崔ちぇ呈てい秀しゅう

崔ちぇ呈てい秀しゅう（1571年ねん—1627年ねん），字じ尚なお书，直ちょく隶蓟州（今いま天津てんしん市し薊あざみ州しゅう區く）人にん，明朝みょうちょう政治せいじ人物じんぶつ，同どう進士しんし出身しゅっしん。

生平おいだいら

万まん历四よん十じゅう一いち年ねん（1613年ねん）登とう癸みずのと丑うし科か进士，歴れき监察御ご史し。天啟てんけい初年しょねん，巡じゅん按淮、揚あげ，任にん職しょく期間きかん贓私狼おおかみ籍せき，官かん聲ごえ極きょく差さ，并被東ひがし林りん黨人とうじん拒絕きょぜつ接せっ納おさめ他た加入かにゅう^[1]。天啟てんけい四よん年ねん九きゅう月がつ，時任ときとう左ひだり都と御ご使つかい的てき東ひがし林りん黨人とうじん高こう攀よじ龍りゅう以崔呈てい秀しゅう貪むさぼ污舞弊へい而彈劾だんがい他た，吏部尚書しょうしょ趙ちょう南星なんせい則のり計けい劃把他流たりゅう放ひ邊疆へんきょう，崔ちぇ呈てい秀しゅう震駭しんがい大だい驚おどろき，於是他た決定けってい投とう靠もたれ內廷的てき權けん宦魏ぎ忠ちゅう賢けん，魏ぎ忠ちゅう賢けん則そく以中ちゅう旨むね宣せん佈呈秀しゅう被ひ誣，最終さいしゅう復ふく其官職しょく，此後崔ちぇ呈てい秀しゅう一直為魏忠賢之死黨^[2]。

後來こうらい，崔ちぇ呈てい秀しゅう依よ靠もたれ魏ぎ忠ちゅう賢けん而官至いたり兵部ひょうぶ尚書しょうしょ，見み魏ぎ忠ちゅう賢けん便びん“直ちょく呼よび為ため親父おやじ”，時人じじん列れつ為ため天てん启朝あさ“五ご虎とら”之の一いち。他た勸すすむ魏ぎ忠ちゅう賢けん定じょう《三朝みささ要かなめ典てん》，盡つき除じょ東ひがし林りん黨とう人ひと和わ其他反對はんたい閹黨的てき正直しょうじき士し大夫たいふ，明人あきと朱しゅ長ちょう祚《玉たま鏡きょう新しん譚たん》說せつ“崔ちぇ呈てい秀しゅう結ゆい交逆璫，殘害ざんがい多た人じん，其不忠ふちゅう不孝ふこう如梟獍，其殘害ざんがい忠良ただよし如豺狼おおかみ，其貪婪淫穢けがれ如狗彘”^[3]。崇たかし禎ただし初年しょねん（1628年ねん）魏ぎ黨とう败，崔ちぇ呈てい秀しゅう於薊あざみ州しゅう被ひ梟首きょうしゅ示しめせ眾^[4]，家產かさん亦また被ひ朝廷ちょうてい抄しょう沒ぼつ^[5]。

亲属

弟おとうと崔ちぇ凝しこり秀しゅう，官かん浙江せっこう总兵。

子こ崔ちぇ铎，中ちゅう顺天乡试，後ご革かわ除じょ，充たかし军；崔ちぇ镗，袭锦衣ころも卫指挥使，後ご革かわ除じょ，因いん年ねん幼よう获释；崔ちぇ钥，袭锦衣ころも卫指挥佥事ごと，後ご革かわ除じょ，因いん年ねん幼よう获释。

註釋ちゅうしゃく

^ 《明あかり史し列傳れつでん第だい一いち百ひゃく九きゅう十じゅう四よん　閹黨》：「崔ちぇ呈てい秀しゅう，薊あざみ州しゅう人じん。萬まん曆れき四よん十じゅう一いち年ねん進士しんし。授行人じん。天啟てんけい初はつ，擢御史し，巡じゅん按淮、揚あげ。卑汙狡獪こうかい，不ふ修士しゅうし行ぎょう。見み東ひがし林りん勢ぜい方かた盛もり，將はた出いで都と，力ちから薦こも李すもも三さん才さい，求もとめ入にゅう其黨，東ひがし林りん拒こばめ不納ふのう。在ざい淮、揚あげ，贓私狼おおかみ籍せき。」
^ 《明あかり史し列傳れつでん第だい一いち百ひゃく九きゅう十じゅう四よん　閹黨》：「四よん年ねん九きゅう月がつ還かえ朝あさ，高こう攀よじ龍りゅう為ため都と御ご史し，盡つき發はつ其貪污狀。吏部尚書しょうしょ趙ちょう南星なんせい議ぎ戍之，詔みことのり革かわ職しょく候こう勘かん。呈てい秀しゅう大だい窘，夜よる走はし魏ぎ忠ちゅう賢所かしこどころ，叩頭こうとう乞哀，言こと攀よじ龍りゅう、南星なんせい皆みな東ひがし林りん，挾はさみ私わたし排はい陷おちい，復ふく叩頭こうとう涕泣ていきゅう，乞為養子ようし。當とう是ぜ時じ，忠ちゅう賢かしこ為ため廷臣ていしん交攻，憤いきどお甚，方ぽう思おもえ得とく外がい廷為助すけ。涿州人じん馮銓，少年しょうねん官かん侍從じじゅう家居かきょ，與あずか熊くま廷弼有ゆう隙すき，遺書いしょ魏ぎ良りょう卿きょう勸すすむ興きょう大獄たいごく。忠ちゅう賢けん冀假事端じたん傾かたぶけ陷おちい諸しょ害がい己おのれ者しゃ，得とく呈てい秀しゅう，恨相見み晚ばん，遂とげ用よう為ため腹心ふくしん，日にち與あずか計畫けいかく。明年みょうねん正月しょうがつ，給きゅう事ごと中ちゅう李り恒ひさし茂しげ為ため呈てい秀しゅう訟冤。中ちゅう旨むね即そく言げん呈てい秀しゅう被ひ誣，復ふく其官。」
^ 清きよし·計けい六ろく奇き，《明あかり季き北きた略りゃく》（卷まき3）：十じゅう月がつ，上うえ神明しんめい默だま操みさお，宣せん州しゅう捷とし之の，犹叙功いさお加か荫宁国こく公おおやけ魏ぎ良りょう卿きょう、安平あびら伯はく魏ぎ鹏，铁券成なり，犹命给之，既すんで而杨维垣疏崔呈てい秀しゅう，借か厂臣行ぎょう私わたし。乞正两观之の诛，主事しゅじ陆澄源げん亦また参まいり崔ちぇ呈てい秀しゅう，夺情为安，忍しのぶ于无亲。御ご史し贾维春はる亦また参まいり崔ちぇ呈てい秀しゅう，说事卖官，娶めと娼宣淫いん，但ただし知ち有ゆう官かん，不知ふち有ゆう母はは。三さん纲废弛たゆ，人にん禽不辨べん，方ほう有ゆう旨むね令れい回かい籍せき守もり制せい。
^ 清きよし·計けい六ろく奇き，《明あかり季き北きた略りゃく》（卷まき3）：时崔呈てい秀しゅう在ざい苏州，一闭目即见受刑诸臣，忽ゆるがせ报会勘かん，知ち不ふ免めん。与あずか宠妾萧灵犀さい，痛つう饮自缢。五ご十じゅう七なな岁矣。灵犀亦また伏ふく剑死。家いえ赀籍没ぼつ，呈てい秀しゅう斩首。史し载呈秀しゅう自じ缢在十じゅう月がつ初はつ四よん日にち，或ある奉たてまつ旨むね斩于蓟州，在ざい十じゅう二に月がつ也。锺秀弟おとうと凝しこり秀しゅう，浙江せっこう总兵，子し铎文，仅五ご篇へん即そく中ちゅう。
^ 《崇たかし禎ただし長編ちょうへん》:「壬みずのえ午うま。直ちょく隸廵按卓邁疏報むくい，籍せき沒ぼつ崔ちぇ呈てい秀しゅう資產しさん銀ぎん七なな萬まん一いち千せん二に百ひゃく四よん十じゅう七なな兩りょう五ご錢せん、金かね三さん百ひゃく四よん十じゅう三さん兩りょう二に錢せん、箱はこ櫃ひつ三さん百ひゃく零れい七なな件けん、書しょ箱ばこ十じゅう三さん隻せき、房ぼう二に十じゅう六ろく所しょ、討七なな百ひゃく四よん十じゅう九きゅう間あいだ、田た三さん百ひゃく三さん十じゅう六ろく頃ごろ。蓋ぶた先さき期き隱かくれ慝，所しょ籍せき僅十之の一いち。」

延伸えんしん阅读

[在ざい维基数すう据すえ编辑]

《明あかり史し卷まき三さん百ひゃく〇六ろく》，出自しゅつじ《明あかり史し》

参考さんこう文献ぶんけん

計けい六ろく奇き，《明あきら季き北きた略りゃく》

[1] 《明あかり史し列傳れつでん第だい一いち百ひゃく九きゅう十じゅう四よん　閹黨》：「崔ちぇ呈てい秀しゅう，薊あざみ州しゅう人じん。萬まん曆れき四よん十じゅう一いち年ねん進士しんし。授行人じん。天啟てんけい初はつ，擢御史し，巡じゅん按淮、揚あげ。卑汙狡獪こうかい，不ふ修士しゅうし行ぎょう。見み東ひがし林りん勢ぜい方かた盛もり，將はた出いで都と，力ちから薦こも李すもも三さん才さい，求もとめ入にゅう其黨，東ひがし林りん拒こばめ不納ふのう。在ざい淮、揚あげ，贓私狼おおかみ籍せき。」

[2] 《明あかり史し列傳れつでん第だい一いち百ひゃく九きゅう十じゅう四よん　閹黨》：「四よん年ねん九きゅう月がつ還かえ朝あさ，高こう攀よじ龍りゅう為ため都と御ご史し，盡つき發はつ其貪污狀。吏部尚書しょうしょ趙ちょう南星なんせい議ぎ戍之，詔みことのり革かわ職しょく候こう勘かん。呈てい秀しゅう大だい窘，夜よる走はし魏ぎ忠ちゅう賢所かしこどころ，叩頭こうとう乞哀，言こと攀よじ龍りゅう、南星なんせい皆みな東ひがし林りん，挾はさみ私わたし排はい陷おちい，復ふく叩頭こうとう涕泣ていきゅう，乞為養子ようし。當とう是ぜ時じ，忠ちゅう賢かしこ為ため廷臣ていしん交攻，憤いきどお甚，方ぽう思おもえ得とく外がい廷為助すけ。涿州人じん馮銓，少年しょうねん官かん侍從じじゅう家居かきょ，與あずか熊くま廷弼有ゆう隙すき，遺書いしょ魏ぎ良りょう卿きょう勸すすむ興きょう大獄たいごく。忠ちゅう賢けん冀假事端じたん傾かたぶけ陷おちい諸しょ害がい己おのれ者しゃ，得とく呈てい秀しゅう，恨相見み晚ばん，遂とげ用よう為ため腹心ふくしん，日にち與あずか計畫けいかく。明年みょうねん正月しょうがつ，給きゅう事ごと中ちゅう李り恒ひさし茂しげ為ため呈てい秀しゅう訟冤。中ちゅう旨むね即そく言げん呈てい秀しゅう被ひ誣，復ふく其官。」

[3] 清きよし·計けい六ろく奇き，《明あかり季き北きた略りゃく》（卷まき3）：十じゅう月がつ，上うえ神明しんめい默だま操みさお，宣せん州しゅう捷とし之の，犹叙功いさお加か荫宁国こく公おおやけ魏ぎ良りょう卿きょう、安平あびら伯はく魏ぎ鹏，铁券成なり，犹命给之，既すんで而杨维垣疏崔呈てい秀しゅう，借か厂臣行ぎょう私わたし。乞正两观之の诛，主事しゅじ陆澄源げん亦また参まいり崔ちぇ呈てい秀しゅう，夺情为安，忍しのぶ于无亲。御ご史し贾维春はる亦また参まいり崔ちぇ呈てい秀しゅう，说事卖官，娶めと娼宣淫いん，但ただし知ち有ゆう官かん，不知ふち有ゆう母はは。三さん纲废弛たゆ，人にん禽不辨べん，方ほう有ゆう旨むね令れい回かい籍せき守もり制せい。

[4] 清きよし·計けい六ろく奇き，《明あかり季き北きた略りゃく》（卷まき3）：时崔呈てい秀しゅう在ざい苏州，一闭目即见受刑诸臣，忽ゆるがせ报会勘かん，知ち不ふ免めん。与あずか宠妾萧灵犀さい，痛つう饮自缢。五ご十じゅう七なな岁矣。灵犀亦また伏ふく剑死。家いえ赀籍没ぼつ，呈てい秀しゅう斩首。史し载呈秀しゅう自じ缢在十じゅう月がつ初はつ四よん日にち，或ある奉たてまつ旨むね斩于蓟州，在ざい十じゅう二に月がつ也。锺秀弟おとうと凝しこり秀しゅう，浙江せっこう总兵，子し铎文，仅五ご篇へん即そく中ちゅう。

[5] 《崇たかし禎ただし長編ちょうへん》:「壬みずのえ午うま。直ちょく隸廵按卓邁疏報むくい，籍せき沒ぼつ崔ちぇ呈てい秀しゅう資產しさん銀ぎん七なな萬まん一いち千せん二に百ひゃく四よん十じゅう七なな兩りょう五ご錢せん、金かね三さん百ひゃく四よん十じゅう三さん兩りょう二に錢せん、箱はこ櫃ひつ三さん百ひゃく零れい七なな件けん、書しょ箱ばこ十じゅう三さん隻せき、房ぼう二に十じゅう六ろく所しょ、討七なな百ひゃく四よん十じゅう九きゅう間あいだ、田た三さん百ひゃく三さん十じゅう六ろく頃ごろ。蓋ぶた先さき期き隱かくれ慝，所しょ籍せき僅十之の一いち。」

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]