ば

同音どうおんの漢字かんじについては、 Wiktionary:漢字かんじ索引さくいん 音訓おんくん は#バ を参照さんしょう。

ば 教科書きょうかしょ体たい

日本語にほんご

• 平仮名ひらがな、はの濁音だくおん
• 五十音ごじゅうおん図ず: ば行ぎょう あ段だん
• 片仮名かたかな: バ
• ロろーマ字まじ: ba

発音はつおん

• IPA(?): /ba/

名詞めいし

ば【場ば】

1. (物理ぶつり学がく) 空間くうかんにおけるある領域りょういきの各かく点てんである量りょうが与あたえられている状態じょうたい。一定いっていの量りょうを持もった平面へいめん又または空間くうかん。
   • 磁場じば、電場でんじょう、重力じゅうりょく場じょう
2. 物事ものごとが起おこっているところ。場所ばしょ。

語源ごげん

• 「には」からとされる。^{[要よう出典しゅってん]}

派生はせい語ご

派生はせい語ご

• 工場こうじょう
• 磁場じば
• 重力じゅうりょく場じょう
• 立場たちば
• 電場でんじょう
• 場所ばしょ

翻訳ほんやく

語義ごぎ1:

一定いってい量りょうを有ゆうする平面へいめんまたは空間くうかん

• 英語えいご: field ^(en)
• ドイツ語ご: Feld ^(de) 中性ちゅうせい
• ポーランド語ご: pole ^(pl)

語義ごぎ2:

• 「場所ばしょ」を参照さんしょう。

助詞じょし

ば

接続せつぞく助詞じょし

1. 用言ようげんの仮定かてい形がたに接続せつぞくし、仮定かてい条件じょうけんによる順接じゅんせつを表あらわす。
   • 雨あめが降ふれば、明日あしたの試合しあいは中止ちゅうしになります。
   • 行いきたければ行いくべきです。
2. 用言ようげんの仮定かてい形がたに接続せつぞくし、確定かくてい条件じょうけんを表あらわす。した以上いじょうは。したからには。しては。
   • そうと決きまればすぐに出でかけよう。
3. 用言ようげんの仮定かてい形がたに接続せつぞくし、気きづくきっかけになる行為こういを表あらわす。したところ。したときに。すると。
   • 誰だれかと思おもえば、昔むかしの同級生どうきゅうせいだった。

   （以上いじょうの用法ようほうでは、「だ」の仮定かてい形がた「なら」及および「た」の仮定かてい形がた「たら」に後続こうぞくする場合ばあい、「ば」を省略しょうりゃくすることが多おおい。）

   • 行いきたいのなら（ば）行いくべきです。行いきたかったら行いくべきです。

4. 用言ようげんの仮定かてい形がたに接続せつぞくし、同類どうるいの事柄ことがらや対照たいしょう的てきな事柄ことがらの並列へいれつを表あらわす。
   • 家いえでも遊あそべば外そとでも遊あそぶ。
   • 静しずかにしている人ひともいれば騒さわいでいる人ひともいる。

終おわり助詞じょし

1. 用言ようげんの仮定かてい形がたに接続せつぞくし、投なげやりな感かんじの軽かるい命令めいれいや提案ていあんを表あらわす。「すればどうか」などの略りゃく。
   • そろそろ帰かえれば？
2. 用言ようげんの仮定かてい形がたに接続せつぞくし、願望がんぼうを表あらわす。「すればいい」の略りゃく。
   • これからもこの調子ちょうしでやっていければと思おもいます。
   • 高たかすぎて買かえない。もっと安やすければな。
3. 用言ようげんの仮定かてい形がたに接続せつぞくし、反はん実じつ仮想かそうや後悔こうかいの気持きもちなどを表あらわす。「すればよかった」の略りゃく。
   • あのとき余計よけいなことを言いわなければ、と思おもうがもう遅おそい。
4. 否定ひてい的てきな意味いみの用言ようげんの仮定かてい形がたに接続せつぞくし、決意けついや義務ぎむなどを表あらわす。「なければならない」などの略りゃく。
   • もっと頑張がんばらなければ。
   • 一緒いっしょに暮くらすなら何なにより誠実せいじつな人ひとでなければ。

格かく助詞じょし

1. (九州きゅうしゅう方言ほうげん) 「を」。をばに由来ゆらいする。
   • 白しろかつばはいよ。（白しろいのを下ください）

接尾せつび辞じ

ば【羽はね】

1. 鳥とり及およびうさぎの頭数とうすうを表あらわす助数詞じょすうし「わ」の「三さん」「千せん」「万まん」のあとの音おと。
   • 三さん羽わ（さんば、さんわ）
   • 三羽烏さんばがらす（さんばがらす）
   • 千羽せんば（せんば、せんわ）
   • 千羽鶴せんばづる（せんばづる）
   • 一いち万まん羽わ（いちまんば）
   • （参考さんこう）四よん羽わ（よんわ）

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国頭くにがみ語ご

助詞じょし

ば

1. （接続せつぞく助詞じょし）用言ようげんの未然みぜん形がたに接続せつぞくし、仮定かてい条件じょうけんを表あらわす。
2. （接続せつぞく助詞じょし）用言ようげんの已然いぜん形がたに接続せつぞくし、確定かくてい条件じょうけんを表あらわす。
3. （格かく助詞じょし）〜を。

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古典こてん日本語にほんご

助詞じょし

ば

1. 接続せつぞく助詞じょし
   1. 用言ようげんの未然みぜん形がたに接続せつぞくし、仮定かてい条件じょうけんによる順接じゅんせつ（もし～すれば）を表あらわす。
   2. 用言ようげんの已然いぜん形がたに接続せつぞくし、既定きてい条件じょうけんによる原因げんいん・理由りゆう（～するので、～するから）、逆接ぎゃくせつ（～するのに）、または事柄ことがらの起おこる場合ばあい（～すると、漢文かんぶん訓読くんどくに多おおい）を表あらわす。
      • （2の用法ようほうでは上代じょうだいには已然いぜん形がたのみで「ば」を用もちいない例れいもある。）

文字もじコード

• Unicode
  • 16進しん: 3070 ば
  • 10進しん: 12400 ば