WZ-111

WZ-111 重じゅう戦車せんしゃ
北京ぺきんの戦車せんしゃ博物館はくぶつかんに展示てんじされるWZ-111
種類しゅるい	重じゅう戦車せんしゃ
原はら開発かいはつ国こく	中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく
諸しょ元もと
重量じゅうりょう	44- 46 トン (ある派生はせい型がたに基もとづく。1つのプロトタイプが設計せっけい・製造せいぞうされただけなので存在そんざいしない。)
全長ぜんちょう	10.625 m (主砲しゅほう前方ぜんぽう)
全幅ぜんぷく	3.3 m
全ぜん高こう	2.497 m
要員よういん数すう	4 （車くるま長ちょう・操縦そうじゅう士し・砲手ほうしゅ・装填そうてん手しゅ）
装甲そうこう	80 - 200 mm
主おも兵へい装そう	122 mm Y-174 主砲しゅほう
副ふく兵へい装そう	12.7 mm DShK38重じゅう機関きかん銃じゅう×1 7.62 mm 機関きかん銃じゅう×2 (主砲しゅほう同軸どうじくと車体しゃたい右側みぎがわ前方ぜんぽう)
エンジン	12-気筒きとう過か給きゅうディーゼルエンジン（ラジエター付づけ）
出力しゅつりょく重量じゅうりょう比ひ	12.5 KW/T
懸架けんか・駆動くどう	トーションバー方式ほうしき

WZ-111重じゅう戦車せんしゃ（中国ちゅうごく語ご: WZ-111重じゅう型がた坦ひろし克かつ）は、1960年代ねんだいに中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくが開発かいはつした重じゅう戦車せんしゃであるが、多おおくの機械きかい的てきな問題もんだいにより結局けっきょく、1966年ねんに中止ちゅうしされた。

歴史れきし

WZ-111は750馬力ばりきのスーパーチャージャー付つきディーゼルエンジンとトーションバー・サスペンションシステムを搭載とうさい。遊ゆう動輪どうりんは前方ぜんぽうにあり、後方こうほうには駆動くどうスプロケットが装備そうびされていた。サスペンションの部品ぶひんの多おおくは、IS-2のようなソ連それんの重じゅう戦車せんしゃの設計せっけいで使用しようされているものと同おなじタイプであった。

最初さいしょのプロトタイプは1964年ねんに試験しけんを開始かいしした。このプロトタイプには砲塔ほうとうがないが、試験しけん時じには実際じっさいの砲塔ほうとうの質量しつりょうを模擬もぎした鋼鉄こうてつ製せいの錘おもりが取とり付つけられていた。試験しけん中ちゅうに技術ぎじゅつ的てきな問題もんだいが多おおく表面ひょうめん化かしたため、1966年ねん頃ごろには設計せっけいが棚上たなあげされた。

現在げんざいは北京ぺきん近郊きんこうの戦車せんしゃ博物館はくぶつかんにWZ-111の車体しゃたいが展示てんじされている。

関連かんれん項目こうもく

• WZ-132
• 69/79式しき戦車せんしゃ