1人ひとり生いき残のこった女学生じょがくせいが“あの日ひ”に戻もどり…劇団げきだん民藝みんげいのKEIKOBA公演こうえん「真夜中まよなかの太陽たいよう」

劇団げきだん民藝みんげい「真夜中まよなかの太陽たいよう」が、7月がつ26日にちから8月がつ7日にちまで神奈川かながわ・劇団げきだん民藝みんげい稽古けいこ場じょうで上演じょうえんされる。

「真夜中まよなかの太陽たいよう」は、谷山たにやま浩子ひろこの原案げんあん・音楽おんがく、うさぎ庵あん・工藤くどう千夏ちなつの作さく劇げきで2009年ねんに初演しょえんされた作品さくひん。2013年ねんには劇団げきだん民藝みんげいバージョンが上演じょうえんされ、各地かくちを巡めぐった。今回こんかいは文学ぶんがく座ざ・所ところ奏そうの演出えんしゅつにより、劇団げきだん民藝みんげいが1994年ねんにスタートした“稽古けいこ場じょう公演こうえん”として立たち上あげる。稽古けいこ場じょう公演こうえんは2022年ねん8月がつよりKEIKOBA公演こうえんとしてリニューアルされた。

戦時せんじ下か、女学生じょがくせいが音楽おんがく室しつで無邪気むじゃきに歌声うたごえを響ひびかせていると、突如とつじょ空襲くうしゅう警報けいほうが鳴なった。急いそいで避難ひなんしようとする彼女かのじょたちに向むかって「防空壕ぼうくうごうにはいっちゃダメ！」と叫さけぶ女学生じょがくせいの姿すがたが。よく見みると老婆ろうばだったその子こは、その日ひ、楽譜がくふを取とりに教室きょうしつに戻もどったことで、1人ひとりだけ生いき残のこった女学生じょがくせいだった。彼女かのじょは、防空壕ぼうくうごうの中なかで亡なくなった友人ゆうじんたちを助すけようと、過去かこに戻もどってきて……。中地なかじ美佐子みさことてがみ座ざの石村いしむらみかが、1人ひとり生いき残のこったハツエ役やくをWキャストで務つとめる。