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大棚入山(おおだないりやま)は、長野県塩尻市と木曽郡木曽町との境にある山である。木曽山脈(中央アルプス)の将棊頭山から北にのびた尾根上にあり、山頂には2等三角点がある。標高2,375m。
名の通り山体は大きく国道19号線から見える。北に伸びる山脈は姥神峠、鳥居峠を超え木曽川の源流鉢盛山2467mに続く。北西に伸びる山脈は水沢山2004mに続く。南に伸びる山脈は奈良井川の源流茶臼山2653mを経て将棊頭山2730mから中央アルプスの盟主木曽駒ヶ岳2956mと伸びている。
大棚入山に僧が篭り修行をしたとの伝承がある。この山を北方面から観ると烏帽子に似ている事から「烏帽子山」とも云われる。
山頂部は針葉樹に覆われており展望はない。
土壌
硬砂岩・泥質岩等から中世代の地層から成り立っている。
分水嶺となっており、降水は、東側は犀川上流の奈良井川(信濃川水系)へ、西側は木曽川水系の濃ヶ池川へ流れ込んでいる。
明確な登山道はない。
木曽山脈(中央アルプス)の主な山は、木曽山脈を参照。