M110 (天体てんたい)

M110 Messier 110
仮かり符号ふごう・別名べつめい	NGC 205
星座せいざ	アンドロメダ座ざ
見みかけの等級とうきゅう (mv)	+8.07
視み直径ちょっけい	'15.110 × '9.368
分類ぶんるい	E5pec (楕円だえん銀河ぎんが)
発見はっけん
発見はっけん者しゃ	シャルル・メシエ
発見はっけん方法ほうほう	望遠鏡ぼうえんきょうによる観測かんそく
位置いち 元もと期き:J2000.0
赤あか経けい (RA, αあるふぁ)	00h 40m 22.075s
赤あか緯ぬき (Dec, δでるた)	+41° 41′ 07.0800″
赤あか方偏かたへん移うつり	-0.000820
視線しせん速度そくど (Rv)	-246.0 ± 1.0km/s
距離きょり	約やく290万まん光年こうねん(約やく0.29Mpc)
M31の北西ほくせい（右上みぎうえ）に位置いちするのがM110
物理ぶつり的てき性質せいしつ
直径ちょっけい	約やく1万まん5000光年こうねん
他たのカタログでの名称めいしょう
UGC 426
■Template （■ノート ■解説かいせつ） ■Project

M110 (NGC 205) は、アンドロメダ座ざに位置いちする楕円だえん銀河ぎんがである。

概要がいよう

アンドロメダ銀河ぎんが(M31)の伴とも銀河ぎんがとしてはM32に次ついで2番目ばんめに大おおきく、局所きょくしょ銀河ぎんが群ぐんに属ぞくする。距離きょりはおよそ290万まん光年こうねんで、質量しつりょうは銀河系ぎんがけいよりは小ちいさいと考かんがえられている。望遠鏡ぼうえんきょうではM31の中心ちゅうしんから北西ほくせいに45分ぶんほど離はなれた位置いちに見みえる。

口径こうけい5cmの望遠鏡ぼうえんきょうで注意深ちゅういぶかくみると見みえる。口径こうけい10cmの望遠鏡ぼうえんきょうではっきりと見みえてくる。口径こうけい20cmで見みても口径こうけい10cmで見みたのとあまり変かわらない。

観測かんそく史し

1773年ねん8月がつ10日とおかにシャルル・メシエが発見はっけんした。メシエとは別べつに、カロライン・ハーシェルも1783年ねん8月がつ27日にちに独立どくりつ発見はっけんしている。

「M110」という呼称こしょうについて

メシエが1807年ねんに刊行かんこうしたアンドロメダ銀河ぎんがのスケッチの中なかにM32とともに描えがき込こまれていたにも拘かかわらず、メシエカタログには記載きさいされなかった。1966年ねんに、イギリスの天文てんもん家かケネス・グリン・ジョーンズ（Kenneth Glyn Jones ）がこの銀河ぎんがを「M110」と呼よぶことを提唱ていしょうし、この呼称こしょうが広ひろまった。