茨城いばらき県けんは26日にち、飲食いんしょくチェーン「ステーキ宮みや」の石岡いしおか店てん（石岡いしおか市し東大とうだい橋きょう）で、今月こんげつ上旬じょうじゅんにステーキを食たべた客きゃく2人にんが体調たいちょう不良ふりょうを訴うったえ、腸管ちょうかん出血しゅっけつ性せい大腸菌だいちょうきん（O157）が検出けんしゅつされたと発表はっぴょうした。土浦つちうら保健所ほけんじょは同店どうてんを食品しょくひん衛生えいせい法ほう上うえの営業えいぎょう禁止きんし処分しょぶんとした。

　県けんによると、2人ふたりは20代だい男性だんせいと60代だい女性じょせい。男性だんせいは5日にち、女性じょせいは6日にちに同店どうてんを訪おとずれた。いずれも「てっぱんステーキ」を含ふくむメニューを食たべ、その後ごに腹痛はらいたや下痢げり、血便けつべんなどの症状しょうじょうが出でた。女性じょせいは一時いちじ入院にゅういんしたがすでに退院たいいん。2人ふたりとも快方かいほうに向むかっているという。

　ステーキ宮みやでは1月がつにも、ひたちなか市しと水戸みと市しの店舗てんぽでO157を原因げんいんとする食中毒しょくちゅうどくが発生はっせいした。保健所ほけんじょが運営うんえい会社かいしゃの「アトム」（横浜よこはま市し）に対たいして、肉にくの加熱かねつマニュアル改訂かいていなどを指導しどうしたが、今回こんかい、さらに加熱かねつ条件じょうけんの検証けんしょうや従業じゅうぎょう員いんの教育きょういくをするよう求もとめたという。（宮みや廻まわり潤子じゅんこ）