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トヨタ・マークXジオ - Wikipedia

トヨタ・マークXジオ

トヨタ自動車とよたじどうしゃのステーションワゴンがた乗用車じょうようしゃ
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マークXジオ(マークエックス ジオ、MARK X ZiO)は、トヨタ自動車とよたじどうしゃがかつて販売はんばい製造せいぞうしていたステーションワゴンかた乗用車じょうようしゃである。

トヨタ・マークXジオ
ANA1#/GGA10がた
前期ぜんきがた
後期こうきがた フロント(エアリアル)
後期こうきがた リア(エアリアル)
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん愛知あいちけん大府おおぶ
販売はんばい期間きかん 2007ねん9月 - 2013ねん12月[1]
設計せっけい統括とうかつ 杵築きつきくにあきら
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5 / 6 / 7にん
ボディタイプ

5ドア ステーションワゴン (5にんり)

5ドア ミニバン (6にんり/7にんり)
駆動くどう方式ほうしき FF
4WD(2.4Lのみ)
プラットフォーム トヨタ・しんMCプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 2AZ-FEかた 2.4L ちょく4 DOHC
2GR-FEかた 3.5L V6 DOHC
変速へんそく 2.4L:CVT
3.5L:6そくAT
まえ まえ:ストラット
:ダブルウィッシュボーン
のち まえ:ストラット
:ダブルウィッシュボーン
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,780mm
全長ぜんちょう 4,695 - 4,705mm
全幅ぜんぷく 1,785mm
ぜんこう 1,550mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,570 - 1,660kg
その
横滑よこすべ防止ぼうし機構きこう 全車ぜんしゃ標準ひょうじゅん装備そうび
販売はんばい期間きかんちゅう新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけい 5まん2190だい[2]
系譜けいふ
先代せんだい トヨタ・マークIIブリット
後継こうけい トヨタ・プリウスαあるふぁ
トヨタ・エスクァイア
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概要がいよう 編集へんしゅう

2005ねん東京とうきょうモーターショーにて発表はっぴょうされたコンセプトカーFSC(フレキシブル・サルーン・コンセプト)」を市販しはんしたもので、2007ねん9月26にち発売はつばいされた。マークIIブリット後継こうけい車種しゃしゅにあたる。月間げっかん販売はんばい目標もくひょう台数だいすうは4,000だい生産せいさん豊田自動織機とよたじどうしょっき長草ながくさ工場こうじょう担当たんとうする。

ミニバンステーションワゴン中間ちゅうかん位置いちするが、当初とうしょ、トヨタ公式こうしきサイトのカーラインナップではしんコンセプト」としてあつかわれていた。のちにワゴンあつかいとなったが、あくまでもミニバンとはされていなかった。

マークX」を名乗なのるモデルではあるが、Nプラットフォーム採用さいようしたFRのマークXセダンとはことなり、マークXジオはしんMCプラットフォーム採用さいよう[3]したFFであり[4]くるまめいのぞいてマークXとの共通きょうつうてん皆無かいむである。2WDくるまぜんこうが1,550mmのため、タワーパーキングへの入庫にゅうこ可能かのうである。

登場とうじょうトヨペットてん取扱とりあつかい車種しゃしゅには、どうクラスのイプサムがあったが、とく車種しゃしゅ整理せいりおこなうこともなくマークXジオの登場とうじょうも2009ねんまつまで販売はんばい継続けいぞくされた。

「4+Free」というコンセプトのもと、独立どくりつ4+セダンモード・ワゴンモード・ミニバンモードの3種類しゅるいのシートアレンジが可能かのう文字通もじどお独立どくりつ4(2れつが3にんがけのグレードもあった)が基本きほんのため、サードシートはあるものの、あくまでオケージョナル(エマージェンシー)シートてき存在そんざいである。なお、3れつ使用しようしないときはトノカバーおおかくすことも可能かのうである。

駆動くどう方式ほうしきにはFFと4WDがあるが、ブレイド同様どうよう、3.5Lくるまには4WDの設定せっていがない。

市場いちば投入とうにゅう最初さいしょの1ヶ月かげつあいだ月販げっぱん目標もくひょう台数だいすうの4,000だいえるやく5,117だいげ、2かげつも4,198だいげたため、自販連じはんれんのランキングでは同一どういつしゃめいなされるマークXが一時いちじてきにランキング上位じょういきゅう浮上ふじょうしたが、3かげつは1,649だい急落きゅうらくした。以降いこうこのみがハッキリかれるスタイリングや窮屈きゅうくつな3れつシートなど、見方みかたによっては中途半端ちゅうとはんぱなコンセプトがかたきとなり、またライバルのホンダ・オデッセイですらも販売はんばい不振ふしんとなるほど、このクラスの市場いちば縮小しゅくしょう傾向けいこうとなっており、販売はんばいてきには苦戦くせんいられた。

型式けいしき A1#かた(2007ねん-2013ねん 編集へんしゅう

2008ねん8がつ18にち、「240F」ならびに「240G」をベースにフロントグリル、プロジェクターしきディスチャージヘッドランプリアコンビネーションランプ、フロント&リアエンブレムとうにブラックパール調ちょうかざりほどこしたほか、ドアミラー一体いったいがたサイドターンランプやステアリングオーディオスイッチを装備そうびし、使用しようせい安全あんぜんせい向上こうじょう、また、ボディカラーは特別とくべつしょくの「ライトブルーマイカメタリック」をふくむ4しょく設定せっていした特別とくべつ仕様しようしゃ「ブラックパールリミテッド」を発売はつばい同時どうじに「240G」は従前じゅうぜんの6にんりにくわえ、7にんりも選択せんたく出来できるようになった。

2009ねん2がつ16にちせんようエアロパーツとブラックの専用せんようシート表皮ひょうひ採用さいようし、スポーティかん強調きょうちょうしたしんグレード「AERIAL(エアリアル)」を追加ついか[5](6にんりと7にんりが選択せんたく可能かのう)。また、既存きそんグレードを一部いちぶ改良かいりょう。「ブラックパールリミテッド」で装備そうびされていたドアミラー一体いったいがたサイドターンランプとステアリングオーディオスイッチがあらたに標準ひょうじゅん装備そうびされ、ボディカラーのしんいろとして「ブラックパールリミテッド」で先行せんこう設定せっていされた特別とくべつしょく「ライトブルーマイカメタリック」が追加ついかされた。

2009ねん12月16にち一部いちぶ改良かいりょう。2.4L・4WDしゃのエンジン、トランスミッションオルタネーター制御せいぎょ改良かいりょうにより、燃費ねんぴ向上こうじょう。これにより、「平成へいせい22年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん+15%」を達成たっせいし、すで適合てきごうされている2.4L・2WDしゃともに「環境かんきょう対応たいおうしゃ普及ふきゅう促進そくしん税制ぜいせい」に適合てきごうした。また、同時どうじ特別とくべつ仕様しようしゃ「240"E-Selection"」ならびに「エアリアル"V-Selection"」を発売はつばい前者ぜんしゃ標準ひょうじゅんグレードの「240」をベースに、16インチアルミホイールほんかわき4ほんスポークステアリングホイールとうくわえ、ブラックの専用せんようシート表皮ひょうひ特別とくべつ装備そうびし、よりスタイリッシュで上質じょうしつそと内装ないそうとした。後者こうしゃは「エアリアル」をベースに、ほんかわき&専用せんようシルバーかざりオーナメントづけシフトレバー&ノブ、専用せんようかざりインストルメントパネル・ドアスイッチベースを採用さいようしながらも、タイヤ・ホイールのサイズを18インチから16インチに変更へんこう(2WDしゃのみ)するなど装備そうび一部いちぶ厳選げんせんしたことで、ベースしゃよりも価格かかくおさえた。

2010ねん7がつ28にち一部いちぶ改良かいりょう。5にん仕様しようしんグレード「240"Five Style"」を追加ついか。サードシートをラゲージスペースに変更へんこうするとともに、床下ゆかしたのデッキボックス収納しゅうのう設定せっていし、ワゴンとしての使つか勝手がって向上こうじょうほんグレードは既存きそんの「240」にくらべて9まんえんやす価格かかく設定せっていとなっており、しん廉価れんかグレードに位置いちづけられている。また、2.4L・2WDしゃはエンジン・トランスミッション・オルタネーターとう制御せいぎょ改良かいりょうにより燃費ねんぴ向上こうじょうされ、「平成へいせい22年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん+25%」を達成たっせい。これにより、すで適合てきごうされている「環境かんきょう対応たいおうしゃ普及ふきゅう促進そくしん税制ぜいせい」における自動車じどうしゃ取得しゅとくぜい自動車じどうしゃ重量じゅうりょうぜい減税げんぜいがくがこれまでの50%から75%にげられた。

2011ねん2がつ14にち、マイナーチェンジ。アルミホイールやフロントグリルなどのデザイン変更へんこう、めっきかざりほどこしたリアモール、リヤコンビネーションレンズ下部かぶガーニッシュの採用さいようなど[6]でシャープで洗練せんれんされた外観がいかんとなり、「エアリアル」ではフロントグリルのよこ桟をほそくしたうえで3ほんから4ほん変更へんこうすることによりスポーティーさをした外観がいかんとなった。内装ないそうでは、シート表皮ひょうひ変更へんこうするとともに、「350G」はほんかわき+木目もくめ調ちょう4ほんまきステアリングホイールを、ぜんグレードのシフトレバーパネルとパワーウィンドウスイッチベースに木目もくめ調ちょうかざりほどこし、より上質じょうしつ室内しつない空間くうかん仕上しあげた。また、「エアリアル」から装備そうび見直みなおしたことで[7]価格かかくおさえた「エアリアル"Fパッケージ"」を新設しんせつするとともに、5にん仕様しようの「240"Five Style"」と「240G」も装備そうび内容ないよう見直みなお[8]により価格かかく[9]従来じゅうらい設定せっていされていた「240F」を廃止はいし。また、ウェルキャブの「助手じょしゅせきリフトアップシートしゃ"Aタイプ"・"Bタイプ"」には助手じょしゅせきSRSエアバッグとアクティブヘッドレストをあらたに標準ひょうじゅん装備そうびした。

2013ねん12月、生産せいさん販売はんばい終了しゅうりょう同時どうじ公式こうしきサイトも閉鎖へいさ

名前なまえ由来ゆらい 編集へんしゅう

  • 英語えいごで、いちだい様々さまざま空間くうかんつという意味いみの「Zone in One」からの造語ぞうご

販売はんばいてん 編集へんしゅう

脚注きゃくちゅう 編集へんしゅう

  1. ^ トヨタ自動車とよたじどうしゃ公式こうしきサイトない現在げんざい販売はんばいしていないクルマ マークXジオ」のページより
  2. ^ デアゴスティーニジャパン週刊しゅうかん日本にっぽん名車めいしゃだい68ごう7ページより。
  3. ^ 厳密げんみつにいえば、前部ぜんぶがブレイドよう流用りゅうようで、後部こうぶ新造しんぞう
  4. ^ 先々さきざきだいにあたるマークIIクオリスも、FRのマークIIセダンとはことなりFFであった。
  5. ^ かつて発売はつばいされていたカルディナ大型おおがたガラスサンルーフ仕様しよう同一どういつ名称めいしょう
  6. ^ エアリアルけい以外いがいはフロントバンパーのデザインも刷新さっしん。ボディカラーは「ダークブルーマイカ」「フロスティーグリーンマイカ」「ライトブルーマイカメタリック」がラインナップからち、「ダークスチールマイカ」がくわわったけい6しょくった。
  7. ^ 2WDのアルミホイールを18インチから16インチに、ステアリングとシフトノブをほん皮革ひかくからウレタンに、ディスチャージヘッドランプからハロゲンヘッドランプに変更へんこう、など。
  8. ^ 240Gは天井てんじょう大型おおがたイルミネーションからドームランプ+フロントパーソナルランプに、2WDのアルミホイールを18インチから16インチに変更へんこう。240"Five Style"はスマートエントリーからワイヤレスリモコンドアロックに変更へんこう
  9. ^ 「240"Five Style"」は2WDしゃで2まんえん、4WDしゃで4まんえん値下ねさげ、「240G」は2WDしゃで11まんえん、4WDしゃで5まんえん値下ねさげ。

関連かんれん項目こうもく 編集へんしゅう