(Translated by https://www.hiragana.jp/)
POWER4 - Wikipedia コンテンツにスキップ

POWER4

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
POWER4
生産せいさん時期じき 2001ねんから
設計せっけいしゃ IBM
生産せいさんしゃ IBM
CPU周波数しゅうはすう 1.1GHz  から 1.9GHz (POWER4+) 
アーキテクチャ Power Architecture (64ビット)
コアすう 2
テンプレートを表示ひょうじ
POWER4コアの論理ろんり構造こうぞう
POWER4プロセッサの論理ろんり構造こうぞう

POWER4(パワーフォー)は、IBM設計せっけい製造せいぞうしたPOWERアーキテクチャ64ビットマイクロプロセッサである。2001ねんにリリースされ、64ビットPowerPCおよびRS64命令めいれいセットった。POWER4+(パワーフォープラス)はその改良かいりょうばんである。POWER4とPOWER4+は、後継こうけいPOWER5がれた。

概要がいよう

[編集へんしゅう]

POWER4は2001ねんに、POWER3およびRS64マイクロプロセッサの後継こうけいとしてリリースされ、RS/6000およびAS/400コンピュータで使用しようされ、べつ系統けいとうであったAS/400ようのPowerPCマイクロプロセッサ(RS64)の開発かいはつ終止符しゅうしふった。また日立ひたちのEP8000シリーズなどでも使用しようされた[1]

POWER3までと比較ひかくしたPOWER4の特徴とくちょうは、デュアルコアと共有きょうゆうL2である。POWER4は、1つのダイ(チップ)じょうに2つのプロセッサコア(たんにプロセッサまたはコアともばれる)を搭載とうさいしたマルチコアのマイクロプロセッサで、1チップでSMP構成こうせい可能かのうとなった。またL2キャッシュがチップじょう搭載とうさいされた。さらMCM搭載とうさいすることで、1つのパッケージで4つのPOWER4チップ(けい8コア)と128MBまでの共用きょうよう L3 キャッシュを搭載とうさいできた。

オリジナルのPOWER4ではクロックスピード 1.1GHzおよび1.3GHzであったが、改良かいりょうばんのPOWER4+では1.9GHzにたっした。PowerPC 970はPOWER4の派生はせいである。

仕様しよう

[編集へんしゅう]

POWER4およびPOWER4+のおも仕様しよう以下いかである[2]

  • POWER4
    • 180nm / 414mm2 CMOS SOI どう配線はいせん プロセステクノロジー
    • 1おく7400まん トランジスタ
    • デュアルコア(2コア/チップ)
    • 1.1GHz - 1.3GHz
    • 32ビット ALU
    • 64ビット FPU
    • L1 キャッシュ(命令めいれい/データ) 64KB/32KB(コアたり)
    • L2 キャッシュ 1.41MB(チップたり)
    • L3 キャッシュ 最大さいだい 128MB(MCMたり)
    • I/Oバス GX
  • POWER4+(相違そういてんのみ)
    • 130nm / 267mm2 CMOS SOI どう配線はいせん プロセステクノロジー
    • 1おく8400まん トランジスタ
    • 1.9GHz


参照さんしょう

[編集へんしゅう]
  1. ^ 最新さいしんの「POWER4プロセッサ」を搭載とうさいしたハイエンドモデルをふくむ「エンタープライズサーバEP8000シリーズ」のラインアップを強化きょうか - 日立製作所ひたちせいさくしょ
  2. ^ POWER4 プロセッサー 概要がいようとチューニング・ガイド - 日本にっぽんIBM

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]
  • "Power4 Focuses on Memory Bandwidth". (6 October 1999). Microprocessor Report.
  • "IBM's Power4 Unvieling Continues". (20 November 2000). Microprocessor Report.
  • POWER4 System Microarchitecture”. IBM. 2006ねん7がつ21にち閲覧えつらん
  • J. M. Tendler, J. S. Dodson, J. S. Fields, Jr., H. Le, and B. Sinharoy (2002). “POWER4 system microarchitecture”. IBM Journal of Research and Development 46 (1): 5–26. doi:10.1147/rd.461.0005. ISSN 0018-8646. http://www.research.ibm.com/journal/rd/461/tendler.html 2006ねん7がつ21にち閲覧えつらん. 
  • J. D. Warnock, J. M. Keaty, J. Petrovick, J. G. Clabes, C. J. Kircher, B. L. Krauter, P. J. Restle, B. A. Zoric, and C. J. Anderson (2002). “The circuit and physical design of the POWER4 microprocessor”. IBM Journal of Research and Development 46 (1): 27–52. doi:10.1147/rd.461.0027. ISSN 0018-8646. http://www.research.ibm.com/journal/rd/461/warnock.html 2006ねん7がつ21にち閲覧えつらん.