邱永漢かん

邱永漢かん
邱永漢かん
出生しゅっしょう	(1924-03-28)1924年ねん3月がつ28日にち 日にち治ち臺灣たいわん臺たい南みなみ州しゅう臺たい南市みなみいち
逝世	2012年ねん5月がつ16日にち(2012歲さい—05—16)（88歲さい） 日本にっぽん東京とうきょう
職業しょくぎょう	作家さっか、實業じつぎょう家か、經濟けいざい評論ひょうろん家か
國籍こくせき	大日本帝国だいにっぽんていこく（1924年ねん–1945年ねん） 中華民國ちゅうかみんこく（1945年ねん–？） 日本にっぽん（？–2012年ねん）
代表だいひょう作さく	《香港ほんこん》
獎項	直木なおき獎（1955年ねん）
配偶はいぐう	潘はん苑えん蘭らん

台灣たいわん語ご言げん寫うつし法ほう及拼音おん
漢字かんじ	邱炳南みなみ
台たい語ご羅ら馬うま字じ	Khu Péng-lâm

日にち語ご寫うつし法ほう
日にち語ご原文げんぶん	邱 永なが漢かん
假名かめい	きゅう えいかん
平文へいぶん式しき罗马字じ	Kyū Eikan

邱永漢かん（1924年ねん3月がつ28日にち—2012年ねん5月がつ16日にち）是これ臺灣たいわん裔日本にっぽん作家さっか、實業じつぎょう家か與あずか經濟けいざい評論ひょうろん家か，本名ほんみょう邱炳南みなみ，出身しゅっしん臺たい南みなみ，歸化きか日本にっぽん後ご改名かいめい為ため永えい漢かん，之これ後ご長居ながい於日本にっぽん，被ひ譽ほまれ為ため「日本にっぽん股また神しん」、「賺錢之の神かみ」。其亦在ざい台だい創そう辦永えい漢かん日にち語ご、永えい漢かん國際こくさい書しょ局きょく及《財ざい訊》雜誌ざっし等とう。

成長せいちょう背景はいけい

邱永漢かん父親ちちおや邱清海うみ是ぜ有名ゆうめい的てき臺灣たいわん實業じつぎょう家か，母親ははおや堤つつみ八重やえ則のり是ぜ久留くる米よね出生しゅっしょう的てき日本人にっぽんじん。自じ幼よう在ざい臺だい南みなみ州しゅう臺だい南市みなみいち高砂たかさご町まち長大ちょうだい，這一帶いったい在ざい日にち治ち時期じき是これ本島ほんとう人じん聚居處しょ。戰後せんご，高砂たかさご町まち因いん有ゆう東嶽あずまだけ殿どの而改名かいめい為ため武たけ穆きよし街がい，後ご發現はつげん命名めいめい有ゆう誤あやま再さい改あらため為ため建國けんこく路ろ，今こん則のり編へん為ため民權みんけん路ろ一段いちだん。由よし於前台たい南市みなみいち市長しちょう張ちょう燦鍙及前立法りっぽう委員いいん王おう幸男ゆきお、王おう育いく德とく、林はやし宗そう正ただし及何なに康美やすみ等とう推動台灣たいわん獨立どくりつ運動うんどう人士じんし亦また居住きょじゅう於此，該路也有やゆう「台たい獨どく街がい」之の稱しょう。

小學しょうがく畢業後ご就負笈きゅう台北たいぺい，1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）畢業於臺北たいぺい高等こうとう學校がっこう，與あずか前ぜん總統そうとう李り登輝とうき、前まえ國際こくさい法ほう院いん法官ほうかん暨副院長いんちょう小田おだ滋しげる、和わ臺たい語ご語かたり言げん學がく家か王おう育いく德とく等とう人ひと都と是ぜ台北たいぺい高校こうこう同どう時期じき的てき同學どうがく。後こう就讀東京とうきょう帝國ていこく大學だいがく經濟學部けいざいがくぶ，大學だいがく期間きかん曾因在ざい定期ていき考試こうし中ちゅう發表はっぴょう對たい日本にっぽん帝國ていこく主義しゅぎ的てき批判ひはん言論げんろん而差點てん遭退學がく。

學がく成なり後ご返かえし台だい繼承けいしょう家業かぎょう，曾經營けいえい過か建築けんちく公司こうし、當とう過か臺北たいぺい市し私立しりつ延のべ平ひら中學ちゅうがく英語えいご教師きょうし（與あずか前ぜん總統そうとう李り登輝とうき、故こ司法しほう院いん大だい法官ほうかん洪ひろし遜へりくだ欣、及故中央ちゅうおう銀行ぎんこう總裁そうさい許もと遠東とおひがし等とう臺たい籍せき菁英均ひとし曾應聘任教きょう該校）、華南かなん銀行ぎんこう的てき智さとし庫こ研究けんきゅう人員じんいん等とう。

早年そうねん政治せいじ立場たちば

1947年ねん爆發ばくはつ二に二に八はち事件じけん後ご，邱永漢かん等とう聯れん名めい向むこう聯合れんごう國こく提出ていしゅつ請願せいがん，並なみ透過とうか美び聯れん社しゃ與あずか合ごう眾社廣こう為ため傳播でんぱ，認みとめ為ため「決定けってい台灣たいわん未來みらい地位ちい時じ，應訴おうそ諸もろ公民こうみん投票とうひょう」（應おう曾受1945年ねん外そと蒙こうむ古こ獨立どくりつ公民こうみん投票とうひょう之これ啟發けいはつ，亦また為ため2004年ねん公民こうみん投票とうひょう法ほう之これ先さき聲ごえ），他た也在台灣たいわん獨立どくりつ理論りろん與あずか運動うんどう的てき先行せんこう者しゃ廖文奎及廖文毅あつし之これ姪めい子こ廖史豪ごう的てき介かい紹下加入かにゅう戰後せんご台灣たいわん島とう外的がいてき第だい一いち個こ台灣たいわん獨立どくりつ運動うんどう組織そしき台灣たいわん再さい解放かいほう聯盟れんめい。

1948年ねん，因いん參與さんよ台たい獨どく運動うんどう，遭中華民國ちゅうかみんこく政府せいふ監視かんし並なみ下達かたつ逮捕たいほ令れい，邱永漢かん於12月がつ逃亡とうぼう至いたり英えい屬ぞく香港ほんこん，1954年ねん再さい移うつり居い日本にっぽん，並なみ加入かにゅう「台灣たいわん青年せいねん獨立どくりつ聯盟れんめい」。 邱永漢かん在ざい1993年ねん前まえ往香港ほんこん時じ搭乘とうじょう中華航空ちゅうかこうくう605號ごう班はん機き，該飛機き發生はっせい事故じこ衝出跑道，所ところ幸みゆき生還せいかん。

文學ぶんがく創作そうさく

邱永漢かん在ざい台北たいぺい高校こうこう時じ即そく創そう辦詩誌し《月來げつらい香が》，參與さんよ台灣たいわん文藝ぶんげい家か協會きょうかい，在ざい西川にしかわ滿みつる主持しゅうもち的てき文藝ぶんげい雜誌ざっし《華麗かれい島とう》、《文藝ぶんげい台灣たいわん》發表はっぴょう作品さくひん。其日文ぶん詩作しさく〈鳳凰ほうおう木き〉、〈癈港〉，戰後せんご由ゆかり台灣たいわん詩人しじん陳ちん千せん武たけし翻譯ほんやく成なり中ちゅう文ぶん，之これ後ご被ひ收錄しゅうろく在ざい陳ちん明あきら台だい主おも編へん的てき《陳ひね千せん武ぶ譯詩やくし選集せんしゅう》裡うら。

1954年ねん12月、邱永漢かん在ざい檀だん一雄かずお與あずか佐藤さとう春夫はるお幫助下か於現代げんだい社しゃ發表はっぴょう《濁水だくすい溪けい》，並なみ入いれ圍かこえ直木なおき獎。

1955年並としなみ以描寫びょうしゃ因いん對たい國民黨こくみんとう政府せいふ絕望ぜつぼう而亡命ぼうめい至いたり英えい屬ぞく香港ほんこん之これ台灣たいわん青年せいねん為ため主人しゅじん翁おう賴よりゆき春木はるき及友人じん（王おう育いく德とく）偷渡後ご之の窘迫生活せいかつ與あずか心しん路ろ歷程れきてい，寫うつし成なり「偷渡入にゅう境さかい者しゃ手記しゅき」，在ざい日本にっぽん『大だい眾文藝げい』雜誌ざっし上じょう連載れんさい，獲得かくとく好評こうひょう。這部作品さくひん經けい修おさむ改あらため並なみ加か上じょう另一部いちぶ中篇ちゅうへん小說しょうせつ「檢察官けんさつかん王おう雨あめ新しん」（一位日治時期通過文官考試並在日本任檢察官けんさつかん的いくわ台灣たいわん人じん王おう雨あめ新しん，戰後せんご回かい到いた台灣たいわん擔任たんにん檢察官けんさつかん，卻因揭發貪むさぼ官かん、得とく罪ざい污吏而在二に二に八はち事件じけん中ちゅう被ひ迫せり失しつ蹤的てき故事こじ，被ひ認みとめ為ため是ぜ描寫びょうしゃ其同鄉どうきょう同學どうがく王おう育いく德とく的てき兄あに長ちょう、畢業於東おひがし大だい法學部ほうがくぶ、戰後せんご回かい台だい任にん檢察官けんさつかん的てき王おう育いく霖，但ただし王おう育いく德とく認みとめ為ため邱以整せい個こ王家おうけ當とう成なり對象たいしょう寫うつし入にゅう小說しょうせつ的てき做法，再さい怎麼樣さま都と說せつ不ふ過去かこ了りょう。《王おう育いく德とく自傳じでん暨補記ほき》p200）而成為ため《香港ほんこん》一いち書しょ，榮さかえ獲え日本にっぽん文學ぶんがく界さかい重要じゅうよう獎項的てき直木なおき獎（第だい34回かい），成なり為ため首位しゅい非ひ日本にっぽん籍せき人士じんし得え到いた該獎者しゃ，讓ゆずる他た成なり為ため文藝ぶんげい界かい名人めいじん。

邱永漢かん說せつ，這是他人たにん生せい中ちゅう最大さいだい的てき光榮こうえい，可か惜那一年同時獲得另一重要獎項芥川賞あくたがわしょう的てき石原いしはら慎太郎しんたろう，把わ所有しょゆう得とく獎者的てき光芒こうぼう都と掩蓋えんがい過去かこ。

在日ざいにち發展はってん

邱永漢かん移うつり居い日本にっぽん後ご為ため維繫生活せいかつ而開始かいし鑽研股また市し及不動產ふどうさん而並致富，亦また因いん在ざい日本にっぽん周しゅう刊かん推薦すいせん的てき潛せん力りょく股また讓ゆずる許多きょた讀者どくしゃ賺到大だい錢ぜに，而贏得どく「股また神しん」稱號しょうごう。他た也曾於そお取得しゅとく日本にっぽん國籍こくせき後ご的てき1980年ねん，以無む黨籍とうせき身分みぶん參加さんか日本にっぽん參議院さんぎいん選せん舉，未み當選とうせん。

返かえし台だい投資とうし

位くらい於臺北たいぺい市し南京なんきん中山なかやま路みち口こう的てき永えい漢かん大だい樓ろう，又また稱たたえ「第だい一いち邱大樓ろう」。

在ざい長期ちょうき被ひ列れつ入いれ黑くろ名めい單たん無法むほう回かい台だい後ご，邱永漢かん於1972年ねん以僑民みん身分みぶん響ひびき應おう團結だんけつ反共はんきょう號ごう召，回かい台灣たいわん投資とうし設しつらえ廠しょう、協きょう助じょ經濟けいざい建設けんせつ；台北たいぺい市し中山北なかやまきた路ろ上うえ的てき「永えい漢かん大だい樓ろう」即そく是ぜ該路段だん最さい早期そうき興きょう建けん的てき大だい樓ろう，為當ためとう年ねん地ち標しるべ。1960年ねん，他た有ゆう感かん於小股こまた東ひがし常つね在ざい資し訊不對等たいとう下か遭坑殺ころせ，因いん而創辦《股また市し瞭然りょうぜん》雜誌ざっし，後ご改あらため為ため《財ざい訊月刊げっかん》，提供ていきょう投資とうし人じん判斷はんだん上市かみいち公司こうじ營運成なり效こう資し訊，深深ふかぶか影響えいきょう許多きょた資し深ふか投資とうし人じん，享とおる譽ほまれ財經ざいけい界かい。此外，有ゆう鑑かん於台灣わん與あずか日本にっぽん地理ちり位置いち相近すけちか、文化ぶんか交流こうりゅう頻繁ひんぱん，他た於1979年ねん成立せいりつ以推介かい日び文書ぶんしょ報ほう雜誌ざっし商品しょうひん為ため主ぬし的てき永えい漢かん國際こくさい書しょ局きょく、以及在ざい1983年ねん11月成立せいりつ永えい漢かん日にち語ご補習ほしゅう班はん。其他事業じぎょう尚なお包括ほうかつ桃園ももぞの市し蘆あし竹たけ區く的てき永えい漢かん高だか爾しか夫おっと球場きゅうじょう。

捐贈文物ぶんぶつ

台たい南市みなみいち安平あびら古こ堡前まえ的てき一座原安平稅務司公館於二に次じ大戰たいせん後こう改あらため為ため安平あびら區く公所ぐぞ，後ご再さい改あらため為ため市立しりつ「永えい漢かん民藝みんげい館かん」，陳列ちんれつ邱永漢かん所しょ收藏しゅうぞう捐贈之の台灣たいわん民俗みんぞく藝げい品ひん，該館已やめ改稱かいしょう熱ねつ蘭らん遮さえぎ城しろ博物館はくぶつかん。

主要しゅよう著作ちょさく

邱永漢かん曾發行はっこう過か上うえ百ひゃく本ほん暢とおる銷書。

• 《濁水だくすい溪けい》，現代げんだい社しゃ，1954
• 《香港ほんこん》，近代きんだい生活せいかつ社しゃ，1956
• 「台湾たいわんの恩人おんじん・八田はった技師ぎし（この人ひとの事ことを知しってほしい/讓ゆず我わが們來了解りょうかい他た）」, 『文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう』（252-260頁ぺーじ）, 1959
• 《金錢きんせん讀本とくほん》，中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ，1959
• 《邱永漢かん自選じせん集しゅう》，全ぜん10卷かん，德間書店とくましょてん，1971－72
• 《我が的てき賺錢自傳じでん》，永えい漢かん出版しゅっぱん社しゃ，1979
• 《女おんなの国籍こくせき》，日本經濟新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ，1979
• 《わが青春せいしゅんの台湾たいわん・わが青春せいしゅんの香港ほんこん》，中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ，1994
• 《我わが要よう活かつ到いた77歲さい》，允まこと晨文化か，1995
• 《1997香港ほんこんの憂鬱ゆううつ》，小學館しょうがくかん，1997
• 《最さい壞的時代じだい是ぜ最さい好このみ的てき機會きかい》，財ざい訊，1999
• 《如何いか成なり為ため有ゆう錢ぜに人じん》，財ざい訊，2005
• 《賠錢才ざい學會がっかい做股票ひょう》，財ざい訊，2006

參まいり見み

• 臺灣たいわん白色はくしょく恐怖きょうふ時期じき
• 中華民國ちゅうかみんこく刑法けいほう第だい一いち百ひゃく條じょう
• 在日ざいにち台灣たいわん人じん
• 台灣たいわん獨立どくりつ運動うんどう
• 台灣たいわん獨立どくりつ運動うんどう的てき代表だいひょう性せい人物じんぶつ