ガイウス・ユリウス・カエサル
この
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ガイウス・ユリウス・カエサル(
ガイウス・ユリウス・カエサル C. Iulius C. f. C. n. Caesar[1] | |
---|---|
カエサル(Caesar) | |
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ローマ | |
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ローマ、ポンペイウス | |
パトリキ | |
カエサル | |
ユリウス | |
ユピテル レガトゥス( トリブヌス・ミリトゥム( 按察 アウグル( | |
ヒスパニア( ガリア( | |
ガリア | |
コルネリア ポンペイア カルプルニア | |
オクタウィウス カエサリオン |
出自
ユリウス
なお、「カエサル」という
生涯
生誕
ガイウス・ユリウス・カエサルの
なお、
青年 期
スッラ時代
その
この
スッラ死後
このドラベッラの
この
クルスス・ホノルム
クァエストル
この
アエディリス・クルリス
紀元前 63年
ポンティフェクス・マクシムス
カティリナ事件
この
少数 の人間 があなたの財産 を狙 っているとする。そのときまず何 を考 えるだろうか。
あなたを守 る権力 、委員 会 、そして手段 から、ポンペイウスを排除 する、
そのことを考 えない人間 がいるだろうか。
あなたがたが軽率 に、何 も考 えずにこの法案 を通 した後 になって、
欠陥 に気 が付 きポンペイウスを頼 ったところで、後 の祭 りになることを望 んでいるのだ。—キケロ、『農地 法 について(De Lege Agraria)』2.25
カティリナはこの
あなた
方 は冷静 さを失 っておられるのではないか。
誰 しも自分 が害 を受 けた場合 にはそれを大仰 にとらえるものだ。
しかし、大 いなるインペリウムを預 かる我 らには、
下々 のような自 儘は許 されるものではない。
スッラの行 なったプロスクリプティオを思 い起 こして欲 しい。
これが悪 しき前例 となって、将来 我 らに牙 を剥 かないと誰 が言 えるのか。
私 は語 りかけよう。国家 よりも自身 の資産 や財産 を大事 に思 われている方々 に。
目 を覚 ましたまえ。狙 われているのは我 らの自由 と生命 なのだ。
これまであなた方 が怠惰 であっても国家 が揺 るがなかったのは、その偉大 さゆえに他 ならない。
だが今 、それが脅 かされているというのに、寛容 であれという人間 がいる。
最高 神祇官 たるカエサル殿 は、悪人 が死後 どのような扱 いを受 けるか信 じておられぬ様子 [注釈 6]。
我 らの弱腰 な対応 を見 れば、奴 らは喜 び勇 んでここになだれ込 んでくるだろう。
あなた方 が自身 のことだけを考 え、欲望 とカネに仕 えるなら、
空虚 な国家 に痛撃 を加 えられたとて、何 の不思議 があろうか。サッルスティウス『カティリーナの
陰謀 』小 カトの演説 より要約 [67]
サッルスティウスは『カティリーナの
ノウス・ホモであったキケロは12月3
三 頭 政治
ガリア戦争
その
カエサルはこの
ローマ内戦
ポンペイウスとの対決
ルビコン
ローマ
エジプトにて
ポンペイウスの
北 アフリカ、ヒスパニア戦役
エジプト
ポンペイウス
終身 独裁 官 就任
暗殺
それ
ポンペイウス
カエサルは
業績
年表
紀元前 100年 頃 - ローマで生 まれる。紀元前 82年 - スッラがローマへ侵攻 。カエサル、キリキアへ逃 れる。紀元前 78年 - スッラ死去 。カエサル、ローマへ帰還 。紀元前 69年 - クァエストルに選出 され、ヒスパニアへ赴任 する。紀元前 65年 - アエディリスに選出 。紀元前 63年 -最高 神祇官 選挙 で対立 候補 を破 って当選 。カティリナ事件 。紀元前 62年 - プラエトルに選出 。紀元前 61年 - プロプラエトル格 でヒスパニア総督 に選出 。紀元前 59年 - コンスルに選出 (同僚 はマルクス・カルプルニウス・ビブルス)。三 頭 政治 の開始 。紀元前 58年 - プロコンスル格 でガリア地区 の総督 に選出 。ガリア戦争 が勃発 (紀元前 51年 まで)。紀元前 56年 - ルッカ会談 。紀元前 53年 - クラッスス戦死 、三 頭 政治 が事実 上 崩壊 。紀元前 52年 - アレシアの戦 い。紀元前 49年 - ルビコン渡河 。ローマ内戦 の開始 。紀元前 48年 - ファルサルスの戦 い。ポンペイウス、エジプトで殺害 。紀元前 46年 - タプススの戦 い。初 の凱旋 式 、10年 期限 のディクタトル(独裁 官 )に選出 。紀元前 45年 - ムンダの戦 い。ローマ内戦 が事実 上 終結 。終身 独裁 官 に選出 。紀元前 44年 - ローマ元老 院 議場 内 で暗殺 。
ローマの将軍 として
独裁 官 として
多数 の軍事 的 成功 によるローマ国境 内 の安定 化 (後 のパクス・ロマーナに繋 がる)。民生 の充実 、および共和 政 から帝政 への移行 のため、政治 ・経済 ・社会 等 、諸 制度 の全面 的 な改革 を行 う。- ガリア・キサルピナ
属 州 (現在 の北 イタリア地方 )の都市 計画 並 びに属 州民 へのローマ市 民権 付与 。シチリアとガリア・トランサルピナ属 州 (現在 の南 フランス地方 )住民 へのラテン市 民権 の授与 。 元老 院 議員 をスッラ体制 下 の600人 から900人 に増員 。中西部 ガリアの部族 長 、属 州 のローマ市民 、カエサルのケントゥリオ(百 人 隊長 )などが新 たに議席 を得 る。これによって元老 院 の権威 は著 しく低下 し、カエサルの権威 に対抗 する存在 はなくなった。新 たな属 州 出身 者 の元老 院 入 りは人材 の多様 性 をもたらし属 州 のローマ化 に大 きな影響 を与 えた一方 で、元来 の議員 の敵意 を招 いた。後継 者 アウグストゥスの時代 には、内乱 の混乱 で1000人 以上 となっていたのを600人 に戻 し、属 州 出身 議員 の登用 は後 のクラウディウスの時代 まで凍結 された。権力 を独占 し従来 の政治 の基本 構造 であった民 会 、護 民 官 を有名 無実 化 した。金銀 の換算 率 の固定 化 、国立 造幣 所 の開設 、利息 率 の上限 を設定 。法務 官 (プラエトル)、財務 官 (クァエストル)、按察官 (アエディリス)の増員 。同僚 執政 官 (コンスル)の補佐 役 化 。地方 議会 の被選挙権 の改正 、解放 奴隷 への公職 門戸 開放 。属 州 の再 編成 (スッラ:10州 →カエサル:18州 )。属 州 議会 の認知 、税制 の公正 化 (公営 の徴税 機関 設置 )。- ユピテル、ユーノー、ミネルウァをローマの
主神 とし、この神 々を祭 る日 を休日 とした。 - センプロニウス
法 再興 による元老 院 最終 勧告 の廃止 。陪審 員 資格 をパトリキ(貴族 )・エクィテス(ローマ騎士 )・プレブス(平民 )といった「階級 別 」から、「40万 セステルティウス以上 の資産 を持 つローマ市民 」へと改正 。 小麦 の無料 給付 者 を15万 人 に半減 。審査 按察官 の設置 。失業 者 と退役 兵 の植民 先 を属 州 に分散 。カルタゴとコリントスを再興 。教師 と医師 へのローマ市民 権 の授与 。- カエサルのフォルム
建設 、フォルム・ロマヌム、市街地 の拡大 などの再 開発 を進 めるためにセルウィウス城壁 を撤去 した。そしてそれは「ローマの平和 は国境 防衛 線 で守 られるものである以上 、首都 では防壁 など不要 である」という宣言 でもあった。 干拓 ・街道 の整備 延長 やほかの公共 事業 。- ローマ
暦 (太陰暦 )を改正 、ユリウス暦 (太陽暦 )を制定 [85]。これはのちにグレゴリオ暦 が制定 されるまで、1600年 以上 にわたってヨーロッパ各地 で使 われ続 けることとなった。
文筆 家 として
人物 像
カエサルが
また、カエサル
カエサルは、
サッルスティウスは『カティリーナの
カエサルの妻 と愛人 たち
また、カエサルには
なお、カエサルが
妻 - コルネリア - ルキウス・コルネリウス・キンナの
娘 。最初 の妻 - ユリア -
長女 (嫡子 )。グナエウス・ポンペイウスと結婚 、紀元前 54年 死去
- ユリア -
- ポンペイア - 2
番目 の妻 、紀元前 62年 離婚 - カルプルニア - ルキウス・カルプルニウス・ピソ・カエソニヌスの
娘 。最後 の妻
- コルネリア - ルキウス・コルネリウス・キンナの
愛人 - コッスティア -
騎士 階級 の娘 。婚約 するも、コルネリアと結婚 するために婚約 破棄 - セルウィリア - マルクス・ポルキウス・カト・ウティケンシスの
姉 、マルクス・ユニウス・ブルトゥスの母 - ポストゥミア - セルウィウス・スルピキウスの
妻 。 - ロリア - アウルス・ガビニウスの
妻 。 - テルトゥラ - マルクス・リキニウス・クラッススの
妻 。 - ムキア - ポンペイウスの
妻 。 - クレオパトラ7
世 - プトレマイオス朝 エジプトのファラオ。 - エウノエ - マウレタニア
王 ボグドの妻 。
- コッスティア -
評価
人々 はカエサルの幸運 についてしきりに語 る。しかしこの非凡 な人物 は多 くのすぐれた素質 もあり、欠陥 はないわけでなく、多 くの悪徳 を積 みもしたが、どんな軍隊 を指揮 したところで勝利 者 となったろうし、どんな国家 に生 まれたところで、それを統治 したことであろう。
- カエサルは、
文筆 家 としての才能 も高 く評価 されており、キケロと並 び、ラテン文学 の散文 における双璧 をなしている。特 に『ガリア戦記 』の雄渾 で簡潔 な文体 は高 く評価 されている。また、上述 した引用 句 も特徴 的 である。 終身 独裁 官 に就任 して以降 、カエサルは度々 王位 への野心 を露 にしたとプルタルコスは伝 えている。一 例 として、パルティアへの遠征 計画 を挙 げており、ローマで予言 書 とされた『シビュラ予言 書 』には「王 を戴 かない限 り、ローマ人 はパルティアは征服 できない」と記載 されていたという[95]。この時期 、カエサルはローマ市民 から憎悪 されていたこともあって、共和 主義 者 による暗殺 計画 を呼 び込 む一因 となったとしている[96]。- 19
世紀 ドイツの歴史 家 であり、ローマ史 によってノーベル文学 賞 を受賞 したテオドール・モムゼンは、「ローマが生 んだ唯一 の創造 的 天才 」と評 した。[97] - ヘルマン・シュトラスブルガーは、
後世 の歴史 家 によって過大 評価 された記述 を元 にしてカエサルを賞賛 することに対 して警鐘 を鳴 らし、同 時代 人 からは批判 されることすらある、一 政治 家 にすぎないとした。マティアス・ゲルツァーはこれに一定 の評価 をしつつ、カエサルのヴィジョンが当時 としては優 れていたことを指摘 している[98]。 - カエサルが
台頭 する道 のりは、あくまでも共和 政 の伝統 的 なクルスス・ホノルムに沿 ったもので、当時 の政治 家 として飛 び抜 けていたわけではない。独裁 官 としては、これまでの都市 国家 としてのローマを、地中海 世界 を支配 できる体制 へと変 えたというが、これはカエサルら一部 の人間 によってのみ成 し遂 げられたわけではなく、当時 社会 的 な変動 が長 く続 いていた影響 を無視 できないという指摘 がある[99]。また、カエサルよりもスッラによる改革 の影響 を高 く評価 する学者 もいる[100]。
カエサルを描 いた作品
伝記 ・史書
原典
- 「
第 1巻 カエサル」- スエトニウス『ローマ皇帝 伝 (上 )』国原 吉之助 訳 、岩波 文庫 、1986年 - 「カエサル」-『プルタルコス
英雄 伝 (下 )』長谷川 博隆 訳 、新版 ・ちくま学芸 文庫 、1996年 - 「アレクサンドロスとカエサル」- プルタルコス『
英雄 伝 5』城 江良 和訳 、京都大学 学術 出版 会 〈西洋 古典 叢書 〉、2019年 。新訳 版
伝記 研究
長谷川 博隆 『カエサル』講談社 学術 文庫 、1994年 - テオドール・モムゼン 『カエサルの
時代 -ローマの歴史 Ⅳ』長谷川 博隆 訳 、名古屋大学出版会 、2007年 - マティアス・ゲルツァー 『カエサル-ローマ
政治 家伝 Ⅰ』長谷川 博隆 訳 、名古屋大学出版会 、2013年 - エイドリアン・ゴールズワーシー 『カエサル』
宮坂 渉 訳 、白水 社 (上下 )、2012年 高橋 宏幸 『カエサル『ガリア戦記 』歴史 を刻 む剣 とペン』岩波書店 、2009年 (書物 誕生 -あたらしい古典 入門 )小池 和子 『カエサル内戦 の時代 を駆 けぬけた政治 家 』岩波 新書 、2020年
概説
毛利 晶 『カエサル貴族 仲間 に嫌 われた「英雄 」』 「世界 史 リブレット人 7」山川 出版 社 、2014年 - ミシェル・ランボー『シーザー』
寺沢 精 哲 訳 、白水 社 〈文庫 クセジュ〉、1981年 - 『
世界 の戦史 3 シーザーとロ ーマ帝国 』人物 往来 社 、1966年 。執筆 は長谷川 博隆 ・吉村 忠典 ほか - 『
世界 を創 った人 びと2 カエサル古代 ローマの悲劇 の英雄 』長谷川 博隆 編 訳 、平凡社 、1979年 - 『ユリウス・カエサル』 ピエール・グリマールほか
執筆 、長谷川 博隆 ほか訳 、小学館 〈世界 伝記 双書 〉、1984年
図版 解説
- 『
図説 永遠 の都 カエサルのローマ』佐藤 幸三 解説 、河出書房新社 〈ふくろうの本 〉、2004年 - フランソワーズ・ベック/エレーヌ・シュー『ケルト
文明 とロ ーマ帝国 「ガリア戦記 」の舞台 』 - エディット・フラマリオン『クレオパトラ
古代 エジプト最後 の女王 』高野 優 訳 、創 元 社 〈「知 の再 発見 」双書 〉、1994年
文学 作品
- ルーカーヌス『
内乱 パルサリア』大西 英文 訳 、岩波 文庫 (上下 )、2012年 - ウィリアム・シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』
岩波 、新潮 、光文社 古典 、ちくまの各 文庫 ほか - バーナード・ショー『シーザーとクレオパトラ』
山本 修二 訳 、岩波 文庫 - マックス・ガロ『カエサル』
小林 修 訳 、扶桑社 文庫 (上下 )、2006年 塩野 七生 『ローマ人 の物語 Ⅳ ユリウス・カエサル ルビコン以前 』- 『ローマ
人 の物語 Ⅴ ユリウス・カエサル ルビコン以後 』
- 『ローマ
佐藤 賢一 『カエサルを撃 て』中央公論 新 社 (1999年 )、同 ・新書 版 (2002年 )、中公 文庫 (2004年 )- ベルトルト・ブレヒト『ユリウス・カエサル
氏 の商売 』岩淵 達治 訳 、河出書房新社 (1973年 ) - ソーントン・ワイルダー『
三 月 十 五 日 カエサルの最期 』志 内 一興 訳 、みすず書房 (2018年 )
映画
- シーザーとクレオパトラ(1945
年 、原作 :バーナード・ショー、監督 :ガブリエル・パスカル) - ジュリアス・シーザー (1953
年 の映画 )(1953年 、原作 :ウィリアム・シェイクスピア、監督 :ジョセフ・L・マンキーウィッツ) - ジュリアス・シーザー (1970
年 の映画 )(1970年 、原作 :ウィリアム・シェイクスピア、監督 :スチュアート・バージ)
テレビドラマ
- ジュリアス・シーザー (1978
年 のテレビドラマ)- ピーター・アレグザンダー
編集 『シェークスピア全集 』を底本 として使用 [101]。ブルータス:リチャード・パスコ、ジュリアス・シーザー:チャールズ・グレイ、アントニー:キース・ミッチェル、カルパーニア:エリザベス・スプリグス[102]。1981年 4月 26日 NHK教育 でNHKシェークスピア劇場 『ジュリアス・シーザー』として放送 (日本語 字幕 )[103]。
- ピーター・アレグザンダー
- ジュリアス・シーザー (2003
年 のテレビドラマ)- カエサルの
生涯 を描 く。ジュリアス・シーザー:ジェレミー・シスト、スッラ:リチャード・ハリス、カトー:クリストファー・ウォーケン。
- カエサルの
漫画
- さかもと
未明 『マンガロ ーマ帝国 の歴史 1 ユリウス・カエサル、世界 の運命 を握 った男 』講談社 、2007年 - 『コミック
版 その時 歴史 が動 いた世界 英雄 編 』集英社 、2005年 - 『
賽 は投 げられた—英雄 カエサル ローマを変 えた運命 の決断 』西田 真 基 作画
- 『
- 『ガリア
戦記 まんがで読破 』 バラエティ・アートワークス企画 ・作 、イースト・プレス、2011年 大江 慎一郎 [104]『英雄 !シーザーさん』(『別冊 少年 チャンピオン』2016年 11月 号 - 2019年 7月 号 、大江 しんいちろう名義 )
ゲーム
- アベ・カエサル - 1989
年 にドイツで生 まれたボードゲーム。古代 ローマの戦車 競走 をモチーフにしており、迎賓 席 に座 っているカエサルに敬礼 しなければならない。 - ワールドチェイン(
声 :杉田 智和 [105]) - 2016年 にセガゲームスより配信 されたスマートフォン用 RPG。ローマ・エジプト編 のローマ側 の中心 人物 であり、前半 から中盤 までは彼 の生涯 を追 っていく。 - アサシン クリード オリジンズ(
声 :大塚 芳忠 ) - ユービーアイソフトより2017年 10月に発売 されたステルスゲーム。主人公 の支援 者 クレオパトラ7世 の同盟 相手 として登場 。 - タイムプリンセス - 2021
年 にIGGより配信 されたスマートフォン用 ゲーム。ゲーム内 のストーリーブック、クレオパトラにて登場 。
脚注
注釈
- ^
生年 は太陰暦 であるローマ暦 、没年 はユリウス暦 。 - ^ カエサル
自身 は自 らの横顔 を刻 ませたコインの裏 に象 を描 かせていることから「象 」説 を採 っていたとも考 えられる。 - ^ イシドールスの『
語源 』ではカエサル自身 の頭髪 が生 まれつき豊 かだった可能 性 に言及 しているが、成人 後 のカエサルはむしろ薄毛 を揶揄 されることが多 かった。 - ^
岩波 文庫 版 では門閥 派 。こちらはラテン語 ではoptimatium、英語 ではaristocracy - ^
翌年 のプラエトルを決 める選挙 の当選 者 - ^
死後 ではなく、後々 大変 なことになることが分 かっていない、とする読 み方 もある[66] - ^
当時 のローマ法 では、ルビコン川 以南 への軍 の侵入 は禁 じられていた
出典
- ^ Broughton Vol.2, p. 187.
- ^
発行 人 ・児山 敬一 『人物 学習 辞典 2巻 オハ~サト』昭和 61年 、19頁 。 - ^ Fasti Capitolini (Rome): ..../ [C(aius) Iulius C(ai) f(ilius) C(ai) n(epos) Caesar in perpetuum dict(ator)] / [rei gerundae causa](ガイウス・ユリウス・ガイウスの
子 ・ガイウスの孫 ・カエサル、永久 独裁 官 。公務 のため) - ^ リウィウス『ペリオカエ』116:
元老 院 によって「祖国 の父 」の呼称 と共 に独裁 官 権限 と不可侵 権 が付与 された後 、、、 - ^
鷲田 (2020), pp. 82–83. - ^ リウィウス『ローマ
建国 史 』1.16.5-7 - ^ リウィウス『ローマ
建国 史 』1.30.2 - ^ Taylor, p. 10.
- ^ a b c スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 6 - ^ Broughton Vol.1, p. 19.
- ^
第 7巻 9章 47節 。https://penelope.uchicago.edu/Thayer/L/Roman/Texts/Pliny_the_Elder/7*.html - ^ “Cesarean Section - A Brief History”. 2021
年 10月 23日 閲覧 。 - ^ Historia Augusta. Helius 2:3
- ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 88ほか - ^ プルタルコス『
英雄 伝 』スッラ、6 - ^ Taylor, p. 11.
- ^
砂田 (2018), pp. 16–18. - ^ プルタルコス『
英雄 伝 』スッラ、7-9 - ^ プルタルコス『
英雄 伝 』スッラ、10 - ^
砂田 (2018), pp. 23–27. - ^ リウィウス『ペリオカエ』80.6
- ^ Broughton Vol.2, p. 53.
- ^
砂田 (2018), pp. 27–31. - ^ a b スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 1 - ^ プルタルコス『
英雄 伝 』カエサル、1.1 - ^ Taylor, pp. 11–12.
- ^ プルタルコス『
英雄 伝 』スッラ、24-33 - ^
砂田 (2018), p. 34. - ^ Broughton Vol.2, p. 78.
- ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 2 - ^ Taylor, pp. 12–13.
- ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 49 - ^ a b スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 77 - ^ Broughton Vol.2, p. 85.
- ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 3 - ^ プルタルコス『
英雄 伝 』カエサル、4.1 - ^
柴田 J, 6. - ^ プルタルコス『
英雄 伝 』カエサル、3.1 - ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 4 - ^ プルタルコス『
英雄 伝 』カエサル、3.2-4 - ^ プルタルコス『
英雄 伝 』カエサル 2 - ^ Broughton Vol.2, p. 113.
- ^ Broughton Vol.2, p. 125.
- ^ a b Broughton Vol.2, p. 126.
- ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 5 - ^ プルタルコス『
英雄 伝 』カエサル 5 - ^ Broughton Vol.2, pp. 126–127.
- ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 7 - ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 8 - ^ Broughton Vol.2, p. 157.
- ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 9 - ^ Broughton Vol.2, p. 158.
- ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 10 - ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 11 - ^ a b Broughton Vol.2, p. 171.
- ^ カッシウス・ディオ『ローマ
史 』37.27 - ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 11ほか - ^ a b スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 13 - ^ プルタルコス「
英雄 伝 」カエサル 7 - ^ ハビヒト, p. 48.
- ^ ハビヒト, pp. 46–47.
- ^ ハビヒト, pp. 48–50.
- ^ ハビヒト, pp. 50–51.
- ^ ハビヒト, pp. 51–53.
- ^ a b サッルスティウス, 51.
- ^
合 坂 ・鷲田 , p. 113. - ^ サッルスティウス, 52.
- ^
鷲田 (2006), p. 81. - ^ プルタルコス『
英雄 伝 』小 カト、24 - ^ ハビヒト, p. 53.
- ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 14 - ^ a b プルタルコス「
英雄 伝 」カエサル 12 - ^ プルタルコス「
英雄 伝 」カエサル 11 - ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 32 - ^ カエサル「
内乱 記 」3.1 - ^ プルタルコス「
英雄 伝 」カエサル61 - ^
明石 和康 『ヨーロッパがわかる起源 から統合 への道 のり』岩波書店 、2013年 、9頁 。ISBN 978-4-00-500761-5。 - ^ プルタルコス「
英雄 伝 」カエサル63 - ^ プルタルコス「
英雄 伝 」カエサル66 - ^ シェイクスピア「ジュリアス・シーザー」
第 3幕 第 1場 - ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 82 - ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 50 - ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 83 - ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 87 - ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 40 - ^ プルタルコス「
英雄 伝 」クラッスス 7 - ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 54 - ^ プルタルコス「
英雄 伝 」カエサル 35 - ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 45 - ^
鷲田 (2006), pp. 81–82. - ^ プルタルコス「
英雄 伝 」カエサル10 - ^ スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 』カエサル 51 - ^ Gray-Fow, p. 43.
- ^
井上 幸治 訳 『ローマ盛衰 原因 論 』中央公論 新 社 〈中公 クラシックス〉、2008年 、85頁 。 - ^ スエトニウス『
皇帝 伝 』カエサル 79 - ^ プルタルコス「
英雄 伝 」カエサル60 - ^ 『ノーベル
賞 文学 全集 21』 モムゼン、長谷川 博隆 訳 「ローマ史 抄 」113 - ^
比佐 , pp. 163–164. - ^
比佐 , pp. 168–169. - ^
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日本 放送 協会 1981, p. 27. - ^
日本 放送 協会 1981, p. 24. - ^
日本 放送 協会 編 「巻末 」『十 二 夜 』日本 放送 出版 協会 、1981年 11月。 - ^ 「
大江 慎一郎 」『Wikipedia』2019年 9月 12日 。 - ^ worldchain_PRのツイート(821281009320820736)
参考 文献
- プルタルコス『
英雄 伝 〈下 〉』長谷川 博隆 訳 、ちくま学芸 文庫 (新版 )。村川 堅太郎 編 ・解説 - スエトニウス『ローマ
皇帝 伝 〈上 〉』國原 吉之助 訳 、岩波 文庫 - カエサル『
内乱 記 』國原 吉之助 訳 、講談社 学術 文庫 - カエサル『ガリア
戦記 』國原 吉之助 訳 、講談社 学術 文庫 - ガイウス・サッルスティウス・クリスプス『カティリーナの
陰謀 』。合 坂 學 ・鷲田 睦 朗 訳 『カティリーナの陰謀 』大阪大学 出版 会 、2008年 。ISBN 978-4-87259-274-0。栗田 伸子 訳 『カティリーナの陰謀 』岩波書店 、2019年 。ISBN 9784003349915。
- クリスチャン・ハビヒト『
政治 家 キケロ』長谷川 博隆 訳 、岩波書店 、1997年 。ISBN 9784000029995。 鷲田 睦 朗 『偽 り隠 す者 、サッルスティウス――『カティリーナの陰謀 』の執筆 理由 ――』大阪大学 西洋 史 学会 、2006年 。比佐 篤 『「共和 政 」の政治 家 としてのカエサル』立命館大学 国際 言語 文化 研究所 、2009年 。柴田 光蔵 『ローマ刑事 法 概説 』京都大学 、2013年 。砂田 徹 『共和 政 ローマの内乱 とイタリア統合 退役 兵 植民 への地方 都市 の対応 』北海道大学 出版 会 、2018年 。ISBN 978-4-8329-6843-1。鷲田 睦 朗 『「民衆 派 」と「閥族 派 」は滅 ぼさねばならない:ローマ共和 政 後期 における政治 状況 の理解 に向 けて』大阪大学 西洋 史 学会 、2020年 。- T. R. S. Broughton (1951, 1986). The Magistrates of the Roman Republic Vol.1. American Philological Association
- T. R. S. Broughton (1952). The Magistrates of the Roman Republic Vol.2. American Philological Association
- Lily Ross Taylor (1957). “The Rise of Julius Caesar”. Greece & Rome (Cambridge University Press) 4 (1): 10-18. JSTOR 641006.
- Michael Gray-Fow (2014). “What to do with caesarion”. Greece & Rome Second Series (Cambridge University Press) 61 (1): 38-67. JSTOR 43297487.
関連 項目
共和 政 ローマ執政 官 一覧 古代 ローマの独裁 官 一覧 共和 政 ローマ鳥 卜 官 一覧 - カエサル
家 - カエサル (
称号 ) - ラテン
文学 - シーザー
暗号 - カエサルが使 った暗号 - カエサル
彗星 (C/-43 K1) - カエサル暗殺 の2ヵ月 後 に出現 したためこの名 がついた。 - ジュリオ・チェザーレ (
戦艦 ) - カエサルの名前 をイタリア語 読 みした名称 を持 つ戦艦 - ナポレオン - 『ジュリアス・シイザア
戦争 論 』(外山 卯三郎 訳 、葛城 書店 、1942年 )がある - シーザー (
競走 馬 ) - 1960年代 前半 に活躍 した、日本 の競走 馬 。
外部 リンク
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