(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ジーンズ - Wikipedia

ジーンズ

デニム生地きじ綿めん生地きじでできたカジュアルなズボン

ジーンズ英語えいご: jeans)とは、デニム生地きじわた生地きじでできたカジュアルなズボン[1]やスカート。とくブルーのもの。

ジーンズ
ジーンズを男性だんせい着用ちゃくようした様子ようす

概説がいせつ

編集へんしゅう

ジーンズとは基本きほんてきにはデニム生地きじ綿めん生地きじでできたカジュアルなズボンを[1]

 
ジーンズの生地きじ拡大かくだい写真しゃしん
 
ジェノヴァさんの「ジーンズ」 (1850〜1900ねんごろ)

年齢ねんれい性別せいべつわず幅広はばひろ消費しょうひしゃ受容じゅようされたファッション衣料いりょうであり、服飾ふくしょくのみならず社会しゃかいがく対象たいしょうとなることもある[2]デザイナーブランドの高級こうきゅうひん一般いっぱんけの廉価れんか商品しょうひんつくりはほぼおなじだが、生地きじ縫製ほうせい部材ぶざいなど、おしゃれかどうかを決定けっていするじょうでは判別はんべつすることはむずかしく、こまかいちがいによって、多様たよう消費しょうひしゃそうつくしている[2]

呼称こしょう

編集へんしゅう

ジーンズとはデニム生地きじでできたズボンをすが、そもそもデニム生地きじつくられた作業さぎょう広告こうこくやパッケージングにおいて、Overalls(オーバーオールズ)とばれていた。ジーンズという呼称こしょうは、50年代ねんだいはいってから当時とうじ若者わかものたちのあいだばれはじめたもの。それまではたとえばリーバイスしゃは、最初さいしょのジーンズ誕生たんじょうから、伝統でんとうてきに501をOveralls(オーバーオールズ)と呼称こしょうしており、ジーンズとはばれていなかった。日本人にっぽんじんによるはつのデニムブランド、山本やまもと被服ひふくのブランドめいがスターオーバーオールであることもジーンズとばれはじめる1950年代ねんだい以前いぜん創業そうぎょうであることによる。(つまり、それだけ創業そうぎょうふるいという証明しょうめいでもある)その、ジーンズという呼称こしょう普及ふきゅうし、すべての製造せいぞうメーカーで使つかわれる用語ようごとなった。

「デニム」の語源ごげんフランス語ふらんすごの「serge de Nîmes(セルジュ・ドゥ・ニーム)」であり、「(フランスの)ニーム綾織あやおり」といった意味いみ表現ひょうげんである。ニームののアンドレ一族いちぞくがすぐれたあやりの布地ぬのじつくっており、布地ぬのじはしばしば産地さんち習慣しゅうかんがあるので、この表現ひょうげんの「de Nîmes(「ニームの」「ニームさん」という意味いみ部分ぶぶん)」だけをのこかたち短縮たんしゅくされ、「denim」という表現ひょうげんまれた。また、この「セルジュ・ドゥ・ニーム」とばれる生地きじはイタリアのジェノヴァから各国かっこく輸出ゆしゅつされたので、産地さんちの「ジェノヴァ」を表現ひょうげんは、中世ちゅうせいラテン語らてんごでは「Genua」とばれ、当時とうじフランス語ふらんすご中世ちゅうせいフランス語ふらんすご)では 「Gêne(ジェーヌ)」であり、この中世ちゅうせいフランス語ふらんすご「Gêne」が英語えいごはいり「jean」という表現ひょうげんまれた。

英語えいごではあし着用ちゃくようするものは、ひだりあしみぎあしべつにしてかんがえ、socks ソックス(靴下くつした)、pants パンツ、shoesくつ)のように複数ふくすうがたにするものがおおいが、これもjeans複数ふくすうがたになっている。

日本にっぽんでは、「Gパン」というがある。これは『G.I.(アメリカぐん軍人ぐんじん俗称ぞくしょう)またはGHQ(連合れんごう国軍こくぐん最高さいこう司令しれいかんそう司令しれい)の人々ひとびといていたパンツでGパンとなった[よう出典しゅってん]』とするせつ、『ジーンズを日本にっぽん紹介しょうかいした人物じんぶつが、ジーン (jean) のパンツの意味いみで「Jパン」とづけようとしたが、もと発音はつおんちかい「Gパン」を代用だいようした[よう出典しゅってん]』とするせつ、『「ジーン生地きじのパンツ」をりゃくして「ジーパン」となり、「ジー」に「G」をてて「Gパン」となった[よう出典しゅってん]』とするせつとうがある。

デニム生地きじせい上着うわぎdenim jacket(デニム・ジャケット)あるいはjean jacket(ジーン・ジャケット)である。日本にっぽんでも、1950年代ねんだいから1970年代ねんだいなかばまでは「デニム・ジャケット」または「デニム・ジャンパー」とばれていたが、1980年代ねんだいはいるとすっかり(「ジーンズ・ジャンパー」のりゃくの)「ジージャン」という呼称こしょう定着ていちゃくし、「ジーン・ジャケット」とばれることった。

米国べいこく

編集へんしゅう

ゴールドラッシュ北米ほくべい鉱山こうざんはたらおおくの鉱夫こうふなやみのひとつは、作業さぎょうちゅうズボンパンツ)がすぐに掏りれてしまうことだった。1870ねん仕立したジェイコブ・デイヴィスは、すで設立せつりつされていたリーバイスしゃリーバイ・ストラウスから仕入しいれたキャンバス生地きじもちいてどうリベットポケットりょうはし補強ほきょうした仕事しごとようパンツ(ワークパンツ)を発売はつばいし、これが鉱夫こうふらの好評こうひょうはくした。ジーンズは最初さいしょ鉱夫こうふらの作業さぎょうであった。

 
特許とっきょ明細めいさい書中しょちゅう図案ずあん

類似るいじひん出回でまわることを危惧きぐしたジェイコブは、このリベット補強ほきょうみパンツの特許とっきょ取得しゅとくしようとしたが必要ひつよう資金しきんく、権利けんり折半せっぱんするという条件じょうけんでリーバイ・ストラウスしゃ特許とっきょ申請しんせい依頼いらいし、特許とっきょ申請しんせい1873ねん5がつ20日はつか受理じゅりされ、この「リベット補強ほきょうみパンツ」はリーバイ・ストラウスしゃせい製品せいひんとして製造せいぞう販売はんばいされた。このパンツがジーンズの原型げんけいである。

 
ジーンズを着用ちゃくようしてはたら労働ろうどうしゃたち(1933ねんころ、メリーランドしゅう

1890ねんに「リベット補強ほきょうみパンツ」の特許とっきょ期限きげんれ、そのアイディアは社会しゃかい共有きょうゆう財産ざいさんとなり、だれでもそれを製造せいぞうしてよい状態じょうたいとなり、おおくの会社かいしゃがリベット補強ほきょうのパンツの製造せいぞう販売はんばい開始かいしした。

 
ジーンズの特徴とくちょうのひとつである(とくれやすい箇所かしょである)ポケットはし補強ほきょうするリベットボタン。ふるくはどうせいだったが、いまでは真鍮しんちゅうせいおおい。

1900年代ねんだいはいり、素材そざいはキャンバス生地きじからインディゴのデニム生地きじへと変遷へんせんし、縫製ほうせい技術ぎじゅつ進化しんかとうにより1940年代ねんだいには現在げんざいのジーンズとほぼ同様どうようのデザインとなった。

 
1952ねんのジーンズの販売はんばい促進そくしんよう広告こうこくよう写真しゃしん女性じょせい枯葉かれはなどをのぞ掃除そうじ道具どうぐたせている。
 
1960年代ねんだい活躍かつやくしたSwinging Blue Jeansというイギリスの音楽おんがくグループ(1965ねん)。
 
ジーンズを着用ちゃくようして鉄骨てっこつ作業さぎょうをする建設けんせつ現場げんば労働ろうどうしゃたち(2006ねん米国べいこくマサチューセッツしゅう

1953ねん映画えいが乱暴らんぼうしゃ』で主演しゅえんマーロン・ブランドがLevi's 501XXを、1955ねん映画えいが理由りゆうなき反抗はんこう』でジェームズ・ディーンLee RIDERS 101を着用ちゃくようした。これを若者わかもの影響えいきょうけ、ジーンズは(米国べいこく若者わかものなりの主張しゅちょうめた)ファッションとして普及ふきゅうしていった。当時とうじ米国べいこくでは「反抗はんこうてき若者わかもの象徴しょうちょう」となされたため、ジーンズの着用ちゃくよう禁止きんしする学校がっこうおおかった。

現在げんざいでは、たんカジュアルウェア、カジュアルウェアのなかでもかなりくだけたもの、として着用ちゃくようされることが一般いっぱんてきで、1950ねんのように象徴しょうちょうてき意味いみ意識いしきされることはほとんどなくなった。ただし、一般いっぱん正装せいそうとはなされない。式典しきてん格式かくしきたかいパーティなどではドレスコードで「ジーンズ着用ちゃくようしゃ入室にゅうしつ禁止きんし参加さんか不可ふか)」とされることはしばしばある。また、一部いちぶでは「アメリカの象徴しょうちょう」とされることがあり、韓国かんこく北朝鮮きたちょうせん軍事ぐんじ境界きょうかいせんにある板門店はんもんてんでは、ジーンズを穿いた韓国かんこくがわからの観光かんこうきゃくを、北朝鮮きたちょうせんが「韓国かんこくはアメリカの手先てさき」とプロパガンダに利用りようするおそれがあるとし、着用ちゃくよう一切いっさい許可きょかしていなかったことがある。一方いっぽうドイツでは1997ねんバイエルンしゅう警察けいさつ男女だんじょ警察官けいさつかん通常つうじょう勤務きんむふくズボンとしてカーキしょくのジーンズを追加ついか採用さいようしている。従来じゅうらいがた制服せいふくスラックス女性じょせい警察官けいさつかん体格たいかくいにくいことに対処たいしょしたものである。

日本にっぽん

編集へんしゅう

1923ねん(大正たいしょう12ねん)山本やまもと彦太郎ひこたろう、ゑき夫妻ふさいがアメリカで「STAR OVERALL MFG CO.」を創業そうぎょう日本人にっぽんじんによるはつのデニムブランドとなる。 1926ねん(大正たいしょう15ねん)生地きじ仕入しい方法ほうほう裁断さいだん縫製ほうせいなどすべての技術ぎじゅつ帰国きこく静岡しずおかけん沼津ぬまづにて作業さぎょうふく製造せいぞう販売はんばい会社かいしゃ合資ごうし会社かいしゃ山本やまもと被服ひふく製造せいぞうしょ」を創業そうぎょうした。民間みんかん企業きぎょうとしては日本にっぽんはつ工業こうぎょう被服ひふく工場こうじょうとなる。 1931ねん(昭和しょうわ6ねん)に商標しょうひょう登録とうろく

1945ねん敗戦はいせんにアメリカぐん (GHQ) が放出ほうしゅつした古着ふるぎなか大量たいりょうのジーンズ、そして一気いっき流入りゅうにゅうしたアメリカの映画えいが音楽おんがくとう普及ふきゅうのきっかけとなった[よう出典しゅってん]敗戦はいせん占領せんりょう時代じだい闇市やみいちだったアメ横あめよこみせには、米兵べいへい相手あいて娼婦しょうふたちがきゃくからもらった中古ちゅうこ衣料いりょうはらいにおとずれ、そのなかにあったブルーの作業さぎょうスボンをその界隈かいわいではGIパンツ、通称つうしょうジーパンとんだ[3]

外交がいこうかんだった白州しらすは1930年代ねんだいにアメリカでジーンズをり、戦後せんごPX購入こうにゅうしたジーンズ姿すがたくつろ写真しゃしんが1951ねん公開こうかいされ、日本にっぽんちゅうわたった[3]

1956ねん栄光えいこう商事しょうじのEIKO)(みなと北青山きたあおやまいち丁目ちょうめ)がジーンズの輸入ゆにゅう販売はんばい開始かいし[よう出典しゅってん][ちゅう 1](そのべいぐんやその家族かぞく放出ほうしゅつひんであるセコハンジーンズをあつかみせアメ横あめよこ登場とうじょうロカビリー歌手かしゅGS(グループ・サウンズ)人気にんきグループ御用達ごようたしみせとして、またちょうきにわたって一般いっぱんきゃくにもあいされた[よう出典しゅってん]。1957ねんには輸入ゆにゅう衣料いりょう規制きせい緩和かんわされ、栄光えいこう商事しょうじ大石おおいし貿易ぼうえきがリーやリーバイスと販売はんばい契約けいやくむすび、大量たいりょうのジーンズが日本にっぽん流入りゅうにゅうした[3]

1958ねん岡山おかやまけん倉敷くらしき児島こじまのマルオ被服ひふく(げん:ビッグジョン) が受託じゅたく生産せいさん開始かいし[よう出典しゅってん]。マルオは学生がくせいふく製造せいぞうかたわら、アメ横あめよこべいぐん放出ほうしゅつひん販売はんばいてんからまれるジーンズのたけなおしを手掛てがけていた関係かんけいから、はやくからジーンズ製造せいぞう関心かんしんたかかった[3]1960ねんにマルオ被服ひふくがジーンズの生産せいさん発売はつばい開始かいし同年どうねん千葉ちばけん高畑たかはた縫製ほうせいがジーンズのEIGHT-G生産せいさん販売はんばいした[よう出典しゅってん]。(「1961ねん東京とうきょう常見つねみまいはち商店しょうてん(げん:エドウイン)がビッグジョンよりさき販売はんばいした」とするせつもある[よう出典しゅってん]が、当時とうじアメリカ中古ちゅうこジーンズの販売はんばいおこなっていた常見つねみべいはち商店しょうてん息子むすこをジーンズ生産せいさん技術ぎじゅつまなぶために縫製ほうせい会社かいしゃ取引とりひきさきであったマルオ被服ひふく弟子でしりさせていたので、あいまいである。)

「キャントン」は、1965ねんにマルオ被服ひふくが、アメリカの中古ちゅうこジーンズを販売はんばいしていた大石おおいし貿易ぼうえき取引とりひきのあったキャントンミルズしゃのデニム生地きじ国内こくない生産せいさん発表はっぴょうしたジーンズのである。大石おおいし貿易ぼうえきはいちはやくアメリカさんデニムの独占どくせん輸入ゆにゅうけん取得しゅとくしており、1964ねんにジョージアしゅう布地ぬのじ会社かいしゃキャントンミルズをパートナーに東京とうきょう工場こうじょう日本にっぽん市場いちばけジーンズ「キャントン」をつくはじめ、その西日本にしにほんでの製造せいぞう販売はんばい契約けいやくをマルオとむすんだ[3]当時とうじ日本人にっぽんじんにははださわりがわるくゴワつくジーンズはけいれられなかったため、マルオ被服ひふく は「ワンオッシュ」という現在げんざいのジーンズ生産せいさん重要じゅうようとなる技術ぎじゅつ世界せかいはじめて採用さいようし、現在げんざい日本にっぽんせいジーンズだけでなく世界せかいのジーンズ技術ぎじゅついしずえとなった。当初とうしょ、マルオのワンオッシュジーンズは洗濯せんたくみの商品しょうひんならべることに抵抗ていこうのあった百貨店ひゃっかてんからは拒絶きょぜつされたが、1967ねんにマルオがビッグジョンのブランドめい米国べいこくコーンミルズしゃのデニムを使つかった国産こくさんジーンズをデビューさせると値段ねだん手頃てごろさもあって好調こうちょうげた[3]。その1971ねんには1500まんほんのジーンズがれ、1973ねんには4500まんほん日本にっぽん国内こくないのジーンズ市場いちばきゅう拡大かくだいせた[3]一方いっぽうで、1970ねん米国べいこく布地ぬのじ輸出ゆしゅつ規制きせいされ、さらに1971ねんニクソン・ショックによるえんだかでアメリカさんデニム生地きじ品薄しなうす価格かかく高騰こうとうとなり、クラボウ広島ひろしまカイハラんで国産こくさんデニムを開発かいはつ、アメリカさん遜色そんしょくない出来でき米国べいこくリーバイスからも発注はっちゅう[3]。1972ねんにはリー・ジャパン(堀越ほりこし商会しょうかい)、ラングラー・ジャパン(ヴァン・ジャケット、東洋紡とうようぼう三菱商事みつびししょうじ)が設立せつりつされ、日本にっぽんブランドもビッグジョン、エドウィン、ボブソン、ジョンブル、キャピタル、ベティ・スミス、バイソンなど多数たすう出揃でそろい、1970年代ねんだいなかばには大手おおてさんしゃだけで300おくえんちかくをげる市場いちば規模きぼ成長せいちょうした[3]

現在げんざい日本にっぽんでのジーンズ生産せいさんりょう1地域ちいきは、岡山おかやまけんである[4]。(岡山おかやまけんはビッグジョン が所在しょざいしている)[ちゅう 2]。

1970年代ねんだい以降いこう男性だんせいのみならず、わか女性じょせいもジーンズをはくようになった。1977ねん大阪大学おおさかだいがくでアメリカじん講師こうしがジーンズをいた女学生じょがくせい教室きょうしつから退室たいしつさせたことから「阪大はんだいジーパン論争ろんそう」がこった。この論争ろんそうは「ジーパンは作業さぎょうで、女性じょせいにはつかわしくない」という講師こうしと「ジーパンはもはやファッションの一部いちぶ」という女学生じょがくせい主張しゅちょうこうから対立たいりつし、最終さいしゅうてき講師こうし阪大はんだいるという結果けっかとなった[4][5]

1980年代ねんだいには1950年代ねんだいのリーバイス501などビンテージジーンズのブームがはじまり、アメリカのふるいジーンズが大量たいりょう輸入ゆにゅうされ、1990年代ねんだいにはすうじゅうまんえんえる高価こうか取引とりひきされるまで沸騰ふっとうした[6]。それにともなって、ビンテージモデルを再現さいげんしたあたらしいジーンズのリリースもはじまった[6]。1980ねんにビッグジョンが日本にっぽんはつのセルビッジ・デニムを使つかったビッグジョン・レアを発売はつばいぬのはばせまいセルビッジデニムは手間てまがかかり大量たいりょう生産せいさんかないため本国ほんごく米国べいこくではすたれていた)、売上うりあげてきには失敗しっぱいしたが、そのセルビッジ・デニム開発かいはつ手掛てがけたクラボウはその自社じしゃデニムをフランスのブランドに販売はんばい、このフレンチ・ジーンズをきっかけに、1987ねんにはリーバイス・ジャパンはクラボウのデニムを使つかって自社じしゃの1936ねんがた501XXのレプリカモデル701XXをリリースした[6]大阪おおさかアメリカむらでは、のちに「OSAKA5」とばれる5つのショップが相次あいついでレプリカジーンズやビンテージの風合ふうあいをつジーンズを相次あいついでリリースした(1982ねんかきしげるはれステュディオ・ダ・ルチザン、1988ねんはやしかおるとおるドゥニーム、1991ねん山根やまね英彦ひでひこエヴィスジーンズ、1992ねん辻田つじたみきはれフルカウント、1995ねん塩谷しおや兄弟きょうだいウエアハウス[7][6]。なお、セルビッジ・デニムを復活ふっかつさせたクラボウはその開発かいはつつづけ、1985ねんに、大量たいりょう生産せいさん時代じだい以前いぜんのムラいと(ジーンズ愛好あいこうしゃこのむ「たてち」とばれるいろちを可能かのうにする)を現代げんだい技術ぎじゅつ復活ふっかつ、セルビッジ・デニムでは日本にっぽん世界せかいをリードするにいたった[6][8]

こうしたビンテージにこだわるレプリカジーンズは世界せかいてきとなったが、2007ねんにリーバイス・ストラウスしゃ日本にっぽんのジーンズメーカー10しゃ以上いじょう商標しょうひょうけん侵害しんがいうったえるさわぎがあり、レプリカブームはった[9]。セルビッジデニムを使つかった高額こうがくプレミアムジーンズのブームもわり、2009ねんにはGUが990えんのジーンズを話題わだいとなった[6]

インディゴ染料せんりょう

編集へんしゅう

インディゴめのデニム生地きじ使用しようされはじめた理由りゆうとしてへび虫除むしよけの効用こうようげるせつがある。しかし微量びりょうながらピレスロイドふくまれている天然てんねんあいには、ある程度ていどじょちゅう効果こうかがあるが、不純物ふじゅんぶつ純粋じゅんすいインディゴ(合成ごうせいインディゴ)にはそのような効果こうかはない。

またインディゴ染料せんりょうにまつわる俗説ぞくせつとして「むかしのジーンズには天然てんねんインディゴが使用しようされていた」というものがある。事実じじつは、1900年代ねんだいのはじめごろよりインディゴ染料せんりょう化学かがく合成ごうせいされたものがほとんどであり、ヴィンテージ・ジーンズはすべてこの合成ごうせいインディゴで染色せんしょくされていた。このせつは1990ねん初頭しょとうまでは雑誌ざっし古着ふるぎマニアとうあいだでまことしやかに流布るふされていた。ぎゃく現在げんざいでは高価こうかながらも少量しょうりょう生産せいさんのメリットをかした天然てんねんインディゴめのジーンズがいくつかのメーカーから製造せいぞう販売はんばいされている。

2008ねん9月14にち日本にほんテレビ放送ほうそうされた『世界せかいてまでイッテQ!』の企画きかくで、「ジーンズをはいてるとガラガラヘビにまれないって本当ほんとうなの?」というテーマであずま貴博たかひろ福井ふくい未菜みなアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくテキサスしゅうおもむき、ひがし天然てんねんインディゴめのジーンズをいてガラガラヘビ10ひきがいるセットを通過つうかすると、当初とうしょおそってこなかったが、結局けっきょくびつかれた。また、2009ねん5月23にち放送ほうそうところさんのがテン!では合成ごうせいインディゴめのジーンズだとまれたが、天然てんねんインディゴめだとまれないとの結果けっかていた。

生地きじあつ

編集へんしゅう
 
ジーンズが店舗てんぽまれた状態じょうたい

オンス (OZ) 」という単位たんいあらわされ、ジーンズ1ほんおもさではなく1平方へいほうヤード生地きじおもさをあらわしたもの。1オンス = 28.3グラムじゃく。1平方へいほうヤード = 0.84平方へいほうメートル

一般いっぱんてきには14オンスほどのあつみがおおく、しなやかな心地ごこちがある。あついほど生地きじかたくゴワゴワし、馴染なじむまで時間じかんがかかる。そのかたさは洗濯せんたくしててん日干ひぼしすると、かべてかけられるほどである。まさに丈夫じょうぶやぶれにくいのだが、夏場なつば非常ひじょうあつい。過去かこ、1980年代ねんだいにリーバイス ジャパンが15オンスデニムのモデルを販売はんばいしていた。一方いっぽう作業さぎょうではなく、ファッションアイテムとしてのジーンズでは12.5オンス、11オンスなどがある。

シルエット・スタイル

編集へんしゅう
  • 5ポケットパンツ
    • 前部ぜんぶ左右さゆうのポケットとコインポケット、そして臀部でんぶ左右さゆうのパッチポケットのけいいつつのポケットをそなえたパンツのこと。いわゆるジーンズの基本きほんデザインであるが、デニム以外いがい多種たしゅ多様たよう素材そざいもよくもちいられる。
 
ベルボトム
 
スキニージーンズ
  • ストレート
  • スリムひざからすそにかけてストレートよりもほそくなるもの。
  • フレア
    • ベルボトムすそひろがりがブーツカットよりもおおきいもの。
    • ブーツカットひざからすそにかけてブーツおさまる程度ていどひろがっているもの。
  • バギー
  • ローライズ
  • ヒップハング
  • スキニー[10]
    • スキニーとは「皮膚ひふのような」という意味いみあらわしており、あしつつかたちが、全体ぜんたいてきはだにぴったりとなるようにつくられている。従来じゅうらいの、細身ほそみのジーンズなどより、よりほそつくられている。
    • 伸縮しんしゅくせいのあるポリウレタンポリエステルひとしふく混紡こんぼうデニム使用しようすることがおおく、これが従来じゅうらいのスリムジーンズとはちがったはだいたような感触かんしょくとシルエットをもたらす。近年きんねんコーデュロイサテンせいものてきた。
    • 1990年代ねんだいからヘルムート・ラングラフシモンズといったデザイナーズブランドでタイトなラインをえがくジーンズはあったが、2000年代ねんだいディオール・オムすそめるスキニージーンズの流行りゅうこうをきっかけにブームがはじまった。そのチープマンデーエイプリル77ドクターデニムジストといったスキニーを代表だいひょう商品しょうひんとして人気にんきばすブランドもあらわれ、ユニクロなどの安価あんかなスキニーも浸透しんとうした。
  • ディナー(ディナージーンズ)
  • ブッシュパンツ
    • ブッシュ(やぶ、しげみ)で穿くことを想定そうていしたアウトドア用途ようとのパンツ。70年代ねんだい以降いこうからよくられる。前部ぜんぶ左右さゆうのポケットとりょうひざにフタのいたパッチポケット、臀部でんぶにフタのいた左右さゆうのパッチポケットのけいむっつのポケットをそなえている。おもにデニムやコーデュロイがもちいられる。ポケット補強ほきょうようのリベットは使用しようされない。

ダメージ加工かこう

編集へんしゅう
 
ダメージジーンズのいちれい

ジーンズにダメージ加工かこうくわえることを、ダメージパンツとう。ダメージパンツはもも(もも)やひざ(ひざ)にわざとれたジーンズのことす。ちまたではボロボロジーンズ、あなあきジーンズといわれている。ほかにもダメージデニム・クラッシュデニムとわれる呼称こしょうされている。英語えいごではRIPPED DENIM(リップドデニムとい、リップドは「いた、った」という意味いみ。ダメージジーンズを自分じぶんつくこと可能かのう

わざとやすりナイフきずける、なん洗濯せんたくあらう、漂白ひょうはくざいひたす、てをする、刺繍ししゅうれる、弾痕だんこんじょうあなける(ショットガン)など様々さまざま方法ほうほうでジーンズにわざとダメージをあたえ、個性こせいてきなジーンズをつくものもいる。この作業さぎょうをダメージ加工かこうという。最初さいしょから自然しぜんいろあせをつくったり(ユーズド加工かこう)、やぶいたり(クラッシュ)するなどダメージ加工かこうほどこみせないしメーカーもある。ダメージ加工かこうはデニムの生地きじいためるため、通常つうじょうのジーンズよりも耐久たいきゅうせいちる。

手作業てさぎょうによる元祖がんそは、ビッグジョン[よう出典しゅってん]である[11]

ほとんどのアメリカやイギリスの先進せんしんこく学校がっこうそして日本にっぽんにあるかくインターナショナルスクールではドレスコードのルールにしたがってダメージ加工かこうくわわった加工かこうのジーンズをることが禁止きんしされている。ダメージパンツを学校がっこうこと適当てきとうとされている。しかし生徒せいとあいだあいだでは個性こせい主張しゅちょう制限せいげんしていると反対はんたいこえもあり、ドレスコードのルールにダメージパンツをくわえていない学校がっこう存在そんざいする。

ケミカルウォッシュ

編集へんしゅう
 
ケミカルウォッシュのジーンズのいちれい

ケミカルウォッシュ(ケミカルブリーチ)は、洗剤せんざい漂白ひょうはくざい)と砂利じゃりだい樹脂じゅしかたまりなどをとも洗濯せんたくで攪拌するひとしたダメージ加工かこう一種いっしゅで、日本にっぽんでは1980年代ねんだい後半こうはん流行りゅうこうした。

一般いっぱんてきなファッション・シーンにおける流行りゅうこう一巡いちじゅん終焉しゅうえんむかえると、ケミカルウォッシュの特徴とくちょうてき質感しつかんが「サシのはいった牛肉ぎゅうにく」のそれに酷似こくじしていることから「霜降しもふジーンズ」などとばれ、時代遅じだいおくれのアイテムとして侮蔑ぶべつてきあつかわれるようになったが、2010年代ねんだい以降いこうの「80年代ねんだいテイストファッション」が流行りゅうこうすると、10代けの商品しょうひんとしてさい流行りゅうこうした。

洗濯せんたく

編集へんしゅう

ジーンズも衣服いふくであるので着用ちゃくようあせ皮脂ひしなどをんだりよごれ・ほこりが付着ふちゃくしたのちには洗濯せんたくするのが一般いっぱんてきであるが、生地きじ表側おもてがわ洗濯せんたく内側うちがわれていたむのをきらい、洗濯せんたくには裏返うらがえこともある。

また、洗剤せんざいなかには、蛍光けいこうざい漂白ひょうはくざいはいっている場合ばあいがあるので、「いろちをふせぐため」とかんがえて、それらがふくまれていない洗濯せんたく石鹸せっけん中性ちゅうせい洗剤せんざい使用しようするものもいる。それらをふくまず「ジーンズ専用せんよう」とうたった洗剤せんざいられている。洗剤せんざいるいれず水洗みずあらいでませるものもいる。なお、じつはジーンズのいろちは洗濯せんたくよりもむしろ日光にっこう(の紫外線しがいせん)にたること(「アタリ」とも)によるところがおおきい。それをけようと、裏返うらがえしにしたり、陰干かげぼしするものもいる。

なかにはいろちや「不格好ぶかっこうしわ」(とかれらがかんがえるもの)ができるのをきらうあまり「洗濯せんたくしない」しゃすらいる。

ステッチ
縫製ほうせいいとまたは、縫製ほうせいのこと。ジーンズにもちいられる縫製ほうせいは、バータック(後述こうじゅつ)をのぞくとシングルステッチとチェーンステッチに大別たいべつされる。黄色おうしょくまたはオレンジしょくいと大半たいはんだが、カラージーンズなどではジーンズのいろわせたステッチも存在そんざいし、そちらはいといろ目立めだちにくい。
パッチ
ウエストバンドのうしろにつくかわかみせいのラベルのこと。おもにブランドめいやサイズなどが表記ひょうきされている。復刻ふっこくばんでない古着ふるぎではそのデザインや字体じたいからおおよその製造せいぞう年代ねんだい判別はんべつすることができるが、かみパッチの場合ばあい消失しょうしつしたりして困難こんなんなこともある。
コインポケット(ウォッチポケット)
ジーンズ前面ぜんめん右手みぎてポケット上部じょうぶいている、デニムで出来できちいさなポケットのこと。もともとは懐中時計かいちゅうどけい収納しゅうのうするためのウォッチポケットであり、スラックス前面ぜんめんみぎポケットないにあるウォッチポケットとおな目的もくてきけられているのだが、腕時計うでどけい普及ふきゅうともな使用しようされなくなっていった。現在げんざい名前なまえのとおり硬貨こうかれるために流用りゅうようすることも出来できるが、もともと懐中時計かいちゅうどけい1個いっこをぴったりおさめるだけの用途ようとであったためポケットにマチがけられておらず、実際じっさい硬貨こうか収納しゅうのうするにはスペースがほとんどないにひとしい。よって一種いっしゅ装飾そうしょく部位ぶいとして仕様しようだけががれている。
リベット
ポケットのはしなどちからのかかる部分ぶぶん補強ほきょうするためにまれたびょうのこと。ジーンズ誕生たんじょうよう金属きんぞくせいどう(コパーもしくはカパー。赤銅しゃくどうしょく)が素材そざいとしてもちいられる。ほかにはてつ黒褐色こっかっしょく)やアルミニッケル銀色ぎんいろ)、真鍮しんちゅうなどの合金ごうきん生地きじいろなどにおうじて使つかわれることもある。また形状けいじょうもブランドによってことなる。現在げんざいはカンヌキとばれるバータック(ジグザグのステッチ)で代用だいようされる場合ばあいもあり、リベットがいジーンズも存在そんざいする。1937 - 1966ねんのリーバイスジーンズでは、くらきずつけないためにバックポケットの補強ほきょう部分ぶぶんについては生地きじ内側うちがわからたれた「かくしリベット」がもちいられた。1940年代ねんだいまでにはまた部分ぶぶんにもリベットがほどこされていた(クロッチリベット)。
スレーキ
フロントポケットのふくろぬの使用しようされる素材そざいめい堅牢けんろう綿めん素材そざい一般いっぱんてき
みぎあやひだりあや
デニムのあや方向ほうこうのこと。一般いっぱんてきにはみぎあやもちいられる。ひだりあやのジーンズは Lee が有名ゆうめい。それぞれしょくちや、収縮しゅうしゅくりつおおきいジーンズではあしねじれなどにちがいがる。
シンチバックル(バックシンチ)
うしろのこし部分ぶぶんけられたウエストのサイズを調節ちょうせつするバンド(アジャスターストラップ)。ワークウェアとしての位置付いちづけがつよかったジーンズ黎明れいめいではサスペンダーともにもっぱられられていたが、ファッションウェアとして傾向けいこうするにしたがってベルトによってウエスト調節ちょうせつをするのが主流しゅりゅうとなり、リーバイス501ではだい世界せかい大戦たいせんちゅう発売はつばいしたモデルを契機けいき仕様しようからはずされた。ただし現在げんざいでも仕様しようひとつとして、シンチバックルがけられたジーンズが様々さまざまなメーカーから販売はんばいされている。
タブ
ヒップポケットのまわりなどにけられたブランドをあらわりネーム。リーバイス・ジーンズではみぎヒップポケット左上ひだりうえあか、オレンジ、しろなどのタブがく。リーのタブはみぎヒップポケットこうステッチないに、ラングラーではおもにバックヨークのダブルステッチないけられている。なお混同こんどうされやすいが、タグとはジーンズ内部ないぶけられる品質ひんしつ表示ひょうじ注意ちゅういきのラベル(インサイドネーム)、または外部がいぶけられるハングタグなどをす。
大戦たいせんモデル
だい世界せかい大戦たいせんちゅうのジーンズのこと。物質ぶっしつ統制とうせいにより簡素かんそされたディテールが特徴とくちょう
バックヨーク(サドルバック)
こしかえ部分ぶぶん、すなわちウエストバンドとヒップのあいだ鈍角どんかく二等辺三角形にとうへんさんかっけい部分ぶぶんのこと。ジーンズ形成けいせいうえ重要じゅうよう部分ぶぶんである。
セルビッジ(アメリカ英語えいご: selvageイギリス英語えいご: selvedge
みみともばれ、生地きじりょうはしのこと。シャットル織機しょっきはばが36インチ前後ぜんこうせまく、ジーンズを縫製ほうせいするために効率こうりつよく生地きじ裁断さいだんするとこのセルビッジが両足りょうあし外側そとがわまわされることになる。そしてジーンズがわき仕様しようである場合ばあいこのセルビッジが特徴とくちょうてきいろちをもたらす。英語えいごけんではジーンズにかぎらずひろもちいられる裁縫さいほう用語ようごで、語源ごげん中世ちゅうせい英語えいごのselfegge(現代げんだい英語えいご正書法せいしょほうではself-edge)であり、最初さいしょ使用しようれいは15世紀せいきさかのぼることができる[12]
あかみみ
あかいステッチがはいっているデニムのセルビッジのこと。すそ裏側うらがわ確認かくにんできる。ふるいリーバイスジーンズの特徴とくちょうひとつであったが、1990年代ねんだい以降いこうのオールドリーバイス復刻ふっこくモデル(レプリカまたはリプロダクト)や、メーカーでもヴィンテージさまつくられたジーンズでは現在げんざいもよくられる。
わき
縫製ほうせい方法ほうほうひとつ。ジーンズにかぎらず一般いっぱんてきなスラックスにもちいられる。対義語たいぎごはインターロック(わせいののち生地きじはしらずにかがりいする縫製ほうせい)。
バータック
ジーンズのぜんフライまた部分ぶぶんやヒップポケット両側りょうがわ上端じょうたん、ベルトループの縫製ほうせいなどにもちいられる棒状ぼうじょう補強ほきょう縫製ほうせいのこと。ステッチの形状けいじょうぼう=バーのようであることからバータックとばれ、日本にっぽんではカンヌキ(め)などの使つかわれる。リーバイスジーンズは原型げんけいではまた部分ぶぶんやヒップポケットがリベット補強ほきょうされており、1950‐1960年代ねんだいにリベットの廃止はいしともなってバータックにわった。よこいち文字もじまたはそれを平行へいこうならべるのが基本きほんだが、ヒップポケットなどに×印形いんぎょうのバータックをほどこすブランドもある。
ボタンフライ
フロントがボタンになっていること。リーバイス501が代表だいひょうてき防縮ぼうしゅく加工かこう技術ぎじゅつ開発かいはつされるまえは、ほとんどすべてのパンツはボタンフライであった。
ジップフライ
フロントジッパーになっていること。
トップボタン
ウエストめるフロントボタンのこと。ジップフライのジーンズではボタンは1つしかないが、ボタンフライの場合ばあい一番いちばんじょうくボタンとなるのでこうばれる。表面ひょうめんにブランドめい刻印こくいんされるのが一般いっぱんてき。ラングラーはフラットなめんのトップボタンを採用さいようし、そこにロープ文字もじをイメージしたブランドロゴが刻印こくいんされている。これにたいしリーバイスは表面ひょうめん複雑ふくざつなレリーフじょうのデザインとなっており、裏側うらがわとめには生産せいさん工場こうじょう番号ばんごう刻印こくいんされる。
ヒップポケット
バックポケットともう。ヒップの部分ぶぶん大抵たいてい左右さゆういちたいとなるようもうけられたおおのポケット。五角形ごかっけいのものがおおいが、Leeのだてがたや、長方形ちょうほうけい変則へんそく六角形ろっかっけい、U字形じけいのもの、また近年きんねんはフラップき(ダミーもふくむ)のものもられる。リーバイスのアーキュエットステッチ(弓引ゆみひがた)や、ラングラー、エドウインのWステッチ、LeeのレイジーS のようにブランドをあらわすステッチがほどこされることがおおく、これは補強ほきょうぬのけるためのステッチが起源きげんである。
ヴィンテージ
フランス語ふらんすごワイン生産せいさんねんのことである。とく豊作ほうさくとし極上ごくじょうワインを「Vintage wine」としょうすることから、ジーンズの過去かこ名品めいひん総称そうしょうしてヴィンテージジーンズとぶことがある。年代ねんだい状態じょうたいにもよるが、ヴィンテージジーンズは一部いちぶ愛好あいこうあいだ高値たかねきされ、希少きしょうせいたかふる年代ねんだいデッドストックではすうひゃくまんえんというけられることもある。
ダメージジーンズ
ファッションせいたかめるためにきずよごれ、脱色だっしょくといった加工かこうくわえたジーンズ。
アタリ(英語えいご: fades
ジーンズのももひざ、ヒップ、すそなど突出とっしゅつした部位ぶいいろちおよびその部分ぶぶん言葉ことば。デニム表面ひょうめん色々いろいろなところにれて=たっていろちすることから。すそのアタリはまとまりがシングルステッチだとたてじわじょうるが、チェーンステッチではななめにる。
ヒゲ(英語えいご: whiskers日本語にほんごのヒゲを輸入ゆにゅうして英語えいご: higeとも[13]
ジーンズのもも周辺しゅうへんすじじょうきじわが、過程かていれてできるいろちのこと。形状けいじょうねこのヒゲにていることから。
はち英語えいご: honeycombs
ひざうらのしわによってできる、ひざうら部分ぶぶんいろちのこと。うらヒゲともばれる。
ディナージーンズ
1979ねん - 1982ねんごろにニューヨークやフランスで流行はやった、おも女性じょせいようのディナーのさい着用ちゃくようしてもおかしくないドレスアップされたジーンズの総称そうしょうたかいウエストはまりヒップラインを強調きょうちょうしサイステッチやバックポケットのステッチにっている。サスーンやカルバン・クラインひとし製品せいひん有名ゆうめいであった。
リジッド
防縮ぼうしゅく加工かこうほどこしていない、あらいの状態じょうたい出荷しゅっかされたジーンズをおもす。ノンウォッシュやなまデニムとうしょうされることもある(特性とくせいとうについては下記かきのLevi's501を参照さんしょう)。また防縮ぼうしゅく加工かこうデニムであっても、生地きじあらいがかけられておらずのりがついたままのせい状態じょうたいあらわす。
ストーンウォッシュ
ジーンズのユーズド加工かこう原点げんてんであるあら加工かこう手法しゅほう。ジーンズを軽石かるいし一緒いっしょあらうことで、いしとデニムの表面ひょうめんれてジーンズ全体ぜんたい中古ちゅうこかんのあるいろちとなる。1970年代ねんだい後半こうはんにエドウインがはじめたのが最初さいしょ。なおあらい(ウォッシュ)にかんしては、おおむいろほうから リジッド - ワンウォッシュ(リンス) - ストーンウォッシュ - ケミカルウォッシュ - ブリーチ というじゅんになる。あら加工かこうはブルージーンズにかぎらずブラックジーンズなどにもおこなわれる。近年きんねん部分ぶぶんてきいろとしたり、よごれのような染色せんしょくくわえるユーズド加工かこうもよくおこなわれる。
こう
製品せいひんめともう。さきめにたいする言葉ことばで、ぬの生地きじ)をげてから染色せんしょくすること。メーカーから発売はつばいされるカラージーンズは大抵たいてい大元おおもとがホワイトジーンズでこれをこうめしてつくられる。ショップによってはブルージーンズをもこうめして販売はんばいしている。なおブラックジーンズには、全面ぜんめんてきこうめされたリアルブラックと、ブルージーンズの縦糸たていとくろえたブラックデニムでつくられるもの(さきめ)の2種類しゅるいがある。
フラッシャー
新品しんぴん販売はんばいにジーンズのみぎヒップポケットのあたりにけられている、おおきなかみせい一種いっしゅのラベルのこと。正式せいしきにはバックポケットフラッシャーとう。またフラッシャーとはべつに、ベルトループからさつ(ハングタグ)がるされたりウェストバンドにけられることもある。デッドストックにはこれらがのこっているものが比較的ひかくてきおおい。

ジーンズブランド一覧いちらん

編集へんしゅう

世界せかいさんだいジーンズブランド

編集へんしゅう
 
ジーンズはおしりがわのベルトとおしあたりに製造せいぞう販売はんばいする会社かいしゃやブランドを表示ひょうじするタグ(一般いっぱん薄茶うすちゃしょく四角しかく皮革ひかくぬの合成ごうせい樹脂じゅしなど)がつけられているものが一般いっぱんてきである。

各国かっこくのジーンズブランド

編集へんしゅう

日本にっぽんさんだいジーンズブランド

編集へんしゅう

その日本にっぽんさんジーンズブランド

編集へんしゅう

とく有名ゆうめいなモデル

編集へんしゅう
501
リーバイ・ストラウスしゃ代表だいひょうてき製品せいひん。1890ねん自社じしゃ製品せいひんへのロットナンバー(品番ひんばんづけばん制度せいど導入どうにゅうしたのをきっかけに誕生たんじょう。501 は当時とうじ最高さいこう品質ひんしつデニム生地きじであるXX(ダブルエックス=エクストラ・エクシード)デニムを使用しようする製品せいひんあたえられた品番ひんばんである。現在げんざい、501は商標しょうひょう登録とうろく(ジーンズカテゴリー)がされておりたんなる品番ひんばんではなく商品しょうひんめいとなっている(よって "501(R)[ちゅう 2]"と表記ひょうきされることがおおい)。縫製ほうせい技術ぎじゅつ進化しんかとうにより細部さいぶ変更へんこうくわえられながら現在げんざいまで製造せいぞう販売はんばい継続けいぞくされている。なお日本にっぽんではおもに「ごーまるいち」とばれるが、英語えいごでの呼称こしょうは「ファイヴ・オー・ワン」である。
特徴とくちょうぜんひらきがボタンフライであること、使用しようしているデニム生地きじ防縮ぼうしゅく加工かこうがされていないこと。このためあらうとすうインチ(比率ひりつうと8%または10%)ちぢむことを考慮こうりょして購入こうにゅうするのが 501を穿うえでの常識じょうしきである。このぜん時代じだいてき特性とくせいをリーバイスは「シュリンク・トゥ・フィット」、つまり洗濯せんたくかえすことで身体しんたい馴染なじんでくと説明せつめいしている。このデニム生地きじはコーンミルズ01デニムとばれ、一時期いちじきであるが腰部ようぶかみパッチに 501-0117 (17はいろコード。ブルーの 501ではに13や15もある)などと印字いんじされた製品せいひん流通りゅうつうした。しかし1980年代ねんだいあたりからの多彩たさいなバリエーション(あら加工かこうおなじ01デニムでも収縮しゅうしゅくりつちいさい、素材そざい使用しようたとえばブラック・ホワイトはプリシュランクの06デニムまたは59デニム、いろコード51(しろ)‐60(くろ))の展開てんかいとうにより、すでに「シュリンク・トゥ・フィット」の特徴とくちょうそなえるオリジナルリジッドの 501は 501(R) という製品せいひんの1バリエーションにぎなくなっている。なお、レディスモデルはアメリカせいが 17501または26501、近年きんねんのものは W501という型番かたばんになる。また、かつてはステューデントモデルの 701(ヒップポケットが縦長たてなが)や、廉価れんかばんのオレンジタブ 20502が生産せいさんされたり、ロングレングスのものが 1501や2501と表記ひょうきされた時期じきもある。
かつてはだい部分ぶぶんをアメリカ、一部いちぶをイギリス、フランスで生産せいさんしていたが、いまではメキシコ、フィリピン、ドミニカ共和国どみにかきょうわこくとう生産せいさん移管いかんされている(2004ねん1がつにアメリカの自社じしゃ工場こうじょう閉鎖へいさ)。また旧型きゅうがた501の復刻ふっこくばんとう仕様しよう特別とくべつ製品せいひんなかには、アメリカ(外注がいちゅう)や日本にっぽん生産せいさんされたものもある[ちゅう 3]
502
1954ねん - 1970年代ねんだい初頭しょとうにかけて 501 のジップフライばんの 501Z XX(1966ねん以降いこう 502-0117)という製品せいひん販売はんばいされていた。1954ねん当時とうじには試作しさくてき意味いみで、まずボーイズようの 503Z XX やユースモデルの 504Z XX(いずれも後年こうねん日本にっぽん復刻ふっこく生産せいさんされる)を先行せんこう販売はんばいしてから 501Z XX を発売はつばいしている。それでも、01デニム使用しようのままジップフライとしたため、デニム生地きじちぢみにともないジッパーゆがみ、故障こしょう頻発ひんぱつしたという。なお、1986ねんから復刻ふっこく生産せいさんされた日本にっぽんせいの 502はプリシュランクデニムのためそのような問題もんだいいほか、初期しょきのものはかくしリベットきであることから形態けいたいは 501Z XX の復刻ふっこくばんであり[ちゅう 4]、いずれともことなるモデルである(後期こうき復刻ふっこくばんではかくしリベットをくして本来ほんらいの 502 に近付ちかづいたが、パッチの型番かたばん表記ひょうき字体じたいのみは原型げんけいことなる)。なお 502という型番かたばんは、1950ねんごろ 501(R) のビッグサイズのものにけられたのが最初さいしょである。また、ジップフライの 502はアメリカでの生産せいさん停止ていしも、上記じょうき復刻ふっこくばん登場とうじょうまでは香港ほんこんなどで少量しょうりょう生産せいさんされていた。
505
1967ねん発売はつばいされたジップフライがたモデル。前述ぜんじゅつの 501(R) や 502よりもややほそめのストレートジーンズ。前身ぜんしんは 551Z XX( Z は zipper :ジッパー)というロットナンバーで1961ねん、アメリカ東部とうぶけに製造せいぞうされた。1990年代ねんだいのジーンズブームにヴィンテージぶつ非常ひじょう出回でまわった。プロセス686とばれる防縮ぼうしゅく加工かこうほどこされた02デニムを使用しよう発売はつばいしたころは「シュリンク・トゥ・フィット」のうた文句もんくとは対照たいしょうてきに、ぴったりのサイズをうようもとめる文句もんくがフラッシャーやタグに記載きさいされた。502とことなり、素材そざいやシルエットのみならず、ヒップポケットやバックヨークの形状けいじょう寸法すんぽうも 501とは別物べつものである。とくに1990ねん前後ぜんこうのものはバックヨークがせまくほとんど長方形ちょうほうけいちかい。517や510などおおくのジップフライモデルは 505を基本きほんとしている。このロットナンバーは US505 と 505(俗称ぞくしょう極東きょくとう505) の2種類しゅるい存在そんざいした。USバージョンはアメリカせい、USなしはフィリピン・香港ほんこん・マカオせいである。おなじサイズでもアメリカせいはテーパードシルエットでヒップポケットがおおきめなのにたいし、フィリピンせいほうがパイプドステムでももまわりのシルエット、ヒップポケットともにほそめだった。なお、アメリカせいにはさらにタイトな 506、ぎゃくにゆったりの 550、オレンジタブの廉価れんかばん 20505、40505 や、ごくみじか期間きかんだが股上またがみみじかい 805も存在そんざいした。501と同様どうようにレディスモデルもある。またボーイズばんは 305となる。
510
1980年代ねんだいに 505から派生はせいしたテーパードストレートモデル。元々もともとは 505よりもももまわりをゆったりさせたコンフォートフィットがコンセプトであったが、たかめのヒップポケット位置いちあいまってヒップががりあしながえる「足長あしながジーンズ」として人気にんきがあった。英語えいごでの呼称こしょうはファイヴ・テン。レディスモデル、スリムばんの 610、廉価れんかばんの 20510、ボーイズばんの 210も存在そんざいした。レッドタブモデルはテキサスしゅうエルパソ工場こうじょうでのみの生産せいさんであった。
517
「サドルマン」あるいは「ブーツカット」とばれるひざからもとにかけゆるやかにひろがるシルエットで、うつくしさがひかるモデル。0217デニムを使用しよう。ラングラーのジーンズと同様どうようれて穿かれることもおおい。1971ねん発売はつばい。505と同様どうようにオレンジタブの廉価れんかばん正式せいしき型番かたばん 20517 および 40517)が存在そんざいした。コーデュロイ素材そざい素材そざいコード15)のものもおお出回でまわった。ボーイズばんは717。かつては類似るいじした型番かたばんで 507というモデルが存在そんざいしたが、こちらはフィリピンせいのレッドタブ・ベルボトムジーンズであった。
569
リーバイスで一番いちばんふといシルエットが特徴とくちょう、おもにHIPHOPけいひとかれていたが近年きんねんのタイトシルエットブームですっかりかげうすくなってしまった悲劇ひげきのジーンズである。なお、アメリカにはさらふといバギージーンズとして 570というモデルも存在そんざいした。リーバイスのルーズフィットジーンズは、1980年代ねんだい発売はつばいされた 509あたりがその起源きげんとみられる。
606
タイトスリム(スーパースリム)のジーンズ。1968ねん発売はつばい一時期いちじきにはレッドタブのブルーとホワイトタブのブラック・ホワイトが生産せいさんされ、ミュージシャンやアイビーなどのあいだ人気にんきはくした。現在げんざいではブラックとBIG「E」のオレンジタブ復刻ふっこくバージョンがある。かつてはフィリピンせいさらほそい「スーパータイト」の605というモデルも存在そんざいした。
646
ひざからしたひろがりが517よりもおおきい「ベルボトム」とばれるシルエット。1969ねん発売はつばい。オレンジタブでリベット・コインポケットはい。またコーデュロイ素材そざいなどをのぞいて基本きほんてきにパッチし。それらのてん以外いがいひざからうえは 606 と共通きょうつうで(ただうしりょうサイドのベルトループがかなりセンターにった製品せいひんもある)、すそのシルエットだけがせい反対はんたいとなる。ごく初期しょきのものは、インサイドシームをロックではなくわき縫製ほうせいしていた。はやくから日本にっぽん製品せいひん存在そんざいした。現在げんざい、ヴィンテージ・ラインに70646-0010として復刻ふっこくされている。かつてはすそひろがりが一層いっそうおおきい 684(ビッグベル)や、ぎゃくちいさめで 517 とのなかあいだてきなステューデントモデル 746 も生産せいさんされた。にリーバイスのベルボトムにはホワイトタブのカラージーンズ・609や、レッドタブの557というモデルもあった。
101
アメリカの3だいジーンズブランドのひとつ、Lee製品せいひん。Leeではジーンズのことを Riders (この場合ばあいうま意味いみ)と呼称こしょうする。101 は、かのジェームズ・ディーン映画えいがげきちゅうおよび私生活しせいかつ愛用あいようした。ボタンフライとジップフライの2タイプが存在そんざい。Leeはジーンズにジッパーを導入どうにゅうしたはじめてのメーカーでもある。
11MW
1947ねん発売はつばい。ハリウッドの西部せいぶげきスターの衣装いしょうをデザインしていたロデオ・ベンがデザインし、世界せかいはつのファッションデザイナーによるジーンズとされている。また防縮ぼうしゅく加工かこうされたはじめてのジーンズでもある。Wranglerはそれまでウエスト・オーバーオールとばれていたデニムせいワークパンツ(すなわちジーンズ)をジーンズとんで販売はんばいしたはじめてのブランドである。
13MW
11MW の後継こうけいモデル。全米ぜんべいプロ・ロデオ協会きょうかい公認こうにんジーンズである。ブロークンデニムを使用しよう。このブロークン(ツイル)デニムは綾織あやおりあやくずした織物おりもので、表面ひょうめんがソフトで手触てざわりもやわらかくあらってもよじれることがない。ロデオりのあいだではスラックスのようにアイロンでセンタークリース()をれて穿かれる。そのため古着ふるぎとして輸入ゆにゅうされた 13MW にはセンタークリースがしろせんじょういろちしているものがよく見受みうけられる。
M1002
1967ねん開発かいはつされた日本人にっぽんじん体型たいけいわせたはじめてのジーンズ。シルエットの改善かいぜんにより、世界せかいのジーンズが作業さぎょうからファッションになるフィットするジーンズの起源きげんモデル。
それまでは、アメリカじん体型たいけい作業さぎょうシルエットのため、非常ひじょうふとく、ひくほそ日本人にっぽんじんにはわなかった。
また、世界せかいはじめて製品せいひんあらいしたジーンズの後継こうけいモデルで、現在げんざい中古ちゅうこあら加工かこうなど日本にっぽんジーンズのパイオニアモデル。
400番台ばんだい
インターナショナルベーシックシリーズのジーンズ。エドウインしゃのストレート・スリムジーンズの定番ていばんとなっている。402 - 405 がストレート、406 - 408 がスリムである。ストレート・スリムともに末尾まつび数字すうじおおきくなるほどふとのモデルとなる。
503
現在げんざいのエドウインにおける定番ていばんシリーズ。あらい・防縮ぼうしゅく加工かこうのみの製品せいひんから、はなはだしいいろち・きずつけ加工かこうほどこした製品せいひんまで、多彩たさいなシリーズ展開てんかいほこる。
505
あかみみきヴィンテージジーンズが流行りゅうこうした1990年代ねんだいなかばに一世いっせい風靡ふうびした。
1400番台ばんだい
1980年代ねんだいのインターナショナルベーシックシリーズ。一世いっせい風靡ふうびしたブリーチのYT1410(ロンドンスリム)を筆頭ひっとうにストレート、ルーズスリムまで、現在げんざい同様どうよう多彩たさいなラインナップをほこった。

国産こくさんレプリカブランド

編集へんしゅう

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう

注釈ちゅうしゃく

編集へんしゅう
  1. ^ 現在げんざい多様たよう店舗てんぽ展開てんかいによりきた青山あおやまいち丁目ちょうめ本店ほんてん閉鎖へいさされている。
  2. ^ 正確せいかく表記ひょうきは 501Ⓡ(Rのまるかこ文字もじ)。特殊とくしゅ文字もじのため本文ほんぶんでは代替だいたい表記ひょうきおこなった。なお、アメリカせいの501や505などのなかにはタブの刺繍ししゅうがこのⓇ(サークルR)のみのものが一定いっていかくりつ存在そんざいした。
  3. ^ ただし正式せいしき型番かたばんは 501ではなく、55501、71501などのように原型げんけいとししきあたまく。
  4. ^ 当時とうじ日本にっぽん製品せいひんに 501の使用しようできなかったためむなく 502 となったとわれている。以降いこう同様どうように701XX、504Z、503B、503Z、50s(1950年代ねんだいの501)などの復刻ふっこくつづき、近年きんねんのものでも正式せいしき型番かたばんが「501」のみの日本にっぽん製品せいひん発売はつばいされていない。

出典しゅってん

編集へんしゅう
  1. ^ a b Oxford Dictionaries
  2. ^ a b ジョアン・フィンケルシュタイン『ファッションの文化ぶんか社会しゃかいがくなりじつひろいたりやく せりか書房しょぼう 2007ねんISBN 9784796702799 pp.50-53.
  3. ^ a b c d e f g h i 『アメトラ』デーヴィッド・マークス、DU BOOKS、2017、4しょうジーンズ革命かくめいp112-142
  4. ^ おんなせいななくちばしはちした嚷「解放かいほうろう教授きょうじゅかたこれじゅんいれどう (Chinese). The Kung Sheung Daily News. (1977ねん5がつ27にち). https://mmis.hkpl.gov.hk/coverpage/-/coverpage/view?_coverpage_WAR_mmisportalportlet_hsf=%E7%89%9B%E4%BB%94%E8%A4%B2&_coverpage_WAR_mmisportalportlet_actual_q=%28%20verbatim_dc.collection%3A%28%22Old%5C%20HK%5C%20Newspapers%22%29%20%29%20AND+%28%20%28%20allTermsMandatory%3A%28true%29%20OR+all_dc.title%3A%28%E7%89%9B%E4%BB%94%E8%A4%B2%29%20OR+all_dc.creator%3A%28%E7%89%9B%E4%BB%94%E8%A4%B2%29%20OR+all_dc.contributor%3A%28%E7%89%9B%E4%BB%94%E8%A4%B2%29%20OR+all_dc.subject%3A%28%E7%89%9B%E4%BB%94%E8%A4%B2%29%20OR+fulltext%3A%28%E7%89%9B%E4%BB%94%E8%A4%B2%29%20OR+all_dc.description%3A%28%E7%89%9B%E4%BB%94%E8%A4%B2%29%20%29%20%29&_coverpage_WAR_mmisportalportlet_sort_field=score&p_r_p_-1078056564_c=QF757YsWv5%2BaFKLr9PBvgILoEa3mihLU&_coverpage_WAR_mmisportalportlet_o=11&_coverpage_WAR_mmisportalportlet_sort_order=desc 2019ねん2がつ25にち閲覧えつらん 
  5. ^ 大阪大学おおさかだいがく講師こうし 過去かこにジーンズ姿すがた女子大じょしだいせい受講じゅこう拒否きょひ (Japanese). NEWSポストセブン. (2011ねん4がつ9にち). https://www.news-postseven.com/archives/20110409_17067.html 2020ねん10がつ10日とおか閲覧えつらん 
  6. ^ a b c d e f 『アメトラ』デーヴィッド・マークス、9しょうビンテージとレプリカp287-322
  7. ^ アメリカむらあたらしい息吹いぶきあつまるまち』【1985ねん前後ぜんこう
  8. ^ What is Selvedge Denim?Tod Shelton, October 29, 2019
  9. ^ ジャパンデニムの分岐ぶんきてん!2007ねんLevi’s(リーバイス)事件じけんFAsion Pathfinder, 2019-05-27
  10. ^ スキニーデニム - goo辞書じしょ(デジタル大辞泉だいじせん)、2020ねん9がつ24にち閲覧えつらん
  11. ^ 日経にっけいスペシャル ガイアの夜明よあだい480かい - ウェイバックマシン(2016ねん3がつ4にちアーカイブぶんテレビ東京てれびとうきょう、2011ねん8がつ23にち
  12. ^ メリアム=ウェブスター辞典じてんオンラインばん:"Selvage." Merriam-Webster.com. Merriam-Webster, n.d. Web. 15 Aug. 2014. http://www.merriam-webster.com/dictionary/selvage.
  13. ^ Heddels Dictionary 2014-08-16閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

編集へんしゅう

外部がいぶリンク

編集へんしゅう
  • 宇野うの保子やすこジーンズ・カジュアルファッション」『中国ちゅうごく学園がくえん紀要きようだい6ごう中国ちゅうごく学園がくえん大学だいがく/中国短期大学ちゅうごくたんきだいがく、2007ねん6がつ、29-38ぺーじISSN 13479350NAID 110006609561 
  • ジーンズ用語ようご辞典じてんWeblio(リー・ジャパン提供ていきょう)
  • 「ジーンズの歴史れきしについてかれたほんはないか」城西大学じょうさいだいがく水田すいでん記念きねん図書館としょかん) - レファレンス協同きょうどうデータベース