(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ダイ・ハード - Wikipedia

ダイ・ハード

アメリカの映画えいが作品さくひん

ダイ・ハード』(原題げんだい:Die Hard)は、1988ねん公開こうかいされたアメリカ映画えいが監督かんとくジョン・マクティアナン脚本きゃくほんジェブ・スチュアートスティーブン・E・デ・スーザ主演しゅえんブルース・ウィリスてきのリーダーをアラン・リックマンつとめる。別居べっきょちゅうつまうため、ロサンゼルスにやってきたニューヨーク市警しけい刑事けいじジョン・マクレーンが、ドイツじんテロリストのハンス・グルーバー英語えいごばんひきいるテロリスト集団しゅうだんによって占拠せんきょされた高層こうそうビルで奮闘ふんとうするアクション。そのボニー・ベデリアレジナルド・ヴェルジョンソンウィリアム・アザートンポール・グリーソンハート・ボックナーらが脇役わきやくとして出演しゅつえんしている。原作げんさくは1979ねんロデリック・ソープ小説しょうせつ『Nothing Lasts Forever』(日本語にほんごタイトルは映画えいがおなじ『ダイ・ハード[注釈ちゅうしゃく 1])。タイトルの「Die Hard」は「なかなかなない」の

ダイ・ハード
Die Hard
監督かんとく ジョン・マクティアナン
脚本きゃくほん
原作げんさくダイ・ハード
ロデリック・ソープ
製作せいさく
製作せいさくそう指揮しき チャールズ・ゴードン
出演しゅつえんしゃ ブルース・ウィリス
アラン・リックマン
アレクサンダー・ゴドノフ
ボニー・ベデリア
レジナルド・ヴェルジョンソン
ポール・グリーソン
デヴロー・ホワイト英語えいごばん
ウィリアム・アザートン
ハート・ボックナー
ジェームズ・シゲタ
クラレンス・ギルヤード・Jr英語えいごばん
アンドリアス・ウイスニウスキー
デニス・ヘイデン英語えいごばん
アル・レオン
ロレンゾ・カッチャランツァ英語えいごばん
音楽おんがく マイケル・ケイメン
主題歌しゅだいか ヴォーン・モンロー英語えいごばん 『Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!』
撮影さつえい ヤン・デ・ボン
編集へんしゅう
製作せいさく会社かいしゃ
配給はいきゅう 20世紀せいきフォックス
公開こうかい アメリカ合衆国の旗 1988ねん7がつ15にち
日本の旗 1989ねん2がつ4にち
上映じょうえい時間じかん 132ふん[1]
製作せいさくこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
言語げんご 英語えいご
製作せいさく 2,500 - 3,500まんドル
興行こうぎょう収入しゅうにゅう 1おく3,980 - 1おく4,150まんドル
配給はいきゅう収入しゅうにゅう 🇯🇵11.8おくえん
つぎさく ダイ・ハード2
テンプレートを表示ひょうじ

概要がいよう

脚本きゃくほんのスチュアートは、ソープの原作げんさく小説しょうせつ映画えいがするため、1987ねん20世紀せいきフォックスやとわれた。その完成かんせいしたドラフトばん翌年よくねんなつだいヒットを期待きたいしていたフォックスによってすぐに採用さいようされた。当初とうしょ主人公しゅじんこうマクレーンやくには、アーノルド・シュワルツェネッガーシルヴェスター・スタローンといった当時とうじのアクション映画えいが人気にんき俳優はいゆうたちにオファーされたがことわられ、おもにテレビドラマで活動かつどうしていたブルース・ウィリスに白羽しらはてられた。500まんドルでオファーをけ、これによってウィリスはハリウッドでもっとかせいでいる俳優はいゆう一人ひとりになった。この契約けいやくは、当時とうじ業界ぎょうかい関係かんけいしゃあいだでは投資とうし効果こうかわるいとなされ、公開こうかいまえおおきな波紋はもんひろげた。撮影さつえいは1987ねん11月から1988ねん3がつにかけておこなわれ、2500まんドルから3500まんドルの予算よさんで、ロサンゼルスフォックス・プラザ周辺しゅうへんでほぼすべてのロケがおこなわれた。

公開こうかいまえほんさくへの期待きたいひくく、マーケティングチームは主人公しゅじんこうマクレーンと同様どうよう舞台ぶたい重要じゅうようだと判断はんだんしてウィリスの露出ろしゅつおさえたマーケティングもおこなわれた。1988ねん7がつ封切ふうきでも初期しょきのレビューは賛否さんぴ両論りょうろんであった。暴力ぼうりょく表現ひょうげんやプロット、ウィリスの演技えんぎ批判ひはんあつまった一方いっぽうで、マクティアナン監督かんとく演出えんしゅつ悪役あくやくハンス・グルーバーをカリスマてきえんじたリックマンの演技えんぎ評価ひょうかされた。予想よそうはんしてほんさくやく1おく4せんまんドルの興行こうぎょう収入しゅうにゅうげ、そのとし興行こうぎょう収入しゅうにゅうランキングで10、アクション映画えいがとしては首位しゅい記録きろく達成たっせいした。アカデミーしょうには4部門ぶもんでノミネートされたにとどまらず、ウィリスをスターにげ、リックマンを有名ゆうめいにした。

『ダイ・ハード』はさい評価ひょうかされ、現代げんだいにおいては最高さいこうのアクション映画えいがいちさくとされ、また最高さいこうのクリスマス映画えいがひとつにもえらばれている。当時とうじのアクション映画えいがでは一般いっぱんてきであった筋肉きんにく隆々りゅうりゅう無敵むてきのヒーローとは対照たいしょうてきな、脆弱ぜいじゃく堕落だらくした主人公しゅじんこうとしてマクレーンをえがいたことで、アクションジャンルを活性かっせいさせたとみなされている。 ほんさくおおくの模倣もほう作品さくひんし、「ダイ・ハード」という言葉ことば映画えいがスピード』が「バスのダイ・ハード」とばれるように、主人公しゅじんこう限定げんていされた舞台ぶたい圧倒的あっとうてき不利ふり状況じょうきょうたたか物語ものがたり形式けいしき代名詞だいめいしとなった。続編ぞくへんには『ダイ・ハード2』『ダイ・ハード3』『ダイ・ハード4.0』『ダイ・ハード/ラスト・デイ』があり、そのほかゲームやコミックもふくめてシリーズ英語えいごばんしている。2017ねんにはアメリカ議会ぎかい図書館としょかんによって、アメリカ国立こくりつフィルム登録とうろく簿に「文化ぶんかてき歴史れきしてき、または芸術げいじゅつてき重要じゅうよう」として保存ほぞんされることが決定けっていした。

ストーリー

クリスマス・イヴ。ニューヨーク市警しけい刑事けいじジョン・マクレーン別居べっきょちゅうつまホリーにうため、ロサンゼルスへとやってきた。ホリーがつとめる日系にっけい企業きぎょうナカトミ商事しょうじひらくクリスマス・パーティのせき再会さいかいした二人ふたりであったが、和解わかいするどころか口論こうろんとなってしまう。

そんななか突如とつじょあらわれたハンス・グルーバー英語えいごばんひきいる13めい武装ぶそう集団しゅうだんがパーティー会場かいじょう占拠せんきょ警備けいびいん射殺しゃさつし、パーティーの出席しゅっせきしゃ人質ひとじちにし、ビル全体ぜんたいのセキュリティをも掌握しょうあくしてしまう。かれらのねらいは厳重げんじゅうなセキュリティの金庫きんこ保管ほかんされている「6おく4せんまんドルの記名きめい債券さいけん」であり、協力きょうりょくてきなタカギ社長しゃちょう容赦ようしゃなく射殺しゃさつする。

偶然ぐうぜん会場かいじょうからはなれていたマクレーンは一人ひとりだけなんのがれ、ハンスらが占拠せんきょするフロアから脱出だっしゅつ消火しょうか設備せつび作動さどうさせて外部がいぶ非常ひじょう事態じたいつたえようするが、その存在そんざいったハンスがはなった追手おって銃撃じゅうげきせんになる。いったん出動しゅつどうした消防しょうぼうたいは、ハンスが設備せつび誤作動ごさどうだったと通報つうほうしたためかえしてしまう。マクレーンは警察けいさつ無線むせん使つかって通報つうほうするが、なかなかしんじてもらえない。ねんのため確認かくにんするよう指示しじされてやってきたアル・パウエル英語えいごばん巡査じゅんさ部長ぶちょうは、警備けいびいんふんしたハンスの部下ぶかうそしんじてそのはなれそうになるが、マクレーンは仕留しとめた実行じっこうはん一人ひとり死体したいをパウエルのパトカー目掛めがけてげ、非常ひじょう事態じたいつたえることに成功せいこうする。

パウエルの報告ほうこくロス市警しけいやFBIが出動しゅつどうしビルを包囲ほういするものの、すべて想定そうていみのハンスのたくみな反撃はんげきにより、SWATの突入とつにゅう作戦さくせん失敗しっぱい。さらにハンスは政治せいじ思想しそうてきなテロリストをよそおい、警察けいさつやFBIの攪乱かくらんをはかる。また、ハンスにマクレーンわたしの交渉こうしょうこころみたエリスも射殺しゃさつされる。

計画けいかく準備じゅんび直接ちょくせつ確認かくにんちゅうのハンスとマクレーンがくわす。ハンスは咄嗟とっさ人質ひとじち一人ひとりりをするが、マクレーンはハンスの正体しょうたい見抜みぬく。しかしけたハンスの部下ぶかたちはげしい銃撃じゅうげきせんとなり、裸足はだし状態じょうたいでガラスの破片はへんだらけのフロアをだっしたため、あしうらだい怪我けがう。満身まんしん創痍そうい弱気よわきになるマクレーンだったが、無線むせんでパウエルにはげまされると、パウエルはかつて子供こどもあやましてしまったトラウマからじゅうてなくなってしまったことをかし、マクレーンもまたつま和解わかいできなかったことを後悔こうかいしているとかす。

犯行はんこうグループをテロリストだとおもんでいるFBIは、テロ対策たいさくマニュアルにしたがって付近ふきん一帯いったい停電ていでんさせるが、これこそがハンスのねらいであり、停電ていでん影響えいきょう金庫きんこ最終さいしゅうロックがはずれ、まんまと有価ゆうか証券しょうけんうばうことに成功せいこうする。また脱出だっしゅつよう要求ようきゅうされたヘリに武装ぶそうした捜査そうさかんしのばせるFBIだったが、ハンスのねらいは人質ひとじちごと屋上おくじょう爆破ばくはし、そのすき地下ちかからトラックで脱出だっしゅつすることだった。そのねらいに気付きづいたマクレーンはそれを阻止そししようと奮闘ふんとうするが、横暴おうぼうなジャーナリスト、リチャード・ソーンバーグの無神経むしんけいなテレビ中継ちゅうけいにより、ホリーがマクレーンのつまであることをったハンスは、ホリーだけを人質ひとじちのこす。屋上おくじょう爆破ばくはされ、FBIのったヘリは墜落ついらくするものの、なんとか人質ひとじちたちを避難ひなんさせることに成功せいこうしたマクレーンは、自身じしん消火しょうかホースを使つかって屋上おくじょうから脱出だっしゅつ。ホリーを人質ひとじちにしたハンスと対峙たいじする。のこり2はつしかない弾丸だんがん逆転ぎゃくてん奇策きさくってると、ホリーを救出きゅうしゅつし、ハンスをビルから転落てんらくさせる。

ホリーとともにビルからてきたマクレーンは、無線むせん友情ゆうじょうわしていたパウエルとはじめてかおわせる。ところがそこに、じつはまだきていた犯人はんにん一人ひとりあらわれ、自動じどう小銃しょうじゅうとうとする。かれをとっさに射殺しゃさつしたのは、トラウマでがねけなくなっていたはずのパウエルであった。だい混乱こんらんきわめたロスに、ようやくおだやかなクリスマスがおとずれるのであった。

キャスト

2010ねんのブルース・ウィリス(ひだり)と2009ねんのアラン・リックマン(みぎ)。ウィリスは主人公しゅじんこうジョン・マクレーンえんじ、リックマンは悪役あくやくハンス・グルーバーえんじた。

パーティ参加さんかしゃ

ジョン・マクレーンJohn McClane
えんじ - ブルース・ウィリス
ニューヨーク警察けいさつ本部ほんぶ刑事けいじ階級かいきゅう巡査じゅんさ部長ぶちょう)で、もっと不運ふうんなタイミングでもっと不運ふうん場所ばしょ居合いあわせるもっと不運ふうん簡単かんたんにはなない(不死身ふじみの)おとこ無鉄砲むてっぽういちめんもあるが、偽造ぎぞうされた身分みぶん証明しょうめいしょ見抜みぬいたり、煙草たばこ銘柄めいがらから出身しゅっしんこく推測すいそくするなどの刑事けいじとしての洞察どうさつりょくすぐれており、また屋上おくじょうやコンピュータしつでの銃撃じゅうげきせんでゲリラせん展開てんかいしたり、即席そくせきばくだんつくったりと戦術せんじゅつめん工作こうさくめんでもたか技術ぎじゅつっている。つまのホリーはロサンゼルスではたらいている。自分じぶんはニューヨークの刑事けいじであり、められないとはなすが、実際じっさいはホリーがすぐにもどるとおもっていたために同行どうこうしなかった。ホリーにさそわれておとずれたナカトミ・プラザが占拠せんきょされたことをり、テロリストグループを相手あいて一人ひとりかうことになる。

ホリー・ジェネロ=マクレーンHolly Gennero McClane
えんじ - ボニー・ベデリア
ジョン・マクレーンのつまで、ナカトミ商事しょうじ重役じゅうやく日系にっけい企業きぎょうでは家族かぞくちはけがわるいという理由りゆうから会社かいしゃでは旧姓きゅうせいの“ジェネロ”を名乗なのっており、それゆえおっと再会さいかい早々そうそう結婚けっこん概念がいねんちがいからいさかいをこしている。
ハンスたち襲撃しゅうげきい、さらにはソーンバーグの強引ごういん取材しゅざい身元みもとかされたために危機ききおちいるが、最終さいしゅうてきにはおっとであるジョンにたすけられた。事件じけん解決かいけつわるびれもしないでなお取材しゅざいつづけようとするソーンバーグの顔面がんめん強烈きょうれつなパンチを見舞みまう。だい2さくでは、このパンチでが2ほんれたソーンバーグに告訴こくそされてたがいに50m以内いないへの接近せっきん禁止きんしされたことがあきらかになる。

アーガイル(Argyle
えんじ - デヴロー・ホワイト英語えいごばん
マクレーンをロサンゼルス空港くうこうからナカトミ・プラザまではこ役割やくわりになリムジン運転うんてんしゅで、いまさくにおけるマクレーンに協力きょうりょくてき数少かずすくない人物じんぶつ。お調子ちょうししゃでノリがく、以前いぜんはタクシー運転うんてんしゅつとめていたこともあって多弁たべんである。
ビルの地下ちか駐車ちゅうしゃじょうでマクレーンをつうちに、ハンスたち閉鎖へいさした駐車ちゅうしゃじょうからられなくなってしまう。当初とうしょはビルできていることにまったづかず呑気のんきさけんだり恋人こいびと電話でんわけたりしていたが、リチャードの報道ほうどうによってようやく事態じたいづく。終盤しゅうばんではトラックのコンテナにかくしていたにせ救急きゅうきゅうしゃ脱走だっそうはかるテオを発見はっけんし、運転うんてんするリムジンで体当たいあたりを敢行かんこうさらにテオを顔面がんめんパンチでノックアウトした。事件じけん解決かいけつ自力じりき駐車ちゅうしゃじょうから脱出だっしゅつし、マクレーン夫妻ふさいせてナカトミ・プラザをのちにした。

ハリー・エリス(Harry Ellis
えんじ - ハート・ボックナー
ナカトミ商事しょうじ重役じゅうやく軽薄けいはく性格せいかくで、おっとがいるとりながらしつこくホリーをデートにさそうなどしている。また、エリート意識いしき非常ひじょうたかいが、一方いっぽうではコカイン常習じょうしゅうしゃであるなど素行そこうはかなりわるい。
自身じしん交渉こうしょうじゅつ過信かしんしており、マクレーンが単独たんどく抵抗ていこうしていることをり、かれをグループにわたこと目論もくろみ、友人ゆうじんいつわってハンスにマクレーンの名前なまえ素性すじょう暴露ばくろし、無線むせんかれ投降とうこうびかけるやくってる。マクレーンはエリスにじゅうけるハンスに「友人ゆうじんではなく、初対面しょたいめんだ」と必死ひっし説得せっとくしたが、その説得せっとくむなしく、マクレーンがびかけにおうじないと判断はんだんしたハンスに射殺しゃさつされた[注釈ちゅうしゃく 2]

ジョセフ・ヨシノブ・タカギ(Joseph Yoshinobu Takagi
えんじ - ジェームズ・シゲタ
ナカトミ商事しょうじ社長しゃちょうで、ナカトミコーポレーションふく会長かいちょう妻子持さいしもち。1937ねん京都きょうとまれで、幼少ようしょう一家いっかでカリフォルニアに移住いじゅうしており、またカリフォルニア大学だいがくそつで、ハーバード大学だいがくMBA修了しゅうりょうである。大戦たいせんちゅう強制きょうせい収容しゅうようされた経験けいけんっており、日系にっけいアメリカじんとして苦学くがくすえ栄達えいたつたすなどのかがやかしき功績こうせきほこっている。
テロリストにおどされつつもくっすることなく毅然きぜんとしたいをせ、ハンスに3つかぞえるあいだ金庫きんこ暗証あんしょう番号ばんごうおしえるようにおどされても、自分じぶんころしてから東京とうきょう本社ほんしゃって会長かいちょうけと拒絶きょぜつして、ハンスに射殺しゃさつされた。
ジニー(Ginny
えんじ - ダスティン・テイラー
ホリーの部下ぶか妊娠にんしんちゅう臨月りんげつむかえている。

強盗ごうとうグループ

ハンス・グルーバー英語えいごばんHans Gruber
えんじ - アラン・リックマン
強盗ごうとうグループのリーダーで、西にしドイツ民族みんぞく解放かいほう機構きこう架空かくう左翼さよくテロ組織そしき)に所属しょぞくしていたもとテロリスト。ドイツじん高級こうきゅうなスーツをこなした容姿ようしいは紳士しんしてきだが、実際じっさいきわめて冷酷れいこく冷徹れいてつ性格せいかくで、やくにたないとなした人間にんげん容赦ようしゃ殺害さつがいする。さら強盗ごうとうグループないでも自分じぶん制御せいぎょかないと判断はんだんしたもの見限みかぎるところもある。
FBIのテロ対策たいさく先読さきよみする、マクレーンとたがいにかおらない状態じょうたい鉢合はちあわせしたときには咄嗟とっさ脱出だっしゅつこころみていた人質ひとじちえんじる(ただしマクレーンからはあやしいと見抜みぬかれており、わたした拳銃けんじゅう弾丸だんがんかれていた)、マクレーンが裸足はだしだとわかると周囲しゅういのガラスをつように指示しじす、激昂げっこうする部下ぶかおさえるとう知略ちりゃく統率とうそつりょくけている。エリスの「マクレーンとは長年ながねん友人ゆうじん」といううそ即座そくざ見抜みぬいた。
ビルの金庫きんこ保管ほかんされた6おく4せんまんドル相当そうとう債券さいけん奪取だっしゅ目論もくろんでおり、その計画けいかく手始てはじめとしてナカトミ・プラザを占拠せんきょし、さらには表向おもてむきの犯行はんこう声明せいめいとして世界せかい各国かっこくとらわれているテログループの解放かいほう要求ようきゅう[注釈ちゅうしゃく 3]する。
終盤しゅうばんでのマクレーンとの対峙たいじでは、ホリーを人質ひとじちりマクレーンを射殺しゃさつしようとしたが、直後ちょくごにマクレーンが背中せなかかくしていたじゅうたれ、ホリーの腕時計うでどけいつかんだままビルから宙吊ちゅうづりの状態じょうたいとなる。宙吊ちゅうづりになってなおもマクレーン夫妻ふさい道連みちづれにしようとしたが、最期さいごはマクレーンによって腕時計うでどけいはずされたことで単身たんしん転落てんらくした。
だい3さく敵役かたきやくであるサイモン・グルーバーはハンスのあにであり、おとうところしたマクレーンへの復讐ふくしゅう事件じけん動機どうきのひとつとなっている。

カール(Karl Vreski
えんじ - アレクサンダー・ゴドノフ
強盗ごうとうグループの一員いちいんでドイツじん。ハンスの右腕うわんであるじつどう部隊ぶたいのリーダー。フリッツ、フランコと3にん行動こうどうしている。自動じどう小銃しょうじゅうさいは、最初さいしょに1はつったあとに、ひとあいだおいて連射れんしゃするクセがある[注釈ちゅうしゃく 4]序盤じょばんではのメンバーとことなりテオとともにナカトミ・プラザの正面しょうめん玄関げんかんから侵入しんにゅうし、1かいにいたガードマンたち殺害さつがい
非常ひじょう粗暴そぼう好戦こうせんてき性格せいかくで、計画けいかく段取だんどりを無視むしして勝手かって行動こうどうするわるくせがあり、ハンスもいている様子ようすおとうとのトニーをマクレーンにころされた復讐ふくしゅうしんからいくとなくかれ壮絶そうぜつ死闘しとうひろげる。それゆえにハンスとは度々どど意見いけん衝突しょうとつし、最終さいしゅうてき独断どくだんでマクレーンと決闘けっとういどんだことからハンスに見限みかぎられてしまう[注釈ちゅうしゃく 5]
3度目どめ戦闘せんとうではくびをチェーンでめられたうえたおされたとおもわれていたが、マクレーンへの執着心しゅうちゃくしんから蘇生そせいし、ビル脱出だっしゅつ直後ちょくごのマクレーン夫婦ふうふじゅうけるが、トラウマを克服こくふくしたパウエルに射殺しゃさつされた。

テオ(Theo
えんじ - クラレンス・ギルヤード・Jr
強盗ごうとうグループの一員いちいんでアメリカじん。メンバーちゅう唯一ゆいいつ黒人こくじん。コンピューターの操作そうさ技術ぎじゅつすぐれており、ビルの金庫きんこやぶりを担当たんとう本人ほんにんいわく「性格せいかく」だが、ゲーム感覚かんかく殺人さつじん行為こういめたり、社長しゃちょう暗証あんしょう番号ばんごうくかどうかでカールとけをしていたり、強盗ごうとうグループに迎撃げいげきされるSWAT部隊ぶたいやFBIを馬鹿ばかにするなど残虐ざんぎゃくさはハンスにもおとらない。
序盤じょばんではカールととも正面しょうめん玄関げんかんから侵入しんにゅう。ガードマン殺害さつがい制御せいぎょしつにて業務ぎょうむようのぞ館内かんないすべてのエレベーター設定せっていを29かいまで到着とうちゃく不能ふのうにし、シャッターめてエスカレーター停止ていししたうえ復旧ふっきゅうできないように端末たんまつって破壊はかいした。そのは31かい金庫きんこしつにて金庫きんこひらきじょう作業さぎょうをしていたが、SWATたいけたさいにはビルの監視かんしカメラなどを利用りようして仲間なかまたち情報じょうほうおくって支援しえんした。
終盤しゅうばんでは金庫きんこやぶりを成功せいこうさせ、地下ちか駐車ちゅうしゃじょうかくしていた救急きゅうきゅうしゃ脱走だっそう準備じゅんびすすめていたが、アーガイルに発見はっけんされたうえにリムジンで体当たいあたりされ、運転うんてんせきまどしに顔面がんめんへのパンチをけて気絶きぜつした。その警察けいさつ逮捕たいほされた。

トニー(Tony Vreski
えんじ - アンドリアス・ウイスニウスキー
強盗ごうとうグループの一員いちいんでドイツじん。カールのおとうとまる眼鏡めがねをかけ、灰色はいいろのスウェットをている。あにせい反対はんたい慎重しんちょう頭脳ずのうで、序盤じょばん電話でんわせん配線はいせん変更へんこうなどのビルへの電気でんき工作こうさくおこなっていたが、カールがその段取だんどりを無視むししてチェーンソーで配線はいせん切断せつだんする様子ようすこげめんもある。
マクレーンが消防署しょうぼうしょ通報つうほうおこなったのをったハンスの指示しじで、単身たんしんで32かい捜索そうさくおこなっている最中さいちゅうにマクレーンと接触せっしょく不意打ふいうちをけていになり、最後さいご階段かいだんから転落てんらくした拍子ひょうしくびほねをへしられて死亡しぼうした。遺体いたいはマクレーンによって強盗ごうとうグループへのメッセージに使つかわれる。

エディ(Eddie
えんじ - デニス・ヘイデン
強盗ごうとうグループの一員いちいんでアメリカじん序盤じょばん時間じかんかせぎのためにビルのガードマンにまし、1かいフロアに駐在ちゅうざいして来客らいきゃくしゃへの見張みはりを担当たんとうしており、通報つうほうけつけたパウエルをだまった。
SWAT到着とうちゃくはユーリとともに1かい迎撃げいげきたり、SWATたい銃撃じゅうげき撃退げきたいする。終盤しゅうばんではハンスととも逃走とうそうはかろうとしていたさいあらわれたマクレーンにじゅうけるが、降参こうさんしたという演技えんぎおこなったマクレーンに油断ゆだんし、最後さいごかれ背中せなかかくっていた拳銃けんじゅう瞬時しゅんじあたまかれて死亡しぼうする。

ユーリ(Uli
えんじ - アル・レオン
強盗ごうとうグループの一員いちいん中国人ちゅうごくじん序盤じょばんはマルコやハインリッヒとともに35かいにて爆薬ばくやく設置せっち工作こうさくおこない、そのエディとともに1かい見張みはりを担当たんとう。SWAT到着とうちゃくはエディとともに1かい迎撃げいげきたり、SWATたい銃撃じゅうげき撃退げきたいするが、そのさい売店ばいてん菓子かしるい失敬しっけいしている。
終盤しゅうばんではハンスらがマクレーンよりうばかえした信管しんかんなどの道具どうぐもちいて爆破ばくは工作こうさく準備じゅんびえ、人質ひとじちたち屋上おくじょういたてたのちしたかいりてハンスらと合流ごうりゅうしようとするが、けつけたマクレーンと鉢合はちあわせし、最後さいご応射おうしゃするひまあたえられずに射殺しゃさつされた。

マルコ(Marco
えんじ - ロレンゾ・カッチャランツァ
強盗ごうとうグループの一員いちいんでイタリアじん序盤じょばんはハインリッヒやユーリとともに35かいにて爆薬ばくやく設置せっち工作こうさくおこなう。その、マクレーンが階下かいかの34かいあらわれたとの連絡れんらくけてけつけるが、ちょうど鉢合はちあわせして拳銃けんじゅうきつけられ、おもわず命乞いのちごいをしてしまう。そのけつけたハインリッヒの横槍よこやり膠着こうちゃく状態じょうたいやぶられ、つくえしたかくれたマクレーンをめるが、マクレーンからの応射おうしゃかったことに油断ゆだんして「つチャンスがあったらためらうな」と豪語ごうごしながら弾倉だんそう交換こうかんおこなうというおおきなすきつくり、最後さいごつくえしに拳銃けんじゅうもうしゃけて死亡しぼうする。その遺体いたいは、通報つうほうけつけたがいたずらと判断はんだんしてかえりかけたパウエルへ事件じけんらせるためのメッセージに利用りようされる。

ハインリッヒ(Heinrich
えんじ - ゲイリー・ロバーツ
強盗ごうとうグループの一員いちいんでドイツじん序盤じょばんのメンバーがった大型おおがたトラックの運転うんてん担当たんとう。ナカトミ・プラザ占拠せんきょ、マルコやユーリとともに35かいにて爆薬ばくやく設置せっち工作こうさくおこなっており、爆破ばくは工作こうさく指揮しきる。喫煙きつえんしゃ
その、マクレーンが階下かいかの34かいあらわれたとの連絡れんらくけ、マルコを先行せんこうさせて自分じぶんかうが、けつけたときにはマクレーンがマルコに拳銃けんじゅうきつけて膠着こうちゃく状態じょうたいになっており、マルコにせるようい、マクレーンに拳銃けんじゅうけるが、反撃はんげきたマクレーンに射殺しゃさつされる。犯行はんこう作戦さくせんきわめて重要じゅうよう起爆きばく装置そうちはいったバッグをったままだったため、死亡しぼうそのバッグ(と煙草たばこ)をマクレーンにうばわれる失態しったいおかす。

フリッツ(Fritz
えんじ - ハンス・バーリンガー
強盗ごうとうグループの一員いちいんでドイツじん。カールやフランコととも行動こうどうし、マクレーンと幾度いくどとなく銃撃じゅうげきせんひろげる。3にんなかではかれだけマクレーンや警察けいさつ登場とうじょう動揺どうようする場面ばめんおおい。終盤しゅうばんではエレベーターでカールやフランコとともにハンスとマクレーンのいる33かいけつけたさい、ドアがひらいたと同時どうじはなたれたマクレーンの発砲はっぽう対応たいおう出来できずに一方いっぽうてき射殺しゃさつされる。

フランコ(Franco
えんじ - ブルーノ・ドヨン
強盗ごうとうグループの一員いちいんでフランスじん。カールやフリッツととも行動こうどうし、マクレーンと幾度いくどとなく銃撃じゅうげきせんひろげる。終盤しゅうばんでは33かいにてカールとともにハンスと合流ごうりゅうし、マクレーンとの銃撃じゅうげきせん最中さいちゅうはしって移動いどうしていたが、直後ちょくごにマクレーンの銃撃じゅうげきあしかれて転倒てんとうし、最後さいごはガラスかべ頭部とうぶ強打きょうだして死亡しぼうする。

アレクサンダー(Alexander
えんじ - ジョーイ・プルーワ
強盗ごうとうグループの一員いちいんでドイツじん機関きかんじゅうやロケットほうなどの重火器じゅうかきあつかう。3かい機関きかんじゅう所持しょじして見張みはりをおこない、マクレーンのメッセージによって異常いじょう気付きづいたパウエルのパトカーにけてもうしゃくわえた。
SWAT到着とうちゃくはロケット発射はっしゃとうをジェームズととも運用うんようし、前進ぜんしんしてきたSWATの装甲車そうこうしゃ破壊はかいした。その炎上えんじょうする装甲車そうこうしゃと、けつけていたロス市警しけいのパトカーへけてさらなる砲撃ほうげきくわえようとするが、最後さいごはマクレーンにより投下とうかされたプラスチックばくだんによってフロアごとばされて死亡しぼうする。

ジェームズ(James
えんじ - ウィルヘルム・フォン・ホンブルグ
強盗ごうとうグループの一員いちいんでドイツじん。ビル屋上おくじょう見張みはりを担当たんとうしていたが、SWAT到着とうちゃくはロケット発射はっしゃをアレクサンダーととも運用うんようする。その装甲車そうこうしゃけてさらなる砲撃ほうげきくわえようと弾薬だんやく準備じゅんびしていたが、最後さいごはマクレーンにより投下とうかされたプラスチックばくだんによってフロアごとばされて死亡しぼうする。

クリストフ(Kristoff
えんじ - ジェラール・ボン
強盗ごうとうグループの一員いちいんでフランスじん。31かい金庫きんこしつにてテオの補佐ほさおこなう。終盤しゅうばん開放かいほう成功せいこうした金庫きんこからうばった債権さいけんはこんでいたが、直後ちょくごあらわれたマクレーンに殴打おうだされて昏倒こんとうする。その警察けいさつ逮捕たいほされた様子ようす

警察けいさつ・FBI

アル・パウエル英語えいごばんAl Powell
えんじ - レジナルド・ヴェルジョンソン
ロサンゼルス警察けいさつ警察官けいさつかん階級かいきゅう巡査じゅんさ部長ぶちょう)。ほんさくにおけるマクレーンの相棒あいぼうであり、かれ協力きょうりょくする数少かずすくない人物じんぶつでもある。好物こうぶつトゥインキーつま初子はつね身籠みごもっている。過去かこにパトロールちゅう、おもちゃのじゅうけてきた少年しょうねんあやましたトラウマから発砲はっぽう出来できなくなっており、通常つうじょう庶務しょむ担当たんとうしている。
偶然ぐうぜんナカトミ・プラザ付近ふきんのコンビニでトゥインキーをんでいたさい司令しれいセンターからナカトミ・プラザを調しらべるように指示しじけ、結果けっかとして事件じけんかかわることとなる。当初とうしょは、警備けいびいんふんしたハンスの部下ぶかたち演技えんぎだまされていちはそのからろうとしたが、直後ちょくごにマクレーンがとしたテロリスト(マルコ)の遺体いたい自身じしんのパトカーのボンネットにちてきたのをうえに、マクレーンにうえかいから銃撃じゅうげきされたことで事態じたいさっし、なかばパニック状態じょうたい地下ちか駐車ちゅうしゃじょうにパトカーごと落下らっかしながらもすぐに応援おうえんぶ。そのそとから事件じけん状況じょうきょう見届みとどけ、マクレーンに情報じょうほうつたえていた。終盤しゅうばんではマクレーン夫妻ふさいころそうといかけてきたカールをにするや、トラウマを克服こくふくしてかれたおして2人ふたりすくう。

ドウェイン・ロビンソン(Dwayne T. Robinson
えんじ - ポール・グリーソン
ロス警察けいさつ本部ほんぶ次長じちょう階級かいきゅう警視けいし)。高慢こうまんで、マクレーンやパウエルのはなしみみたない一方いっぽうで、連邦れんぽう捜査そうさきょく(FBI)にはききいれなかったパウエル(がマクレーンからた)の情報じょうほうをさも自分じぶん意見いけんよううなど、うえ身分みぶんたいしてはびへつらういちめんもあり、さらにはそのFBI捜査そうさかんたち死亡しぼうしたさいには「わりのFBI(捜査そうさかん)をばないと」とだけで片付かたづけてしまう冷淡れいたんいちめんさえも垣間見かいまみせる。また、パトカーのうえちてきたおとこ(マルコ)を「かぶ自殺じさつだろう」といい加減かげんことう。SWAT突入とつにゅうさせるが、テロリストグループの予想よそう以上いじょう反撃はんげきって失敗しっぱいし、直後ちょくごFBIに捜査そうさ主体しゅたいってかれたことで立場たちばしつくす。事件じけん、マクレーンにたいしてはエリスの殺害さつがい幇助ほうじょ、ビルの損壊そんかいけんについてめるなど、最後さいごまで的外まとはずれな言動げんどう終始しゅうしした[注釈ちゅうしゃく 6]

ビッグ・ジョンソン(Big Johnson
えんじ - ロバート・デヴィ
白人はくじんのFBI特別とくべつ捜査そうさかんおな苗字みょうじであるが、行動こうどうともにしているジョンソン捜査そうさかんつながりはない。また、ベトナム戦争せんそう従軍じゅうぐん経験けいけんがあり、作戦さくせん直前ちょくぜんには「ベトナム戦争せんそう当時とうじおもすぜ」とえつひたっていた。
ロス警察けいさつ本部ほんぶのロビンソン警視けいしわって指揮しきり、たいテロリストマニュアルに沿った作戦さくせん展開てんかいする[注釈ちゅうしゃく 7]さらにヘリにんでの犯人はんにん掃討そうとう作戦さくせんでは人質ひとじち多少たしょう犠牲ぎせいになってもかまわないつもりで特攻とっこうするも、ハンスたち仕掛しかけたばくだん爆発ばくはつまれて死亡しぼうした。

リトル・ジョンソン(Little Johnson
えんじ - グランド・L・ブッシュ
黒人こくじんのFBI特別とくべつ捜査そうさかん。ジョンソン特別とくべつ捜査そうさかんつながりはなく、年齢ねんれいしたである。また、ジョンソン特別とくべつ捜査そうさかんからベトナム戦争せんそうはなしをされたさいは「当時とうじ中学生ちゅうがくせいであったこと」をかしている。ジョンソン特別とくべつ捜査そうさかんしたがってヘリで犯人はんにん掃討そうとうかうが、おなじくばくだん爆発ばくはつまれて死亡しぼうする。
ミッチェル(Mitchell
えんじ - マット・ランダース
SWAT部隊ぶたい隊長たいちょう装甲車そうこうしゃごとビルに突入とつにゅうしようとするも、階段かいだん手摺てすりっかかって身動みうごきがれなくなったところをロケットランチャーで攻撃こうげきされる。目撃もくげきしたマクレーンがハンスに「もう十分じゅうぶんだろ!!のがしてやれ!」と要求ようきゅうするも、ハンスは「中途半端ちゅうとはんぱきらいでね」とて、追撃ついげきめいじたため、装甲車そうこうしゃごと爆破ばくはされる。

マスコミ関係かんけいしゃ

リチャード・ソーンバーグ(Richard Thornburg
えんじ - ウィリアム・アザートン
イエロー・ジャーナリズム職業しょくぎょう理念りねんとするKFLW-TVのリポーター。自己じこ中心ちゅうしんてき性格せいかくで、スクープのためなら強引ごういん取材しゅざい姿勢しせいおこない、相手あいて感情かんじょうや、それによってこる危険きけんなどは無視むしするなど手段しゅだんえらばず、またそのことかんしては一切いっさいわるびれもしない。
マクレーンまでしかけたうえ家政かせい脅迫きょうはくして子供こどもにインタビューし、ホリーの素性すじょうかして事態じたい悪化あっかさせた。事件じけん解決かいけつわるびれもせずに取材しゅざいつづけようとし、そのこと激怒げきどしたホリーに顔面がんめんなぐられ、その醜態しゅうたいをテレビにながされたためにホリーを逆恨さかうらみし、のち告訴こくそした。

ハーヴェイ・ジョンソン(Harvey Johnson
えんじ - デヴィッド・アーシン
KFLW-TVのニュースキャスター。ソーンバーグとは不仲ふなか

ゲイル・ウォーレンズ(Gail Wallens
えんじ - メアリー・エレン・トレイナー
KFLW-TVのニュースキャスター。

サム(Sam
えんじ - マーク・ゴールドスタイン
ニュースステーションのディレクター。
メアリー(Mary
えんじ - トレイシー・ライナー
ソーンバーグととも取材しゅざいおこなうスタッフ。

その

ルーシー・マクレーンLucy McClane
えんじ - テイラー・フライ
ジョンとホリーのむすめ

ポーリーナ(Paulina
えんじ - ベティ・カルヴァロー
ホリーがやとっている家政かせい移民いみんであるため、それをネタにソーンバーグにおどされ、マクレーン夫婦ふうふ子供こども取材しゅざいゆるしてしまう。

製作せいさく

企画きかく脚本きゃくほん

 
ジョン・マクティアナン監督かんとく(2014ねん

『ダイ・ハード』の製作せいさくは、脚本きゃくほんジェブ・スチュアート経済けいざいてき困窮こんきゅうしていた1987ねんはじまった。コロンビア映画えいが購入こうにゅうしたかれ脚本きゃくほん放棄ほうきされ、ウォルト・ディズニーとの契約けいやくでは十分じゅうぶん収入しゅうにゅうられなかった。スチュアートは契約けいやく期間きかんが6週間しゅうかんしかなかったため、代理人だいりにんジェレミー・ジマー英語えいごばん20世紀せいきフォックス製作せいさく部門ぶもんであるゴードン・カンパニーの開発かいはつ責任せきにんしゃロイド・レヴィン連絡れんらくった[2]

レヴィンはスチュアートに、もと警察官けいさつかんロデリック・ソープが1978ねんいた小説しょうせつ『Nothing Lasts Forever』(日本にっぽんばんタイトルは『ダイ・ハード』)の映画えいが依頼いらいした[2][3]。ソープは、1974ねん公開こうかいされたディザスター映画えいがタワーリング・インフェルノ』をのち、ビルのなか武装ぶそうしたおとこたちにわれるおとこゆめて、小説しょうせつ着想ちゃくそうたという[2][4]。フォックスは、1966ねん出版しゅっぱんされたこのほん前作ぜんさく『The Detective』を1968ねんフランク・シナトラがニューヨーク市警しけい刑事けいじジョー・リーランドをえんじて映画えいがしており(『刑事けいじ』)、『Nothing Lasts Forever』自体じたいも、その執筆しっぴつまえすで続編ぞくへん権利けんり購入こうにゅうしていた[2][4]

レヴィンは、かれ映画えいがてき面白おもしろいとおもったロサンゼルスクリスマスという設定せっていさえ維持いじすればはスチュアートの自由じゆういとした。ほんさく成功せいこうした映画えいがシリーズである『ランボー』にちなんで「オフィスビルのなかのランボー」としてされた[5]。プロデューサーのローレンス・ゴードンジョエル・シルバーは、1987ねん公開こうかいされたアクション映画えいがプレデター』で一緒いっしょ仕事しごとをしたジョン・マクティアナン監督かんとく起用きようした[6][7][8]。マクティアナンのテロリスト映画えいがでよくみられるようなたんに「卑劣ひれつ不快ふかい行為こうい」だけではなく、「なんらかのよろこび(some joy)」をむのであれば、という条件じょうけんけた[4]

スチュアートは、バーバンクにあるウォルト・ディズニー・スタジオのオフィスで18あいだ労働ろうどうするようになり、疲労ひろうかんから「イライラ」していた[2]つまとの喧嘩けんかのち、ドライブに出掛でかけたさき自分じぶん車線しゃせんじょうはこがあり、結果けっかとしてそらばこではあったが、けられずにいてしまった。かれによれば、そのにフリーウェイのわきくるまめ、「心臓しんぞうがドキドキした」という。ここからスチュアートは、「だい惨事さんじまえつまあやまるべきだったおとこ」という物語ものがたり中心ちゅうしんテーマを構想こうそうした。そしてつま仲直なかなおりするために帰宅きたくし、そのよるに35ページをげた[2]。スチュアートは、マクレーン夫妻ふさい関係かんけい形作かたちづくるために、離婚りこん配偶はいぐうしゃ旧姓きゅうせいもどるなど、同僚どうりょうたちの結婚けっこん生活せいかつ問題もんだい参考さんこうにした[2]

 
ジェブ・スチュアートはカリフォルニアしゅうバーバンクウォルト・ディズニー・スタジオ初期しょき草稿そうこうばんげた。

当初とうしょ主人公しゅじんこうジョン・マクレーン名前なまえはジョン・フォードであったが、これは同名どうめい物故ぶっこ監督かんとくジョン・フォード失礼しつれいだと20世紀せいきフォックスはかんがえた。スチュアートはかれ出自しゅつじであるケルトじん由来ゆらいの「力強ちからづよい(good strong)スコットランドの名前なまえ」としてマクレーンをえらんだ。かれはこのキャラクターを、最悪さいあく状況じょうきょうから教訓きょうくんて、別人べつじんというほどではないが人間にんげん成長せいちょうする欠陥けっかんのあるヒーローと表現ひょうげんした[2]。 アクション映画えいがいた経験けいけんがなかったスチュアートは、スリラー映画えいがいた経験けいけんかして、マクレーンとホリー、そしてかれらの和解わかい観客かんきゃくにかけてもらうことに注力ちゅうりょくした。スチュアートが幹部かんぶ物語ものがたり説明せつめいをしていると、ゴードンがそれをさえぎり、まずはドラフトばん完成かんせいさせるようにって会議かいぎから退出たいしゅつした。スチュアートは6週間しゅうかんかけて脚本きゃくほん初稿しょこう完成かんせいさせた[2]

スチュアートは『Nothing Lasts Forever』を理解りかいするのに、レヴィンのたすけをりたとかたっている[2]かれはC-4ばくだんがエレベーターシャフトにまれるシーンや、主人公しゅじんこうのジョー・リーランドが屋上おくじょうからりるシーンなど、おおくの場面ばめん忠実ちゅうじつ再現さいげんした[2][9][10]。 しかし、小説しょうせつはすべてリーランドの視点してんからかたられる形式けいしきであり、かれがいなかった場面ばめんこった出来事できごとについてはくわしくはかれていなかった。また、小説しょうせつのトーンはよりシニカルで虚無きょむてきであった。悪役あくやくのアントン・グルーバーはクラクソンが独裁どくさい政権せいけん支援しえんしているという理由りゆうで、世間せけんらずの男女だんじょのゲリラへい使つかってクラクソン・ビルを襲撃しゅうげきし、また、リーランドは麻薬まやく中毒ちゅうどくむすめうためにビルをたずねることになったが、最後さいごにはむすめはグルーバーとともにビルからちてんでしまう。 そのため、(リーランドの視点してんでは)てきたちの動機どうきがはっきりせず、リーランドはかれら(とく女性じょせい)をころすことに葛藤かっとうしていた。またリーランドは、高給こうきゅうりのセキュリティ・コンサルタントで、経験けいけん豊富ほうふ年配ねんぱい男性だんせいとしてかれていた[2][8][10]。 スチュアートは、この小説しょうせつのトーンを「かなしすぎる」と否定ひていし、また60さいえた高齢こうれいのアクションヒーローというのも説得せっとくりょくがないとかんがえた。かれはマクレーンが登場とうじょうしない場面ばめんにおいて登場とうじょう人物じんぶつたちをやしたり、設定せっていふくらませた。パウエルには妻子さいしあたえ、マクレーンとの関係かんけいをより親密しんみつにした。また、原作げんさくでは序盤じょばん姿すがたすアーガイルは中盤ちゅうばん以降いこうもしばしばげきちゅう登場とうじょうし、最後さいごにマクレーンをサポートする。オリジナルキャラクターとしては悪徳あくとくジャーナリストのリチャード・ソーンバーグが登場とうじょうする[2]

西部せいぶげき名優めいゆうジョン・ウェインのファンだったスチュアートは、カウボーイ言葉ことばふくめて、脚本きゃくほん全体ぜんたい西部せいぶげき要素ようそんだ。また、かれはロサンゼルスに建設けんせつちゅうだったフォックス・プラザ工事こうじ責任せきにんしゃしたしくなり、建物たてものなかはいって登場とうじょう人物じんぶつやシーンの配置はいちのアイデアをることができた。そして、1987ねん6がつ完成かんせいした脚本きゃくほん提出ていしゅつした。フォックスが1988ねんなつ大作たいさく映画えいがブロックバスター)を必要ひつようとしていたこともあり、この作品さくひん翌日よくじつには許可きょかされた[2]


キャスティング

 
ボニー・ベデリア(1974ねん)。彼女かのじょ出演しゅつえんした1983ねん伝記でんき映画えいが『Heart Like a Wheel』をたウィリスによってマクレーンの別居べっきょちゅうつま抜擢ばってきされた。

ほんさくは1968ねん映画えいが刑事けいじ』の続編ぞくへんとして映画えいがけん獲得かくとくしていたために契約けいやくじょうフランク・シナトラ主役しゅやくにしなければならない義務ぎむがあった。しかし、当時とうじ70さいであったシナトラはこれをことわった[3][4][8]。そして、このやくは、シルヴェスター・スタローンリチャード・ギアクリント・イーストウッドハリソン・フォード[7][11]バート・レイノルズニック・ノルティ[12]メル・ギブソンドン・ジョンソンリチャード・ディーン・アンダーソン[3]ポール・ニューマン[13]ジェームズ・カーン[14]アル・パチーノ[15]などのスターにオファーされた。当時とうじ有力ゆうりょくなアクション映画えいが典型てんけいアーノルド・シュワルツェネッガーのような筋肉きんにく隆々りゅうりゅう無敵むてきのマッチョマンであり、実際じっさい、シュワルツェネッガーにもオファーをしたが、コメディへの進出しんしゅつ希望きぼうしていたかれは『ツインズ』(1988ねん)に出演しゅつえんするために辞退じたいした[3]当時とうじブルース・ウィリスは、おもにロマンティック・コメディのテレビシリーズ『こちらブルームーン探偵たんていしゃ』において、シビル・シェパード相手あいてやくとして、コメディタッチな役柄やくがらえんじていたことでられていた。オファーをけたウィリスは、当初とうしょ『こちらブルームーン探偵たんていしゃ出演しゅつえんのための契約けいやく義務ぎむからオファーをことわったが、シェパードが妊娠にんしんしたことで番組ばんぐみ製作せいさくが11週間しゅうかん中断ちゅうだんすることとなり、オファーをけるのに十分じゅうぶん時間じかんしょうじた[3]

マクティアナンの彼女かのじょは、シネマスコアの担当たんとうしゃ偶然ぐうぜん出会であい、ウィリスを主役しゅやくにした場合ばあい分析ぶんせき依頼いらいした。その結果けっかかれ起用きようしても悪影響あくえいきょうはないと判断はんだんされ、2週間しゅうかんにウィリスの参加さんか正式せいしき決定けっていした[16]。それまでウィリスが出演しゅつえんした映画えいがは、ちゅう程度ていど成功せいこうおさめたコメディ映画えいがブラインド・デート』(1987ねん)の1ほんだけであったため、この抜擢ばってき物議ぶつぎかもした[3][17]当時とうじ映画えいが俳優はいゆうとテレビ俳優はいゆう明確めいかく区別くべつされていた。『ゴーストバスターズ』(1984ねん)のような映画えいがではテレビスターでもだいヒット映画えいが製作せいさくできるとみなされていたが、シェリー・ロングビル・コスビーのようなほかのテレビ俳優はいゆうは、映画えいがへの転身てんしん失敗しっぱいしていた[7][18]

ウィリスはこのやくで500まんドルの出演しゅつえんりょうり、これはダスティン・ホフマンウォーレン・ビーティロバート・レッドフォードなど、すで成功せいこうおさめている映画えいが俳優はいゆう匹敵ひってきするがくであった[6]。フォックスの社長しゃちょうであるレナード・ゴールドバーグ英語えいごばんは『ダイ・ハード』にはウィリスのような可能かのうせいのある俳優はいゆう必要ひつようだったとかた[6]、ゴードンは主人公しゅじんこう失敗しっぱいするかもしれないという可能かのうせいせるには、ウィリスのような普通ふつうひとであることが重要じゅうようだったとべている[19]。フォックス以外いがい関係かんけいしゃ情報じょうほうによれば、おおくの人気にんき俳優はいゆうことわられたために、スタジオは必死ひっしにスターをさがしていたという[20]。ウィリスは「かれらはこの映画えいがかれらのために価値かちがあるとおもったがく支払しはらってくれた」とべている[21]。また、スタローンやシュワルツェネッガーがえがくような大物おおものキャラクターとはちがうとし、「ヒーローとってもかれ普通ふつうおとこなんだ。異常いじょう状況じょうきょうほうまれただけの普通ふつうおとこにすぎない」とべている[17]。ウィリスは、サウス・ジャージー英語えいごばんそだった労働ろうどうしゃ階級かいきゅう人物じんぶつ参考さんこうにして、「その態度たいど権威けんいへの軽蔑けいべつ悪辣あくらつなユーモアのセンス、不本意ふほんいなヒーロー」などを表現ひょうげんした[3]

ほんさく悪役あくやくハンス・グルーバー英語えいごばんやくには映画えいが経験けいけんアラン・リックマン起用きようされた。これはブロードウェイはん危険きけん関係かんけい英語えいごばん』で悪役あくやくのヴィコント・ド・ヴァルモンをえんじたのをたシルバーによるものであり、映画えいがデビューはすでに40だい前半ぜんはんだった[3][22]。マクレーンの別居べっきょちゅうつまホリーやくにはボニー・ベデリアが起用きようされ、これは1983ねん公開こうかいされた伝記でんき映画えいが『Heart Like a Wheel』に出演しゅつえんしたのをたウィリスの提案ていあんだった[23]レジナルド・ヴェルジョンソンがマクレーンを外部がいぶから支援しえんするアル・パウエル英語えいごばん警官けいかんやく抜擢ばってきされることになったのは、以前いぜん一緒いっしょはたらいていたキャスティング・ディレクターのジャッキー・バーチ(Jackie Burch)の提案ていあんによるものであった。これがヴェルジョンソンのメジャー映画えいがデビューとなった。このやくにはロバート・デュヴァルジーン・ハックマンローレンス・フィッシュバーンウェズリー・スナイプスなどが候補こうほがっていた[24][25][26]。ホリーにちょっかいをかける軽薄けいはく同僚どうりょうエリスやくには、シルバーの知人ちじんであるハート・ボックナーがあてられた。このやくは3週間しゅうかんかけてとき系列けいれつじゅん撮影さつえいされた。マクティアナンは俳優はいゆうケイリー・グラントのような洗練せんれんされた人物じんぶつとしてえがきたかったが、ボックナーはかれげきちゅう行動こうどうはコカインと不安ふあんからるものとかんがえてやくづくりした。このため、マクティアナンは、ゴードンとシルバーがボックナーのおどけた演技えんぎたのしんでいることにづくまで、当初とうしょかれ演技えんぎきらっていた[27]

脚本きゃくほんのリライト

 
西部せいぶげき俳優はいゆうロイ・ロジャース。ジョン・マクレーンのめゼリフ「ippee-ki-yay、motherfucker(イッピカイェイ、マザーファッカー)」はかれのセリフ「Yippee-ki-yay, kids」に由来ゆらいする。

脚本きゃくほんスティーブン・E・デ・スーザは、アクションとコメディをわせた経験けいけんち、スチュアートの脚本きゃくほんなおした[28]かれはグルーバーが主人公しゅじんこうであるかのようにアプローチした。「もし(グルーバーが)強盗ごうとう計画けいかくし、実行じっこううつさなければ、(マクレーンは)ただパーティーにって、つま和解わかいするだけだっただろう。本当ほんとう物語ものがたりうごかしている悪役あくやく視点してんとおして、自分じぶん作品さくひんることを時々ときどきかんがえるべきだ」[9]。デ・スーザは、フォックス・プラザ設計せっけい使つかって、物語ものがたりやキャラクターのロケーションを建物たてものないにレイアウトした[28]

脚本きゃくほん撮影さつえいまえから撮影さつえいちゅうまで変更へんこうつづいた。撮影さつえい開始かいし最初さいしょすう週間しゅうかんは、まだウィリスの『こちらブルームーン探偵たんていしゃ』の撮影さつえいおこなわれていたため、かれはその撮影さつえい最大さいだい10あいだおこない、よるに『ダイ・ハード』の撮影さつえいをするという生活せいかつおくることになった。マクティアナンはウィリスに休養きゅうようするときあいだあたえ、そのわりデ・スーザにあたらしいシーンの追加ついかまかせ、マクレーン以外いがい登場とうじょう人物じんぶつ設定せってい描写びょうしゃふくらまされることになった。たとえばホリーの家政かせいのシーン、高木たかぎ死後しごにグルーバーと対峙たいじするホリーのシーン、ソーンバーグの紹介しょうかいシーン、パウエルと仲間なかま警官けいかんたちのシーンなどである[28]

シルバーは映画えいが途中とちゅうでマクレーンとグルーバーが出会であうシーンをれたいとかんがえていたが、デ・スーザは、そのための上手うまいシナリオがおもいつけずいたところ、たまたまリックマンがアメリカなまりの英語えいごはなすところをみみにした。これによってグルーバーがマクレーンとうときに正体しょうたいかくせるとかんがえ、マクレーンがかれだとわからないように高木たかぎ殺害さつがいシーンはなおされた[注釈ちゅうしゃく 8]。また、このマクレーンとグルーバーが出会であうシーンの追加ついかによって、マクレーンがテオをころべつのシーンは削除さくじょされた[28]

スチュアートのもと脚本きゃくほんでは、物語ものがたりは3日間にちかんにわたるものであったが、マクティアナンはシェイクスピアの『真夏まなつよるゆめ』に触発しょくはつされて、いちばんわる物語ものがたりえた。また、かれはテロリストを悪役あくやくにするのは「あまりにも悪辣あくらつ」だとかんがえ、テロリストの政治せいじせい焦点しょうてんてるのをけ、金銭きんせんてき追求ついきゅう目的もくてきとした強盗ごうとうにし、そのほうなつ娯楽ごらくにふさわしいというねらいもあった[29]

マクレーンのキャラクターが完全かんぜん確立かくりつしたのは、製作せいさくのほぼ半分はんぶんぎたころであった。マクティアナンとウィリスは、「マクレーンは、自分じぶんのことをあまりきではないが、最悪さいあく状況じょうきょう最善さいぜんくすおとこ」とめた[29]。マクレーンのキャッチフレーズ「イッピカイェイ、マザーファッカー(Yipee-ki-yay, motherfucker)」[注釈ちゅうしゃく 9]は、カウボーイ俳優はいゆうロイ・ロジャースの「Yippe-ki-yah, kids」をはじめとするふるいカウボーイ用語ようごもとにしたものであり、マクレーンのふるいアメリカじんキャラを強調きょうちょうしたものであった[3][9]。「Yippee-ki-yay, motherfucker」と「yippee-ti-yay, motherfucker」のどちらを使つかうかの議論ぎろんもあったが、ウィリスが前者ぜんしゃ支持しじした[3]

撮影さつえい

 
ロサンゼルスセンチュリーシティ英語えいごばんにあるフォックス・プラザが、ナカトミプラザの舞台ぶたいとなった。

ほんさくは1987ねん11月に撮影さつえい開始かいしされ、1988ねん3がつ初旬しょじゅん終了しゅうりょうし、予算よさんやく2500まんドルから3500まんドルであった[3][17][30][31][32][33]撮影さつえいはほとんどセンチュリーシティ英語えいごばんフォックス・プラザとその周辺しゅうへんおこなわれ、アベニュー・オブ・ザ・スターズ英語えいごばん位置いちしていた[8][34][35]。 この場所ばしょえらばれたのはプロダクション・デザイナーのJackson De Govia(ジャクソン・デ・ゴビア)がかかわった製作せいさく後半こうはんからであった[29]。ほぼ使用しよう建物たてもの必要ひつようであり、にちちゅう撮影さつえい無理むりなこと、撮影さつえいによる爆発ばくはつ被害ひがいがないことの2つの条件じょうけん[8]で、フォックス・プラザ提供ていきょうされた[34]

撮影さつえい監督かんとくヤン・デ・ボン建物たてもののデザインが特徴とくちょうてきで、それ自体じたいでひとつのキャラクターになりうるとひょうした。とおくからでもはっきりと建物たてものえるために、マクレーンがビルにちかづいていくさいエスタブリッシング・ショットつくることもできた。また、建物たてもの内部ないぶからも周辺しゅうへん街並まちなみがえたことは臨場りんじょうかん効果こうかがあった[34]。デ・ボンは登場とうじょう人物じんぶつをよりちかくで撮影さつえいするため、手持てもちカメラを頻繁ひんぱん使用しようし、より映画えいがてきな「親密しんみつさ」を演出えんしゅつした。かれ複雑ふくざつコンテは自分じぶん仕事しごと冗長じょうちょうにするとして、事前じぜんコンテをるようなことはほとんどしなかった。そのわり、マクティアナンとその撮影さつえいについて詳細しょうさいはない、つたえたい感情かんじょう感覚かんかくについてはなった。デ・ボンは魅力みりょくてきなショットよりもドラマチックなショットのほうかかわった。ただ、本物ほんもののフレアを使用しようしたことで予想よそう不能ふのうなモヤがしょうじ、映像えいぞうえなくなることもあったという[34]

ウィリスの撮影さつえい初日しょにちは、1987ねん11月2にちだった。『こちらブルームーン探偵たんていしゃ』の撮影さつえい現場げんばから直接ちょくせつやってきたウィリスの最初さいしょ撮影さつえいシーンは、マクレーンが消防しょうぼうホースを安全あんぜんつなわりに屋上おくじょうからりると背後はいご爆発ばくはつこり、たすかるという重要じゅうよう場面ばめんであった[3]かれほんさくにおける演技えんぎむずかしいとかんじたのは、それまでの経験けいけんことなって他人たにんまじわることがすくなく、一人ひとりでいる場面ばめんおおかったことだという[21]撮影さつえい合間あいまにはウィリスはのキャストと一緒いっしょごすことをこのまず、あたらしいパートナーであったデミ・ムーアごしており、一方いっぽうでスクリーンじょうやく関係かんけいとは対照たいしょうてきにベデリアとヴェルジョンソンは、リックマンと撮影さつえい合間あいまのほとんどを一緒いっしょごしていた[36][37]

撮影さつえい開始かいし時点じてんでは、この映画えいが結末けつまつはまだ確定かくていしていなかった。完成かんせいばんではテオは大型おおがたトラックの荷台にだいれてはこんだ救急きゅうきゅうしゃ脱出だっしゅつはかるが、これはから追加ついかされたシナリオであった。このため、当初とうしょ撮影さつえいされたシーンでは、たとえば物語ものがたり冒頭ぼうとうのハンスらがビルに集結しゅうけつするシーンで、かれらが運転うんてんしやってきたトラックは、救急きゅうきゅうしゃむにはちいさすぎたし、また、ハンスたちタグ・ホイヤー時計とけい同期どうきさせているシーンもあったが、ここでは荷台にだいそらのトラックがうつっていた。このため、これらシーンは削除さくじょされたり、必要ひつよう変更へんこうくわえられた。本来ほんらい台本だいほんでは、マクレーンとハンスが出会であうシーンでマクレーンが相手あいて正体しょうたいづくのは、かれのテロリストたちとおなじくタグ・ホイヤーの腕時計うでどけいをしているのを確認かくにんしたからであった。しかし、もはや腕時計うでどけいのシーンは必要ひつよう不可欠ふかけつなプロットポイントではなくなっていた[29][38]。アーガイルのヒーローシーンを導入どうにゅうする必要ひつようしょうじ、それはテオの逃亡とうぼう阻止そしするシーンになった。このシーンではデボローがギリアードを実際じっさいなぐるが、これは撮影さつえい期間きかん最後さいごの10日間にちかん追加ついか撮影さつえいされたものであった[28][37]

俳優はいゆう演技えんぎりょくおうじて、いくつかの役柄やくがらには柔軟じゅうなんせいたせられた。すなわち、あるキャラクターはよりなが映画えいが登場とうじょうする一方いっぽうで、あるキャラクターはよりはやころされた[28]。また、テオの「クォーターバックはトーストだ」、ボフナーの「ハンス、バビー、おれはおまえのホワイトナイトだ」といったセリフ、またユーリが襲撃しゅうげきしてきたSWATをむかさいにチョコレートバーをぬすむシーンなど、俳優はいゆうたちにはアドリブの余地よちあたえられていた[27][37]。マクティアナンはほんさく編集へんしゅうにあたってフランスのヌーヴェルヴァーグ影響えいきょうけた。フランク・J・ユリオステジョン・F・リンク英語えいごばん起用きようし、当時とうじ主流しゅりゅうであった編集へんしゅうスタイルにはんして、モーションちゅう編集へんしゅうなどをおこなった[39]

音楽おんがく

作曲さっきょくマイケル・ケイメンやとわれるまえから、マクティアナンはスタンリー・キューブリックの『時計とけいじかけのオレンジ』(1971ねん)でながれるベートーヴェン交響こうきょうきょくだい9ばん通称つうしょう歓喜かんきうた」)をれたいとかんがえていた[40]。ケイメンはアクション映画えいがで、このきょくを「けがす(tarnishing)」ことに反対はんたいし、わりにドイツの作曲さっきょくリヒャルト・ワーグナー音楽おんがく悪用あくようすることを提案ていあんした[40][41]。マクティアナンは『時計とけいじかけのオレンジ』がだい9をもちいることによって過剰かじょう暴力ぼうりょくせい(ultra-violence)を強調きょうちょうしたことを説明せつめいすると、ケイメンはその意図いと[40]、さらにケイメンは『時計とけいじかけのオレンジ』でも使用しようされた「あめうたえば英語えいごばん」(1952ねん)と「ウィンターワンダーランド」(1934ねん)も使用しようすることを提案ていあんした[41]。こうして「歓喜かんきうた」「ウィンターワンダーランド」、「あめうたえば」のメロディーが、おも悪役あくやく強調きょうちょうするために音楽おんがくぜられることになった[39][42][41]。「歓喜かんきうた」のサンプルは、より威嚇いかくてきこえるようにすこひくいキーで演奏えんそうされ、グルーバーがナカトミ商事しょうじ金庫きんこけたときに、ながれるようになっている[41][43]。またに『Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!』も使用しようされている[44][45][42]

当初とうしょ、ケイメンはほんさくのほとんど完成かんせいのバージョンを感銘かんめいけなかった[41]かれほんさく主役しゅやくは、マクレーンの重要じゅうようせい低下ていかさせる「驚異きょういてき悪者わるもの」だととらえていた[41]。また、ケイメンは映画えいが音楽おんがく否定ひていてきであり、映画えいが音楽おんがくとは映画えいがから独立どくりつしたものではないとしんじていた[46]かれのオリジナル楽曲がっきょくには、ピチカートやアルコの弦楽器げんがっき金管楽器きんかんがっき木管もっかん楽器がっき、スレイベル(ジングルベル)がもちいられ、脅威きょうい発生はっせいする瞬間しゅんかんには祝祭しゅくさいてき意味合いみあいをすようにくわえられている[45][43]ほかにもほんさくではクラシック音楽おんがく仕様しよう随所ずいしょられ、たとえばパーティで演奏えんそうされるきょくバッハブランデンブルク協奏曲きょうそうきょくだい3ばんである[43]

マクティアナンは、映画えいがのラストで、カールがマクレーンをころそうとするシーンのオリジナルきょくらず、既存きそん使用しよう楽曲がっきょくもちいることにし、ジェームズ・ホーナーの『エイリアン2』から流用りゅうようした。また、1987ねん公開こうかいされたアクション映画えいがえるおとこ』からも楽曲がっきょく流用りゅうようされている[29][44]ほんさくではRun-D.M.C.の『Christmas in Hollis』が使用しようされているが、ほんさくでの使用しようもあって、のちにクリスマスの定番ていばんきょくとみなされるようになった[47]

スタントとデザイン

スタント

ほんさく製作せいさく直前ちょくぜんに、『トワイライトゾーン/ちょう次元じげん体験たいけん』(1983ねん)の撮影さつえい現場げんば死亡しぼう事故じこ英語えいごばん発生はっせいしたことにより、映画えいがのスタントにたいする認識にんしきわり、映画えいがそのものよりも映画えいがのスタッフを優先ゆうせんするようになった[48]。それでもウィリスはみずか階段かいだんころがりちたり、稼働かどうちゅうのエレベーターのうえつなど、おおくのスタントを自分じぶんおこなうことにかかわった[3][34]。ウィリスの最初さいしょ撮影さつえいシーンは、こし消火しょうかホースをけてナカトミプラザの屋上おくじょうからりるシーンだった。このスタントは5かいての駐車ちゅうしゃじょうおこなわれ、25フィート(7.6m)のたかさからエアバッグのうえり、同時どうじ背後はいごで60フィート(18m)のばくえんがるというものであった。ウィリスはこれをもっと過酷かこくなスタントのひとつにげている[3][17]実際じっさい爆風ばくふうされたことでエアバックのはしほうち、スタッフはかれんだのではないかと心配しんぱいした[3]。マクレーンがビルにぶらがるシーンでは、スタントマンのケン・ベイツが代役だいやくつとめた[49]

つづいてマクレーンがまどからじゅうってビルにさい侵入しんにゅうするシーンでもセットが使つかわれた。このシーンでは関係かんけいしゃがスタントの経験けいけんむために、撮影さつえいスケジュールのほぼ半分はんぶんもちいて撮影さつえいおこなわれた。まどにはれやすいあめガラスもちいられたが、設置せっちには2あいだようすためにテイクはわずかであった。わりに、まどした配置はいちされたスタントマンのチームがホースをきずってウィリスをえんほうかうようにり、まんいちウィリスが落下らっかしてもコントロールしやすいように考慮こうりょしていた[48]。マクレーンが換気かんきシャフトを移動いどうちゅうちて一段いちだんひく開口かいこうかるシーンを、編集へんしゅうのフランク・ウリオステがのこしたのは、ウィリスのスタントマンがあやまって意図いとした以上いじょうちたためであった[29]。マクレーンがテーブルしにテロリストをつシーンでは、ウィリスの耳元みみもとだい音量おんりょう空包くうほうったために、ひだりみみ聴力ちょうりょくの3ぶんの2をうしな障害しょうがいった[50][51]

終盤しゅうばんのナカトミプラザからグルーバーが落下らっかするシーンでは、リックマンは20~70フィート(6~21m)のたかさからとされたとされているが、資料しりょう一貫いっかんせいがない[29][34][52]かれ高所こうしょるされた状態じょうたいから、ブルースクリーンクロマキー)のエアバッグのうえとされた。そしてリックマンの背景はいけいにはフォックス・プラザから撮影さつえいされた映像えいぞうと、ベアラー・ボンドのようにちてくる紙吹雪かみふぶき合成ごうせいされた[29][52]。リックマンはエアバックのうえうしきに落下らっかしなければならなかったが、これは通常つうじょうのスタントマンであれば、落下らっかをコントロールするためにける体勢たいせいであった[52]。マクティアナンは、みずからスタントを実演じつえんしてだんボールのやまうえちることで、スタントマンではなくリックマンが実際じっさいえんじることを説得せっとくした[48]。リックマンには3カウントでとすと予告よこくされていたが、実際じっさいにははやめにとされ、映画えいがでのリックマンのおどろきのかお演技えんぎではなく、本物ほんものであった。マクティアナンは「かれがこんなうそえんじることはできるわけがない」といいはなった[29][48]映画えいが使つかわれたのは1テイクであったが、マクティアナンはリックマンを説得せっとくしてバックアップとして2テイクえんじさせている[52]

リックマンは毎秒まいびょう32フィート(9.8 m)の速度そくど落下らっかしていたために、このスタントを撮影さつえいするのは困難こんなんであった。また、画像がぞうのブレをおさえるためにカメラの焦点しょうてん素早すばやわせることも、人間にんげん撮影さつえいしゃでは不可能ふかのうであった[48]視覚しかく効果こうかプロデューサーのリチャード・エドランドの指揮しきした、ボス・フィルム・スタジオはコンピュータを使つかって、フォーカスリングのモーターでカメラのピントを素早すばやわせる自動じどうシステムを開発かいはつした[52]。また、毎秒まいびょう270フレームで撮影さつえいできる広角こうかくレンズのカメラを使用しようしたことで、通常つうじょうの10ばいのスピードで再生さいせいする映像えいぞう作成さくせいできた。これら革新かくしんてき技術ぎじゅつにもかかわらず、リックマンが1.5びょう落下らっかするあいだ完全かんぜんにピントをわせつづけることに苦労くろうし、使用しよう可能かのう映像えいぞうがなくなるとシーンはリックマンからえられた。グルーバーの落下らっかシーンを完成かんせいさせるため、ベイツはフォックスプラザにおいて318フィート(97メートル)のたかさからハーネスで急降下きゅうこうかさせられた(地面じめんちかづくにつれて落下らっか速度そくど低下ていかする措置そちられている)[48][52][53]。フォックス・プラザの住民じゅうみんなかには建物たてものまわりの瓦礫がれき破壊はかい不満ふまんち、プラザの外観がいかん撮影さつえいさいには、オフィスの照明しょうめいすことをこばんだものもいた[53]

フォックス・プラザの階段かいだんをSWATの装甲車そうこうしゃのぼ許可きょかるためにはなんげつもの交渉こうしょう必要ひつようだった。撮影さつえいちゅうたおされたすりが交換こうかんされることはなかった[29][35]。テロリストがロケットほう装甲車そうこうしゃ破壊はかいするシーンでは、ガイドワイヤーに沿って移動いどうするちいさな爆発ばくはつぶつ使つかって撮影さつえいおこなった。マクレーンがかれらの襲撃しゅうげきめるため、C4爆薬ばくやくをエレベーターシャフトにとして爆破ばくはさせるシーンの撮影さつえいでは、効果こうかチームがらずらずのうちにビルの1かいフロアのまどすべてをばしてしまった[34]。ヘリコプターの最終さいしゅうシーンは6ヶ月かげつあいだ準備じゅんび期間きかんて、わずか2あいだしか撮影さつえい時間じかん確保かくほできなかった。フォックス・プラザ上空じょうくうでの撮影さつえいは3かいためされ、9にんのカメラクルーが24だいことなるカメラで撮影さつえいした[29][34]。デ・ボンは様々さまざまなアングルで撮影さつえいすることによって現場げんば臨場りんじょうかんたかめたとべている[34]

爆発ばくはつシーンにはプロパンガスをめた迫撃はくげきほうのようなものがもちいられた。設置せっちには10ふんほどかかり、6秒間びょうかんえんげることができた[48]。ナカトミビル屋上おくじょう爆発ばくはつシーンは、ほんさく唯一ゆいいつミニチュア撮影さつえいおこなわれた[34]。フリッツやくのハンス・バーリンガーは演技えんぎ経験けいけんあさ撮影さつえいおくれていたため、かれ射殺しゃさつシーンではスクイブ[注釈ちゅうしゃく 10]装備そうびさせたネイティブ・アメリカンのスタントマンに金髪きんぱつのカツラをかぶせ、1テイクでころすことに成功せいこうした[37]

デザイン

オフィスの標準ひょうじゅんてき蛍光けいこうとう照明しょうめいによって、ビルないのロケーションがどこもおなじようにえてしまうことをふせぐため、デボンはたか位置いちちいさなフィルムライトを直接ちょくせつ映像えいぞううつらないよう設置せっちした。この照明しょうめいをコントロールすることによってよりダイナミックでドラマチックな照明しょうめい実現じつげんした。これにより通常つうじょうとはことなるひかり位置いち関係かんけい利用りようすることが可能かのうとなった。また、あるシーンでは蛍光けいこうかんゆかいてローアングルの撮影さつえいをすることで、そうした照明しょうめいいようにせる演出えんしゅつ工夫くふうをしていた[34]撮影さつえい台本だいほん変化へんかしていくために、なに使つかわれるかわからない状態じょうたいでセットが設計せっけいされたこともあった[29]

人質ひとじち拘束こうそくされているナカトミビルの30かいほんさくでは数少かずすくないセットであった[28][29]。ここにはフランク・ロイド・ライト設計せっけいした住宅じゅうたく落水おちみずそう」が再現さいげんされていた。デ・ゴビアの推測すいそくでは、日本にっぽん企業きぎょうがアメリカの企業きぎょう資産しさん買収ばいしゅうするという時代じだいながれを反映はんえいしたものだという。ナカトミのロゴの初期しょきデザインはかぎじゅう連想れんそうさせるものであったが、その武士ぶしかぶとちかいものにつくなおされた。ビルの30かいからまち背景はいけいにはながさ380フィート(120m)のマットペイントほどこされていた。アニメーションライトやその照明しょうめい技術ぎじゅつによってうご交通こうつう昼夜ちゅうや両方りょうほう再現さいげんなどがおこなわれていた[29]

げきちゅう使用しようされた兵器へいき

公開こうかい

当時とうじ状況じょうきょう

 
ほんさくのオリジナルばんのロゴ

1988ねんなつ映画えいが興行こうぎょうは、幅広はばひろいジャンルの作品さくひん公開こうかいされていたものの、映画えいが業界ぎょうかい幹部かんぶたちはアクションとコメディが中心ちゅうしんになると予想よそうしていた[31][54]。また平均へいきんてき観客かんきゃく年齢ねんれいそうがっていることをまえて、ティーンエージャーよりも、年長ねんちょう観客かんきゃくをターゲットにした映画えいがえていった[54]成功せいこうした作品さくひん続編ぞくへんである『クロコダイル・ダンディー2』と『ランボー3/いかりのアフガン』は、5月の興行こうぎょう成績せいせき支配しはいし、公開こうかいはつ週末しゅうまつ収益しゅうえき記録きろく更新こうしんすると予想よそうされていた。また、業界ぎょうかい幹部かんぶはコメディ映画えいがの『ほし王子おうじ ニューヨークへ』と『ロジャー・ラビット』におおきな期待きたいせていた[31]

『ダイ・ハード』への期待きたいは、シュワルツェネッガー主演しゅえんの『レッドブル』やクリント・イーストウッド監督かんとく主演しゅえんの『ダーティハリー5』といったアクション映画えいが競合きょうごうさくよりひくかった。ニューヨーク・タイムズかみは『ダイ・ハード』と、コメディ映画えいがの『ピーウィー・ハーマンのそらぶサーカス英語えいごばん』、『さよならゲーム』の成否せいひ業界ぎょうかいからきびしくチェックされるだろうと指摘してきした。これは、ウィリスのギャラと、かれ最新さいしん主演しゅえんさくで、このとしはじめに公開こうかいされた西部せいぶげきキャデラック・カウボーイ英語えいごばん』の失敗しっぱいによって、かれ主役しゅやくとしての能力のうりょく疑問ぎもんされたためであった[31]。 ローレンス・ゴードンはスタローンやイーストウッドのようなメジャーなアクションスターを起用きようしなかったことで、ほんさくたいする観客かんきゃく関心かんしんひくかったことはみとめた。これらスターに多額たがくのギャラが支払しはらわれるのは、かれらのファンたちが公開こうかいはつしゅう劇場げきじょうおとずれ、またそのくちコミによって興行こうぎょうささえることに期待きたいするからであったが、ウィリスにはそういった固定こていきゃくはいなかった[19]

マーケティング

ウィリスはほんさく初期しょきマーケティング・キャンペーンにも重要じゅうよう役割やくわりたしていたが、映画えいが公開こうかいちかづくにつれ、いくつかの変更へんこうくわえられていった[11][19][55]。ウィリスは自分じぶん名声めいせいにこだわる「傲慢ごうまんな」俳優はいゆうという世評せひょうていた。この態度たいどあらためず、また私生活しせいかつをメディアにかすことを拒否きょひしたことも、こうした評判ひょうばんつよめた。ウィリスはメディアにおいては自分じぶん演技えんぎ注目ちゅうもくしてしいと主張しゅちょうしていた[21][56]映画えいがかんで『ダイ・ハード』の予告編よこくへんながれ、ウィリスが登場とうじょうすると観客かんきゃくから不満ふまんこえがあがり、とある映画えいがかんチェーンの担当たんとうしゃはこの予告編よこくへんながすのを中止ちゅうししたという報道ほうどうもあった[55]。いくつかの映画えいがスタジオによる調査ちょうさでは、観客かんきゃく全体ぜんたいてきにウィリスに否定ひていてきかんがえをいており、『ダイ・ハード』でウィリスをることにほとんど興味きょうみっていないことはあきらかだった[19]ニューズウィークデビッド・アンセン英語えいごばんは、「映画えいがつくって500まんドルをにしたもっと不人気ふにんき俳優はいゆう」とウィリスをひょうした[7]

20世紀せいきフォックスはウィリスをすことに自信じしんくし、映画えいがポスターはナカトミ・ビルに焦点しょうてんてたものに変更へんこうされ、ウィリスの名前なまえちいさくクレジットされるにとどまった[11][55]。また、7がつ中旬ちゅうじゅん掲載けいさいされた最初さいしょ新聞しんぶん紙上しじょうでの全面広告ぜんめんこうこくでもウィリスの写真しゃしん掲載けいさいされなかった[19]。20世紀せいきフォックスの幹部かんぶトム・シェラックは、ウィリスをひょうからかくしたことを否定ひていし、建物たてもの俳優はいゆうおなじくらい重要じゅうようなキャラクターであることにづいてマーケティング戦略せんりゃくわっただけだと説明せつめいした[55]予想よそうはんして、ほんさく試写ししゃかい観客かんきゃく好評こうひょう[19]公開こうかい翌週よくしゅうには広告こうこくにウィリスがおおきくあつかわれるようになった[19]。インタビューきらいであったウィリスであったが、映画えいがのプロモーションのために昼間ひるま番組ばんぐみにもいくつか出演しゅつえんした。ウィリスは『ダイ・ハード』のプロモーションにちかられた理由りゆうについて、「この映画えいがにはとても興奮こうふんしている。ぼくにとって、なぜ俳優はいゆうになりたかったかをあらわしているからだ」とかたっている[21][55]

興行こうぎょう収入しゅうにゅう

ほんさくのプレミア上映じょうえいは1988ねん7がつ12にちにカリフォルニアしゅうロサンゼルスのアヴコ劇場げきじょうおこなわれた[57]北米ほくべいでは1988ねん7がつ15にちに21かん限定げんてい公開こうかいされ、601,851ドル(1かん平均へいきん28,659ドル)をかせいだ[58]。この1かんあたりの平均へいきん興行こうぎょう収入しゅうにゅうたかく、成功せいこうした封切ふうきりとされている[59]ロサンゼルス・タイムズは、近年きんねん広告こうこく力点りきてん変化へんかとアクション映画えいが人気にんき低迷ていめいは、『ダイ・ハード』に不利ふりはたらいたはずと指摘してきしつつ、そのわり、好意こういてき評価ひょうか限定げんてい公開こうかいがこの作品さくひんを「必見ひっけん」の映画えいがにしたとべている[60]

公開こうかい翌週よくしゅうの7がつ22にちに1,276かん公開こうかいされ、710まんドル(1かん平均へいきん5,569ドル)の興行こうぎょう収入しゅうにゅう記録きろくした。これは公開こうかい4しゅうの『ほし王子おうじ ニューヨークへ』(880まんドル)、5しゅうの『ロジャー・ラビット』(890まんドル)にぐ、3記録きろくであった[61]。 3しゅう封切ふうきりされた『カクテル』(1,170まんドル)の登場とうじょうによって4転落てんらくした[62]。しかし、4しゅう週末しゅうまつには570まんドルを記録きろくし、3かえいた[63]興行こうぎょう収入しゅうにゅう1記録きろくすることはなかったが、10しゅう連続れんぞく興行こうぎょう収入しゅうにゅう上位じょうい5作品さくひんにランクインしつづけた[7][63]最終さいしゅうてきにはやく8,130まんドルから8,300まんドルの興行こうぎょう収入しゅうにゅう達成たっせいした[64][65]。これは『レインマン』(1おく7280まんドル)、『ロジャー・ラビット』(1おく5410まんドル)、『ほし王子おうじ ニューヨークへく』(1おく2810まんドル)、『ビッグ』(1おく1490まんドル)、『ツインズ』(1おく1190まんドル)、『クロコダイル・ダンディー2』(1おく930まんドル)にぐ、1988ねん公開こうかい映画えいがだい7興行こうぎょう収入しゅうにゅうとなった[66]

北米ほくべい以外いがい地域ちいきではほんさくは5770まんドルをかせいだと推定すいていされ、累計るいけい興行こうぎょう収入しゅうにゅうやく1おく3910まんドルから1おく4070まんドルのあいだとみられている[64][65]。この記録きろくは1988ねんぜん世界せかいでの興行こうぎょう収入しゅうにゅうとしては、『レインマン』(3おく5400まんドル)、『ロジャー・ラビット』(3おく2900まんドル)、『ほし王子おうじ ニューヨークへく』(2おく8800まんドル)、『クロコダイル・ダンディー2』(2おく3900まんドル)、『ツインズ』(2おく1600まんドル)、『ランボー3/いかりのアフガン』(1おく8900まんドル)、『ワンダとダイヤとやさしいやつ』(1おく7700まんドル)、『カクテル』(1おく7100まんドル)、『ビッグ』(1おく5100まんドル)にぐ10であった[注釈ちゅうしゃく 11]

北米ほくべいにおける映画えいがかい全体ぜんたいの1988ねんなつ興行こうぎょう収入しゅうにゅうは17おくドルにたっし、これは前年ぜんねん記録きろくを1おくドル更新こうしんするものであり[54]、また、北米ほくべいで1おくドル以上いじょう興行こうぎょう収入しゅうにゅう作品さくひんが3ほんしかなかった1984ねん以降いこうもっと成功せいこうしたなつ興行こうぎょうとなった[69]事前じぜん予想よそう裏切うらぎって『ダイ・ハード』はだい成功せいこうおさめたとかんがえられている[3][69]。コメディ映画えいが主流しゅりゅうであったこのとし、アクション映画えいが本命ほんめいは『ランボー3』や『レッドブル』であったが、期待きたいされたほどの興行こうぎょう成績せいせきげられなかったのにたい[5][70]、『ダイ・ハード』の成功せいこう異例いれいであった。シーラ・ベンソンは、これは観客かんきゃく世代せだい交代こうたい嗜好しこう変化へんかしめしているとかんがえ、とくに25さいから37さい男性だんせいそうはアルコール中毒ちゅうどくせい差別さべつあさはかなマチズモに反発はんぱつしていたと指摘してきしている[71]ほんさくは『ビッグ』や『ヤングガン』(1988ねん)などの作品さくひんとともに、過去かこすう年間ねんかんほとんど成功せいこうのなかった20世紀せいきフォックスを活性かっせいさせたとわれている。また、アクションというジャンルが「んでいない」こともしめした[54]

評価ひょうか

批評ひひょう

ほんさく公開こうかい当初とうしょ批評ひひょう賛否さんぴ両論りょうろんであった[33]一方いっぽう観客かんきゃく反応はんのうはかなり好意こういてきで、シネマスコアによる調査ちょうさでは観客かんきゃく平均へいきん評価ひょうかはA+からFのあいだ最高さいこうの「A+」であった[72]

マクティアナン監督かんとく演出えんしゅつたか評価ひょうかされた[73][74][75]シカゴ・トリビューンかみデイブ・ケア英語えいごばんは、マクティアナンの「論理ろんりてきな」演出えんしゅつ映画えいがにスケールかんし、内容ないよう以上いじょう重要じゅうようせいかんじさせたといている[74]。テロリストがビルを占拠せんきょするシーンは、ケビン・トーマス英語えいごばんが「教科書きょうかしょてき模範もはん」とひょうし、マクティアナンの能力のうりょくとデ・ボンの撮影さつえい技術ぎじゅつ両方りょうほうつよ印象いんしょうづけるものであった。デ・ゴビアのセットデザインについては、キーアが「独創どくそうてき」と称賛しょうさんしている[73]。イーバートは、スタントと特殊とくしゅ効果こうか称賛しょうさんした[76]

評論ひょうろんあいだではウィリスの演技えんぎ賛否さんぴ両論りょうろんがあった[77][74][78]おおくの批評ひひょうは『ダイ・ハード』はウィリスがブレイクした起点きてんとなったものであり、テレビスターから映画えいがスターへの転身てんしん失敗しっぱいしていたウィリスを復活ふっかつさせ、かれ主役しゅやくとしての地位ちいとコメディーのはばしめしたととらえている[73][77][79]。キャシー・ハフハインズとジェームス・ミルズは、ウィリスの演技えんぎを『こちらブルームーン探偵たんていしゃ』のデビッド・アディソンやく進化しんかさせ、せい差別さべつらして男性だんせいらしさを強調きょうちょうしたものとなした。ハフハインズは、ウィリスが自分じぶん労働ろうどうしゃ階級かいきゅう背景はいけいちかづけたことで、演技えんぎ向上こうじょうしたといている[80][81][82]。テリー・ローソンやポール・ウィリスティンなどの批評ひひょうは、予想よそうはんしてウィリスがうまく配役はいやくされていたとひょうする。ウィリスは現代げんだいのヒーローに必要ひつようよわさとユーモアのセンスをわせ、過度かどにマッチョやあるいはコメディチックであったりすることもなく、自責じせきねん恐怖きょうふ優柔ゆうじゅう不安ふあんさをあらわし、のアクションスターではできないような独白どくはく披露ひろうしていた[83]。マーク・アンドリューは、ヒーローのこのよわさが、観客かんきゃくにキャラクターの運命うんめいにさせ、緊張きんちょうかんすのに不可欠ふかけつ要素ようそだと指摘してきした[84]一方いっぽうでウィリスの最大さいだい才能さいのうであるコメディアンとしての能力のうりょく十分じゅうぶん発揮はっきされていないと指摘してきした批評ひひょうもいた[78][85]


ワシントン・ポストかみ寄稿きこうしたハル・ヒンソン英語えいごばんは、ウィリスの「ひときつけることや肉体にくたいてき勇敢ゆうかんさ(grace and physical bravado)」は、スタローンやシュワルツェネッガーのような人物じんぶつかたならべることを可能かのうにしたと称賛しょうさんしている。ぎゃくヴィンセント・キャンビーは「タフさ」にけているとひょうした[75][78]。その、レビューでは、ウィリスのドラマチックな演技えんぎ印象いんしょうのこらないか、限定げんていてきという意見いけん一般いっぱんてきであった。ジェイ・ボイヤーはウィリスの能力のうりょくはマクレーンにぴったりだとひょうしたが、キーアはテレビレベルのスターにぎないと批判ひはんした[74][86][87]リチャード・シッケル英語えいごばんは、ウィリスの演技えんぎを「不機嫌ふきげん自己じこ中心ちゅうしんてき(whiny and self-involved)」であり、映画えいが結末けつまつまでにアンダーシャツをぐことがかれ演技えんぎ範囲はんいすべてであるとべている。ただ、特殊とくしゅ効果こうかたいして演技えんぎすることのむずかしさについてはみとめている[88]

リックマンの演技えんぎ絶賛ぜっさんされた[74][78][81][89]キャリン・ジェームズ英語えいごばんは、「完璧かんぺきへび[注釈ちゅうしゃく 12]」をえんじたリックマンがこの映画えいが最大さいだい特徴とくちょうひょう[90]、ヒンソンは『リチャードさんせい』(1955ねん)のローレンス・オリヴィエによる「卑屈ひくつな」悪意あくいちた演技えんぎなぞらえた[78]。 カーはグルーバーを俳優はいゆうクロード・レインズおろかさと俳優はいゆうジョージ・マクレディ英語えいごばんの「微笑ほほえ痴呆ちほう」をあわ古典こてんてき悪役あくやくひょうした[74]。キャンビーは、リックマンのみが信頼しんらいできる演技えんぎをしていたとひょうし、ロジャー・イーバートはリックマンのいちてん評価ひょうかしたとべた(さもなければ批判ひはんてきにみた)[76]。また、批評ひひょうたちはベデリアの演技えんぎたか評価ひょうかする一方いっぽうで、マクレーンとパウエルの関係かんけい優先ゆうせんされて、彼女かのじょあつかいがったことになげいた[78][81][82][91]。シッケルは、マクレーンがつまたすけるまえにパウエルに自分じぶんつみ告白こくはくするシーンをげて、夫婦ふうふ再会さいかい意味いみうばってしまったと指摘してきした[88]。イーバートもシッケルもマクレーンとパウエルのキャラクターしかえがかれていないとかんじた[78][88]。マイク・シドーニはほんさく成功せいこうについてウィリス、リックマン、ヴェルジョンソンのあいだきずかれた遠隔えんかくてき人間にんげん関係かんけいにあったとひょうしている[82]。 ハフハインズとミルズは、この演技えんぎ映画えいがささえていると評価ひょうかしている[80][92][81]。イーバートはグリーソンがえんじた警部けいぶもう批判ひはんし、このキャラクターが映画えいが時間じかん無駄むだにし、プロットをよわめる「故意こいやくにたない、間抜まぬけな」妨害ぼうがいれいとしてげた[76]。トーマスは、マイノリティの俳優はいゆう何人なんにん起用きようしたことを評価ひょうかした[73]

アクションと暴力ぼうりょく描写びょうしゃおおくの批評ひひょうから批判ひはんけた[73][90][75][88]。ケビン・トーマスは、この映画えいがにはプロットに欠陥けっかん(plot hole)があり、説得せっとくりょくけていると指摘してきした。ただ、これはできるかぎおおくの観客かんきゃく満足まんぞくさせるための工夫くふう結果けっかだとかんがえ、暴力ぼうりょく虐殺ぎゃくさつを「麻痺まひさせる」ために知的ちてきなスリラーになりうる部分ぶぶん浪費ろうひしてしまったと結論けつろんけた[73]。キャンビーも同様どうよう見解けんかいであり、この映画えいが爆発ばくはつおおきなおとなくつづくことを必要ひつようとする観客かんきゃくにしかアピールできないだろうとした。キャンビーは、かれうところの「kidults(どもじみた大人おとな)」にアピールするためにつくられた「いま時代じだいにほぼ完璧かんぺき映画えいが」とひょうした[75]。こうした観点かんてんでよくげられるのが、パウエルがカールをってマクレーンをたすけるという場面ばめんである。シッケルは、パウエルがみずからのあやまちを暴力ぼうりょくあがなうことで、マクレーンとパウエルのあいだ形成けいせいされた人間にんげんせいそこなってしまったシニカルなシーンだとなした。また、ヒンソンは、観客かんきゃくがその行為こうい支持しじするように仕向しむける露骨ろこつ場面ばめんとらえた[73][78][88]。ニューヨーク・タイムズ寄稿きこうしたジェームズが、この映画えいががアクションの定石じょうせきたよりながらもたのしい現実げんじつ逃避とうひ提供ていきょうしたとべたのにたいし、ヒンソンは容赦ようしゃのないスリルにもかかわらず、この映画えいがたのしくなかったと反論はんろんした[78]

ほんさく災害さいがい映画えいがタワーリング・インフェルノ』や『ポセイドン・アドベンチャー』(1972ねん)、あるいは『エイリアン』(1979ねん)、『エイリアン2』(1986ねん)、『ロボコップ』(1987ねん)などの映画えいが連想れんそうされると指摘してきされている[74][80][92][82]。カーは『ダイ・ハード』は『エイリアン』や『ロボコップ』を真似まねて、ユーモラスでセンチメンタルなデザインを展開てんかいし、アクションというジャンルを完成かんせいさせたが、そのぶん独自どくじ個性こせいけていたとひょうしている[74]。ポキプシー・ジャーナル寄稿きこうしたシドーニは、『ダイ・ハード』は、『プレデター』や『地獄じごくのヒーロー』(1984ねん)、『ランボー』といった過去かこのアクションちょう大作たいさくを「タッパーウェアパーティー(tupperware parties)」[注釈ちゅうしゃく 13]のようにせているようにかんじたとひょうしている[82]

ほんさくは『最後さいご誘惑ゆうわく』、『さよならゲーム』、『ワンダとダイヤとやさしいやつら』とならんで、1988ねんバチカンが「道徳どうとくてきこのましくない」とレッテルをった作品さくひんひとつであった[93]。ロバート・デイヴィはシュワルツェネッガーと一緒いっしょほんさくた。シュワルツェネッガーは好意こういてきであったが、デイヴィはキャラクターのかたにいらなかったようで「おまえはヒーローだった! そしていま馬鹿ばか野郎やろうになった!」といいはなった[37]

栄誉えいよ

 
ブルース・ウィリス(1989ねんだい61かいアカデミーしょうにて)

だい61かいアカデミーしょうにおいてほんさくは、編集へんしゅうしょう(フランク・J・ユリオステ、ジョン・リンク)、録音ろくおんしょう(ドン・バスマン、ケヴィン・F・クレアリー、リチャード・オーヴァートン、アル・オーヴァートン)、音響おんきょう編集へんしゅうしょう(スティーヴン・ハンター・フリック、リチャード・ショア)、視覚しかく効果こうかしょう(リチャード・エドランド、アル・ディサロ、 ブレント・ボーツ、Thaine Morris)にノミネートされた[94]音楽おんがく担当たんとうしたマイケル・カーメンは、BMI TV/映画えいが音楽おんがくしょう受賞じゅしょうした[95]

公開こうかい

ホームメディア

『ダイ・ハード』は1989ねん1がつVHS販売はんばいされた[96]。レンタルで人気にんきはくし、2がつ初旬しょじゅんのチャートに3登場とうじょうすると、翌週よくしゅうには1となった[97][98][99][100]。3月まつに『ワンダとダイヤとやさしいやつら』に1うばわれるまで、レンタル開始かいし7週間しゅうかんのうち、6週間しゅうかん1にあった[97][101]。1997ねんまでにレンタルで3600まんドルをかせいだと推定すいていされている[102]

1999ねんまつには続編ぞくへんの『ダイ・ハード2』(1990ねん)、『ダイ・ハード3』(1995ねん)とともにセットでDVDされた[103][104]。2001ねんにはマクティアナン、デ・ゴビア、エドランドによるコメンタリー、劇場げきじょう公開こうかい削除さくじょシーン、予告編よこくへん舞台裏ぶたいうら映像えいぞうなども収録しゅうろくされた特別とくべつばんDVDが発売はつばいされた[105][106]。 2007ねんにはBlu-rayはんもリリースされた[107]。2015ねんには『ダイ・ハード:ナカトミ・プラザ・コレクション(Die Hard: The Nakatomi Plaza Collection)』として、『ダイ・ハード』ぜん5作品さくひんのBlu-rayばんをナカトミ・プラザのかたちをしたはこおさめたものが発売はつばいされた[108]。2018ねんの30周年しゅうねんにはリマスターされた4K解像度かいぞうどのUltra HD Blu-rayが発売はつばいされた。このセットには、通常つうじょうのBlu-rayばんとデジタルダウンロードもふくまれていた。限定げんていばんのスチールブックケースばん発売はつばいされた[109]

テレビゲーム

1989ねんコモドール64とWindowsけに三人称さんにんしょうシューティングゲーム『ダイ・ハード英語えいごばん』がリリースされた。また、PCエンジンファミリーコンピュータでも、それぞれことなる仕様しようのトップダウンがたのシューティングゲームがリリースされた。PCエンジンばんでは、マクレーンがジャングルでテロリストとたたかうところからはじまり、ファミコンばんではれたガラスをなんむとうごきがおそくなる「フットメーター」のシステムがあった[110][111]

1996ねんにはPlayStationようゲームとして、シリーズの初期しょき3作品さくひんもとにした『Die Hard Trilogy英語えいごばん』がリリースされた[112][113]。また、1997ねんには日本にっぽんのアーケードゲーム『ダイナマイト刑事けいじ』が、欧米おうべいように『Die Hard Arcade』としてリニューアルされリリースされた。プレーヤーはマクレーンと、サブ主人公しゅじんこうのクリス・トンプセンのどちらかを選択せんたくし、ホワイト・ファングひきいるテロリスト集団しゅうだんられたナカトミプラザから大統領だいとうりょうむすめ救出きゅうしゅつする[110][114]。2002ねんには2つの一人称いちにんしょうシューティングゲームがリリースされた。1つは『ダイ・ハード』のシナリオを再現さいげんした『Die Hard: Nakatomi Plaza』、もう1つはマクレーンが、後日ごじつたんとしてグルーバーの息子むすこピートとたたかう『Die Hard: Vendetta』である[110][112][114]

そののメディア展開てんかい

映画えいがグッズには、衣類いるい、Funko Pops、やゲームブック、食器しょっき、クリスマス・ジャンパーやかざり、映画えいが再現さいげんしたイラストりのクリスマス・ブックなどがある[115]

2018ねん映画えいが公開こうかい30周年しゅうねんでは、これを記念きねんして舞台裏ぶたいうら写真しゃしんやメイキングエピソードをせた『Die Hard: The Ultimate Visual History』がリリースされた[116]。2019ねんにはUSAopolyしゃより、映画えいがをベースにしたボードゲーム『Die Hard: The Nakatomi Heist』が発売はつばいされた。このゲームでは最大さいだい4にんのプレイヤーがマクレーン、グルーバー、テロリストにふんし、それぞれが対立たいりつするタスクの完了かんりょう目指めざしてたたか[117][118]

日本にっぽんではパチンコにおいて、2009ねんふじ商事しょうじからほんさく題材だいざいとした『CRダイ・ハード』がリリースされた[119]野沢のざわ那智なちがマクレーンのこえを、かく演出えんしゅつげを玄田げんだ哲章てっしょうつとめている。

テーマごとの分析ぶんせき

 
ギリシャ神話しんわ英雄えいゆうオデュッセウスつまへの求婚きゅうこんしゃたちを皆殺みなごろしにしているシーン(ジョセフ=フェルディナン・ランクルノンさく、1812ねん)。アレクサンダー・ブーンはテロリストたちからつますくそうとするマクレーンを、オデュッセウスの物語ものがたりなぞらえた。

ほんさくリチャード・ブロディ英語えいごばんやクリス・ヒューイットなどの批評ひひょうによって、暴力ぼうりょくによって贖罪しょくざい物語ものがたりひょうされている。マクレーンは夫婦ふうふ関係かんけいまもるためロサンゼルスにやってくるが、ホリーがってしまったこととおなあやまちをおかしてしまう。ブロディとヒューイットは、マクレーンが暴力ぼうりょくによってテロリストたちたおしたのちに、はじめて2人ふたり和解わかいできたようにえると示唆しさしている[120][8]同様どうようにパウエルは、かつて拳銃けんじゅう子供こどもってしまったことにふかなやみをかかえているが、マクレーンをまもるために、ふたたじゅういてカールをつことで贖罪しょくざいつける[120]。FBI捜査そうさかん、カール、エリス、あるいはグルーバーをったのち油断ゆだんしてホリーをうしないそうになるマクレーンなど、ほんさくではいかりやエゴにられた男性だんせいキャラクターたちはくるしむ。イーバートはより冷静れいせいなキャラクター(おおくの場合ばあい、アフリカけいアメリカじん)のほうがうまくいっているとべている[5]。マクレーンは自分じぶんがカトリック(贖罪しょくざいのために懺悔ざんげ必要ひつようとする宗派しゅうは)であることを自覚じかくしている。ブロディは、マクレーンはガラスの破片はへんあしうらり、まみれの「せいあと」をつくるなど、肉体にくたいてきばっえていると指摘してきする。これら犠牲ぎせいはらうことによってかれ家族かぞくすくう。この意味いみでマクレーンは、現代げんだい労働ろうどうしゃ階級かいきゅうぞくするキリストのような人物じんぶつなすことができる[120]

アレクサンダー・ブーンは、マクレーンが暴力ぼうりょくてきつまもどしたことを、ギリシャ神話しんわにおいてオデュッセウスつま求婚きゅうこんしゃたちを皆殺みなごろしにした逸話いつわ比較ひかくしている。マクレーンはネガティブな男性だんせいぞうでありながら、その男性だんせいせいによってむくわれている[121]。ジェフリー・ブラウンは、マクレーンのアンダーシャツがかれ男性だんせいてき肉体にくたい強調きょうちょうしているとかんがえた。この服装ふくそうは、ランボーのようなほかのアクションキャラクター以外いがいにも、レイチェル・マクリッシュ英語えいごばん(『エイセス/大空おおぞらちか』)やリンダ・ハミルトン(『ターミネーター2』)のような男性だんせいてき特徴とくちょう女性じょせいキャラクターの場合ばあいおなじである[122]。パウエルとアーガイルは、マクレーンと肉体にくたいてきには対等たいとう存在そんざいではないが、人間にんげん関係かんけい優先ゆうせんし、行動こうどうこすことをもとめられたとき成功せいこうたす[123]。マクレーンは見張みは身体しんたい能力のうりょくっているが、不器用ぶきよう即興そっきょうたより、仲間なかまとの関係かんけいせいがあってこそ成功せいこうしている[123]。マクレーンの成功せいこうとくおおきく貢献こうけんしているのはかれとパウエルの関係かんけいである。2人ふたり恋愛れんあい感情かんじょうとは無関係むかんけい親密しんみつ関係かんけいをきずきあげたことで、それによってマクレーンはホリーにはできなかったおっととしての失敗しっぱいかれ告白こくはくでき、人間にんげんてき成長せいちょうすることができた[124][125][126]対照たいしょうてきにグルーバーが失敗しっぱいするのは、かれ孤立こりつし、利己りこてきで、自分じぶん生存せいぞんのために仲間なかま犠牲ぎせいにするからである[125]

ピーター・パルシャルは、マクレーンとグルーバーは対照たいしょうてき存在そんざいしめしているとみている[125]。ブロディは、ロイ・ロジャース、ジョン・ウェイン、ゲイリー・クーパーのような西部せいぶのカウボーイ・スターを参照さんしょうするような、ステレオタイプなふるきアメリカじんのマクレーンと、アメリカを「破産はさんした」文化ぶんか形容けいようする伝統でんとうてき教育きょういくけたヨーロッパじん悪役あくやくであるグルーバーを対比たいひさせている[120][8]。エリザベス・アベレは、『スーパーマン』(1978ねん)や『レイダース/うしなわれたアーク《せいひつ』(1981ねん)といった映画えいがにおける過去かこ10年間ねんかんのスーパーヒーローたちと比較ひかくすると、マクレーンは身体しんたい能力のうりょくたかさはありつつも、現実げんじつ存在そんざいするような男性だんせいとしてえがかれており、それによって、独立どくりつした本質ほんしつてきつよさをつ「本物ほんものおとこ」をつたえることができているといている[127]。ジャスティン・チャンとマーク・オルセンによれば、これはアメリカン・ドリーム自立じりつ、イニシアチブ、テクノロジーの進歩しんぽといった価値かち推進すいしんするレーガン主義しゅぎ(Reaganism、ロナルド・レーガン大統領だいとうりょう由来ゆらいする政治せいじてき立場たちば)にたいする反応はんのうなすことができると指摘してきしている[128][129]

ウィリスは、マクレーンというキャラクターはそれが可能かのうならテロリストへの対処たいしょだれかにまかせたいとかんがえているが、結局けっきょく消極しょうきょくてきにヒーローとしての役割やくわりたさざるをない状況じょうきょうまれているとべている[3]登場とうじょう人物じんぶつらが紹介しょうかいされるとき、マクレーンは結婚けっこん指輪ゆびわをしている。スコット・トビアスはこれがかれ夫婦ふうふ関係かんけいのコミットメントの象徴しょうちょうであると指摘してきしている。ホリーはその反対はんたい旧姓きゅうせい名乗なのり、結婚けっこん指輪ゆびわはずしている。そのわりに雇用こようぬしからロレックス時計とけいおくられており、これは彼女かのじょ仕事しごとへの注力ちゅうりょくと、結婚けっこん破綻はたんのコミットメントの象徴しょうちょうしめ役割やくわりたしている。映画えいが最後さいごにおいて、マクレーンが腕時計うでどけいはずしてホリーをグルーバーからすくときに、2人ふたりわかれの象徴しょうちょう(トーテム)はこわれ、和解わかいしたようにえる[126][130]

パーシャルは『ダイ・ハード』における女性じょせいキャラクターの否定ひていてき描写びょうしゃについてべている。彼女かのじょたちはピンナップポスター性的せいてき登場とうじょうしたり、妊娠にんしんちゅう飲酒いんしゅ示唆しさしたり、クリスマスイブに仕事しごと優先ゆうせんして家族かぞくはなばなれにいる。ホリーは上司じょうし死後しご責任せきにんのある立場たちばくが、それは同僚どうりょう気遣きづかうという伝統でんとうてき女性じょせい役割やくわりたすために、グルーバーからあたえられたものである。高木たかぎ存在そんざいはホリーの人生じんせいにおいてマクレーンというべつ支配しはいてきおとこってわられる[125]。ダーリン・ペインは、『ダイ・ハード』は女性じょせい社会しゃかい進出しんしゅつすすみ、ブルーカラー仕事しごと外国がいこくじんうばわれていくなかで、おも家計かけいささえる男性だんせい現代げんだいてき衰退すいたい反映はんえいしていると指摘してきしている。こうした事態じたいたいして、アメリカじんのカウボーイがらえられたつま外国がいこくじん所有しょゆうするとうからすくし、窮地きゅうちだっする物語ものがたりである[131]

ほんさくには、はん政府せいふはん官僚かんりょうはん企業きぎょう要素ようそがある[120][8][4]。テロリストたちは、警察けいさつにはルールがあり、自分じぶんたちはそのルールを悪用あくようしようとしているために、マクレーンが自分じぶんたちに危害きがいあたえることはできないと主張しゅちょうする。一方いっぽうかれは「警部けいぶはそうっている」とこたえ、自分じぶん官僚かんりょうてき承認しょうにんされた手順てじゅんそとうごいていることを示唆しさする[120][4]。ブロディは警察けいさつはしばしばテロリストたちよりもおおきな障害しょうがいとなっていると指摘してきしている。警察けいさつ自分じぶんたちが自体じたいをコントロールできているとかんがえているが、実際じっさいにはすべてテロリストたちに行動こうどうまれていることにづかない[120]現場げんば責任せきにんしゃ市警しけい本部ほんぶ次長じちょう)は無能むのうえがかれ、FBIはテロリストさえころせれば人質ひとじち無事ぶじには関心かんしんであるように描写びょうしゃされる[120][132]。マクレーンはだい都会とかいのエリートにふんしたテロリストとたたかうありふれたひとである[8]げきちゅうでエリスがべるとおり、社員しゃいんたちとテロリストのちがいは、片方かたがたはペンをもちい、グルーバーはじゅう使つかうというてんだけである[125]警察けいさつ、FBI、そして横暴おうぼうなジャーナリストが、それぞれマクレーンの邪魔じゃまをしてばっせられる[8]。パーシャルはクリスマスという設定せっていが、社会しゃかい伝統でんとうてき価値かちかんへの攻撃こうげきとらえられると指摘してきしている。企業きぎょうはクリスマスイブにパーティをひらくことで社員しゃいんたちを家族かぞくからとおざけ、また敵役かたきやくはクリスマスの象徴しょうちょう(iconography)を皮肉ひにくっている。それらをかすことによってマクレーンは伝統でんとう社会しゃかいまもることをしめしている[125]

ナカトミ・プラザは、ドイツじん中心ちゅうしんとしたテロリストグループとはべつに、日本にっぽん企業きぎょう所有しょゆうし、人質ひとじちはアメリカじんだった[120][131][133]。ブロディは、これは日本にっぽんのテクノロジー企業きぎょうがアメリカのテクノロジー産業さんぎょう支配しはいするおそれがあった時代じだい外国がいこく勢力せいりょくたいするアメリカじん不安ふあん反映はんえいしたものだと指摘してきしている[120][129][131]。マクレーンの勝利しょうりは、アメリカが創意そうい工夫くふう勝利しょうりすることを示唆しさしている[133]。アメリカのふるてきであるドイツと日本にっぽん金銭きんせんてき利益りえき追求ついきゅうするために誠実せいじつさをてたようにえがかれている[75]。デイブ・ケアは、この映画えいががフェミニストやヤッピー、メディア、当局とうきょく外国がいこくじんたいする1980年代ねんだいの「ブルーカラーのいかり」を体現たいげんしていると指摘してきしている[74]。ブロディは重要じゅうよう役柄やくがら登場とうじょうするヴェルジョンソン、ギリアード、ホワイトをまえて、アフリカけいアメリカじんのキャラクターをえがいているてんでもほんさく進歩しんぽてきだとえると指摘してきしている[120]

The A.V. Clubは、1980年代ねんだいほかおおくの映画えいがとはことなり、『ダイ・ハード』はベトナム戦争せんそう寓意ぐういではないと指摘してきしている。げきちゅうではヘリコプターによる襲撃しゅうげきでベトナム戦争せんそうおもすと発言はつげんし、相棒あいぼうから自分じぶん当時とうじまだミドルスクール学生がくせいだったとかえされるFBI捜査そうさかん揶揄やゆするシーンがある[134]。それでもエンパイアは、装備そうびのない地元民じもとみんが、高度こうど装備そうびった外国がいこく侵略しんりゃくしゃたちにかうことをえがくことで、今回こんかいはアメリカがつのだと、この映画えいががベトナム戦争せんそう参照さんしょうしているとみなしている[8]。ドリュー・エアーズは、ナカトミ・プラザの複雑ふくざつなレイアウトを、ベトナムの遮蔽しゃへいぶつおおいジャングルになぞらえて表現ひょうげんした[135]

影響えいきょう

映画えいが産業さんぎょうへの影響えいきょう

 
2013ねん映画えいが公開こうかい25周年しゅうねん記念きねんして、センチュリー・シティにあるフォックス・スタジオ・ロットのくちにはマクレーンが通気つうきこうからている巨大きょだい壁画へきが設置せっちされていた。

『ダイ・ハード』以前いぜんのアクション映画えいがは、アーノルド・シュワルツェネッガーシルベスター・スタローン代表だいひょうされる筋肉きんにく隆々りゅうりゅうおとこたちを主役しゅやくとし、現実げんじつてき設定せっていなかで、無敵むてきかつ完璧かんぺき印象いんしょうてき軽口かるくちたたくヒーローとしてえがかれることが一般いっぱんてきであった。一方いっぽうで、ほんさくにおいてブルース・ウィリスがえんじたジョン・マクレーンはアクションというジャンルをさい定義ていぎし、それまでのフォーマットにはんする平均へいきんてき体格たいかく普通ふつう人間にんげんとして表現ひょうげんされている。かれ仕事しごとでもプライベートでも失敗しっぱいしており、公然こうぜんとすすりき、への恐怖きょうふかくさず、なおらないダメージをかかえ、脆弱ぜいじゃくしたしみのあるヒーローという役割やくわりあたえられている。重要じゅうようなのはかれいた軽口かるくち(one-liners)は、てきたいして優位ゆういつことをしめすものではなく、自分じぶんかれた極限きょくげん状態じょうたいたいする神経質しんけいしつ反応はんのうからたものというてんであり、その状況じょうきょうくるしみにえ、自身じしんのイニシアチブを発揮はっきすることによってのみ危機きき克服こくふくできることを意味いみしている[3][8][10][134]

同様どうようにアラン・リックマンがえんじたグルーバーもまた、それまでの個性こせいあるいはエキセントリックな狂人きょうじんであったアクション作品さくひん悪役あくやくさい定義ていぎした。グルーバーはかしこ宿敵しゅくてき先駆さきがけであり、教育きょういくけた知的ちてき悪役あくやくであって、ヒーローのアンチテーゼとしての役割やくわりたしている[8]。このため、グルーバーは、このジャンルにおけるもっとも印象いんしょうてき悪役あくやく一人ひとりとしてげられる[134]。エンパイアではグルーバーをダース・ベイダー以来いらい最高さいこう悪役あくやく一人ひとりひょうした。リックマンはこのやく自分じぶん人生じんせいにおける「おおきな出来事できごと」と表現ひょうげんしている[8]。1980年代ねんだいてき一般いっぱんてきなアクション映画えいがほんさく以降いこう製作せいさくつづけられたが、このジャンルは次第しだいにより小規模しょうきぼ限定げんていされた舞台ぶたい普通ふつうひとである主人公しゅじんこうすぐれた計画けいかく魅力みりょくてき悪役あくやく焦点しょうてんしぼられるようになっていった[134]

ほんさくはウィリスをテレビのスターダムから世界せかいてき知名度ちめいどほこ俳優はいゆうげ、リックマンにも名声めいせいをもたらした[3]。 ウィリスの給料きゅうりょうは、1980年代ねんだい新旧しんきゅうマネージャーが仕事しごとうば入札にゅうさつ合戦かっせんのピークとみられていた。ニューヨーク・タイムズは、この給与きゅうよを「地震じしん」に匹敵ひってきするものと表現ひょうげんし、MGM/UA会長かいちょうであるアラン・ラッド・ジュニア英語えいごばんは「ビジネスがおかしくなった…… まちほかみなおなじように、わたしもビックリした」とかたっている。トップギャラが200まんドルから300まんドルの時代じだい、550まんドルのギャラであったダスティン・ホフマンが『トッツィー』(1982ねん以来いらいもっと大幅おおはばなギャラ変更へんこうなされた。ウィリスのようなあたらしいスターよりも確実かくじつ給料きゅうりょうがもらえるように、だいスターらの給料きゅうりょう大幅おおはばげられることが予想よそうされていた[6][136]。マクティアナンは、この成功せいこうをきっかけにして、自身じしんもファンであった小説しょうせつレッド・オクトーバーをえ!』(1990ねん)の映画えいが監督かんとくつとめることになった[137]。その演技えんぎ評価ひょうかされたベルジョンソンは、1989ねんから1997ねんにかけて放送ほうそうされたシットコム『Family Matters』に出演しゅつえんした[24]

ほんさく人気にんきけてフォックス・プラザは人気にんき観光かんこうスポットになっているが、建物たてもの自体じたい見学けんがくすることはできない[35]撮影さつえい使つかわれたフロアはロナルド・レーガンのオフィスになったが、撮影さつえい当時とうじ(すなわち工事こうじちゅうとき)、レーガンのスタッフがうちときにはれたガラスや薬莢やっきょう散乱さんらんしていたという[138]。2013ねんには映画えいが25周年しゅうねん記念きねんして、センチュリー・シティのフォックス・スタジオの敷地しきちに、マクレーンがナカトミ・プラザの通気つうきこうっている様子ようすえがいた巨大きょだい壁画へきがてられた[139]

文化ぶんかてき影響えいきょう

2017ねんアメリカ議会ぎかい図書館としょかんによって、アメリカ国立こくりつフィルム登録とうろく簿に「文化ぶんかてき歴史れきしてき、または美術びじゅつてき重要じゅうよう」として保存ほぞんされることが決定けっていした[140][141]。2007ねん7がつ、ブルース・ウィリスは、映画えいが着用ちゃくようしたアンダーシャツをスミソニアン学術がくじゅつ協会きょうかい国立こくりつアメリカ歴史れきし博物館はくぶつかん寄贈きぞうした[142]あせよごれたベストは、典型てんけいてき無敵むてきのヒーローと、マクレーンのちがいを象徴しょうちょうするものとみなされている[3]

1980年代ねんだいもっと影響えいきょうりょくのある映画えいがの1さくであるほんさくは、そののアクション映画えいがとくに1990年代ねんだいのアクション映画えいがのフォーマットとなった[130]。「Die Hard on/in a...(~のダイ・ハード)」という言葉ことばは、限定げんていてき舞台ぶたい圧倒的あっとうてきてきたなければならない孤高ここう主人公しゅじんこうあらわ略語りゃくごになっている[3][130]たとえば、『沈黙ちんもく戦艦せんかん』(1992ねん)は「戦艦せんかんのダイ・ハード(Die Hard on a battleship)」、『クリフハンガー』(1993ねん)は「やまのダイ・ハード(Die Hard on a mountain)」、『スピード』(1994ねん)は「バスのダイ・ハード(Die Hard on a bus)」、『エアフォース・ワン』(1997ねん)は「飛行機ひこうきのダイ・ハード(Die Hard on a plane)」とばれた[3][130][134]。ウィリスは「ちょう高層こうそうビルでのダイ・ハード」の企画きかく提案ていあんされたはなしおもし、「それはもうやったはずだろ」とかえしたという[3]。アクション映画えいがのトーンがおおきくわったのは、1996ねんのアクション・スリラー映画えいがザ・ロック』(これも「アルカトラズとうのダイ・ハード」とばれた)以降いこうで、これはCGIエフェクトの使用しようえたことで、実際じっさい場所ばしょ制限せいげん実用じつようてきなスタントの限界げんかいえることができるようになったためであった。2018ねんガーディアン寄稿きこうしたスコット・トビアスは、これらの後続こうぞく作品さくひんはどれも『ダイ・ハード』てきなストーリーが完璧かんぺき有効ゆうこうせい容易よういにはむことができていないと考察こうさつしている[130]

ほんさく以下いか映画えいが監督かんとくたちのインスピレーションのみなもととなっている。レクシー・アレクサンダー英語えいごばんダーレン・アロノフスキーブラッド・バードジョー・カーナハンギャレス・エヴァンスバリー・ジェンキンスジョー・リンチ英語えいごばんポール・シェアー英語えいごばんブライアン・テイラーダン・トラクテンバーグコリン・トレヴォロウポール・W・S・アンダーソン[143][144][145]。2020ねんのCOVID-19パンデミックのさいには、ジェームズ・ガン人々ひとびとすすめるアクション映画えいがの1さくとしてほんさくえらばれていた[146]ほんさく人気にんきはテレビ番組ばんぐみ映画えいが、ビデオゲーム、音楽おんがくなど、さまざまなメディアで言及げんきゅうされ、それには子供こどもけメディアもふくまれる[139]。1993ねん公開こうかいされたパロディ映画えいがローデッド・ウェポン1』では、ウィリスがマクレーンやくでカメオ出演しゅつえんしている[147]

『ダイ・ハード』がクリスマス映画えいがであるかどうかについては、おおくの議論ぎろんがあった。賛成さんせいはクリスマスを舞台ぶたいにしているだけでクリスマス映画えいがとして十分じゅうぶんだと主張しゅちょうしている。一方いっぽう反対はんたいはクリスマスを舞台ぶたいにしただけのアクション映画えいがだと主張しゅちょうしている[148][149]。5000にん以上いじょうのイギリスじん対象たいしょうとした2017ねんYouGov英語えいごばん世論せろん調査ちょうさでは、ほんさくをクリスマス映画えいがかんがえているひとは31%にぎず、それも24さい以下いかかたより、反対はんたいしているひとおもに50さい以上いじょうであった[150][151]。2018ねんモーニング・コンサルトしゃ同様どうよう世論せろん調査ちょうさを2200にんのアメリカ市民しみん対象たいしょうったが、クリスマス映画えいがとみなすひとは25%であった。この調査ちょうさでは映画えいが人気にんきのピークわかかった30~44さいひとたちがもっと賛成さんせいしていた[152]。 デ・スーザとスチュアートはクリスマス映画えいがという意見いけん支持しじしているが、ウィリスはクリスマス映画えいがではないとかんじているようである[13][153][154][155]。2018ねん映画えいが公開こうかい30周年しゅうねんには、20世紀せいきフォックスが「史上しじょう最高さいこうのクリスマス・ストーリー」とべ、伝統でんとうてきなクリスマス映画えいがのようにさい編集へんしゅうされた『ダイ・ハード』の予告編よこくへん公開こうかいした。デ・スーザによると、なんねんまえからシルバーはこの映画えいががクリスマスにながされるようになるだろうと予測よそくしていたという[155][156][157]

現代げんだい評価ひょうか

『ダイ・ハード』は現在げんざいにおいて史上しじょう最高さいこうのアクション映画えいがひとつであるとかんがえられている[158][159][160]ハリウッド・レポーターは、映画えいが公開こうかい30周年しゅうねんとなる2018ねんに、『ダイ・ハード』はアクションジャンルでもっと影響えいきょうりょくのある映画えいがひとつであることに間違まちがいなく、その影響えいきょうでは現代げんだい作品さくひんにもることができる、といている[161]。ガーディアン英国えいこく映画えいが協会きょうかいは、ほんさくをアメリカ映画えいがの「典型てんけいれい(quintessential)」とみなし、また、とく英国えいこく映画えいが協会きょうかい史上しじょう最高さいこうのアクション映画えいが10ほんのうちの1つにもえらんでいる[162][130]Deadline Hollywoodは、ほんさくをアクションジャンルの定番ていばんであり、「古典こてん」のシリーズとしてとなったものとひょうしている[163]。また、ヴァニティ・フェア記者きしゃK.Austin Collinsは、なんてもきないよくできた作品さくひんだとひょうしている[4]。2003ねん出版しゅっぱんされた映画えいが参考さんこうしょ『1001 Movies You Must See Before You Die(ぬまでにるべき1001の映画えいが)』においては、「(りゃく一人ひとりたたかうアクション映画えいが効果こうかてきさい定義ていぎした」としるされている[164]

The A.V. Club英語えいごばんによる回顧かいこレビューでは、ウィリスの普通ふつうひとといった個性こせい成功せいこうかぎであったとべている[134]。リックマンは、公開こうかいからすうじゅうねんってもファンを獲得かくとくつづけているのは、そのウィットとスタイルにあるからだとおもうとこたえている[3]。レビュー集計しゅうけいサイト「Rotten Tomatoes」では78けんのレビューをもとに94%の支持しじ獲得かくとくし、平均へいきん評価ひょうかは8.60/10としている。どうサイトの批評ひひょうコンセンサスでは「おおくの模倣もほう作品さくひん(および続編ぞくへん)は、休日きゅうじつのアクション映画えいが決定けっていばんであるほんさくめたスリルにはけっしておよばない」としている[165]Metacriticでは、14にん批評ひひょうもとに100てん満点まんてんちゅう72てん加重かじゅう平均へいきんスコアを獲得かくとくしており、「おおむ好意こういてき評価ひょうか」としている[166]。ローリング・ストーンの2015ねん読者どくしゃ投票とうひょうでは歴代れきだいアクション映画えいが部門ぶもんで10にランクインし[167]、エンパイア読者どくしゃ投票とうひょうでは2017ねんに20えらばれている[168]

アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)による2001ねんの「スリルをかんじる映画えいがベスト100」においてほんさくは39にランクインした[169]。エンパイアによる2008ねんの「史上しじょうもっと偉大いだい映画えいが500」では29えらばれている[158]。ハリウッド・レポーターが2014ねんったエンターテイメント業界ぎょうかいじんによる投票とうひょうでは史上しじょう最高さいこう映画えいがで83えらばれた[170]映画えいが登場とうじょう人物じんぶつ評価ひょうかされており、AFIによる2003ねんの「アメリカ映画えいが100ねんのヒーローと悪役あくやくベスト100」では、ハンス・グルーバーが悪役あくやくで46えらばれている[171]。また、2006ねんのエンパイアにおける「もっと偉大いだい映画えいがキャラクター100」ではマクレーンが12に、グルーバーが17にランクインした[22][172]

そのにも複数ふくすう出版しゅっぱんぶつ史上しじょう最高さいこうのアクション映画えいがいちさくとしてげられている。エンパイア[173]、IGN[159]、エンターテイメント・ウィークリー[160]では1えらばれた。以下いか、Time Out New Yorkでは10[174]、ガーディアンは14[175]、Men's Healthは18[176]であった。その順位じゅんいけがないものとしてComplex[177]、Esquire[178]、Evening Standard[179] がある。

ほんさくがクリスマス映画えいがとみなせるかには議論ぎろん余地よちがあるが、クリスマス映画えいがのランキングにおいてもほんさくはトップリストにいくつかえらばれている。エンパイアとサンフランシスコ・ゲートではだい1[180][181]。エンターテイメント・ウィクリーとハリウッド・レポーターではだい4[182][183]。Digital Spyは5であり[184]、ガーディアンでは8であった[185]

続編ぞくへん

 
ダイ・ハード3』でハンスのあにサイモンをえんじたジェレミー・アイアンズ(2015ねん)。

ほんさく成功せいこうは1990ねんの『ダイ・ハード2』を皮切かわきりに2020ねんまでに4つの続編ぞくへんした[134][186]

『ダイ・ハード2』はほんさく人気にんきじょうじて急遽きゅうきょ製作せいさくされたものであり、スチュアートとマクティアナンは参加さんかせず、監督かんとくレニー・ハーリン担当たんとうした[186]。この続編ぞくへんはデ・スーザ、ベデリア、ベルジョンソン、アサートン、シルバー、ゴードンが参加さんかしたシリーズ最後さいご作品さくひんである。シルバーとゴードンは、撮影さつえい終了しゅうりょうにウィリスと不仲ふなかになり、つぎさく製作せいさくおくれることにつながった[186][187][188]

3さくダイ・ハード3』(1995ねん)は、すうおおくの『ダイ・ハード』の模倣もほう作品さくひん使つかわれていないオリジナル・シナリオを脚本きゃくほんすることが困難こんなんであったため、製作せいさく時間じかんがかかった[186][188]。この3さくではマクティアナンが監督かんとくとして復帰ふっきし、続編ぞくへん唯一ゆいいつかれかかわった作品さくひんとなった[134]内容ないようはマクレーンがハンス・グルーバーのあにサイモン(ジェレミー・アイアンズ)と対決たいけつするという筋書すじがきになっている[186]

2007ねんに『ダイ・ハード4.0』が公開こうかいされた[注釈ちゅうしゃく 14]。この作品さくひんにおいてマクレーンはハッカー(ジャスティン・ロング)とコンビをみ、トーマス・ガブリエル(ティモシー・オリファント)がひきいるサイバーテロリストとたたか[189][190]。この続編ぞくへんではスタジオがわか観客かんきゃくをターゲットにするにあたって、シリーズの特徴とくちょうであった暴力ぼうりょく下品げひん表現ひょうげんおおくを排除はいじょしたことに議論ぎろんこった[190]。しかしながら、経済けいざいてきにも批評ひひょうてきにも成功せいこうおさめた[191]

2013ねん公開こうかいされたシリーズ5さくダイ・ハード/ラスト・デイ』では、マクレーンは息子むすこジャックとんでモスクワを冒険ぼうけんすることになる[191][192]。この作品さくひん経済けいざいてきには成功せいこうしたとみなされている。しかし、批評ひひょうやファンからは侮蔑ぶべつされ、これら否定ひていてき評判ひょうばんがシリーズを失速しっそくさせた。5さくはシリーズ最低さいていさくとみなされている[189][190][193]。ウィリスは最終さいしゅうさくとなるだい6さく製作せいさく興味きょうみしめしており[186]、こちらも実際じっさい企画きかくされたものの、のちにキャンセルされたことが発表はっぴょうされた[194]さらに2022ねん、ウィリスが失語症しつごしょうによって俳優はいゆうぎょう引退いんたいしたため、シリーズは事実じじつじょう完結かんけつとなった。

だい1さくとなるほんさくは、集約しゅうやくされたレビューのなかで、シリーズちゅうもっとたか評価ひょうかされている作品さくひんである[195]続編ぞくへんすすむにつれてシリーズは、ほんさくけていた1980年代ねんだいスタイルのアクション映画えいがちかづいていき、マクレーンは無敵むてき殺人さつじんマシンとなって、かつてであればんでいたかもしれないダメージをってもびるようになった[10][196]ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)は、『ダイ・ハード』を「純粋じゅんすい素晴すばらしい」映画えいがでありながら、精彩せいさいいた続編ぞくへんによってその名声めいせいそこなわれているとひょうしている[197]。ガーディアンによれば、アクションというジャンルの進化しんかは、マクレーンが普通ふつう人間にんげんから超人ちょうじんへと進化しんかしていくシリーズのかく続編ぞくへんちがいをることで追跡ついせきできるとべている[130]

コミックとして前日ぜんじつたん続編ぞくへん製作せいさくされている。『ダイ・ハード: Year One英語えいごばん』は1976ねん舞台ぶたいに、新米しんまい警官けいかん時代じだいのマクレーンが活躍かつやくする姿すがたえがかれる。『A Million Ways to Die Hard』は『ダイ・ハード』から30ねん舞台ぶたいに、引退いんたいしたマクレーンが連続れんぞく殺人さつじんはん姿すがたえがかれる[198][199]

日本語にほんご吹替

役名やくめい 俳優はいゆう 日本語にほんご吹替
ソフトばん[200] テレビ朝日てれびあさひはん[201] フジテレビはん[202] 機内きない上映じょうえいばん[203][204]
ジョン・マクレーン ブルース・ウィリス 樋浦ひうらつとむ 野沢のざわ那智なち
岩崎いわさきひろし
村野むらの武範たけのり 樋浦ひうらつとむ
樋浦ひうらつとむ
ハンス アラン・リックマン 小林こばやし勝彦かつひこ 有川ありかわひろし
土師はじ孝也たかや
内海うつみ賢二けんじ 筈見はずみじゅん
山野井やまのいひとし
カール アレクサンダー・ゴドノフ 大塚おおつか明夫あきお 玄田げんだ哲章てっしょう 秋元あきもとひつじかい
ホリー ボニー・ベデリア 駒塚こまづか由衣ゆい 弥永やなが和子かずこ
宮島みやじま依里えり
吉田よしだ理保子りほこ 横尾よこおまり
横尾よこおまり)
パウエル レジナルド・ヴェルジョンソン 内海うつみ賢二けんじ 坂口さかぐちかおるさだ
石田いしだけいゆう
富田とみた耕生こうせい 飯塚いいづか昭三しょうぞう
つじおやはち
ロビンソン ポール・グリーソン しま俊介しゅんすけ 小林こばやしおさむ
仲野なかのひろし
屋良やら有作ゆうさく 小島こじま敏彦としひこ
小島こじま敏彦としひこ
アーガイル デヴロー・ホワイト 島田しまださとし 江原えばらただし
江原えばらただし
竹村たけむらたく 山寺やまでら宏一こういち
山寺やまでら宏一こういち
ソーンバーグ ウィリアム・アザートン 江原えばらただし 安原やすはら義人よしひと
安原やすはら義人よしひと
村山むらやまあきら 西村にしむら知道ともみち
西村にしむら知道ともみち
エリス ハート・ボックナー 納谷なや六朗ろくろう 石丸いしまる博也ひろや
志村しむら知幸ともゆき
朝戸あさと鉄也てつや はやし一夫かずお
はやし一夫かずお
タカギ ジェームズ・シゲタ 宮田みやたひかり ばんおさむ
橋本はしもとしんめい
藤本ふじもとゆずる 桑原くわばらたけし
橋本はしもとしんめい)
フランコ ブルーノ・ドヨン 田原たはらアルノ 荒川あらかわ太朗たろう なか博史ひろふみ 星野ほしのたかしあきら
星野ほしのたかしあきら
トニー アンドリアス・ウイスニウスキー 牛山うしやましげる
牛山うしやましげる
真地まじ勇志ゆうし 星野ほしのたかしあきら
星野ほしのたかしあきら
テオ クラレンス・ギルヤード 小室こむろ正幸まさゆき 田中たなか亮一りょういち
田中たなか亮一りょういち
小野おの健一けんいち 堀内ほりうち賢雄けんゆう
堀内ほりうち賢雄けんゆう
アレクサンダー ジョーイ・プルーワ 稲葉いなばみのる 田原たはらアルノ 桜井さくらい敏治としはる 小室こむろ正幸まさゆき
小室こむろ正幸まさゆき
マルコ ロレンゾ・カッチャランツァ 広瀬ひろせただしこころざし 喜多川きたがわ拓郎たくろう
松田まつだ裕市ゆういち
大滝おおたき進矢しんや 広瀬ひろせただしこころざし
クリストフ ジェラール・ボン 沢木さわき郁也いくや 飛田ひだてんおとこ 不明ふめい
エディ デニス・ヘイデン 有本ありもと欽隆 池田いけだまさる 若本わかもと規夫のりお 石塚いしづかはこぶのぼり
ユーリ アル・レオン 田原たはらアルノ 広瀬ひろせただしこころざし
関口せきぐち雄吾ゆうご
鈴木すずき勝美かつみ 田原たはらアルノ
ハインリッヒ ゲイリー・ロバーツ 津田つだ英三えいぞう 沢木さわき郁也いくや
やまはし正臣まさおみ
相沢あいざわ正輝まさき 荒川あらかわ太郎たろう
フリッツ ハンス・バーリンガー 沢木さわき郁也いくや 曽我部そがべ和恭かずゆき 飛田ひだてんおとこ 山寺やまでら宏一こういち
山寺やまでら宏一こういち
ジェームズ ウィルヘルム・フォン・ホンブルグ 笹岡ささおか繁蔵しげぞう 郷里ごうり大輔だいすけ 笹岡ささおか繁蔵しげぞう 稲葉いなばみのる
ビッグ・ジョンソン ロバート・デヴィ 広瀬ひろせただしこころざし 麦人ばくじん 有本ありもと欽隆 稲葉いなばみのる
稲葉いなばみのる
リトル・ジョンソン グランド・L・ブッシュ 星野ほしのたかしあきら 谷口たにぐちたかし 伊藤いとう栄次えいじ 荒川あらかわ太郎たろう
星野ほしのたかしあきら
ミッチェル マット・ランダース 有本ありもと欽隆 千田せんだ光男みつお
松田まつだ裕市ゆういち
大滝おおたき進矢しんや 広瀬ひろせただしこころざし
ハーヴェイ・ジョンソン デヴィッド・アーシン 宮田みやたひかり 徳丸とくまるかん
やまはし正臣まさおみ
広瀬ひろせただしこころざし 登場とうじょうシーンカット
藤高ふじたかさとしだい
ルーシー・マクレーン テイラー・フライ 小林こばやし優子ゆうこ 坂本さかもとしんあや 中沢なかざわみどり 鷹森たかもり淑乃よしの
ポーリーナ ベティ・カルヴァロー 片岡かたおか富枝とみえ 竹口たけぐち安芸子あきこ 荘司しょうじ美代子みよこ さとうあい
ジニー ダスティン・テイラー 羽村はむら京子きょうこ 伊倉いくら一恵かずえ 叶木かのうぎ翔子しょうこ 井上いのうえ喜久子きくこ
佐藤さとう里緒りお
ハッセルドルフ博士はかせ ジョージ・クリスティ 稲葉いなばみのる 登場とうじょうシーンカット
石原いしはら辰己たつみ
原田はらだ一夫かずお 登場とうじょうシーンカット
橋本はしもとしんめい)
ゲイル・ウォーレンズ メアリー・エレン・トレイナー さとうあい 横尾よこおまり
松浦まつうら裕美子ゆみこ
鈴鹿すずか千春ちはる さとうあい
(さとうあい)
コンビニ店員てんいん キップ・ウォルドー 稲葉いなばみのる 広瀬ひろせただしこころざし 亀井かめい三郎さぶろう 西村にしむら知道ともみち
サム マーク・ゴールドスタイン しま俊介しゅんすけ 小島こじま敏彦としひこ 上田うえだ敏也としや 登場とうじょうシーンカット
不明ふめい
オペレーター主任しゅにん ダイアナ・ジェームズ 羽村はむら京子きょうこ 佐々木ささき優子ゆうこ 種田たねた文子ふみこ 井上いのうえ喜久子きくこ
オペレーター シェリー・ポゴダ さとうあい 小林こばやし優子ゆうこ 塚田つかだ恵美子えみこ さとうあい
メアリー トレイシー・ライナー 小林こばやし優子ゆうこ 速見はやみけい
佐藤さとう里緒りお
中沢なかざわみどり 不明ふめい
スチュワーデス ステラ・ホール さとうあい 叶木かのうぎ翔子しょうこ 鈴鹿すずか千春ちはる 不明ふめい
セールスマン ロバート・レッサー 江原えばらただし 小島こじま敏彦としひこ 伊藤いとう栄次えいじ 西村にしむら知道ともみち
ガードマン リック・チケッティ 沢木さわき郁也いくや みき本雄もとおこれ なか博史ひろふみ 小島こじま敏彦としひこ
日本語にほんごばんスタッフ
演出えんしゅつ 伊達だてかんすすむ 小山こやまさとる 春日かすがただししん 福永ふくなが莞爾かんじ
小山こやまさとる
翻訳ほんやく おかえだ慎二しんじ字幕じまく しましんさん 平田ひらた勝茂かつしげ 宇津木うつき道子みちこ しましんさん
静華しずか
効果こうか リレーション 猪飼いかい和彦かずひこ
調整ちょうせい   小野おの敦志あつし 山田やまだ太平たへい
録音ろくおん 東北新社とうほくしんしゃスタジオ ニュージャパン
スタジオ
プロデューサー 圓井まるい一夫かずお 山形やまがた淳二じゅんじ
担当たんとう 向井むかい士郎しろう
岩渕いわぶちのぼる
熊沢くまさわ博之ひろゆき
関口せきぐち未來みらい
小川おがわ眞紀子まきこ
解説かいせつ 淀川よどがわ長治ながはる 高島たかしま忠夫ただお
制作せいさく   東北新社とうほくしんしゃ ムービーテレビジョン 東北新社とうほくしんしゃ
初回しょかい放送ほうそう 1990ねん10月7にち
日曜にちよう洋画ようが劇場げきじょう
21:02-23:24
1992ねん4がつ4にち
G洋画ようが劇場げきじょう
正味しょうみ やく123ふん ノーカット やく121ふん
  • ソフトばん1989ねん発売はつばいVHSはつ収録しゅうろく以降いこうDVDBDにも収録しゅうろくされ、ビデオ・オン・デマンドなど各種かくしゅ配信はいしんにも使用しよう
  • 2013ねん7がつ3にち発売はつばい吹替の帝王ていおうシリーズ『ダイ・ハード 日本語にほんご吹替完全かんぜんばん ブルーレイ・コレクターズBOX』および2018ねん5がつ18にち発売はつばいの『ダイ・ハード 製作せいさく30周年しゅうねん記念きねんばん[4K ULTRA HD + Blu-ray]』には、機内きない上映じょうえいばんのぞく、3バージョンの吹替音声おんせい収録しゅうろく
  • 機内きない上映じょうえいばんは2023ねん6がつ3にちにスターチャンネルにてはつ放送ほうそうされた[203]。2023ねん10がつ13にちにはどうチャンネルでカットされたシーンにオリジナルキャストをむかえて追加ついか収録しゅうろくおこなった『追録ついろくノーカットばん』が放送ほうそうされた[204]。なお、故人こじんおよび一部いちぶ声優せいゆう担当たんとう部分ぶぶんべつ声優せいゆう担当たんとう[204][205][206]
  • ソフトばん単品たんぴんブルーレイと日本語にほんご吹替完全かんぜんばんでは登場とうじょう人物じんぶつ一部いちぶさけごえ原音げんおんになっている。
  • テレビ朝日てれびあさひばん日本にほんテレビ系列けいれつ金曜きんようロードショー』など民放みんぽうさい放送ほうそうひかりTVでの配信はいしんにも使用しよう。2023ねん6がつ11にちにスターチャンネルで地上波ちじょうは放送ほうそうにカットされたシーンに追加ついか収録しゅうろくおこなった『追録ついろくノーカットばん』が放送ほうそうされた[201]。なお、故人こじんおよび一部いちぶ声優せいゆう担当たんとう部分ぶぶんべつ声優せいゆう担当たんとう[201]
  • フジテレビばんではタカギの台詞せりふ一部いちぶが「ナカトミ」という名前なまえ別人べつじんによるものとしてあつかわれ、藤本ふじもとでなく亀井かめい(コンビニ店員てんいんやく兼任けんにん)によってえられた。

地上波ちじょうは放送ほうそう履歴りれき(ゴールデンのみ)

回数かいすう テレビ局てれびきょく 番組ばんぐみめい 放送ほうそう 放送ほうそう時間じかん 放送ほうそう分数ぶんすう 吹替ばん 視聴しちょうりつ
初回しょかい テレビ朝日てれびあさひ 日曜にちよう洋画ようが劇場げきじょう 1990ねん10月7にち 21:02~23:24 142ふん テレビ朝日てれびあさひばん 29.0%
2かい フジテレビ ゴールデン洋画ようが劇場げきじょう 1992ねん4がつ4にち 21:03~23:39 156ふん フジテレビばん 22.6%
3かい テレビ朝日てれびあさひ 日曜にちよう洋画ようが劇場げきじょう 1995ねん6月25にち 21:02~23:28 146ふん テレビ朝日てれびあさひばん
4かい フジテレビ ゴールデン洋画ようが劇場げきじょう 1996ねん12月28にち 21:00~23:39 159ふん フジテレビばん 19.0%
5かい テレビ朝日てれびあさひ 日曜にちよう洋画ようが劇場げきじょう 1998ねん8がつ30にち 21:02~23:23 141ふん テレビ朝日てれびあさひばん 20.5%
6かい 1999ねん10月3にち 21:00~23:22 142ふん 16.7%
7かい 2002ねん3月24にち 21:00~23:21 141ふん 15.9%
8かい 日本にほんテレビ 金曜きんようロードショー 2004ねん10月1にち 21:03~23:24 11.7%
9かい テレビ朝日てれびあさひ 日曜にちよう洋画ようが劇場げきじょう 2007ねん6月24にち 21:00~23:19 139ふん 19.4%
10かい 日本にほんテレビ 金曜きんようロードショー 2009ねん11月6にち 21:00~23:09 129ふん 9.8%
11かい テレビ東京てれびとうきょう 最強さいきょうシネマ特別とくべつ企画きかく[207] 2011ねん3月30にち 21:00~23:18 138ふん 8.2%
12かい テレビ朝日てれびあさひ 日曜にちよう洋画ようが劇場げきじょう[208] 2011ねん10月9にち 21:00~23:10 130ふん 9.8%
13かい TBS 水曜すいようプレミアシネマ [209] 2013ねん2がつ6にち 21:00~22:54 114ふん 9.1%

脚注きゃくちゅう

注釈ちゅうしゃく

  1. ^ 探偵たんていジョーゼフ・リーランドを主人公しゅじんこうとする作品さくひんで、映画えいがおおきく翻案ほんあんされている。ただし、日本語にほんご翻訳ほんやくばん発行はっこうにあたっては、ほんさく人気にんきまえて『ダイ・ハード』とタイトルされた。
  2. ^ 生前せいぜん自分じぶんたちでって脱出だっしゅつする方法ほうほうかんがえねばといったさいにホーリーからタカギのまいになると忠告ちゅうこくされており、実際じっさいにそのとおりの結果けっかとなった。
  3. ^ そのテロリストらの名前なまえは「タイムた」だけである。カールの「本当ほんとう解放かいほうするかな?」という質問しつもんにも「ったことか」とこたえ、ホリーからも「ただのこそどろじゃない」と馬鹿ばかにされている。
  4. ^ かれ所持しょじするAUGはトリガーをあさくとたんふかくと連射れんしゃとなるため、射撃しゃげきモードをえる動作どうさ不要ふようである。
  5. ^ 終盤しゅうばんビルの屋上おくじょう爆破ばくはして自分じぶんたちんだようける作戦さくせんさい、まだ屋上おくじょう付近ふきんにカールがのこっており部下ぶかからも制止せいしされたのにもかかわらず爆破ばくはしている。
  6. ^ その態度たいどたいし、マクレーンもこれまでの仕打しうちもあわせて報復ほうふくしようとってかろうとしたが、直後ちょくご蘇生そせいしたカールの襲撃しゅうげき未遂みすいわり、ロビンソンのほうもそれにより、マクレーンへの詰問きつもん有耶無耶うやむやにされることとなった。
  7. ^ その内容ないようどおりに電源でんげんらせたこと裏目うらめて、金庫きんこしつ電磁でんじロックを突破とっぱされてしまう。
  8. ^ 完成かんせいばんにおけるこのシーンではマクレーンは物陰ものかげかくれて様子ようすをうかがっており、ドイツなまりの英語えいごはなすグルーバーのこえけてもかれかお姿すがた確認かくにんできなかった。
  9. ^ "Yipee-ki-yay"は西部せいぶげきでみられるよろこびをあらわ間投詞かんとうしで、しばしば「ヒーハー」で意訳いやくされる。"motherfucker"はアメリカのスラングでの悪態あくたいの1つ。
  10. ^ 直訳ちょくやくばくちく銃撃じゅうげきびたようにせる装備そうび
  11. ^ ザ・ナンバーズBox Office Mojo北米ほくべいでの興行こうぎょう成績せいせき提供ていきょうしているが、おおくの1988ねん作品さくひんぜん世界せかいでの興行こうぎょう成績せいせきについてはない。(今年度こんねんどぜん世界せかい興行こうぎょう収入しゅうにゅうすべ公表こうひょうされたのは2000ねんから)一部いちぶ作品さくひんのぞいてアメリカ国外こくがいでの興行こうぎょう収入しゅうにゅう考慮こうりょれた場合ばあい、『ダイ・ハード』はぜん世界せかいだい8成績せいせきとなる。ただし、バラエティおこなった1988ねん業界ぎょうかいレポートによれば、『カクテル』と『ワンダとダイヤとやさしいやつら』にかれてだい10となっている[65][67][68]
  12. ^ キリスト教きりすときょうけんでヘビは、狡猾こうかつ悪党あくとう比喩ひゆする動物どうぶつ
  13. ^ タッパーウェアの販売はんばいいんがホストやく自宅じたく訪問ほうもんしてひら商品しょうひん説明せつめい販売はんばいかい
  14. ^ 原題げんだいは『Live Free or Die Hard』で4とはナンバリングされなかったが、通称つうしょう『Die Hard 4.0』と公式こうしきでも銘打めいうたれており、日本にっぽんばんタイトルはそれがもちいられた。

出典しゅってん

  1. ^ "Die Hard". British Board of Film Classification. 8 August 1988. 2013ねん10がつ23にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2013ねん7がつ7にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n Mottram, James; Cohen, David S. (5 November 2018). "Book Excerpt: Inside The Making Of 'Die Hard' 30 Years Later". Variety. 2020ねん4がつ7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ12にち閲覧えつらん
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x Power, Ed (26 November 2018). "Die Hard At 30: How The Every-dude Action Movie Defied Expectations And Turned Bruce Willis Into A Star". The Independent. 2020ねん6がつ11にち閲覧えつらん
  4. ^ a b c d e f g Collins, K. Austin (13 July 2018). "Die Hard Is As Brilliantly Engineered As A Machine Gun, Even 30 Years Later". Vanity Fair. 2020ねん6がつ12にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ12にち閲覧えつらん
  5. ^ a b c Zoller Seitz, Matt (15 July 2013). ""Die Hard" In A Building: An Action Classic Turns 25". RogerEbert.com. 2020ねん6がつ9にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  6. ^ a b c d Harmetz, Aljean (16 February 1988). "If Willis Gets $5 Million, How Much for Redford?". The New York Times. 2018ねん8がつ20日はつか時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  7. ^ a b c d e Bailey, Jason (10 July 2018). "How Die Hard Changed The Action Game". Vulture. 2020ねん6がつ7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ9にち閲覧えつらん
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n Hewitt, Chris (9 March 2007). "Empire Essay – Die Hard Review". Empire. 2019ねん12月19にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ11にち閲覧えつらん
  9. ^ a b c Frazier, Dan (24 August 2015). ""There Is No Such Thing As An Action Movie." Steven E. de Souza On Screenwriting". Creative Screenwriting. 2015ねん9がつ15にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2015ねん8がつ25にち閲覧えつらん
  10. ^ a b c d Vlastelica, Ryan (11 December 2017). "The Novel That Inspired Die Hard Has Its Structure, But None Of Its Holiday Spirit". The A.V. Club. 2020ねん6がつ3にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ11にち閲覧えつらん
  11. ^ a b c Doty, Meriah (13 February 2013). "Actors Who Turned Down 'Die Hard'". Yahoo! Movies. 2013ねん6がつ25にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2013ねん7がつ7にち閲覧えつらん
  12. ^ Gharemani, Tanya (23 June 2013). "A History Of Iconic Roles That Famous Actors Turned Down". Complex. 2013ねん6がつ27にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2013ねん7がつ7にち閲覧えつらん
  13. ^ a b Rothman, Michael (23 June 2013). "'Die Hard' Turns 30: All About The Film And Who Could Have Played John McClane". ABC News. 2018ねん7がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2013ねん7がつ7にち閲覧えつらん
  14. ^ Dyer, James (26 September 2019). "Die Hard: The Ultimate Viewing Guide". Empire. 2021ねん2がつ3にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2021ねん3がつ25にち閲覧えつらん
  15. ^ 'I Turned Down Star Wars Because I Didn't Understand The Script': Al Pacino Gets A Standing Ovation For His Ramblings And Reminiscences”. Evening Standard (June 3, 2013). September 28, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJuly 3, 2021閲覧えつらん
  16. ^ Lawrence, Christopher (30 August 2016). "Las Vegan's Polling Company Keeps Tabs On Hollywood". Las Vegas Review-Journal. 2016ねん12月24にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2016ねん12月24にち閲覧えつらん
  17. ^ a b c d Modderno, Craig (3 July 1988). "Willis Copes With The Glare Of Celebrity". Los Angeles Times. 2020ねん6がつ8にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  18. ^ Ramis Stiel, Violet (July 14, 2016). “On My Dad Harold Ramis And Passing The Ghostbusters Torch to A New Generation Of Fans”. Vulture. October 8, 2018てんのオリジナルよりアーカイブJuly 2, 2019閲覧えつらん
  19. ^ a b c d e f g Harmetz, Aljean (25 July 1988). "Big Hollywood Salaries A Magnet For The Stars (And The Public)". The New York Times. 2020ねん4がつ16にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  20. ^ Harmetz, Aljean (18 February 1988). "Bruce Willis Will 'Die Hard' For $5 Million". Chicago Tribune. 2015ねん9がつ13にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2013ねん7がつ7にち閲覧えつらん
  21. ^ a b c d Gross, Ed (6 June 2018). "'Die Hard' Is 30 – Meet The 1988 Bruce Willis In A Recovered Interview". Closer. 2020ねん3がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ12にち閲覧えつらん
  22. ^ a b "The 100 Greatest Movie Characters – 17. Hans Gruber". Empire. 2011ねん11月7にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  23. ^ Bruce Willis Personally Picked Bonnie Bedelia As His Die Hard Costar”. Start TV (December 19, 2018). June 12, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 12, 2020閲覧えつらん
  24. ^ a b Pearson, Ben (July 12, 2018). “'Die Hard' 30th Anniversary: The Cast and Crew Reflect on the Making of an Action Classic – Reginald VelJohnson Interview”. /Film. December 6, 2019てんのオリジナルよりアーカイブJune 13, 2020閲覧えつらん
  25. ^ 5 Revelations From The New 'Die Hard' Oral History That You Probably Didn't Know”. Maxim (June 15, 2016). September 18, 2020てんのオリジナルよりアーカイブNovember 16, 2020閲覧えつらん
  26. ^ Topel, Fred (March 13, 2018). “Wesley Snipes Auditioned for Al Powell and More Stories from a 'Die Hard' 30th Anniversary Screening”. /Film. June 29, 2021てんのオリジナルよりアーカイブJuly 27, 2021閲覧えつらん
  27. ^ a b Brew, Simon (6 November 2012). "Hart Bochner Interview: Ellis In Die Hard, Directing, And More". Den of Geek. 2020ねん6がつ18にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  28. ^ a b c d e f g Pearson, Ben (July 12, 2018). “'Die Hard' 30th Anniversary: The Cast and Crew Reflect on the Making of an Action Classic – Steven E. de Souza Die Hard Interview”. /Film. December 18, 2019てんのオリジナルよりアーカイブJune 13, 2020閲覧えつらん
  29. ^ a b c d e f g h i j k l m n Kirk, Jeremy (19 July 2011). "31 Things We Learned From The 'Die Hard' Commentary Track". Film School Rejects. 2013ねん5がつ24にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2013ねん7がつ7にち閲覧えつらん
  30. ^ Die Hard”. Box Office Mojo. June 29, 2020てんのオリジナルよりアーカイブMarch 3, 2021閲覧えつらん
  31. ^ a b c d Harmetz, Aljean (26 May 1988). "Hollywood Opens Its Summer Onslaught". The New York Times. 2018ねん7がつ29にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  32. ^ Pecchia, David (1 November 1987). "Films Going Into Production". Los Angeles Times. 2020ねん6がつ13にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ13にち閲覧えつらん
  33. ^ a b "Die Hard (1988)". American Film Institute. 2018ねん2がつ11にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2018ねん2がつ10日とおか閲覧えつらん
  34. ^ a b c d e f g h i j k Pearson, Ben (July 12, 2018). “'Die Hard' 30th Anniversary: The Cast And Crew Reflect On The Making Of An Action Classic – Jan De Bont Die Hard Interview”. /Film. January 3, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 13, 2020閲覧えつらん
  35. ^ a b c Lussier, Germain (8 March 2018). "I Went To Die Hard's Nakatomi Plaza And Not A Single Hostage Was Taken". Gizmodo. 2019ねん11月22にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ13にち閲覧えつらん
  36. ^ Fernandez, Alexia (10 August 2018). "Die Hard 30 Years Later: Bruce Willis Was 'Distracted' By Demi Moore, Jokes Costar Bonnie Bedelia". People. 2019ねん10がつ1にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ12にち閲覧えつらん
  37. ^ a b c d e Marsh, Steve (16 July 2013). "10 Die Hard Tidbits We Learned From Its Biggest Scene-Stealers". Vulture. 2016ねん12月7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ16にち閲覧えつらん
  38. ^ Daly, Rhian (5 March 2017). "'Die Hard' Co-writer Explains 29-Year-Old Plot Hole". NME. 2019ねん4がつ28にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ11にち閲覧えつらん
  39. ^ a b Lichtenfield 2017.
  40. ^ a b c Stilwell 1997, pp. 568–569.
  41. ^ a b c d e f Shivers 1995, p. 13.
  42. ^ a b Stilwell 1997, p. 561.
  43. ^ a b c Durnford 1995, p. 16.
  44. ^ a b "Filmtracks: Die Hard (Michael Kamen)". Filmtracks.com. 2009ねん7がつ1にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  45. ^ a b Vlastelica, Ryan. "Allmusic Review By Neil Shurley". AllMusic. 2017ねん10がつ3にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ14にち閲覧えつらん
  46. ^ Smith, Giles (20 January 1994). "POP / Interview: The Man Who Gets All The Credits: When The Composer Michael Kamen Gave Us 'Everything I Do', It Hung Around For Months. Now 'All For Love' Looks Set To Do The Same. Can We Forgive Him? Giles Smith Thinks So". The Independent. 2020ねん6がつ14にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ11にち閲覧えつらん
  47. ^ Hart, Ron (21 December 2017). "Run-D.M.C.'s 'Christmas In Hollis' At 30: Darryl McDaniels On Keith Haring, 'Die Hard' & His 'Real' Rhyme". Billboard. 2020ねん6がつ21にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ21にち閲覧えつらん
  48. ^ a b c d e f g Abrams, Simon (12 November 2018). "Die Hard's Director Breaks Down Bruce Willis's Iconic Roof Jump". Vulture. 2020ねん5がつ1にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ12にち閲覧えつらん
  49. ^ Meares, Hadley (13 December 2019). "The Real-Life Tower That Made 'Die Hard'". Curbed. 2020ねん5がつ23にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ13にち閲覧えつらん
  50. ^ Greenstreet, Rosanna (7 July 2007). "Q&A". The Guardian. 2021ねん2がつ3にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ27にち閲覧えつらん
  51. ^ Furn, Daniel (19 December 2019). "30 Die Hard Facts You May Not Know About The Christmas Classic". Radio Times. 2020ねん12月23にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん12月23にち閲覧えつらん
  52. ^ a b c d e f Failes, Ian (13 August 2018). "The Science Project That Resulted In 'Die Hard's Most Killer Stunt". Thrillist. 2019ねん10がつ23にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ12にち閲覧えつらん
  53. ^ a b Mottram & Cohen 2018, p. 95.
  54. ^ a b c d Harmetz, Aljean (6 September 1988). "A Blockbuster Summer Of Blockbusters". The New York Times. 2018ねん7がつ29にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  55. ^ a b c d e Broeske, Pat H. (17 July 1988). "High-Rising Career". Los Angeles Times. 2020ねん6がつ8にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  56. ^ WillisteinD 1988, p. 50 D.
  57. ^ ""Die Hard" Los Angeles Premiere – July 12, 1988". Getty Images. 12 July 1988. 2013ねん10がつ23にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2013ねん7がつ7にち閲覧えつらん
  58. ^ “Fox Pushing 'Hard' Bow Back 2 Weeks”. Daily Variety: 1. (May 14, 1990). 
  59. ^ Harmetz, Aljean (15 August 1988). "'Last Temptation' Sets A Record As Pickets Decline". The New York Times. 2020ねん6がつ7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  60. ^ Voland, John (19 July 1988). "Weekend Box Office : Audiences Make Eastwood's Weekend". Los Angeles Times. 2020ねん6がつ8にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  61. ^ "Weekend Domestic Chart For July 22, 1988". The Numbers. 2020ねん6がつ7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ9にち閲覧えつらん
  62. ^ "Weekend Domestic Chart For July 29, 1988". The Numbers. 2020ねん6がつ7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ9にち閲覧えつらん
  63. ^ a b Die Hard (1988) – Box Office”. The Numbers. June 7, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 9, 2020閲覧えつらん
  64. ^ a b Die Hard (1988) – Summary”. The Numbers. June 7, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 9, 2020閲覧えつらん
  65. ^ a b c "1988 Worldwide Box Office". Box Office Mojo. 2020ねん6がつ7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ9にち閲覧えつらん
  66. ^ Top 1988 Movies At The Domestic Box Office”. The Numbers. April 19, 2019てんのオリジナルよりアーカイブJune 9, 2020閲覧えつらん
  67. ^ Top 1988 Movies At The Worldwide Box Office”. The Numbers. April 19, 2019てんのオリジナルよりアーカイブJune 9, 2020閲覧えつらん
  68. ^ Groves 1989, p. 11.
  69. ^ a b Easton, Nina J. (1 September 1988). "Summer Box Office Heats Up : Despite Higher Ticket Prices, Biggest-Grossing Season Since '84 Seen". Los Angeles Times. 2020ねん6がつ8にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  70. ^ Harmetz, Aljean (17 January 1989). "Funny Meant Money At The Movies In 1988". The New York Times. 2020ねん6がつ7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  71. ^ Benson, Sheila (14 August 1988). "Drinking, Sexism And Box Office Woes". Los Angeles Times. 2020ねん6がつ25にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  72. ^ McClintock, Pamela (August 19, 2011). “Why CinemaScore Matters for Box Office”. The Hollywood Reporter. July 19, 2021てんのオリジナルよりアーカイブJuly 19, 2021閲覧えつらん
  73. ^ a b c d e f g Thomas, Kevin (15 July 1988). "Movie Reviews : 'Die Hard' A Slick Flick for Bruce Willis". Los Angeles Times. 2020ねん6がつ5にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  74. ^ a b c d e f g h i Kehr, Dave (15 July 1988). "Sleek 'Die Hard' Tools Action Film To Perfection". Chicago Tribune. 2020ねん6がつ25にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  75. ^ a b c d e Canby, Vincent (31 July 1988). "Film View; 'Die Hard' Calls To The Kidult". The New York Times. 2020ねん6がつ7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  76. ^ a b c Ebert, Roger (15 July 1988). "Die Hard". RogerEbert.com. 2020ねん6がつ9にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  77. ^ a b Howe, Desson (15 July 1988). "Die Hard". The Washington Post. 2019ねん7がつ9にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  78. ^ a b c d e f g h i Hinson, Hal (15 July 1988). "Die Hard". The Washington Post. 2020ねん6がつ14にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  79. ^ Mills 1988, p. 5; Denerstein 1988, p. 16; Ryan 1988, p. 51; WillisteinD2 1988, p. 51 D2; Andrews 1988, p. 3
  80. ^ a b c Mills 1988, p. 5.
  81. ^ a b c d Huffhines 1988, p. 22.
  82. ^ a b c d e Cidoni 1988, p. 3D.
  83. ^ Denerstein 1988, p. 16; Ryan 1988, p. 51; WillisteinD2 1988, p. 51 D2; Cidoni 1988, p. 3D; Lawson 1988, p. 32 8C; Boyar 1988, pp. 47, 51
  84. ^ Andrews 1988, p. 3.
  85. ^ Die Hard”. Variety (January 1, 1988). June 13, 2007てんのオリジナルよりアーカイブJune 25, 2020閲覧えつらん
  86. ^ Ryan 1988, p. 51.
  87. ^ Boyar 1988, pp. 47, 51.
  88. ^ a b c d e Schickel, Richard. "Cinema: Is There Life In Shoot-To-Thrill?". Time. 2009ねん12月13にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  89. ^ Ringel 1988, p. 189, 195, 195.
  90. ^ a b James, Caryn (15 July 1988). "'Die Hard' (1988) Review". The New York Times. 2019ねん1がつ3にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  91. ^ Lawson 1988, p. 32 8C.
  92. ^ a b WillisteinD2 1988, p. 51 D2.
  93. ^ Harmetz, Aljean (12 August 1988). "7,500 Picket Universal Over Movie About Jesus". The New York Times. 2020ねん6がつ7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  94. ^ The 61st Academy Awards (1989) Nominees And Winners”. Academy of Motion Picture Arts and Sciences. July 6, 2011てんのオリジナルよりアーカイブOctober 16, 2011閲覧えつらん
  95. ^ "BMI Mourns Loss Of Composer Michael Kamen". Broadcast Music, Inc. 18 November 2003. 2013ねん12月9にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2013ねん7がつ8にち閲覧えつらん
  96. ^ Kellerman, Stewart. "Home Video/New Releases". The New York Times. 2020ねん6がつ7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  97. ^ a b Hunt, Dennis (23 March 1989). "'Die Hard' Refuses To Die". Los Angeles Times. 2020ねん6がつ9にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ9にち閲覧えつらん
  98. ^ Hunt, Dennis (9 February 1989). "Tough Guys Come Home". Los Angeles Times. 2020ねん6がつ9にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ9にち閲覧えつらん
  99. ^ Hunt, Dennis (16 February 1989). "Renters Go For the Gore". Los Angeles Times. 2020ねん6がつ9にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ9にち閲覧えつらん
  100. ^ Maslin, Janet (5 March 1989). "Film View; Mysteries Of Cassette Love". The New York Times. 2020ねん6がつ7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  101. ^ Hunt, Dennis (30 March 1989). "'Die Hard' Bows To 'Wanda'". Los Angeles Times. 2020ねん6がつ9にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ9にち閲覧えつらん
  102. ^ Rental Champs: Rate of return”. Variety (December 15, 1997). June 7, 2019てんのオリジナルよりアーカイブApril 29, 2020閲覧えつらん
  103. ^ Christiansen, Richard (17 April 1999). "'Antz' Edition Offers Excellent Extras". Chicago Tribune. 2020ねん6がつ24にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ24にち閲覧えつらん
  104. ^ Pristin, Terry (7 January 2000). "DVD Takes A Big Step In Competition With VHS". The New York Times. 2019ねん10がつ26にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ24にち閲覧えつらん
  105. ^ Nunziata, Nick (10 July 2001). "Die Hard: SE (5 Star Series)". IGN. 2020ねん6がつ24にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ24にち閲覧えつらん
  106. ^ "Die Hard Special Edition DVD (1988)". BBC Online. 2017ねん12月8にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん11月16にち閲覧えつらん
  107. ^ Drawbaugh, Ben (19 November 2007). "HD DVD And Blu-ray Releases On November 20th, 2007". Engadget. 2020ねん6がつ24にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ24にち閲覧えつらん
  108. ^ Tallerico, Brian (6 November 2015). "Blu-ray Review: "Die Hard: The Nakatomi Plaza Collection"". RogerEbert.com. 2020ねん6がつ9にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ24にち閲覧えつらん
  109. ^ "'Die Hard' Gets Remastered In 4K for 30th Anniversary". Sound & Vision. 30 April 2018. 2020ねん6がつ24にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ24にち閲覧えつらん
  110. ^ a b c Treese, Tyler (1 January 2019). "Diving Into Die Hard's Many Game Adaptations". GameRevolution. 2020ねん6がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  111. ^ Bohn, Jason (19 December 2016). "Lowered Expectations: Die Hard (NES)". Hardcore Gamer. 2020ねん6がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  112. ^ a b Smith, Ed (16 September 2016). "Twenty Years Later, 'Die Hard Trilogy' Shows Us How Video Games Can 'Do Movies' Right". Vice. 2020ねん6がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  113. ^ Carroll, Martyn (25 October 2011). "Retrospective: Die Hard Trilogy". Eurogamer. 2020ねん6がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  114. ^ a b Rezaee, Stan (23 June 2013). "Yippee Ki-Yay: The legacy Of Die Hard games". VentureBeat. 2020ねん6がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  115. ^ Pierce-Bohen, Kayleena (April 21, 2019). “10 Gifts For Fans Of Die Hard”. Screen Rant. May 29, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 17, 2020閲覧えつらん
  116. ^ Evry, Max (12 October 2018). "Exclusive Pages From Die Hard: The Ultimate Visual History". Coming Soon. 2020ねん6がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  117. ^ Hall, Charlie (19 March 2019). "They're Making A Die Hard Board Game". Polygon. 2020ねん6がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  118. ^ Nelson, Samantha (13 December 2019). "Christmas Comes Early With The Festive, Bloody Die Hard: The Nakatomi Heist". The A.V. Club. 2020ねん3がつ7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん11月16にち閲覧えつらん
  119. ^ ふじ商事しょうじWEBサイト.
  120. ^ a b c d e f g h i j k Brody, Richard (3 August 2017). "Eighties Action Movies I've Never Seen: "Die Hard"'s Culture Of Violence". The New Yorker. 2019ねん10がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ10日とおか閲覧えつらん
  121. ^ Boon 2005.
  122. ^ Brown 1996, p. 63–64.
  123. ^ a b Abele 2002, p. 449.
  124. ^ Sandell 1996, pp. 28–29.
  125. ^ a b c d e f Parshall 1991.
  126. ^ a b Lucas 1996, p. 52.
  127. ^ Abele 2002, p. 448.
  128. ^ Chang, Justin; Olsen, Mark (16 July 2020). "Has 'Back to the Future' Aged Well? Our Critics Take A Closer Look At A Summer Fave". Los Angeles Times. 2020ねん9がつ30にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん9がつ30にち閲覧えつらん
  129. ^ a b Crowe 2011, p. 15–16.
  130. ^ a b c d e f g Tobias, Scott (July 12, 2018). “Die Hard At 30: How It Remains The Quintessential American Action Movie”. The Guardian. May 2, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 12, 2020閲覧えつらん
  131. ^ a b c Payne 2017, p. 109.
  132. ^ Lanzagorta, Marco (25 March 2008). "The Perfect Lean, Mean, Macho Machine". PopMatters. 2019ねん10がつ1にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ27にち閲覧えつらん
  133. ^ a b Shivers 1995, p. 16.
  134. ^ a b c d e f g h Breihan, Tom (4 November 2016). "Die Hard Humanized (And Perfected) The Action Movie". The A.V. Club. 2019ねん11月27にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ11にち閲覧えつらん
  135. ^ Ayers 2008, p. 53.
  136. ^ Cieply, Michael (16 November 1988). "The Big Squeeze : New Movie Economics Bring Good Times For 'The Business,' Bad Times For Hollywood". Los Angeles Times. 2020ねん6がつ8にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  137. ^ Van Gelder, Lawrence (17 March 1989). "At the Movies". The New York Times. 2020ねん6がつ7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  138. ^ Lewis, Andy (26 September 2013). "Inside Ronald Reagan's Century City 'Die Hard' Office". The Hollywood Reporter. 2020ねん5がつ2にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ12にち閲覧えつらん
  139. ^ a b Yasharoff, Hannah (December 15, 2019). “30 Pop-Culture References That Prove 'Die Hard' Is As Awesome As Ever, 30 Years Later”. USA Today. June 18, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 18, 2020閲覧えつらん
  140. ^ Kreps, Daniel (13 December 2017). "'Die Hard,' 'Titanic,' 'Goonies' Added To National Film Registry". Rolling Stone. 2020ねん3がつ13にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ11にち閲覧えつらん
  141. ^ "2017 National Film Registry Is More Than A 'Field of Dreams'". Library of Congress. 13 December 2017. 2017ねん12月13にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2017ねん12月13にち閲覧えつらん
  142. ^ Crawford, Amy (July 1, 2007). “Die Hard Donation”. Smithsonian. September 9, 2012てんオリジナルよりアーカイブ。September 10, 2010閲覧えつらん
  143. ^ Pearson, Ben (13 July 2018). "11 Modern Filmmakers Explain How 'Die Hard' Influenced Them [Updated]". /Film. 2020ねん4がつ26にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ27にち閲覧えつらん
  144. ^ Barry Jenkins Was Inspired To Direct After Watching Die Hard”. The List (May 16, 2020). June 18, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 18, 2020閲覧えつらん
  145. ^ Bird, Brad (14 February 2013). "Why the OG 'Die Hard' Still Rules". Rolling Stone. 2020ねん11月12にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん11月16にち閲覧えつらん
  146. ^ Fowler, Matt (18 April 2020). "James Gunn Recommends 54 Action Movies To Cure The Quarantine Blues". IGN. 2020ねん6がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  147. ^ Cohen, Lawrence (February 7, 1993). “National Lampoon's Loaded Weapon 1”. Variety. June 23, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 23, 2020閲覧えつらん
  148. ^ Frymorgen, Tomasz (28 November 2017). "People Are Claiming Die Hard Is A Christmas Film And It's Tearing The Internet Apart". BBC Online. 2017ねん12月24にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ14にち閲覧えつらん
  149. ^ Chin, Falice. "Why Die Hard Is The Ultimate Christmas movie – Despite Naysayers". Canadian Broadcasting Corporation. 2017ねん12月26にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ14にち閲覧えつらん
  150. ^ Do You Consider A Movie That Takes Place At Christmas Time, But Is Not About Christmas Itself, To Be A Christmas Movie?”. YouGov (December 4, 2017). June 14, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 14, 2020閲覧えつらん
  151. ^ Loughrey, Clarisse (December 5, 2017). “YouGov Poll Claims Die Hard Isn't A Christmas Film”. The Independent. May 2, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 14, 2020閲覧えつらん
  152. ^ Piacenza, Joanna (4 December 2018). "No, 'Die Hard' Isn't A Christmas Movie, Most People Say". Morning Consult. 2021ねん1がつ27にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2021ねん4がつ4にち閲覧えつらん
  153. ^ O'Connor, Roisin (December 25, 2017). “Die Hard Screenwriter Says It Is A Christmas Movie: 'A Woman About To Give Birth Features Prominently'”. The Independent. December 25, 2017てんのオリジナルよりアーカイブJune 14, 2020閲覧えつらん
  154. ^ Miller, Mike (15 July 2018). "Bruce Willis Declares 'Die Hard Is Not A Christmas Movie'". Entertainment Weekly. 2020ねん5がつ2にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ14にち閲覧えつらん
  155. ^ a b Rosenberg, Eli; Horton, Alex (25 December 2017). "'Die Hard' Isn't Just A Christmas Movie – It's The Best Ever, According To Its Hollywood Distributor". The Washington Post. 2020ねん2がつ18にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ14にち閲覧えつらん
  156. ^ Ling, Thomas (6 December 2019). "Die Hard Christmas Debate Is Over As Super-festive Official Trailer Reminds Us It's "The Greatest Christmas Story Ever Told"". Radio Times. 2020ねん1がつ6にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ14にち閲覧えつらん
  157. ^ Tures, John A. (24 December 2018). "Why You Should Watch 'Die Hard' This Holiday Season—Even If You Don't Think It's A Christmas Film". The New York Observer. 2019ねん11月8にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ14にち閲覧えつらん
  158. ^ a b "The 500 Greatest Movies Of All Time". Empire. 3 October 2008. 2015ねん11月4にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  159. ^ a b Fowler, Matt (9 January 2012). "The Top 25 Action Movies". IGN. 2016ねん12月21にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  160. ^ a b ""Die Hard" Tops Magazine List Of Best Action Films". Reuters. 15 June 2007. 2009ねん7がつ15にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2017ねん7がつ1にち閲覧えつらん
  161. ^ Spiegel, Josh (14 July 2018). "Why 'Skyscraper' Couldn't Match 'Die Hard'". The Hollywood Reporter. 2018ねん7がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2021ねん4がつ4にち閲覧えつらん
  162. ^ Thrift, Matthew (2 July 2015). "10 Best Action Movies". British Film Institute. 2019ねん10がつ31にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ22にち閲覧えつらん
  163. ^ Tartaglione, Nancy; Ramos, Dino-Ray (3 September 2018). "'Die Hard' Origins Story Now Titled 'McClane'". Deadline Hollywood. 2020ねん12月3にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2021ねん4がつ5にち閲覧えつらん
  164. ^ Schneider 2013.
  165. ^ Die Hard (1988)”. Rotten Tomatoes. December 21, 2017てんのオリジナルよりアーカイブJune 5, 2021閲覧えつらん
  166. ^ Die Hard”. Metacritic. September 21, 2010てんのオリジナルよりアーカイブJuly 7, 2013閲覧えつらん
  167. ^ Greene, Andy (14 January 2015). "Readers' Poll: The 10 Best Action Movies Of All Time". Rolling Stone. 2020ねん6がつ22にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ22にち閲覧えつらん
  168. ^ "The 100 Greatest Movies". Empire. 20 March 2018. 2018ねん10がつ13にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  169. ^ AFI's 100 Years...100 Thrills”. American Film Institute. March 28, 2014てんオリジナルよりアーカイブ。June 15, 2014閲覧えつらん
  170. ^ "Hollywood's 100 Favorite Films". The Hollywood Reporter. 25 June 2014. 2017ねん10がつ20日はつか時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2019ねん7がつ5にち閲覧えつらん
  171. ^ AFI's 100 Years...100 Heroes And Villains”. American Film Institute. March 28, 2014てんのオリジナルよりアーカイブJune 29, 2020閲覧えつらん
  172. ^ "The 100 Greatest Movie Characters – 12. John McClane". Empire. 2012ねん1がつ19にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  173. ^ The 60 Best Action Movies”. Empire (October 1, 2016). November 23, 2018てんのオリジナルよりアーカイブJune 22, 2020閲覧えつらん
  174. ^ Rothkopf, Joshua; Huddleston, Tom (5 April 2019). "The 101 Best Action Movies Ever Made". Time Out. 2020ねん4がつ18にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ22にち閲覧えつらん
  175. ^ "The 25 Best Action And War Films Of All Time: The Full List". The Guardian. 19 October 2010. 2016ねん5がつ7にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ22にち閲覧えつらん
  176. ^ These Are The 20 Best Action Movies Ever Made”. Men's Health (February 22, 2019). April 22, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 22, 2020閲覧えつらん
  177. ^ The Best Action Movies Of All Time”. Complex (July 17, 2019). May 19, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 22, 2020閲覧えつらん
  178. ^ Carey, Emma (10 June 2020). "The Best Action Movies Of All Time Are a Direct Burst of Adrenaline". Esquire. 2020ねん6がつ19にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ22にち閲覧えつらん
  179. ^ Fletcher, Harry (10 January 2018). "The Best Action Movies Of All Time: From Die Hard To Con Air". Evening Standard. 2018ねん1がつ10日とおか時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ22にち閲覧えつらん
  180. ^ "The 30 Best Christmas Movies Ever". Empire. December 2010. 2012ねん1がつ20日はつか時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  181. ^ "Today's Special: Best Christmas Movies of All Time (Updated!)". San Francisco Chronicle. 2014ねん12月20にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  182. ^ Nashawaty, Chris (26 December 2011). "20 Top Christmas Movies Ever". Entertainment Weekly. 2014ねん12月20にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2014ねん12がつ20日はつか閲覧えつらん
  183. ^ Couch, Aaron; Nordyke, Kimberly; Ford, Rebecca (21 December 2016). "Ho Ho Hollywood! Tinseltown's 30 Best Christmas-Themed Movies". The Hollywood Reporter. 2015ねん2がつ6にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  184. ^ Reynolds, Simon (19 December 2011). "Muppet Christmas Carol Tops Digital Spy Favourite Christmas Film Poll". Digital Spy. 2012ねん1がつ8にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2011ねん12月24にち閲覧えつらん
  185. ^ Child, Ben (29 November 2011). "It's A Wonderful Life Tops Favourite Christmas Film Poll". The Guardian. 2017ねん2がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  186. ^ a b c d e f Lambie, Ryan (1 December 2019). "The Strange History Of The Die Hard Movies". Den of Geek. 2020ねん4がつ23にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  187. ^ Oakley, Mark (26 December 2019). "Looking back At Die Hard 2". Den of Geek. 2020ねん6がつ21にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ21にち閲覧えつらん
  188. ^ a b Wells, Jeffrey (1 November 1992). "Off-Centerpiece : 'Die Hard 3' Blown Out Of The Water By 'Siege'". Los Angeles Times. 2019ねん3がつ23にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ21にち閲覧えつらん
  189. ^ a b Brewer, Simon (19 December 2016). "Ranking The Die Hard Movies". Den of Geek. 2020ねん6がつ19にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  190. ^ a b c Wojnar, Zak (18 April 2020). "The Strange History Of The Die Hard Movies". Screen Rant. 2020ねん4がつ25にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  191. ^ a b Brew, Simon (2 February 2017). "How A Good Day To Die Hard Left The Franchise In Limbo". Den of Geek. 2020ねん4がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ21にち閲覧えつらん
  192. ^ A Good Day To Die Hard”. Box Office Mojo. February 9, 2021てんのオリジナルよりアーカイブMarch 3, 2021閲覧えつらん
  193. ^ "A Good Day to Die Hard (2013)". Rotten Tomatoes. 2013ねん4がつ11にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2019ねん6がつ11にち閲覧えつらん
  194. ^ 「ダイ・ハード」シリーズの前日ぜんじつたん映画えいが『McClane』が正式せいしきにキャンセル 前日ぜんじつたん映画えいがはポシャった
  195. ^ All Die Hard Movies, Ranked By Tomatometer”. Rotten Tomatoes. June 17, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 17, 2020閲覧えつらん
  196. ^ Schager, Nick (26 June 2013). "The Undying Influence Of Die Hard". Esquire. 2020ねん6がつ17にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  197. ^ Klimek, Chris (February 14, 2013). “A Die-Hard's Guide To 'Die Hard': 25 Years Of Sweat, Dirt And Blowing Stuff Up”. NPR. June 17, 2020てんのオリジナルよりアーカイブJune 17, 2020閲覧えつらん
  198. ^ Sciretta, Peter (28 May 2009). "Die Hard: Year One – John McClane Prequel Developed As A Comic Book Series". /Film. 2013ねん2がつ2にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ21にち閲覧えつらん
  199. ^ Squires, John (29 November 2018). "Gruesome New Graphic Novel 'A Million Ways to Die Hard' Pits John McClane Against A Serial Killer Obsessed With Movies". Bloody Disgusting. 2020ねん6がつ21にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ21にち閲覧えつらん
  200. ^ ダイ・ハード|【スターチャンネル】映画えいが海外かいがいドラマの放送ほうそう配信はいしんサービス”. スターチャンネル. 2023ねん4がつ25にち閲覧えつらん
  201. ^ a b c ダイ・ハード[吹]日曜にちよう洋画ようが劇場げきじょう 追録ついろくノーカットばん|【スターチャンネル】映画えいが海外かいがいドラマの放送ほうそう配信はいしんサービス”. スターチャンネル. 2023ねん4がつ25にち閲覧えつらん
  202. ^ ダイ・ハード[吹]ゴールデン洋画ようが劇場げきじょうばん|【スターチャンネル】映画えいが海外かいがいドラマの放送ほうそう配信はいしんサービス”. スターチャンネル. 2023ねん4がつ25にち閲覧えつらん
  203. ^ a b ダイ・ハード[吹]機内きない上映じょうえいばん|【スターチャンネル】映画えいが海外かいがいドラマの放送ほうそう配信はいしんサービス”. スターチャンネル. 2023ねん4がつ25にち閲覧えつらん
  204. ^ a b c ダイ・ハード[吹]機内きない上映じょうえいばん 追録ついろくノーカットばん|【スターチャンネル】映画えいが海外かいがいドラマの放送ほうそう配信はいしんサービス”. スターチャンネル. 2023ねん8がつ25にち閲覧えつらん
  205. ^ げきレア地上波ちじょうは吹替ばん放送ほうそう 『ダイ・ハード』機内きない上映じょうえい追録ついろくノーカット、錦織にしきおり一清かずきよばん栄光えいこう彼方かなたに』など”. ORICON NEWS. 2023ねん9がつ22にち閲覧えつらん
  206. ^ 「ダイ・ハード」“機内きない上映じょうえい吹替”に追加ついか録音ろくおんしたノーカットばんをTVはつ放送ほうそう”. 映画えいがナタリー. 2023ねん9がつ22にち閲覧えつらん
  207. ^ 最強さいきょうシネマ特別とくべつ企画きかく「ダイ・ハード」:新着しんちゃく情報じょうほう+ : テレビ東京てれびとうきょう”. www.tv-tokyo.co.jp. 2023ねん4がつ25にち閲覧えつらん
  208. ^ 日曜にちよう洋画ようが劇場げきじょう 2011/10/09(日)にち21:00 の放送ほうそう内容ないよう ページ1”. TVでたぞう. 2023ねん4がつ25にち閲覧えつらん
  209. ^ アーカイブ一覧いちらん|TBSテレビ:水曜すいようプレミア”. www.tbs.co.jp. TBS. 2023ねん4がつ25にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

外部がいぶリンク