賈充

賈充
曹魏、西にし晉すすむ官員かんいん
姓名せいめい	賈充
字じ	公おおやけ闾
封ふう爵	郡こおり公こう
封地ほうち	魯國
出生しゅっしょう	217年ねん 東ひがし漢かん
逝世	282年ねん5月がつ19日にち(282歲さい—05—19)（64—65歲さい） 西にし晉すすむ洛陽らくよう
谥号	武たけ公こう
親おや屬ぞく 父親ちちおや 贾逵 母親ははおや 魯國太夫たゆう人じん柳やなぎ氏し 元もと配はい 李り婉 平ひら妻つま 廣こう城しろ君くん郭かく槐えんじゅ 元もと配はい之の父ちち 李り豐ゆたか 平ひら妻つま之の父ちち 郭かく配はい 兄弟きょうだい 永なが平たいら侯こう賈混 嫡子ちゃくし 賈黎民みん（母はは郭かく槐えんじゅ） 嫡女 齊ひとし王妃おうひ賈褒（母はは李り婉，夫おっと司馬しば攸） 賈裕（母はは李り婉） 皇后こうごう賈南風ふう（母はは郭かく槐えんじゅ，夫おっと司馬しば衷） 賈午（母はは郭かく槐えんじゅ，夫おっと韓かん壽ひさし）

贾充（217年ねん—282年ねん5月がつ19日にち），字じ公おおやけ闾，平ひら阳郡襄じょう陵りょう县（今いま山西さんせい襄じょう汾县）人にん，曹魏豫よ州しゅう刺史しし贾逵之子ゆきこ，是ぜ三さん国こく時代じだい仕つかまつ於魏國こく和わ西にし晋すすむ的てき大臣だいじん。西にし晉すすむ建國けんこく功臣こうしん，司馬しば昭あきら和わ司馬しば炎えん的てき心腹しんぷく，其女兒じ賈褒及賈南風ふう分別ふんべつ嫁よめ予よ司馬しば炎えん弟おとうと司馬しば攸及兒子こ司馬しば衷，與あずか皇室こうしつ結ゆい為ため姻親，地位ちい顯あらわ赫，諡號しごう武たけ公こう。

生平おいだいら

立たて助じょ司馬しば

賈逵晚ばん年生ねんせい下か賈充，至いたり太ふとし和わ二に年ねん（228年ねん）賈逵病死びょうし時じ，賈充尚なお未成年みせいねん，而在居きょ喪も時じ已やめ得え孝こう名めい。賈充承うけたまわ襲かさね父親ちちおや陽ひ里さと亭てい侯こう爵位しゃくい。後こう入いれ仕つかまつ曹魏，任にん尚書しょうしょ郎ろう，典てん定法じょうほう律りつ法令ほうれい，兼任けんにん度ど支ささえ考課こうか。再さい遷任黃門こうもん侍さむらい郎ろう、汲郡典てん農のう中ちゅう郎ろう將しょう。後こう參さん大將軍だいしょうぐん（司馬しば師し）軍事ぐんじ，於正せい元もと二に年ねん（255年ねん）隨ずい司馬しば師し前ぜん往討伐とうばつ據よりどころ壽ことぶき春はる發動はつどう叛亂はんらん的てき毌丘儉和わ文ぶん欽。司馬しば師し病勢びょうせい嚴重げんじゅう，返かえし回かい許もと昌あきら，留とめ賈充督とく諸しょ軍ぐん。戰後せんご司馬しば師し即そく因いん病びょう逝世，司馬しば昭あきら在ざい傅でん嘏的まと安やす排はい下か回かい洛陽らくよう接せっ掌てのひら權力けんりょく，賈充留とめ在ざい許もと昌あきら監かん諸しょ軍事ぐんじ，增ぞう邑三さん百ひゃく五ご十じゅう戶こ。

計けい剋敵陷おちい

司馬しば昭あきら接せっ掌てのひら權力けんりょく後ご，任にん賈充為ため大將軍だいしょうぐん司馬しば，轉うたて右みぎ長ちょう史し。當時とうじ司馬しば昭あきら新しん掌てのひら朝政ちょうせい，怕方ほう鎮的てき將はた領有りょうゆう異議いぎ，賈充就建議けんぎ他派たは僚屬慰勞いろう四よん征せい將軍しょうぐん。建議けんぎ實行じっこう時じ賈充本人ほんにん就獲指ゆび派は負ふ責せめ往征東大とうだい將軍しょうぐん諸しょ葛かずら誕那な裡うら，他た在ざい與あずか諸しょ葛かずら誕談論ろん時事じじ時じ故意こい試ためし探さがせ說せつ：「洛陽らくよう的てき賢人けんじん們，都と同意どうい皇帝こうてい禪讓ぜんじょう，這您知道ともみち的てき。您認為ため如何いか？」但ただし遭到諸しょ葛かずら誕厲聲ごえ指ゆび責せめ：「你不是ぜ賈逵的てき兒じ子こ！你世代だい受曹魏ぎ的てき恩惠おんけい，怎可以辜負ふ國家こっか，欲よく將すすむ曹魏江山えやま給きゅう了りょう人じん？這話我わが根本こんぽん聽不下か去さ。如果洛陽らくよう皇帝こうてい有難ありがた，我わが會かい力りょく搏一死いっし。」賈充沉默不言ふげん，回かい去さ後のち對たい司馬しば昭あきら說せつ：“諸しょ葛かずら誕在揚あげ州しゅう，早はや有ゆう威名いめい，能のう得とく人じん死力しりょく。看み他た略りゃく顯あらわ規模きぼ，必然ひつぜん反はん叛。如今征討せいとう反はん而是小事しょうじ，若わか事情じじょう遲おそ了りょう必大禍か。”司馬しば昭あきら在ざい甘露かんろ二に年ねん（257年ねん）徵ちょう諸しょ葛かずら誕為司し空そら，諸しょ葛かずら誕果然しか反はん叛。賈充遂とげ跟隨司馬しば昭あきら征討せいとう，並なみ獻けんじ計けい以深溝みぞ高だか壘るい攻おさむ城じょう以遏制せい諸しょ葛かずら誕麾下か銳するど兵へい，得とく司馬しば昭あきら聽從ちょうじゅう。壽ことぶき春はる被ひ攻おさむ陷おちい後のち，司馬しば昭あきら登とう壘るい獎勞賈充，然しか後こう先行せんこう回かい洛陽らくよう，留とめ賈充處理しょり南方なんぽう的てき事務じむ。賈充因いん功こう進しん封ふう宜むべ陽ひ鄉きょう侯こう。後こう遷廷尉じょう。

悖もと逆ぎゃく弒君

後こう轉任てんにん中なか護まもる軍ぐん。甘露かんろ五ご年ねん（260年ねん），魏ぎ帝みかど曹髦忿恨司馬しば昭あきら獨どく專せん朝政ちょうせい，領りょう兵へい衝擊しょうげき司馬しば昭あきら，賈充率りつ眾在南みなみ闕抵抗ていこう，曹髦拔劍ばっけん攻擊こうげき，眾人不ふ敢傷害しょうがい皇帝こうてい，並なみ要よう退避たいひ；賈充命いのち太子たいし舍人とねり成なり濟ずみ刺殺しさつ曹髦，成なり濟ずみ即そく以戈刺とげ死し曹髦。曹髦死し20日にち後ご，司馬しば昭あきら在ざい輿論よろん激憤げきふん下か召會群臣ぐんしん商しょう討如何なん交代こうたい事件じけん，陳ちん泰やすし建議けんぎ誅殺ちゅうさつ主謀しゅぼう行ぎょう刺とげ的てき賈充，司馬しば昭あきら不ふ願意がんい，改あらため誅殺ちゅうさつ成なり濟ずみ三さん族ぞく。贾充母はは亲不知道ともみち贾充也有やゆう参与さんよ，大だい骂逆贼弑君くん，闻者笑わらい之の。曹奐隨ずい後ご被ひ立たて爲ため皇帝こうてい，賈充進しん封ふう安陽あんよう鄉きょう侯こう，統みつる領りょう城じょう外がい諸しょ軍ぐん，加か散ち騎き常つね侍さむらい。景元かげもと五ご年ねん（264年ねん），滅めつ蜀しょく後ご的てき鍾會在ざい成都せいと謀反むほん，賈充以中護まもる軍ぐん假かり節ふし、都みやこ督ただし關せき中なか、隴右諸しょ軍事ぐんじ，到いた漢かん中ちゅう駐ちゅう守もり，未到みとう成都せいと鍾會就因士し兵へい叛變而敗死し。

後こう賈充回かい朝あさ參與さんよ朝廷ちょうてい機密きみつ，與あずか裴秀、王おう沈、羊ひつじ祜、荀勖等とう都と被ひ司馬しば昭あきら重用じゅうよう。賈充又また被ひ指命しめい制定せいてい新しん法律ほうりつ。後こう假かり金きむ章あきら，又また獲え賜たまもの一座いちざ豪華ごうか大宅おおやけ。建けん五等爵ごとうしゃく後ご，封ふう為ため臨沂侯こう。咸熙二に年ねん（265年ねん），司馬しば昭あきら病びょう重じゅう，臨死りんし前ぜん向こう世子せいし司馬しば炎えん指ゆび明あかり賈充可か輔助他た。司馬しば炎えん繼つぎ位い晉すすむ王おう後ご，任命にんめい賈充為ため晉すすむ國こく衛まもる將軍しょうぐん、儀ぎ同どう三さん司つかさ、給きゅう事ごと中ちゅう，改あらため封ふう臨潁侯こう。同年どうねん司馬しば炎えん稱しょう帝みかど，拜はい賈充車くるま騎き將軍しょうぐん、散ち騎き常つね侍さむらい、尚書しょうしょ僕ぼく射しゃ，封ふう魯郡公こう。賈充所しょ制定せいてい的てき新しん律りつ《泰やすし始はじめ律りつ》頒布はんぷ後ご，百姓都讚揚新法便利，司馬しば炎えん下か詔みことのり讚たたえ賞しょう，賜たまもの賈充子弟してい一いち人にん關せき內侯。及後賈充又また替がえ代だい裴秀，加か領りょう尚書しょうしょ令れい。後こう解任かいにん散ち騎き常つね侍さむらい，改あらため任にん侍さむらい中ちゅう。至いたり賈充母親ははおや逝世，賈充治ち喪も離職りしょく後ご，司馬しば炎えん派は黃門こうもん侍さむらい郎ろう前まえ去さ慰問いもん，及後以東ひがし吳くれ邊境へんきょう有事ゆうじ，派は典てん軍ぐん將軍しょうぐん楊囂宣告せんこく諭旨ゆし，命いのち他た六ろく十じゅう日にち內復職ふくしょく。後こう東ひがし吳くれ將領しょうりょう孫まご秀しゅう來き降ぶ，任にん驃騎大將軍だいしょうぐん，司馬しば炎えん以賈充たかし是ぜ舊臣きゅうしん，打算ださん將しょう車しゃ騎き將軍しょうぐん與あずか驃騎將軍しょうぐん地位ちい對たい調しらべ，因いん賈充辭じ讓ゆずる而未成みせい。咸寧三さん年ねん（277年ねん），司馬しば炎えん將はた沛國公おおやけ丘おか縣けん撥ばち入にゅう其封地中ちちゅう，寵ちょう幸こう大だい得とく連れん朝臣あさとみ都と側目そばめ。

諂諛陋質

當時とうじ侍さむらい中ちゅう任にん愷、中書ちゅうしょ令れい庾純等とう剛直ごうちょく守正もりまさ的てき官員かんいん厭いや惡あく賈充的てき為ため人じん。賈充的てき女兒じょじ賈褒成なり了りょう齊ひとし王おう司馬しば攸的てき王妃おうひ，朝あさ中ちゅう亦また多た結黨けっとう羽わ，二人害怕賈充勢力日後會更盛。賈充後來こうらい不ふ欲よく任つとむ愷繼續けいぞく親近しんきん皇帝こうてい，推舉任にん愷任東宮とうぐう官かん屬ぞく，意圖いと削そぎ去さ他た侍さむらい中ちゅう一いち職しょく，但ただし司馬しば炎えん讓ゆずる任にん愷加任にん太子たいし少しょう傅でん，仍留侍さむらい中ちゅう。泰やすし始はじめ七なな年ねん（271年ねん），任にん愷趁鮮卑禿かぶろ髮かみ樹じゅ機能きのう侵おかせ擾秦しん州しゅう和わ雍州，向むかい司馬しば炎えん建議けんぎ讓ゆずる一個有威望和智謀的重臣前去鎮撫邊族，首しゅ推賈充たかし。在ざい庾純支持しじ下か，司馬しば炎えん任命にんめい賈充加都かつ督とく秦はた涼すずか二に州しゅう諸しょ軍事ぐんじ，出で鎮長安ながやす。賈充深ふか恨任愷。後のち荀勖獻けんじ計けい，要よう賈充以其女おんな賈南風ふう為ため太子たいし司馬しば衷完かん婚こん，賈充才ざい得とく以留居きょ洛陽らくよう。賈充後ご遷任司つかさ空そら，繼續けいぞく任にん侍さむらい中ちゅう、尚書しょうしょ令れい、車くるま騎き將軍しょうぐん領りょう兵へい。後こう轉任てんにん太ふとし尉じょう、行こう太子たいし太ふとし保ほ、錄ろく尚書しょうしょ事ごと。

賈充得え到いた人ひと獻けんじ計けい，故意こい稱讚しょうさん任にん愷，推薦すいせん任にん愷處理しょり選せん舉事。司馬しば炎えん任命にんめい任にん愷為吏部尚書しょうしょ，任にん愷事務じむ繁忙はんぼう，與あずか司馬しば炎えん見み面めん機會きかい減少げんしょう。賈充和わ他た的てき黨とう羽わ多た番ばん誣陷和わ中傷ちゅうしょう任にん愷，令れい他た多た次つぎ被ひ免官めんかん，再さい也上不ふ到いた高位こうい。

疾やまし懼進滅めつ

咸寧五ご年ねん（279年ねん）冬ふゆ，司馬しば炎えん發動はつどう晉すすむ滅めつ吳くれ之これ戰せん，命いのち賈充使し持じ節ぶし、假かり黃き鉞、大だい都と督とく，總統そうとう六ろく軍ぐん。賈充怕會失敗しっぱい，反對はんたい出兵しゅっぺい，但ただし司馬しば炎えん堅持けんじ，更さら威い脅おびえ若わか賈充不ふ肯，他た便びん要よう御ご駕が親おや征せい。賈充被ひ逼接受せつじゅ任命にんめい，領りょう中ちゅう軍ぐん南みなみ屯たむろ襄じょう陽ひ，為ため諸しょ軍ぐん節度せつど。次つぎ年ねん，東ひがし吳くれ在ざい荊州的てき諸しょ將しょう皆みな已やめ投降とうこう，賈充被ひ指命しめい移駐いちゅう項こう縣けん。此時，賈充又また上表じょうひょう要求ようきゅう罷やめ兵へい，認みとめ為ため東ひがし吳くれ不能ふのう一いち舉覆滅ふくめつ，而戰事ごと一旦延續下去會有疫病在軍中流行的危機。其時朝あさ內的荀勖亦また上奏じょうそう與あずか賈充相しょう類るい的てき奏そう表ひょう，但ただし不為ふため司馬しば炎えん所しょ納おさめ。賈充使者ししゃ持じ表ひょう至いたり轘轅關せき時とき，吳ご末まつ帝みかど孫まご皓あきら經けい已やめ投降とうこう，最終さいしゅう賈充的てき上表じょうひょう與あずか建けん業ぎょう速そく遞的捷報しょうほう竟同時じ傳でん回かい洛陽らくよう。因よし為ため賈充原本げんぽん就反對はんたい攻おさむ吳ご，而期間あいだ又また曾進諫退兵へい，可か是ぜ結果けっか卻是東ひがし吳ご覆くつがえ亡ほろび，賈充於是十じゅう分ふん害がい怕，打算ださん請罪，但ただし司馬しば炎えん只ただ作さく安やす撫なで而不問罪もんざい；可か是ぜ朝野ちょうや卻認為ため賈充表現ひょうげん得とく智謀ちぼう低下ていか。

遂とげ階かい榮さかえ命いのち

太ふと康やすし三さん年ねん（282年ねん），賈充病びょう重じゅう，交出印綬いんじゅ退位たいい。司馬しば炎えん派は侍臣じしん問とい候こう，又また派は太ふとし醫い醫い治ち，皇太子こうたいし以至宗室そうしつ都と來らい探さがせ望もち賈充。同年どうねん四よん月がつ庚午こうご日び（5月がつ19日にち）賈充病びょう逝，时年66。賈充病びょう重おも時とき害がい怕死後ご會得えとく壞的諡號しごう，侄子賈模則のり說せつ：「是非ぜひ久ひさし自じ見み，不可ふか掩也。（是非ぜひ功過こうか自じ有ゆう評論ひょうろん，無法むほう掩飾的てき。）」博士はかせ秦はた秀しげる商議しょうぎ諡號しごう時じ，認みとめ為ため賈充應おう諡おくりな荒あら公こう，司馬しば炎えん不ふ肯，聽從ちょうじゅう博士はかせ段だん暢とおる的てき意見いけん，諡おくりな為ため武たけ公こう。賈充死後しご，司馬しば炎えん十じゅう分ふん傷心しょうしん，追贈ついぞう他ほか太宰だざい並なみ大だい加か賞賜しょうし，葬禮そうれい依よ從したがえ霍光和わ司馬しば孚まこと的てき形式けいしき，更さら給きゅう一頃ひところ墓地ぼち。

性格せいかく特徵とくちょう

• 賈充甚為喜好きよし推薦すいせん士人しじん，每まい舉薦一人都會好好關顧他，因いん而得到いた很多士人しじん依よ附ふ。賈充無為むい公的こうてき節操せっそう，不能ふのう以身作さく則そく地領ちりょう導しるべ屬ぞく下か，反はん而靠奉たてまつ承うけたまわ別人べつじん來らい取得しゅとく人じん支持しじ，如司馬しば炎えん舅しゅうと父ちち王おう恂まこと曾謗毁賈充たかし，但ただし賈充仍然推舉王おう恂まこと。
• 賈充十じゅう分ふん畏かしこ懼郭かく槐えんじゅ。當日とうじつ李り豐ゆたか被ひ誅而牽連妻子さいし李り婉被ひ流ながれ放ひ，西にし晉すすむ建立こんりゅう後ご獲え赦回來らい。但ただし當時とうじ賈充已やめ另娶郭かく槐えんじゅ，司馬しば炎えん特とく地ち詔みことのり命いのち他た置おけ左右さゆう夫人ふじん，互為平ひら妻つま；但ただし郭かく槐えんじゅ大だい怒いか，向こう賈充說せつ不ふ願ねがい李り婉和她並列へいれつ，於是賈充就向司馬しば炎えん謙讓けんじょう辭じ謝しゃ，但ただし實際じっさい上うえ是ただし怕郭槐えんじゅ而已。

逸事いつじ

• 賈充出生しゅっしょう時じ，賈逵說せつ賈充後ご當とう有ゆう充たかし閭之慶けい（光ひかり大門おおもん楣），於是將はた他た的てき名字みょうじ改あらため為ため賈充，表おもて字じ為ため公こう閭。
• 孫まご皓あきら投降とうこう後ご，遷移せんい到いた洛陽らくよう。在ざい宴會えんかい時じ，賈充打算ださん以孫皓あきら的てき暴政ぼうせい羞辱他た，說せつ：「聞君在ざい南方なんぽう鑿人目め，剝人面皮めんぴ，此何等とう刑けい也？（我わが聽說你在東ひがし吳くれ時じ，有ゆう挖人眼め珠たま和わ剝人臉皮的てき刑罰けいばつ，這是甚麼いんも樣さま的てき刑罰けいばつ呀？）」孫まご皓あきら於是答こたえ：「人臣じんしん有ゆう弒其君くん及奸回かい不忠ふちゅう者しゃ，則すなわち加か此刑耳みみ。（那な些殺害さつがい君主くんしゅ，奸惡かんあく不忠ふちゅう的てき臣子しんし就要受這種しゅ刑けい。）」反はん諷賈充たかし弒殺曹髦之の罪つみ。

評論ひょうろん

• 诸葛诞：“卿きょう非ひ贾豫州しゅう子こ？世よ受魏恩おん，如何いか负国，欲よく以魏室しつ输人乎？”
• 孙皓：“人臣じんしん有ゆう弑其君くん及奸回かい不忠ふちゅう者しゃ。”（《资治通どおり鉴·卷まき第だい七なな十じゅう七なな》）
• 司つかさ马炎：“车骑将はた军贾充たかし，奖明圣意，谘询善道ぜんどう。”“侍さむらい中ちゅう、守まも尚なお书令、车骑将はた军贾充たかし，雅量がりょう弘ひろ高だか，达见明あかり远，武たけ有ゆう折おり冲之威い，文ぶん怀经国こく之の虑，信しん结人心しん，名めい震域しんいき外がい。使つかい权统方かた任にん，绥静西境にしさかい，则吾无西顾之念ねん，而远近きん获安矣。”（《晋すすむ书·列れつ传第十じゅう 》）
• 潘はん岳たけし：“年とし逾知命いのち，位い極ごく人臣じんしん，家いえ無む餘祿よろく，貴き而食貧ひん。”（《賈充誄 》）
• 秦はた秀しげる：“充たかし悖もと禮れい溺おぼれ情じょう，以亂大だい倫りん。鄫養やしなえ外孫そとまご莒公子こうし為ため後ご，《春秋しゅんじゅう》書しょ『莒人滅めつ鄫』。絕ぜっ父祖ふそ之の血ち食しょく，開ひらき朝廷ちょうてい之の亂みだれ源げん。”（《国学こくがく原典げんてん·史し部ぶ·资治通どおり鉴·卷まき第だい八はち十じゅう一いち》）
• 庾純：“賈充！天下てんか兇兇，由ゆかり爾なんじ一いち人にん！”（《晋すすむ书·列れつ传第二に十じゅう》）
• 傅でん暢とおる《晉すすむ諸公しょこう贊さん》：“高こう贵乡公こう（指ゆび曹髦）之の难，司つかさ马文王おう（司馬しば昭あきら）赖(賈)充たかし以免。”（裴注《三國志さんごくし·賈逵傳でん》）
• 房ぼう玄げん龄《晉すすむ書しょ》：“賈充以諂諛陋質しつ，刀かたな筆ひつ常つね材ざい，幸こう屬ぞく昌あきら辰たつ，濫叨非ひ據よりどころ。抽戈犯はん順じゅん，曾無猜憚之の心しん，杖つえ越えつ推亡，遽有知ち難なん之の請，非ひ惟おもんみ魏ぎ朝ちょう之の悖もと逆ぎゃく，抑そもそも亦また晉すすむ室しつ之の罪人ざいにん者しゃ歟！然しか猶なお身み極きょく寵ちょう光こう，任にん兼けん文武ぶんぶ，存そん荷台にだい衡之寄よせ，沒ぼつ有ゆう從したがえ享とおる之の榮さかえ，可か謂いい無む德とく而禒，殃將及矣。逮乎貽厥，乃乞丐こつがい之の徒と，嗣惡稔之としゆき餘よ基き，縱たて姦かん邪よこしま之の凶きょう德とく。煽あふ戡哲婦ふ，索さく彼かれ惟おもんみ家か，雖及誅夷，曷云塞ふさが責せめ。昔むかし當とう塗ぬり闕翦，公おおやけ閭實肆其勞ろう，典てん午うま分ぶん崩くずれ，南風みなみかぜ亦また盡つき其力，可か謂いい‘君きみ以此始はじめ，必以此終’，信しん乎其然しか矣。”“公おおやけ閭便佞，心こころ乖雅正ただし。邀遇時じ來き，遂とげ階かい榮さかえ命いのち。乞丐こつがい承うけたまわ緒いとぐち，凶きょう家か亂らん政せい。”
• 李り世よ民みん：“故こ贾充凶きょう竖，怀奸志こころざし以拥权；杨骏豺狼さいろう，包つつみ祸心以专辅。”（《晋すすむ书·帝みかど纪第三さん》）
• 李り德いさお裕ひろし：“晋すすむ氏し倾夺魏ぎ国こく，初はつ有ゆう天下でんか，其将相しょう大臣だいじん，非ひ魏ぎ之の旧臣きゅうしん，即そく其子孙，所しょ寄よせ心腹しんぷく，惟おもんみ贾充而已。充たかし亦また非ひ忠ちゅう於君者しゃ，自じ以成济之事ごと，与あずか晋すすむ室しつ当とう同どう休戚きゅうせき，此羊ひつじ祜所以ゆえん愿すなお留とめ也。”（《羊ひつじ祜留贾充论》）
• 苏轼：“昔むかし贾充用事ようじ，天下てんか忧恐，而庾纯、任にん恺，戮力排はい之の。及充出で镇秦凉，忠臣ちゅうしん义士，莫不相しょう庆，屈指くっし数日すうじつ，以望维新之これ化か。而冯忱之の徒と，更さら相しょう告つげ语曰：‘贾公远放，吾われ等とう失しつ势矣。’于是相しょう与あずか献けんじ谋而充たかし复留。则晋氏し之の乱みだれ，成なり于此矣。自じ古こ惟おもんみ小人こども为难去。何なに则？去さ一人而其党莫不破坏。是ぜ以为之の计谋游ゆう说者众也。”（《苏轼文集ぶんしゅう》）
• 王おう应麟：“晋すすむ之の篡魏以贾充たかし，其亡亦また以充。”（《困こま学がく纪闻·考こう史し》）
• 郝经：“王おう沈、贾充皆みな世よ飨魏禄ろく，朋とも扇おうぎ簒窃亲为弑逆しいぎゃく，首しゅ倡禅代だい，校こう诸逆党とう师昭之の次じ也。……彼方かなた屑くず屑くず于饮食しょく起居ききょ之の间，辄敢党とう贼簒弑，自じ陷おちい大だい逆ぎゃく。如充成なり济之事ごと，竟欺其母，不ふ使つかい之の知ち，忍しのぶ闻逆贼之骂，又また焉得为孝乎？荀勖、冯紞谄附于充，夤缘势位，沽衔小しょう慧とし，协图大だい奸，立たて贾后、出で齐王，深ふか树祸本ほん，宋そう邵雍有ゆう言ごと：‘晋すすむ室しつ之の祸不在ざい于石勒长啸上东门时，在ざい荀勖夕ゆう阳亭之の一いち语。’呜呼！既すんで亡ほろび魏ぎ又また亡ほろび晋すすむ复亡中国ちゅうごく，既すんで覆くつがえ贾氏，又また覆くつがえ荀氏，小人こども患失一いち至いたり此哉。”（《续后汉书》）
• 王おう夫おっと之の：“充たかし知ち吴之必亡，而欲留とめ之の以为己おのれ功こう，其蓄不ふ轨之志こころざし已やめ久ひさし，特とく畏かしこ难而未み敢发耳みみ。乃平吴之谋始于羊祜，祜卒，举杜预以终其事ごと，充たかし既すんで弗どる能のう先さき焉，承うけたまわ其后以分功こう而不足ふそく以逞，惟おもんみ阻其行ぎょう以俟武たけ帝みかど之の没ぼつ，己おのれ秉国权，而后曰吴今日きょう乃可图矣，则诸将之まさゆき功こう皆みな归于己おのれ，而己为操、懿也无难。”“晋すすむ感かん充たかし之の弑君以戴己おのれ，而不早さ为之防ぼう，求もとめ其免于乱也难矣。所ところ幸さいわい充たかし死し七年而武帝始崩，贾谧庸いさお才ざい，且非血ち胤たね，不足ふそく以为司し马昭耳みみ。不ふ然しか，高こう贵乡公こう之の刃は，岂有惮而不ふ施ほどこせ之これ司し马氏乎？女子じょし犹足以亡晋すすむ，充たかし而在，当とう何なん如也？”（《读通鉴论》）

家庭かてい

父母ちちはは

• 賈逵，賈充父ちち，曹魏豫よ州しゅう刺史しし。
• 柳やなぎ氏し，賈充母はは，賈充封ふう魯郡公こう時じ獲え封ふう為ため魯國太夫たゆう人じん。

兄弟きょうだい

• 賈混，賈充弟おとうと弟おとうと，封ふう永なが平たいら侯こう，歷任れきにん宗そう正ただし卿きょう、鎮軍將軍しょうぐん，領りょう城門じょうもん校こう尉じょう，加か侍さむらい中ちゅう。

妻子さいし

• 李り婉，李り豐ゆたか之これ女おんな。
• 郭かく槐えんじゅ，郭かく配はい之これ女おんな，廣こう城しろ君くん。性せい妒，曾先後ご以為賈充與あずか賈充兩りょう名な兒じ子こ的てき乳ちち娘むすめ有ゆう私情しじょう，都みやこ將すすむ她們殺害さつがい，間接かんせつ令れい賈充兩りょう名な兒じ子こ因いん思念しねん自じ小しょう信賴しんらい的てき乳ちち娘むすめ而夭折ようせつ。又また不ふ許もと賈充迎むかえ歸來きらい的てき李り婉回來らい。

侄兒

• 賈彝，西にし晉すすむ黃門こうもん郎ろう。
• 賈遵，西にし晉すすむ黃門こうもん郎ろう。
• 賈模，西にし晉すすむ官かん至いたり侍さむらい中ちゅう、加か光こう祿ろく大夫たいふ。後こう被ひ賈后逼害。

子女しじょ

子こ

• 賈黎民みん，三歲時因郭槐殺他信任的乳ちち娘むすめ，思念しねん過度かど而發病びょう早死はやじに。
• 幼子おさなご，名めい不詳ふしょう，滿まん一歲時也因乳母被殺，思念しねん過度かど而死。

女おんな

• 賈褒，賈充及李婉的長女ちょうじょ，一いち名めい荃。嫁よめ齊ひとし王おう司馬しば攸。
• 賈裕，賈充及李婉的次女じじょ，一いち名めい濬。
• 賈南風ふう，賈充與あずか郭かく槐えんじゅ的てき長女ちょうじょ，嫁よめ司馬しば衷，後こう被ひ立だて為ため皇后こうごう。
• 賈午，賈充幼女ようじょ，嫁よめ韓かん壽ひさし。

孫まご兒じ

• 賈謐，賈充外孫そとまご，母はは賈午。因よし賈充無む子こ嗣而入にゅう嗣。官かん至いたり侍さむらい中ちゅう。因いん與あずか賈南風ふう合ごう謀はかりごと而被趙ちょう王おう司馬しば倫りん殺害さつがい。

藝術げいじゅつ形象けいしょう

影かげ視し

• 1994年ねん電でん視し劇げき《三さん國こく演義えんぎ》：韩新民みん
• 1998年ねん电视剧《乱世らんせい妖后》：沈保平ひらた

遊戲ゆうぎ

• 真ま三さん國こく無雙むそう系列けいれつ/無雙むそうOROCHI系列けいれつ（光榮こうえい公司こうし開發かいはつ，高橋たかはし廣樹ひろき配はい音おん）

延伸えんしん阅读

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《晉すすむ書しょ/卷まき040》，出自しゅつじ房ぼう玄げん齡よわい《晉すすむ書しょ》

參考さんこう資料しりょう

• 《晉すすむ書しょ·賈充傳でん》
• 《資し治ち通どおり鑑かん》卷まき七なな十じゅう七なな、卷まき七なな十じゅう九きゅう至いたり八はち十じゅう
• 《三國志さんごくし·魏ぎ書しょ·諸しょ葛かずら誕傳》
• 《晉すすむ書しょ·任にん愷傳》
• 《三國志さんごくし·魏ぎ書しょ·陳ちん泰やすし傳でん》裴注干ひ寶たから《晉すすむ記き》及《魏たかし氏し春秋しゅんじゅう》
• 《世よ說せつ新語しんご》

前任ぜんにん： 裴秀

西にし晉すすむ司つかさ空そら 272年ねん－276年ねん

繼つぎ任にん： 司馬しば攸