群書治要 : 卷三十一 : 陰謀

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《陰謀いんぼう》

1 Jump to dictionary Show parallel passages	陰謀いんぼう:	武たけ王おう問とい太ふとし公おおやけ曰：賢君けんくん治國ちこく教きょう民みん，其法何なん如。太ふとし公おおやけ對たい曰：賢君けんくん治國ちこく，不ふ以私害がい公こう，賞しょう不ふ加か於無功こう，罰ばっ不ふ加か於無罪ざい，法ほう不ふ廢はい於仇讎，不ふ避於所しょ愛あい，不ふ因いん怒いか以誅，不ふ因いん喜き以賞，不ふ高臺たかだい深池ふかいけ以役下か，不ふ雕文刻こく畫が以害農のう，不ふ極きょく耳目じもく之の欲よく以亂政せい，是ぜ賢君けんくん之の治國ちこく也。不ふ好生よしお而好殺ころせ，不ふ好成よしなり而好敗はい，不ふ好こう利り而好害がい，不ふ好こう與あずか而好奪だつ，不ふ好このみ賞しょう而好罰ばつ，妾わらわ孕孕恐媵誤為政いせい，使つかい內外相がいしょう疑うたぐ，君臣くんしん不和ふわ，拓つぶせ人じん田た宅たく以為臺だい觀かん，發はつ人じん丘おか墓ぼ以為苑えん囿，僕ぼく媵衣文ぶん繡，禽獸きんじゅう犬馬けんば與あずか人ひと同どう食しょく，而萬民ばんみん糟糠そうこう不ふ厭いや，裘褐きゅうかつ不ふ完かん，其上不知ふち而重斂，奪だつ民みん財物ざいぶつ，藏ぞう之の府ふ庫こ，賢人けんじん逃隱於山林りん，小人こども任にん大だい職しょく，無む功こう而爵，無む德とく而貴，專恣せんし倡樂，男女だんじょ昏亂，不ふ恤萬民ばんみん，違たがえ陰陽いんよう之の氣き，忠ちゅう諫不聽，信用しんよう邪よこしま佞，此亡國之くにゆき君くん治國ちこく也。
2 Jump to dictionary Show parallel passages	陰謀いんぼう:	武たけ王おう問とい太ふとし公おおやけ曰：吾われ欲ほし輕けい罰ばっ而重威い，少しょう其賞而勸善ぜん多た，簡其令れい而衆皆みな化か，為之ためゆき何なに如。太ふとし公おおやけ曰：殺ころせ一いち人にん千せん人にん懼者殺ころせ之これ，殺ころせ二人而萬人懼者殺之，殺ころせ三人三軍振者殺之，賞しょう一人而千人喜者賞之，賞しょう二人而萬人喜者賞之，賞しょう三さん人にん三軍さんぐん喜き者しゃ賞しょう之の，令れい一人ひとり千せん人にん得とく者しゃ令れい之の，禁きん二人而萬人止者禁之，教きょう三人而三軍正者教之，殺ころせ一いち以懲萬まん，賞しょう一いち而勸衆しゅ，此明君くん之の威い福ぶく也。
3 Jump to dictionary	陰謀いんぼう:	武たけ王おう問とい太ふとし公おおやけ曰：吾われ欲よく以一言與身相終，再さい言げん與あずか天地てんち相しょう永ひさし，三さん言こと為ため諸侯しょこう雄ゆう，四言為海內宗，五ご言傳ことづて之の天下てんか無窮むきゅう，可か得とく聞乎。太ふとし公おおやけ曰：一言與身相終者，內寬而外仁じん也。再さい言げん與あずか天地てんち相しょう永なが者しゃ，是ぜ言行げんこう相しょう副ふく，若わか天地てんち無私むし也。三さん言こと為ため諸侯しょこう雄ゆう者しゃ，是ぜ敬けい賢けん用よう諫，謙けん下か於士也。四言為海內宗者，敬けい接せっ不肖ふしょう，無む貧富ひんぷ，無む貴き賤，無む善惡ぜんあく，無む憎にく愛あい也。五言傳之天下無窮者，通つう於否泰たい，順じゅん時じ容よう養やしなえ也。
4 Jump to dictionary Show parallel passages	陰謀いんぼう:	武たけ王おう問もん尚なお父ちち曰：五帝之戒可聞乎。尚なお父ちち曰：黄き帝みかど之の時とき戒曰：吾われ之の居い民みん上じょう也。摇摇恐こわ夕ゆう不ふ至いたり朝あさ，堯之居きょ民みん上じょう，振ふ振ぶ如臨深川ふかがわ，舜しゅん之の居い民みん上じょう，兢兢きょうきょう如履薄うす冰，禹之居きょ民みん上じょう，慄慄恐おそれ不滿ふまん日び，湯ゆ之の居い民みん上じょう，戰せん戰せん恐おそれ不ふ見み旦だん。王おう曰：寡人今新いまじん并殷居きょ民みん上じょう，翼翼よくよく懼不敢怠。

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