(Translated by https://www.hiragana.jp/)
森のフィールドツアー 2016| 北海道エコ・アクション

特集 北海道エコ・アクション

三井物産の森「似湾山林」森のフィールドツアー2015

生きている森を知る冒険の旅が始まる!

 全国ぜんこく74かしょやく4まん4000ヘクタールのしゃゆうりん保有ほゆうし、林業りんぎょう推進すいしんゆたかなもりづくりに三井物産みついぶっさん今回こんかいのツアーの教室きょうしつは、同社どうしゃ保有ほゆうするわん山林さんりんです。バスのなかでは、AIR-G’アナウンサー・千葉ちばひろみさんが進行しんこうやくとなり、LEAF(北欧ほくおう森林しんりん環境かんきょう教育きょういく公認こうにんインストラクターの宮本みやもと英樹ひできさんと三井物産みついぶっさんのスタッフが、日本にっぽん森林しんりん事情じじょうもり役割やくわりについておはなししました。「日本にっぽん国土こくどやく7わり森林しんりん先進せんしんこくなかでは、世界せかいだい2森林しんりんりつです。日本にっぽんもり木々きぎ戦後せんごおおえられ、50〜60ねんっておおきくそだっています。もりこんみあうと太陽たいようひかりはいらなくなり、動植物どうしょくぶつそだたないれたもりになっていきます。それをふせぐためには、みあった間伐かんばつする手入ていれが必要ひつよう適切てきせつること、そしてからまれる製品せいひん使つかうことは、もりのために大切たいせつなことなのです」。もりあいするおにんのおはなしを、参加さんかした親子おやこ熱心ねっしんにききいっていました。

手ノコに苦戦しながら力を合わせて間伐!

 現地げんちでは4チームにかれ、三井物産みついぶっさんフォレスト(株)かぶしきがいしゃのスタッフととももりなか出発しゅっぱつ移動いどうする途中とちゅうでカナヘビをつけたり、まつヤニにれて観察かんさつしたり、っぱいやまぶどうをべてかおをしかめたり、どもも大人おとなたのしみながら、きているもりしたしんでいきました。「もりはいったら、五感ごかん使つかうことが大切たいせつです。て、いて、においをいで、さわって、もりかんじてください」と宮本みやもとさんはアドバイスします。
 昼食ちゅうしょくのちは、いよいよ間伐かんばつ作業さぎょうにチャレンジ。スタッフは「成長せいちょうわるってひかりてることは、ゆたかなもり植生しょくせいまもるために不可欠ふかけつなことです」といながら、昨年さくねん伐採ばっさいした箇所かしょ様子ようすせてくれました。ると、ひかりたる地面じめん植物しょくぶつそだっています。ひかりたる場所ばしょたらない場所ばしょでは、そのちがいは歴然れきぜん一同いちどうは、間伐かんばつ大切たいせつさを実感じっかんしました。
 どもたちはれないノコに苦戦くせんしながら、交代こうたい間伐かんばつ作業さぎょう熱中ねっちゅうします。やがてメリメリとおとてながらたおれ、どもたちの歓声かんせいひびきました。その、7種類しゅるい(ミズナラ、キハダ、エンジュなど)の丸太まるたノコで輪切わぎりにするコースターづくりを体験たいけん。さらに、短時間たんじかんたおして丸太まるた加工かこうする高性能こうせいのう林業りんぎょう機械きかいハーベスタのデモンストレーションをまえ見学けんがくし、林業りんぎょう現場げんば使つかわれる機械きかいのパワフルな作業さぎょう様子ようすをみはりました。

未来の森を夢見てみんなで苗を植樹!

 プログラムの最後さいご植樹しょくじゅ体験たいけんです。地面じめんあなり、トドマツの苗木なえぎを1ほんずつえていきます。このどもたちが間伐かんばつした年輪ねんりんやく50ねん。みんながおじいちゃんやおばあちゃんになるころ、えた見上みあげるほどに成長せいちょうし、ゆたかなもり形成けいせいすることでしょう。間伐かんばつ植樹しょくじゅのサイクルのなかもりはぐくまれ、そのもりわたしたちのらしや地球ちきゅう環境かんきょうささえていることをまなんだフィールドツアー。きているもり自然しぜん体感たいかんし、「づかい」の大切たいせつさをまなんだどもたちのしんは、木々きぎのように成長せいちょうすることでしょう。

植樹しょくじゅえて、参加さんかした親子おやこだい満足まんぞく表情ひょうじょう集合しゅうごう
きたもりれ、自然しぜんゆたかさをまなぶ、貴重きちょう体験たいけんをしたいちにちでした。


小樽おたる
 中村なかむら れんさん(6年生ねんせい

もり手入ていれが必要ひつようだということをまなぶことができました。種類しゅるいをたくさんれてたのしかったです。

中村なかむら 紘子ひろこさん

間伐かんばつ大切たいせつさやきているというおはなし印象いんしょうてきでした。プライベートでももりあるいてみたいですね。

札幌さっぽろ
 國分こくぶ さきらくすなさん(4年生ねんせい

つくったコースターは全部ぜんぶで7家族かぞくみんなで使つかいます。間伐かんばつのことが勉強べんきょうになりました。

國分こくぶ 徹也てつやさん

きたもりれる、普段ふだんでは体験たいけんできない貴重きちょう機会きかいでした。純粋じゅんすいることがたのしかったですね。

札幌さっぽろ
 福村ふくむら こころさん(4年生ねんせい

ノコでるのが大変たいへんでした。つくった3のコースターはおいえ使つかいます!

福村ふくむら 美由紀みゆきさん

間伐かんばつで、おとててたおれる様子ようす圧巻あっかん年輪ねんりんそだ時間じかんながさを実感じっかんしました。

どもたちに、フォレスターを目指めざしてほしい。

最近さいきん台風たいふうなどの災害さいがい頻発ひんぱつしていますが、もりをしっかり管理かんりすることは災害さいがい防止ぼうしにもつながります。「きる」といわれ、みどり木々きぎ木材もくざい木々きぎも、全体ぜんたいとして自然しぜんまもることになる。もりたずさわる仕事しごとは、総合そうごうてき能力のうりょくようします。体力たいりょく必要ひつようだし、理科りか数学すうがく社会しゃかいなどの幅広はばひろ知識ちしき必要ひつようどもたちには、もりたずさわる仕事しごと、フォレスターを目指めざしてほしいですね。

もりれて、元気げんきになっていったどもたち。

今回こんかいのツアーに参加さんかしたどもたちは、はじめはおとなしかったけど、もりあるいたり、伐採ばっさいしたり、コースターづくりをしていくうちに、尻上しりあがりに元気げんきに。れないノコを使つかって、一生懸命いっしょうけんめい作業さぎょうむみんなの姿すがた印象いんしょうてきでした。はじめてもりれたことで、しん開放かいほうされていったのかなとおもいます。毎年まいとしこのもり植樹しょくじゅしていますが、5ねんまええたおおきくそだっている様子ようす確認かくにんできたことがうれしかったですね。もりなかあるくことは、日常にちじょう生活せいかつではできない貴重きちょうゆたかな体験たいけん参加さんかするたびに、もり大切たいせつさをまなび、しんがリフレッシュします。

  • 北海道J-VER普及協議会 協議会メンバー募集のお知らせ
  • カーボンオフセット事業
  • エココラム
  • 環境出前授業実施レポート
  • まずは参加してみよう!エコカレンダー
  • 「北海道新聞エコ基金」への寄付のご協力をお願いします。
  • エコ・アクション掲載紙面