萬谷まんたに春はる

萬谷まんたに春はる（16世紀せいき—17世紀せいき），字じ孟はじめ暘，號ごう汝なんじ水すい、拙つたな庵あん，江西えにし南みなみ昌あきら府ふ進すすむ賢かしこ縣けん三さん十じゅう七なな都と人じん，明朝みょうちょう政治せいじ人物じんぶつ。

生平おいだいら

萬谷まんたに春はる是ぜ萬まん曆れき三さん十じゅう七なな年ねん（1609年ねん）己おのれ酉とり科か江こう西鄉さいごう試ためし舉人，四よん十じゅう七なな年ねん（1619年ねん）己おのれ未み科か進士しんし。授吳くれ縣けん知ち縣けん，以清廉せいれん自じ矢や，親おや自じ收おさむ足あし糧かて餉，又また搜さがせ括くく義よし租幣而不擾民，每年まいとし省しょう下か民間みんかん一いち千せん八はち百ひゃく綸銀，同時どうじ解決かいけつ葦あし典てん櫃ひつ舖役等とう弊政へいせい，並なみ嚴げん懲部下か窩訪貪むさぼ污，縣民けんみん將はた其事蹟じせき勒入士民しみん德政とくせい碑ひ中ちゅう。天啟てんけい五ご年ねん（1625年ねん）陞兵部ひょうぶ主事しゅじ，再さい陞兵部ぶ職方しょくかた司し員外いんがい郎ろう，崇たかし禎ただし四よん年ねん（1631年ねん）出で為ため浙江せっこう布ぬの政せい使し司し右みぎ參政さんせい、兵備へいび金きん衢，調しらべ四川布政使司右みぎ參政さんせい、兵備へいび西川にしかわ，陞陝西にし按察司し副使ふくし、兵備へいび關西かんさい，管轄かんかつ鳳おおとり翔しょう、平たいら涼すずか二に府ふ勤勞きんろう有功ゆうこう，孫まご傳でん庭にわ的てき薦こも疏有「復ふく五城於殘破，易えき風ふう鶴づる為ため澤さわ雁かり」等とう稱讚しょうさん他た的てき句く子こ，其後因いん事ごと罷やめ歸き。他た個性こせい穩重，喜怒きど不ふ形かたち於色，論ろん事ごと井井せいせい有ゆう條じょう，教導きょうどう學生がくせい有ゆう法ほう。

參考さんこう文獻ぶんけん

• 康かん熙《進すすむ賢かしこ縣けん志こころざし》·卷まき十じゅう五ご·人物じんぶつ志こころざし三さん
• 史ふみ語ご所藏しょぞう鈔本しょうほん《崇たかし禎ただし長編ちょうへん》·卷まき四よん十じゅう三さん

官かん衔
前任ぜんにん： 袁熙臣しん	明朝みんちょう吳くれ縣けん知ち縣けん 1619年ねん－1625年ねん	繼つぎ任にん： 梁はり方かた楷