潘はん雲くも翼つばさ

潘はん雲くも翼つばさ（？—1644年ねん），號ごう翔しょう公おおやけ，山西さんせい太ふとし原はら府ふ宁化千せん户所（治ち所在しょざい今山いまやま西にし宁武县西南せいなん八十五里宁化乡）官かん籍せき，直ちょく隶庐州府ふ合ごう肥こえ县人ひと。明朝みんちょう政治せいじ人物じんぶつ。

生平おいだいら

万まん历三さん十じゅう四よん年ねん（1606年ねん）丙午ひのえうま科か山西さんせい乡试举人，四よん十じゅう一いち年ねん（1613年ねん）癸みずのと丑うし科か進士しんし，历任河南かなん郏县、太ふとし康かん县知ち县，泰やすし昌あきら元年がんねん十じゅう月がつ考こう选，授湖广道御ご史し，陈救急きゅうきゅう八はち款：简戎政之まさゆき任にん、储边疆之才ざい、固山こやま海うみ之の防ぼう、设蓟门之备、联中外之そとゆき心こころ、鼓つづみ士卒しそつ之の气、严奸细之禁きん、远哨探さがせ之これ役やく，章しょう下か所司しょし。天啓てんけい二に年ねん四よん月がつ，奉たてまつ差さ巡じゅん按两关兼辽东监军。五ご年ねん四よん月がつ，升しょう太ふとし仆寺少しょう卿きょう，六年会推保定巡抚时，以《三朝みささ要かなめ典てん》疏内称しょう杨涟无罪去さ国くに，忠臣ちゅうしん扼腕やくわん，岂是公言こうげん，著ちょ冠かんむり带闲住じゅう。崇たかし祯元年ねん复原官かん。

天啓てんけい六ろく年ねん五ご月がつ初はつ六ろく日にち，京きょう城じょう王おう恭きょう厂大爆ばく炸，潘はん云うん翼つばさ夫人ふじん，虽同来らい京きょう已やめ十じゅう年ねん，夫妻ふさい不ふ相あい见，夫人ふじん独どく住じゅう后きさき房ぼう一いち带，日にち事ごと持じ斋诵佛ぼとけ。变起之の时，夫人ふじん抱だき一铜佛跪于中庭，其房片へん瓦かわら不ふ动，前ぜん房ぼう十妾俱压重土之下。

崇たかし祯十じゅう七なな年ねん甲かぶと申さる，李り自じ成なり攻おさむ太ふとし原はら，云うん翼つばさ经画守もり城じょう事ごと，作さく《乘の城じょう信しん地ち录》，后きさき城じょう破やぶ，为贼所しょ囚しゅう，死し狱中。

家族かぞく

父ちち潘はん文あや，万まん历二に十じゅう三さん年ねん进士，官かん太ふとし仆寺卿きょう。

妾わらわ石せき氏し，上社かみやしろ村人むらびと，十じゅう馀歳，母はは构讼至いたり郡ぐん，鬻于世よ宦潘云うん翼つばさ家か，性せい敏さと慧とし，侍さむらい潘はん侧，见读书，喜き形がた于色，潘はん因いん导以学がく，遂とげ通どおり书史，后きさき纳为妾わらわ。明あかり末まつ闯陷太ふと原はら，云うん翼つばさ被ひ拘かかわ，备极拷掠，家人かじん皆みな逃避とうひ，石せき氏し垢あか面めん，服ふく男子だんし服ふく，乞食こじき奉たてまつ潘はん，潘はん死し，氏し仰天ぎょうてん哀あい恸，投とう井い死し。