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シャトル便 - Wikipedia

シャトル便びん(シャトルびん)とは、予約よやくしでることができ、大都市だいとしあいだこう頻度ひんどかつてい運賃うんちんむす航空こうくう便びんのことである。

ユナイテッド・シャトルのボーイング737かた

概要がいよう

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航空こうくう便びんによる移動いどうふるくからさかんなアメリカにおいて、1950年代ねんだいころ相次あいついで運航うんこう開始かいしされたニューヨークラガーディア空港くうこう) - ワシントンD.C.ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港くうこう)やニューヨーク - ボストンロサンゼルス - サンフランシスコなどの大都市だいとしあいだ路線ろせんにおいて、イースタン航空こうくう予約よやくしの定時ていじ便びんこう頻度ひんどむすぶサービスをおこなったのが最初さいしょれいとされる。

通勤つうきんきゃくふくむビジネスきゃくおも顧客こきゃくとすることから、あさ夕方ゆうがたなどの繁忙はんぼうは10ふんから15ふん程度ていど深夜しんやでも1あいだ程度ていどこう頻度ひんどでほぼ24あいだ運航うんこうされており、シャトルバス空路くうろばんといえる。エアタクシーとはことなり予約よやく不要ふよう割安わりやすながら座席ざせき旅客機りょかくき相当そうとうという利点りてんもある。

機内きない需要じゅようわせビジネスクラス統一とういつしビジネスバッグに対応たいおうした手荷物てにもつスペースを確保かくほした設計せっけいおおい。ほとんどの場合ばあい飛行ひこう時間じかんが1あいだ程度ていどであるうえ自動車じどうしゃバス鉄道てつどうなどとの競合きょうごうじょうてい運賃うんちん実現じつげんするためにエンターテイメント設備せつびく、機内きないサービスはよくてもの程度ていどしかない。

通勤つうきん目的もくてき乗客じょうきゃくがメインであるため同一どういつ路線ろせんなら運賃うんちん選択せんたくされる傾向けいこうにあり、トランプ・シャトルでは差別さべつのため豪華ごうか内装ないそう機体きたい専用せんようゲートでのサービスをおこなっていたが、パンアメリカン航空こうくう競合きょうごう便びんメトロライナーアムトラック高速こうそく列車れっしゃ)などにくらたか運賃うんちん不評ふひょうであったため、客足きゃくあしびず赤字あかじつづいた。

おも運航うんこうルート

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シャトル便びん「ポンチ・アエーレア」として運行うんこうされていたヴァリグ・ブラジル航空こうくうロッキード L-1881990年代ねんだい

日本にっぽんの「シャトル便びん

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日本にっぽんにおいてもJR東海道とうかいどう山陽新幹線さんようしんかんせんとの競合きょうごうはげしい東京とうきょう羽田はた成田なりた) - 大阪おおさか伊丹いたみ関西かんさい)・神戸こうべせんにおいて、1990年代ねんだい日本航空にほんこうくう (JAL) ・全日空ぜんにっくう (ANA) ・日本にほんエアシステム (JAS) の大手おおて3しゃ協力きょうりょくして専用せんようカウンターを設置せっちし、空席くうせき照会しょうかい航空こうくうけん購入こうにゅう利便りべん向上こうじょうする「シャトル便びん」サービスを開始かいしし、2000ねん9がつ20日はつかからは3しゃ連帯れんたい運送うんそうによる共通きょうつう運賃うんちん制度せいど他社たしゃ便びんへの変更へんこう可能かのう)も導入どうにゅうされた[1]

JALによるJASの吸収きゅうしゅう合併がっぺいともないANAとの2しゃあいだでの競争きょうそうはげしくなったことから、現在げんざい協調きょうちょうしたサービスをひろげることには消極しょうきょくてきになっている。

共通きょうつうウェブサイトについては2008ねん3がつまつをもって閉鎖へいさされ、2しゃ共有きょうゆうやくサイトである「国内線こくないせんドットコム」(2016ねん3がつ27にちをもって閉鎖へいさ)に一本いっぽんされた[2][3]。また、2017ねん10がつ28にちをもって運賃うんちん体系たいけいとしてのシャトル便びん両社りょうしゃ共通きょうつう利用りようできる往復おうふく割引わりびき運賃うんちん)の設定せってい終了しゅうりょうした[4]。なお、羽田はた - 伊丹いたみあいだについては一部いちぶ時間じかんたいのぞ両社りょうしゃ便びん交互こうごに30ふん間隔かんかく羽田はた伊丹いたみどもにJALが毎時まいじ30ふん、ANAが毎時まいじ0ぶん出発しゅっぱつ)となるダイヤを継続けいぞくしている。

脚注きゃくちゅう

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関連かんれん項目こうもく

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