［ブックレビュー］米べいスポーツ記者きしゃが書かきした大谷おおや翔しょう平たいらの2年間ねんかん--「SHO-TIME2.0」

　本書ほんしょを執筆しっぴつしたのはジェフ・フレッチャー、米国べいこくのスポーツ記者きしゃだ。日本にっぽんのテレビ番組ばんぐみにも出でているので、知しっている人ひとも多おおいかもしれない。

　日本にっぽんでは言いわずと知しれた大谷おおや翔しょう平たいらの活躍かつやくを記しるしたのが本書ほんしょである。2.0とあるように、2022年ねん刊行かんこうの「SHO-TIME」の続編ぞくへんとなる。広ひろく知しられているように2022年ねんと2023年ねんの2年間ねんかん、大谷おおや翔しょう平たいらは目覚めざましい活躍かつやくを見みせた。WBCで優勝ゆうしょうをしたのは2023年ねん。オフシーズンにはすさまじい金額きんがくを提示ていじされて「ドジャース」に移籍いせきしたことも記憶きおくに新あたらしい。

　少すこしでも野球やきゅうに関心かんしんのある人ひとなら、当然とうぜんそれらの出来事できごとを知しっているだろう。しかし、それでも本書ほんしょの内容ないようは新鮮しんせんだと断言だんげんできる。それは、著者ちょしゃが米国べいこくや「エンゼルス」の事情じじょうについてとても詳くわしいからだ。

　大谷おおや翔しょう平たいらとチームメイトであり、なおかつWBCで対決たいけつしたマイク・トラウトの物語ものがたりは非常ひじょうに読よみごたえがある。さらに、エンゼルスの事情じじょうや、FAに伴ともなう本場ほんばアメリカの空気くうき感かんを本書ほんしょは詳細しょうさいに伝つたえている。ベーブ・ルースと比くらべられる大谷おおや翔しょう平たいらは、日本にっぽんだけでなくメジャーリーグをも揺ゆるがす大だいスターとなった。当然とうぜんその影響えいきょうも計はかり知しれない。多おおくの人ひとから関心かんしんを集あつめているからこそ、それだけ多おおくの視点してんがある。本書ほんしょはワイドショーやネットニュースとは異ことなる視点してんで、大谷おおやの濃密のうみつな2年間ねんかんを綴つづっている。

　大谷おおや翔しょう平たいらの足跡あしあとや、その周囲しゅういの人ひとが何なにを思おもったのか、それを知しりたい人ひとは著者ちょしゃとともに大谷おおや翔しょう平たいらの2年間ねんかんを、振ふり返かえってみてはいかがだろうか。

今回こんかいご紹介しょうかいした「SHO-TIME2.0」の要約ようやく記事きじはこちら。この記事きじは、ビジネスパーソンのスキルや知識ちしきアップに役立やくだつ“今いま読よむべき本ほん”を厳選げんせんし、要約ようやくしてアプリやネットで伝つたえる「flier（フライヤー）」からの転載てんさいになります。