じょうほう技術ぎじゅつ
事業じぎょう内容ないよう POSATM店舗てんぽ自動じどうなど
代表だいひょうしゃ ビル・ナッティ(会長かいちょうけんCEO
売上うりあげだか 48おく1000まんUSドル (2010)[3]
じゅん利益りえき 6おく9000まんUSドル (2010)[3]
従業じゅうぎょう員数いんずう 21,000 (2010)[3]
外部がいぶリンク www.ncr.com
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NCR(NCR Corporation)は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく総合そうごう情報じょうほうシステム企業きぎょう

おも流通りゅうつうシステムや金融きんゆうシステムにつよく、POSシステム、現金げんきん自動じどうあづばら小切手こぎって処理しょりシステム、バーコードリーダー、オフィスの消耗しょうもうひん、などを販売はんばいしている。IT保守ほしゅサポートサービスも提供ていきょうしている。1988ねんから1997ねんまで、ノンフィクション作品さくひん表彰ひょうしょうする NCR Book Award主催しゅさいしていた。1884ねんからオハイオしゅうデイトンを本拠地ほんきょちとしていたが、2009ねん6がつアトランタ近郊きんこう法人ほうじん地域ちいきダルース付近ふきん本社ほんしゃうつした。

1884ねん創業そうぎょうし、1991ねんAT&T買収ばいしゅうされ子会社こがいしゃ。1997ねん1がつ1にちにNCRとしてふたた独立どくりつした。

日本にっぽん法人ほうじんとして日本にっぽんNCR株式会社かぶしきがいしゃ (NCR Japan, Ltd.) がある。

歴史れきし[編集へんしゅう]

創業そうぎょう[編集へんしゅう]

3けたフルキーボードのキャッシュレジスター
ふるいNCRせいキャッシュレジスター

1879ねんジェームズ・リッティ機械きかいしきキャッシュレジスター発明はつめいし、オハイオしゅうデイトンでそれを製造せいぞう販売はんばいする会社かいしゃナショナル・マニュファクチャリング・カンパニー (National Manufacturing Company) を創業そうぎょう。1884ねんジョン・ヘンリー・パターソン英語えいごばんとその兄弟きょうだいフランク・ジェファーソン・パターソンが同社どうしゃとその特許とっきょり、ナショナル・キャッシュ・レジスター・カンパニー (National Cash Register Company) と改称かいしょう。パターソンはあらたな積極せっきょくてき販売はんばい手法しゅほうとビジネス技法ぎほう採用さいよう。1893ねんには販売はんばいいん養成ようせい学校がっこう設立せつりつし、従業じゅうぎょういんのための包括ほうかつてき福利ふくり厚生こうせいプログラムを導入どうにゅうした。

のち有名ゆうめいとなる初期しょき従業じゅうぎょういんとして、チャールズ・ケタリングトーマス・J・ワトソンエドワード・A・ディーズがいる。ディーズとケタリングはデイトン・エンジニアリング・ラボラトリー・カンパニー創業そうぎょうし、それがこうゼネラルモーターズデルコ部門ぶもんとなった。ワトソンはNCRない営業えいぎょう本部ほんぶちょうまで昇進しょうしんし、そのIBM初代しょだい社長しゃちょう就任しゅうにんした。IBM(International Business Machines)の「International」には、NCRの「National」にたいして、「NCRよりも世界せかいてきおおきな企業きぎょうになってみせる」という意図いとがある。NCR時代じだいから "THINK!" というモットーを導入どうにゅうしており、IBMでも "THINK" をモットーとした。ケタリングは1906ねん世界せかいはつ電動でんどうしきキャッシュレジスターを設計せっけいした。すうねん開発かいはつした Class 1000 レジスターは40ねんわたって生産せいさんされることになる。

American Selling Force[編集へんしゅう]

ジョン・H・パターソンと兄弟きょうだいがこの会社かいしゃったとき、キャッシュレジスターは高価こうか(50USドル)で "Ritty's Incorruptible Cashier" は1ダースほどしか使つかわれていなかった。高価こうか機械きかいであるため需要じゅようすくなかったが、店員てんいんげをくすねる可能かのうせい劇的げきてき低下ていかさせるとれば絶対ぜったいれるとパターソンはしんじていた。そこで "American Selling Force" と名付なづけた販売はんばいじんつくり、"N.C.R. Primer" という販売はんばいマニュアルにしたがってみ、歩合ぶあいせい給料きゅうりょう支給しきゅうするというかたちにした。その販売はんばいマニュアルにかれている哲学てつがくは、たんなる機械きかいるのではなくビジネス機能きのうるのだということである。らないよう店舗てんぽからはなれたホテルなどで販売はんばいデモンストレーションをおこなった。そこに実際じっさい商店しょうてん再現さいげんし、実物じつぶつ現金げんきん使つかって実演じつえんしてみせる。見込みこみのあるきゃくは "P.P."(Probable Purchaser = 潜在せんざいてき購入こうにゅうしゃ)とばれる。まずいたくない理由りゆう論破ろんぱし、P.P. が店員てんいんによる窃盗せっとうおもわれる損失そんしつがあることをみとめたら、そこで製品せいひんのデモンストレーションをおこない、様々さまざま図表ずひょう使つかって説明せつめいする[4]

拡大かくだい[編集へんしゅう]

NCRは急速きゅうそく拡大かくだいし、1888ねんには国籍こくせき企業きぎょうとなった。1893ねんから1906ねんまでに、ちいさなキャッシュレジスターの会社かいしゃをいくつも買収ばいしゅうしている[5]

1911ねんまでに年間ねんかん出荷しゅっか台数だいすう100まんだいえ、6,000にん従業じゅうぎょういんをかかえるまでに成長せいちょう。パターソンは法律ほうりつなども駆使くしし、80しゃ以上いじょうあったライバル企業きぎょう破産はさんんだり、買収ばいしゅうしたりして、アメリカ国内こくない市場いちばの95%のシェアをにぎるようになった。

1912ねんはんトラストほうであるシャーマンほう違反いはん有罪ゆうざい判決はんけつされる。パターソン、ディーズ、ワトソンおよび25めいのNCR経営けいえいじんは、違法いほうはん競争きょうそうてきしょう慣習かんしゅうにより有罪ゆうざいとされ、懲役ちょうえき1ねん宣告せんこくされた。パターソンとワトソンは1913ねんのデイトンでの洪水こうずい被災ひさいしゃたすける活動かつどうおこない、一般いっぱん市民しみんからは有罪ゆうざい判決はんけつたいして同情どうじょうせられるようになったが、ウッドロウ・ウィルソン大統領だいとうりょう恩赦おんしゃることはできなかった。しかし1915ねん重要じゅうよう弁護べんごがわ証拠しょうこみとめられるべきだといううったえがみとめられ、判決はんけつくつがえされた。

だい世界せかい大戦たいせんちゅうのNCRのポスター

1922ねん販売はんばい台数だいすうが200まんだいたっし、同年どうねんジョン・パターソンが死去しきょ。1925ねん株式かぶしき上場じょうじょうたし、株式かぶしき公開こうかいどき公募こうぼ総額そうがく5500まんドルという当時とうじのアメリカ国内こくないしん記録きろく樹立じゅりつした。だいいち世界せかい大戦たいせんちゅう信管しんかん航空機こうくうきよう部品ぶひん製造せいぞうし、だい世界せかい大戦たいせんなか航空こうくうエンジン、ばくげき照準しょうじゅん暗号あんごう解読かいどくなどを製造せいぞうした。

戦後せんご[編集へんしゅう]

NCR 304 コンピュータ

戦時せんじちゅう秘匿ひとく通信つうしんシステム、高速こうそくカウンタ、暗号あんごう装置そうちつくった経験けいけんから[6]、NCRは戦後せんごになってあらたなコンピュータや通信つうしん技術ぎじゅつ開発かいはつおこなうようになった。1952ねん、Computer Research Corporation を買収ばいしゅうし、翌年よくねんにはエレクトロニクス部門ぶもん創設そうせつ。1956ねん磁気じきストライプ技術ぎじゅつ使つかった銀行ぎんこうけの電子でんし機器きき Class 29 Post-Tronic をリリース。1957ねんにはGE共同きょうどうトランジスタ使つかったコンピュータ NCR 304英語えいごばん製造せいぞうした。おなじく1950年代ねんだいには磁気じきインク文字もじ認識にんしき (MICR) 技術ぎじゅつ開発かいはつしている[7]

1962ねん電子でんしデータ処理しょりシステムとしょうするコンピュータ NCR-315英語えいごばん をリリース。これには人手ひとで装着そうちゃく必要ひつよう磁気じきテープライブラリの代替だいたいとなるだい容量ようりょう記憶きおく装置そうち CRAM英語えいごばんふくまれている。315ほどの能力のうりょく必要ひつようとしない顧客こきゃくけには NCR 390 と NCR 500 をリリース。1968ねんには集積しゅうせき回路かいろぜん論理ろんり回路かいろ構成こうせいしたはつのコンピュータ Century 100英語えいごばん をリリース。1970ねんには後継こうけいの Century 200 が登場とうじょうした。そのの Century 300 ではNCRはつマルチプロセッシング挑戦ちょうせんしている。Century シリーズは1976ねんの Criterion シリーズへと発展はってん。NCRはつ仮想かそう機械きかいシステムである。

このころNCRは企業きぎょうないでの使用しようけの 605 ミニコンピュータ開発かいはつした。これを中核ちゅうかくとして、店舗てんぽ銀行ぎんこう支店してんようコントローラ 399 および 499 会計かいけい、82xx/90xx IMOS COBOL システムなどをリリースした。605 はほかにも周辺しゅうへん機器ききコントローラとしても使つかわれており、658 ディスクサブシステムや 721 通信つうしんプロセッサなどがある。

1974ねん社名しゃめいNCRコーポレーション (NCR Corporation) に変更へんこう

かつて8しゃあったメインフレームメーカー(IBMと7にん小人こども)は6しゃり(IBMとBUNCH)、さらに1986ねんまでに4しゃ(IBM、ユニシス、NCR、CDC)にった。

コンピュータの小型こがた[編集へんしゅう]

1982ねんオープンシステムかかわりはじめる。最初さいしょのオープンシステムはUNIX採用さいようした TOWER 16/32 で、その成功せいこうにより(やく10まんだい販売はんばい)、NCRは業界ぎょうかい標準ひょうじゅんとオープンシステムアーキテクチャの先駆せんくしゃとしての地位ちい確立かくりつ。5000シリーズではモトローラの680xxCPU採用さいようし、独自どくじトランザクション処理しょりシステム TMX英語えいごばん搭載とうさいおも金融きんゆう機関きかん使つかわれた。

ドイツアウクスブルクのNCRのオフィスビル

1980年代ねんだい、NCRは各種かくしゅPC/AT互換ごかん販売はんばいした。インテリジェントターミナルとしょうしたしょうスペースパソコン NCR-3390 などがある。MS-DOSをカスタマイズした NCR-DOS を搭載とうさいし、CPUのクロック周波数しゅうはすう切換きりかえる機能きのう(6/8/10MHz)などをサポートしていた。改良かいりょうばんCGAアダプタであるNGAを装備そうびし、640×400ピクセルでテキスト表示ひょうじ可能かのうで、CGA本来ほんらいの640×200ピクセルよりもビジネスにてきしていた。グラフィック表示ひょうじでは640×400ピクセルで4しょく表示ひょうじ可能かのうである。

1990ねん、System 3000 をリリース。インテル386および486CPUを採用さいようした、ラップトップからちょう並列へいれつまで7段階だんかい機種きしゅをそろえたファミリである。そのおおくはひろ使つかわれていたISAではなくIBMの Micro Channel Architecture採用さいようし、SCSI採用さいようしていた。そのため高性能こうせいのうだが価格かかく設定せっていたかかった。

現金げんきん自動じどうあづばら[編集へんしゅう]

現金げんきん自動じどうあづばら (ATM) が主力しゅりょく製品せいひんとなった。NCRはつのATMは1970年代ねんだいまつ開発かいはつされ、model 770 はイギリスのナショナル・ウエストミンスタなしょなるうえすとみんすた銀行ぎんこうバークレイズ採用さいようされた。しかしNCRがATM事業じぎょう本腰ほんごしれるようになったのは、スコットランドダンディー工場こうじょうで model 5070 が開発かいはつされ、1983ねんにリリースされてからのことである。その、5084、56xx、58xx シリーズをリリースしている。2008ねんしん世代せだいATM 662x/663x シリーズをリリース。ATM市場いちばの3ぶんの1以上いじょうのシェアをめるようになり、年間ねんかん18ちょうドルの現金げんきんがNCRせいATMからされていると見積みつもられている。アメリカぐんEagle Cash英語えいごばん プログラムにもカスタマイズしたATMを供給きょうきゅうしている[8]

  • 5xxxシリーズ - 1980年代ねんだい初期しょき登場とうじょうおもスコットランドダンディー工場こうじょう設計せっけいし、世界せかい各地かくち生産せいさん
    • 50xxシリーズ - 1983ねんの 5070 と 5080 から。修理しゅうり補給ほきゅうのしやすさを考慮こうりょしたモジュール設計せっけい
    • 56xxシリーズ - 1991ねんから1997ねんまで製造せいぞう。カラーディスプレイを採用さいよう
    • 58xxシリーズ - Personasのブランドめいで1998ねん登場とうじょう液晶えきしょうディスプレイ徐々じょじょ採用さいよう
  • 66xxシリーズ - バーコードりなどの機能きのうくわえたインテリジェント端末たんまつ
    • 667xシリーズ - Personas M-Series のブランドめいで2005ねん登場とうじょう。Personasとは外観がいかんおおきくことなる。
  • NCR Self-Serv 20 & 30 シリーズ - 2008ねん登場とうじょう内部ないぶ設計せっけい外観がいかん一新いっしんし、コストダウンをはかっている。20シリーズはとし専用せんようのキャッシュディスペンサーで、30シリーズがフル機能きのうのATMである。

AT&T[編集へんしゅう]

1991ねん9がつ19にちAT&TはNCRを74おくドルで買収ばいしゅう。1992ねん2がつ28にちにはテラデータ[9]買収ばいしゅうしてNCR部門ぶもんくわえた。NCRの子会社こがいしゃとして、1992ねんまつには53,800めい従業じゅうぎょういんかかえている[10]。1993ねんげ72おく6500まんドルにたいして12おく8700まんドルのじゅん損失そんしつ計上けいじょう。1994ねんと1995ねん赤字あかじつづき、親会社おやがいしゃからの財政ざいせい支援しえんなにとか経営けいえいつづけ、1995ねんまつには従業じゅうぎょういんが41,100めいっている[10]。この3年間ねんかん、かつてNCR最大さいだい顧客こきゃくだったAT&Tは15おくドル以上いじょう収益しゅうえき計上けいじょうしている[10]

1995ねん2がつ15にち、マイクロエレクトロニクス部門ぶもんとストレージ部門ぶもんヒュンダイ売却ばいきゃく当時とうじ韓国かんこく企業きぎょうによるアメリカ企業きぎょう部門ぶもん)の買収ばいしゅうとしては最高さいこうがくだった。

一方いっぽう1994ねんからこの子会社こがいしゃAT&Tグローバル・インフォメーション・ソリューションズ (AT&T Global Information Solutions) としょうしていたが、1995ねんにAT&Tは同社どうしゃのスピンオフを決定けってい。1996ねんには社名しゃめいをNCRにもどしてスピンオフにそなえた。AT&Tはスピンオフにいたった理由りゆう株主かぶぬしけの報告ほうこくしょ説明せつめいしている。「顧客こきゃくニーズの変化へんか」と「経営けいえい選択せんたく集中しゅうちゅう必要ひつようせい」にくわえて、つぎのように説明せつめいしている。

…(NCRを買収ばいしゅうしたさいのAT&Tの意図いとだった)垂直すいちょく統合とうごう利点りてんは、そのコストと欠点けってんまさるものではなかった…ルーセントとNCRの実際じっさいのあるいは潜在せんざいてき顧客こきゃくは、あるいはAT&Tの通信つうしんサービス事業じぎょう競争きょうそう相手あいてになる可能かのうせいもある。AT&Tの子会社こがいしゃから製品せいひん購入こうにゅうした企業きぎょうがAT&Tのライバルになるのではないかという懸念けねんによって、NCRは通信つうしんぎょうけの営業えいぎょう努力どりょくさまたげられているとしんじている。

1997ねん1がつ1にち、NCRはふたた独立どくりつ企業きぎょうとなった。

独立どくりつ[編集へんしゅう]

独立どくりつ最初さいしょおおきな買収ばいしゅうは、1997ねん7がつの Compris Technologies(レストランチェーンけソフトウェア開発かいはつ企業きぎょう)の買収ばいしゅうである[11]。1997ねん11月、Dataworks Inc.(従業じゅうぎょういん60にん企業きぎょう)を買収ばいしゅう[12]

モントゴメリーぐん歴史れきし協会きょうかい (en) とNCRは1998ねん、NCRの膨大ぼうだい記録きろく文書ぶんしょ保管ほかんする協定きょうていむすんだ。1999ねん、3カ月かげつ以上いじょうをかけてNCRの建物たてもの歴史れきし協会きょうかい研究けんきゅうセンターのあいだをトラックが往復おうふくし、300まんさつ貴重きちょう文書ぶんしょはこんだ。

1998ねん、コンピュータ製造せいぞう関連かんれん資産しさんソレクトロン英語えいごばん売却ばいきゃくして汎用はんようコンピュータシステム製造せいぞうから撤退てったいし、流通りゅうつうぎょう金融きんゆうぎょうけのソリューション提供ていきょう集中しゅうちゅうするようになった。2000ねんCRMプロバイダー Ceres Integrated Solutions とサービスぎょうの 4Front Technologies を買収ばいしゅう。そのも Kinetics、InfoAmerica、Galvanon、DecisionPoint、ソフトウェア企業きぎょう DecisionPoint などの企業きぎょう買収ばいしゅう。2006ねん、ソフトウェア企業きぎょう IDVelocity、小売こうりぎょうけキャッシュセキュリティ装置そうち専門せんもんとする Tidel のATM製造せいぞう部門ぶもん買収ばいしゅうした。2009ねん、The New Release と DVD Play を買収ばいしゅうし、DVD販売はんばい・レンタルようインターネット・キオスクだい2のシェアとなった。2010ねんにはデジタル看板かんばん企業きぎょう Netkey を買収ばいしゅう

研究けんきゅう開発かいはつおもに3つの拠点きょてんおこなわれている。アメリカのアトランタ小売こうりぎょう関係かんけい)、スコットランドのダンディー金融きんゆうぎょう関係かんけい)、カナダウォータールーである。インドポンディシェリハイデラバードにも研究けんきゅう開発かいはつセンターがある[13]。ポンディシェリには工場こうじょうもある。

その[編集へんしゅう]

2007ねん1がつ8にちテラデータ分社ぶんしゃ発表はっぴょう[14]。2007ねん10がつ1にち、NCRとテラデータの分離ぶんり完了かんりょう発表はっぴょうした。

2007ねん1がつ11にち、ATM事業じぎょう全面ぜんめんてきリストラ計画けいかく発表はっぴょう。ダンディー工場こうじょうで650にん、ウォータールーで450にん人員じんいん削減さくげんおこなうとした。2009ねん世界せかいてき景気けいき悪化あっか理由りゆうとしてダンディー工場こうじょう閉鎖へいさ

ジョージアしゅうダルースのNCRのオフィスビル

2009ねん6がつ2にち、NCRはオハイオしゅうデイトンからジョージアしゅうダルース本社ほんしゃ移転いてんする計画けいかく発表はっぴょうした。125年間ねんかんNCRの本拠地ほんきょちだったデイトンでは衝撃しょうげきてき出来事できごとである。NCR会長かいちょうけんCEOのビル・ナッティは「ジョージアしゅう本社ほんしゃ機能きのう統合とうごうし、テクノロジーに焦点しょうてんわせた本拠地ほんきょちキャンパスを建設けんせつするという決定けっていは、我々われわれ技術ぎじゅつ革新かくしん改善かいぜんし、生産せいさんせい増大ぞうだいさせ、お客様きゃくさま継続けいぞくてきにアップグレードを提供ていきょうするという我々われわれ事業じぎょう戦略せんりゃく沿ったただしいものだ」とべた。

2011ねん7がつ11にち、サービスぎょう小売こうりぎょうけシステムの企業きぎょう Radiant Systems を12おくドルで買収ばいしゅう。これをあらたな事業じぎょう部門ぶもんとし、サービスぎょう特殊とくしゅ小売こうりぎょう分担ぶんたんする計画けいかくだという。Radient経営けいえいじん一部いちぶはNCRの取締役とりしまりやくかいのこ[15]。2011ねん8がつ22にち株式かぶしき公開こうかい完了かんりょう発表はっぴょう[16]。2011ねん8がつ24にち買収ばいしゅう完了かんりょう発表はっぴょうした[17]

製品せいひんとサービス[編集へんしゅう]

ハードウェア[編集へんしゅう]

NCR FastLane

サービス[編集へんしゅう]

  • e-ビジネス
  • 教育きょういく
  • IT基盤きばんサービス
  • 決済けっさいソリューション
  • 小売こうりぎょうけなど各種かくしゅソリューション
  • セルフサービス

かつての製品せいひん[編集へんしゅう]

マネジメント[編集へんしゅう]

歴代れきだいCEO[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ デイトン (オハイオしゅう)から移転いてん NCR move a burst of good news amid recession
  2. ^ 法人ほうじんは1900ねん "Company Histories: NCR Corporation" Funding Universe, accessed 25 February 2009
  3. ^ a b c NCR at a Glance”. 2009ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  4. ^ "The Machine That Kept Them Honest", by Gerald Carson, American Heritage magazine, August 1966, Vol. 17, No. 5
  5. ^ Kenneth Brevoort and Howard P. Marvel (PDF). "Successful Monopolization Through Predation: The National Cash Register Company," in J.B. Kirkwood, ed., Antitrust Law and Economics. New York: Elsevier, 2004. http://www.thecorememory.com/The_NCR.pdf 2007ねん12月24にち閲覧えつらん. 
  6. ^ Oral history interview with Robert E. Mumma, Charles Babbage Institute, University of Minnesota.
  7. ^ Oral history interview with Carl Rench, Charles Babbage Institute, University of Minnesota.
  8. ^ Harris, Bryan (2006ねん1がつ17にち). “Smart cards, kiosks ease Army life”. Kiosk Marketplace. http://www.kioskmarketplace.com/article.php?id=15276 2008ねん2がつ16にち閲覧えつらん 
  9. ^ アークヒルズフロントタワー 15-13F日本にっぽんテラデータ株式会社かぶしきがいしゃ
  10. ^ a b c Information Statement dated November 25, 1996, furnished to AT&T shareholders of record
  11. ^ NCR Corp. to buy Compris Technologies Atlanta Business Chronicle の1997ねん7がつ記事きじ
  12. ^ NCR Corp. buys Dataworks software firm Dayton Business Journal の1997ねん11月の記事きじ
  13. ^ India to be a test-bed for global roll-outs
  14. ^ 海外かいがいIT動向どうこうべいNCRがテラデータを分社ぶんしゃ、それぞれの専門せんもん分野ぶんや注力ちゅうりょく CIO Magazine 日本語にほんごばん
  15. ^ NCR to Buy Radiant Systems for $1.2 Billion
  16. ^ Radiant Systems Announces Completion of Tender Offer by NCR Corporation”. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  17. ^ NCR completes acquisition of Radiant Systems”. 2012ねん3がつ11にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]