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UTC+10: 橙-6月前後に適用、濃黄-通年適用、水色-海域
UTC+10とは、協定世界時を10時間進ませた標準時である。
標準時(通年)[編集]
標準時(南半球冬)[編集]
オーストラリアでは1895年2月よりクイーンズランド州・ニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・タスマニア州において東部標準時としてグリニッジ標準時+10の時間が採用された。第1次世界大戦と第2次世界大戦の間には全州・地方で夏時間が実施されたが、その後1968年に初めてタスマニア州で夏時間(+11)が実施され、1971年にニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・クイーンズランド州・オーストラリア首都特別地域(以上+11)・南オーストラリア州(+10.5)もこれに続いた。しかし1972年、クイーンズランド州は夏時間を中止した。従ってこれ以降、基本的に通年UTC+10なのはクイーンズランド州のみであり、東部標準時をとる他のタ州・ニュ州・ビ州と首都特別地域は(南半球の)冬期のみUTC+10である。
なおニューサウスウェールズ州のうちブロークンヒルは、南オーストラリア州と同じ中部標準時(冬期にUTC+9:30)および中部夏時間(UTC+10:30)を採用している。
ロシアではかつてウラジオストク時間(冬期)とヤクーツク夏時間においてUTC+10が用いられていたが、2011年3月27日よりウラジオストク時間は通年UTC+11に、ヤクーツク時間は通年UTC+10となった。しかし2014年10月26日に国内の標準時が再び変更されたため、ウラジオストク時間は通年UTC+10となった。
日本では1948年から1951年まで、5月(1949年のみ4月)、第1土曜日から9月第2土曜日までの間、夏時間として使用した。
韓国では1948年から1951年まで、UTC+10:00 の夏時間(夏期+1時間)が実施された。また1987-1988年にもソウルオリンピックのため 同様の夏時間が実施されたが、オリンピックが終わると廃止された。
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